監督:新藤兼人
出演
寺岡千穂:北原三枝
母・萩代:乙羽信子
祖母・宇多:村瀬幸子
寺岡千穂(10才の頃):二木てるみ
深瀬竜吉:三國連太郎
妹・聖子:明石淳子
高倉:金子信雄
高倉明吉:斎藤雄一
杉間:殿山泰司
邦子:坪内美詠子
盈子:広岡三栄子
下男:浜村純
ほか
【内容抜粋メモ】
萩代は10歳の娘・チホを探すが隠れている
ハギヨは人力車に乗って再婚先の高倉家へ行く
祖母:
見送らず悪い子じゃの
これからはしばらくおばばと2人きり
湖のほとりの小屋の老女オキチに食べ物を持っていくチホ
祖母:
わしは8つの時に母を失った
オキチは男を捨てたり、捨てられたりしてた
女は真っすぐに生きねばならん
お母さんは捨てられたのではない
お父さんが嫌いで戻ってきた
女は猫のように静かに歩くものと教えられて
ミャーオと鳴きマネをするチホ
祖母:お前は悪者になって牢屋に入れられるに決まっている
火事騒ぎ
*
チホもハギヨとともに人力車に乗って高倉家に入る
夫:今日からここの家の子だ
女中:
町の新聞はハギヨの駆け落ちを1週間も書いていた
まるで芝居を観ているようでした
チホが高倉の息子・明吉を叩いている
チホは叱られて、1人で書斎で本を読んでる
チホ:私はつまらん おばばさまの所へ行きとうなった
ハギヨは泣き出す
すっかり成長して学校でピアノを弾いているチホ
同級生の聖子は兄を迎えに行くのにチホを連れて行くが来なかった
聖子:魅力あるんだけどな
チホが帰ると叔母が夫の不倫でゲンカしてる
翌朝には仲直りしてる夫婦
指が痛いと病院に来るが医師は回診中で息子・竜吉が診る
レントゲンを撮って、ヒョウソウ?
リュウキチ:進行すると根から切り取らなきゃならない
すぐに麻酔を注射してメスを入れる(!
30分ほど液体に指を入れておくよう言う
再診に来て、痛みで泣くチホをからかう聖子
リュウキチ:ボクも気になって眠れなかった
チホ:残酷でなきゃこんな職業耐えられませんわね
聖子がいれた紅茶を飲まずに帰るチホ
(妙な間だな・・・
*
ハギヨは歌舞伎見物に出かける
チホ:お母さん、前よりキレイになった
唐突なシャワーシーン
この時代、髪乾かすのどうしてたんだろ?
聖子:ちっぺ、お兄さんに好意を持ったと思うな
チホは聖子と約束してたのを放って帰宅する
チホ:コーヒーおごってあげよう
日本家屋の喫茶店、いい雰囲気だな
ミョウキチ:みんなお前のこと不良だって言ってる
同じ店にリュウキチが来て、慌てて店を出るチホ
リュウキチがあとを追ってくる(コワイ、コワイ
リュウキチ:
あなた、ウソをつく人なんですか
僕は待ってたんですよ
チホ:私、何事も自分の好きなようにしたいんです
リュウキチ:今度の日曜、妹と3人で宮島行きませんか?
*
宮島口桟橋駅
聖子を連れずに1人で来たリュウキチ
リュウキチ:ボク、ウソつきです
木の影でキス
リュウキチ:
ボクはあなたと結婚する男です
初めて会った時から愛してしまった
チホ:私も
リュウキチ:
ボクたちの間にはこれから恐ろしいことが起きるかもしれない
どんなことがあっても一緒に行こう
(なぜこんな不穏な空気?
*
夏の休暇で実家に帰るチホ
入浴中に入ってきて背中を流すというハギヨ
お金が入らず、父は人が良くて困ると愚痴る
ハギヨ:まだ50なのにすっかり老いぼれて・・・
そうめん美味しそう
ハギヨ:残ってるのはこの家と裏の畑だけ
チホ宛てにリュウキチから速達が来て
夢中で読むのを気にするハギヨ
チホ:
あなた今、うち以外に誰も愛してる人ないかしら
自分のために人が不幸になるのを見るのはとってもイヤ
(こんなにワガママなのに?
リュウキチ:君を不幸にすることはないよ
結婚の許しを求める
リュウキチ:反対されてもよしません
叔父:親代わりだから責任がある
ハギヨ:
あんたにいい人なら苦情はない あんたを信用する
好きな人と結婚するのが一番いい
明吉:
僕たちは愛情の奪い合いっこをして育った
母はボクを置いて逃げてしまった
君のお母さんが来て、お父さんをとった
チホ:私の母は私を捨てて、あなたのお父さんの所に逃げた
ハギヨ:
私はお前のためにも、もう一度やり直そうとした
捨てたんじゃない
明吉:両方とも子どもから逃げだした
チホ:だから明吉さんを憎んだ
ハギヨ:
女はどんな苦労にもじっと耐えるだけ
一度つまづいたら、それでおしまい
チホ:私、もっと早く3人でこんな話がしたかった
(めでたい話なのに、なぜ、こんなにしんみり?
