■『ゴスフォード・パーク』 Gosford Park (2001) イギリス
監督:ロバート・アルトマン
出演:マギー・スミス、ヘレン・ミレン、マイケル・ガンボン、クリスティン・スコット・トーマス、クライヴ・オーウェン、ライアン・フィリップ、デレク・ジャコビ、チャールズ・ダンス、ジェレミー・ノーザム、アラン・ベイツ、エミリー・ワトソン、スティーヴン・フライ ほか
▼trailer
ロバート・アルトマンは群像劇が好きだな。群像劇ばっかり観てた時もあったけど、とにかく登場人物が多いから、
名前と顔、性格や人間関係を頭に入れるだけでも大変なのに、セリフが多いとなると、集中するために前のめりになって疲れる
ジェレミー・ノーザム出演作としてチェックしたけど、なんと!チャールズ・ダンスも出てる!!!彼にも一時期夢中になって漁って観てた。
どのみち2人とも大勢の中の1人だから、個人個人のセリフや出番は少なくて、ダンスに関しては本編でカットされたシーンも多くて残念
▼story
サー・ウィリアムは、家族・友人をゴスフォード・パークに招いて猟を兼ねたパーティを催す。
彼の金を目当てに貴族の男女はそれぞれ勝手な振る舞いをする一方で、階下では彼らの召使いたちが忙しく立ち働いていた。
猟でサー・ウィリアムは誰かの流れ弾に当たって、危うく耳を落とすやもしれないという事件が起こる。
その晩、何者かが忍び込み、サー・ウィリアムは死体で発見された。
警察がやって来て(スティーヴン・フライの登場がジャック・タチみたいw)、死体が毒殺された上、刺殺されていると分かる。
誰が犯人か?貴族らと召使いら1人1人に証言を聞くが・・・
ミステリーとしては、「一番意外な人物が犯人」てゆう法則で考えれば、なんとなく犯人像が分かってくるが、
それより、第一次大戦後の1930年代の英国貴族社会の風刺と、貴族の金や男女のスキャンダルと同時に展開される
彼らが連れて歩くそれぞれの付き人、メイドらの仕事ぶりや、生活がリアルに生き生きと描かれているのが面白い。
メイキングを見ると、当時実際その職にあったベテランを迎えて演技指導させただけあって、
プロの仕事の素晴らしさ、そして縛られた時間の間にも個性、遊び、秘密、誇りがあったことが垣間見れた。
アカデミー脚本賞ほか数々の賞を受賞したのも、そんな「階上」と「階下」の対比を見事に描いた故じゃないだろうか。
<映像特典>
・メイキング(20分)
・未公開シーン(20分)
・「ゴスフォード・パーク」本物へのこだわり(9分)
・スタッフ&キャストとの一問一答(25分)
・劇場予告編
・監督・脚本家による音声解説を収録
ちなみにジェレミー・ノーザムが演じたアイヴァー・ノヴェロは作品中唯一、実在の人物で、
ヒッチコックの『下宿人』に主演した俳優でもあり、作曲家、そして同性愛者とのこと。
この頃はそんなカミングアウトもされた時期みたい。
うっとりするような歌声は吹き替えだろうか?ピアノは兄の録音と、自分でも数曲弾いてるらしい!
観客を前にして、監督と出演者が並んでインタビューを受け、お客からの質問も受ける「一問一答」では、
アルトマンの人柄や、俳優を自由に動かせる手腕の秘訣などが語られていて興味深い。
役者をなりきらせて任せ、あらゆる方向からカメラを回して一斉に撮る独特のやり方で、
「脚本などにないアドリブやミスから生まれる偶然の中にこそ真実がある」てゆうのが持論なんだな。
ノーザムの茶目っ気のある素の顔も覗ける!
監督:ロバート・アルトマン
出演:マギー・スミス、ヘレン・ミレン、マイケル・ガンボン、クリスティン・スコット・トーマス、クライヴ・オーウェン、ライアン・フィリップ、デレク・ジャコビ、チャールズ・ダンス、ジェレミー・ノーザム、アラン・ベイツ、エミリー・ワトソン、スティーヴン・フライ ほか
▼trailer
ロバート・アルトマンは群像劇が好きだな。群像劇ばっかり観てた時もあったけど、とにかく登場人物が多いから、
名前と顔、性格や人間関係を頭に入れるだけでも大変なのに、セリフが多いとなると、集中するために前のめりになって疲れる
ジェレミー・ノーザム出演作としてチェックしたけど、なんと!チャールズ・ダンスも出てる!!!彼にも一時期夢中になって漁って観てた。
どのみち2人とも大勢の中の1人だから、個人個人のセリフや出番は少なくて、ダンスに関しては本編でカットされたシーンも多くて残念
▼story
サー・ウィリアムは、家族・友人をゴスフォード・パークに招いて猟を兼ねたパーティを催す。
彼の金を目当てに貴族の男女はそれぞれ勝手な振る舞いをする一方で、階下では彼らの召使いたちが忙しく立ち働いていた。
猟でサー・ウィリアムは誰かの流れ弾に当たって、危うく耳を落とすやもしれないという事件が起こる。
その晩、何者かが忍び込み、サー・ウィリアムは死体で発見された。
警察がやって来て(スティーヴン・フライの登場がジャック・タチみたいw)、死体が毒殺された上、刺殺されていると分かる。
誰が犯人か?貴族らと召使いら1人1人に証言を聞くが・・・
ミステリーとしては、「一番意外な人物が犯人」てゆう法則で考えれば、なんとなく犯人像が分かってくるが、
それより、第一次大戦後の1930年代の英国貴族社会の風刺と、貴族の金や男女のスキャンダルと同時に展開される
彼らが連れて歩くそれぞれの付き人、メイドらの仕事ぶりや、生活がリアルに生き生きと描かれているのが面白い。
メイキングを見ると、当時実際その職にあったベテランを迎えて演技指導させただけあって、
プロの仕事の素晴らしさ、そして縛られた時間の間にも個性、遊び、秘密、誇りがあったことが垣間見れた。
アカデミー脚本賞ほか数々の賞を受賞したのも、そんな「階上」と「階下」の対比を見事に描いた故じゃないだろうか。
<映像特典>
・メイキング(20分)
・未公開シーン(20分)
・「ゴスフォード・パーク」本物へのこだわり(9分)
・スタッフ&キャストとの一問一答(25分)
・劇場予告編
・監督・脚本家による音声解説を収録
ちなみにジェレミー・ノーザムが演じたアイヴァー・ノヴェロは作品中唯一、実在の人物で、
ヒッチコックの『下宿人』に主演した俳優でもあり、作曲家、そして同性愛者とのこと。
この頃はそんなカミングアウトもされた時期みたい。
うっとりするような歌声は吹き替えだろうか?ピアノは兄の録音と、自分でも数曲弾いてるらしい!
観客を前にして、監督と出演者が並んでインタビューを受け、お客からの質問も受ける「一問一答」では、
アルトマンの人柄や、俳優を自由に動かせる手腕の秘訣などが語られていて興味深い。
役者をなりきらせて任せ、あらゆる方向からカメラを回して一斉に撮る独特のやり方で、
「脚本などにないアドリブやミスから生まれる偶然の中にこそ真実がある」てゆうのが持論なんだな。
ノーザムの茶目っ気のある素の顔も覗ける!