*
リュウキチ:今日からここが2人だけの家だ
チホ:寂しいの
泣き出して、お姫さま抱っこ
リュウキチ:
生まれた時から全部話してくれよ
みんな知りたいんだ
チホ:話さなくても、もうみんなあなたにあげたじゃないの
*
リュウキチは県病院に出勤し、元妻が会いに来る
リュウキチ:一切は弁護士を通してくれ
元妻:法律的には二重結婚ですよ
リュウキチ:別れようと言ったのは数年前
元妻:
あんたが逃げたから、仕方なく実家へ帰った
子どもを連れてどうして生きていく
女はただお金だけじゃ暮らせない
チホは夕飯をつくって待っている
リュウキチ:
ボクには別れなきゃならない女がいる
あの時、どうしても本当のことを言えなかった
1年前から別居して、子どももいる
チホ:
聖子のバカ! 無礼な奴 うそつき きちがい! お母さん!
近づいたら暴れる! 私、あなたを許さない!
*
実家に帰り号泣してるチホ
ハギヨ:
私は何も知らなくて嫁入りしたが、あの人には女がいた
それを知って、家に戻った
それがよかったか悪かったか今じゃもう分からん
チホ:別れます!
父はリュウキチをかばう(声が小さくて聞こえない
ハギヨ:
よく考えて 長い一生のことだから
チホには同じ道を歩かせとうない
チホはリュウキチからの手紙を読んで破る
リュウキチは雨の中、びしょぬれで家の外で待っている
リュウキチ:迎えに来た 東京行こう
チホは平手打ちして泣く
チホ:どこへでも行くわ!
東京行きの切符を買うリュウキチ
ハギヨ:チホ、よう考えんさい 行くならその人に会うてきんさい!
2人は元妻を訪ねる
小さい男の子が寝ている
元妻:
やっぱり別れたくない
チホさんのお母さんに頼んでつかあさい!
リュウキチ:オレは再出発するんだ!
チホ:子どものために別れちゃダメ 私のようになる!
チホは1人土手を走っていく
チホ:お母さん!
イヤな予感がしたが、このままジ・エンド
誰も救われない終わり方が多いのかな、この時代の邦画って
出演
寺岡千穂:北原三枝
母・萩代:乙羽信子
祖母・宇多:村瀬幸子
寺岡千穂(10才の頃):二木てるみ
深瀬竜吉:三國連太郎
妹・聖子:明石淳子
高倉:金子信雄
高倉明吉:斎藤雄一
杉間:殿山泰司
邦子:坪内美詠子
盈子:広岡三栄子
下男:浜村純
ほか
【内容抜粋メモ】
萩代は10歳の娘・チホを探すが隠れている
ハギヨは人力車に乗って再婚先の高倉家へ行く
祖母:
見送らず悪い子じゃの
これからはしばらくおばばと2人きり
湖のほとりの小屋の老女オキチに食べ物を持っていくチホ
祖母:
わしは8つの時に母を失った
オキチは男を捨てたり、捨てられたりしてた
女は真っすぐに生きねばならん
お母さんは捨てられたのではない
お父さんが嫌いで戻ってきた
女は猫のように静かに歩くものと教えられて
ミャーオと鳴きマネをするチホ
祖母:お前は悪者になって牢屋に入れられるに決まっている
火事騒ぎ
*
チホもハギヨとともに人力車に乗って高倉家に入る
夫:今日からここの家の子だ
女中:
町の新聞はハギヨの駆け落ちを1週間も書いていた
まるで芝居を観ているようでした
チホが高倉の息子・明吉を叩いている
チホは叱られて、1人で書斎で本を読んでる
チホ:私はつまらん おばばさまの所へ行きとうなった
ハギヨは泣き出す
すっかり成長して学校でピアノを弾いているチホ
同級生の聖子は兄を迎えに行くのにチホを連れて行くが来なかった
聖子:魅力あるんだけどな
チホが帰ると叔母が夫の不倫でゲンカしてる
翌朝には仲直りしてる夫婦
指が痛いと病院に来るが医師は回診中で息子・竜吉が診る
レントゲンを撮って、ヒョウソウ?
リュウキチ:進行すると根から切り取らなきゃならない
すぐに麻酔を注射してメスを入れる(!
30分ほど液体に指を入れておくよう言う
再診に来て、痛みで泣くチホをからかう聖子
リュウキチ:ボクも気になって眠れなかった
チホ:残酷でなきゃこんな職業耐えられませんわね
聖子がいれた紅茶を飲まずに帰るチホ
(妙な間だな・・・
*
ハギヨは歌舞伎見物に出かける
チホ:お母さん、前よりキレイになった
唐突なシャワーシーン
この時代、髪乾かすのどうしてたんだろ?
聖子:ちっぺ、お兄さんに好意を持ったと思うな
チホは聖子と約束してたのを放って帰宅する
チホ:コーヒーおごってあげよう
日本家屋の喫茶店、いい雰囲気だな
ミョウキチ:みんなお前のこと不良だって言ってる
同じ店にリュウキチが来て、慌てて店を出るチホ
リュウキチがあとを追ってくる(コワイ、コワイ
リュウキチ:
あなた、ウソをつく人なんですか
僕は待ってたんですよ
チホ:私、何事も自分の好きなようにしたいんです
リュウキチ:今度の日曜、妹と3人で宮島行きませんか?
*
宮島口桟橋駅
聖子を連れずに1人で来たリュウキチ
リュウキチ:ボク、ウソつきです
木の影でキス
リュウキチ:
ボクはあなたと結婚する男です
初めて会った時から愛してしまった
チホ:私も
リュウキチ:
ボクたちの間にはこれから恐ろしいことが起きるかもしれない
どんなことがあっても一緒に行こう
(なぜこんな不穏な空気?
*
夏の休暇で実家に帰るチホ
入浴中に入ってきて背中を流すというハギヨ
お金が入らず、父は人が良くて困ると愚痴る
ハギヨ:まだ50なのにすっかり老いぼれて・・・
そうめん美味しそう
ハギヨ:残ってるのはこの家と裏の畑だけ
チホ宛てにリュウキチから速達が来て
夢中で読むのを気にするハギヨ
チホ:
あなた今、うち以外に誰も愛してる人ないかしら
自分のために人が不幸になるのを見るのはとってもイヤ
(こんなにワガママなのに?
リュウキチ:君を不幸にすることはないよ
結婚の許しを求める
リュウキチ:反対されてもよしません
叔父:親代わりだから責任がある
ハギヨ:
あんたにいい人なら苦情はない あんたを信用する
好きな人と結婚するのが一番いい
明吉:
僕たちは愛情の奪い合いっこをして育った
母はボクを置いて逃げてしまった
君のお母さんが来て、お父さんをとった
チホ:私の母は私を捨てて、あなたのお父さんの所に逃げた
ハギヨ:
私はお前のためにも、もう一度やり直そうとした
捨てたんじゃない
明吉:両方とも子どもから逃げだした
チホ:だから明吉さんを憎んだ
ハギヨ:
女はどんな苦労にもじっと耐えるだけ
一度つまづいたら、それでおしまい
チホ:私、もっと早く3人でこんな話がしたかった
(めでたい話なのに、なぜ、こんなにしんみり?
*
リュウキチ:今日からここが2人だけの家だ
チホ:寂しいの
泣き出して、お姫さま抱っこ
リュウキチ:
生まれた時から全部話してくれよ
みんな知りたいんだ
チホ:話さなくても、もうみんなあなたにあげたじゃないの
*
リュウキチは県病院に出勤し、元妻が会いに来る
リュウキチ:一切は弁護士を通してくれ
元妻:法律的には二重結婚ですよ
リュウキチ:別れようと言ったのは数年前
元妻:
あんたが逃げたから、仕方なく実家へ帰った
子どもを連れてどうして生きていく
女はただお金だけじゃ暮らせない
チホは夕飯をつくって待っている
リュウキチ:
ボクには別れなきゃならない女がいる
あの時、どうしても本当のことを言えなかった
1年前から別居して、子どももいる
チホ:
聖子のバカ! 無礼な奴 うそつき きちがい! お母さん!
近づいたら暴れる! 私、あなたを許さない!
*
実家に帰り号泣してるチホ
ハギヨ:
私は何も知らなくて嫁入りしたが、あの人には女がいた
それを知って、家に戻った
それがよかったか悪かったか今じゃもう分からん
チホ:別れます!
父はリュウキチをかばう(声が小さくて聞こえない
ハギヨ:
よく考えて 長い一生のことだから
チホには同じ道を歩かせとうない
チホはリュウキチからの手紙を読んで破る
リュウキチは雨の中、びしょぬれで家の外で待っている
リュウキチ:迎えに来た 東京行こう
チホは平手打ちして泣く
チホ:どこへでも行くわ!
東京行きの切符を買うリュウキチ
ハギヨ:チホ、よう考えんさい 行くならその人に会うてきんさい!
2人は元妻を訪ねる
小さい男の子が寝ている
元妻:
やっぱり別れたくない
チホさんのお母さんに頼んでつかあさい!
リュウキチ:オレは再出発するんだ!
チホ:子どものために別れちゃダメ 私のようになる!
チホは1人土手を走っていく
チホ:お母さん!
イヤな予感がしたが、このままジ・エンド
誰も救われない終わり方が多いのかな、この時代の邦画って