アレルギー体質の私は、冬だけじゃない気もするが
冬の乾燥期はとくに体中が痒くなってツライ
とくに夜寝る前
寝ている間も知らずに掻いているらしく
いつの間にか体中が傷だらけになる
父もアレルギー体質で、下着に血がつくほど
かゆみ止めを塗ったり、飲み薬も一時しのぎにしかならない
下着や服を綿100%にしたり
締め付けのない下着、靴下にかえたり
洗剤もせっけん系にかえたけれども変化なし
この番組で部屋の湿度を保つとあったが
それでなくても冬は結露が酷くて
余計にカビが生えたり、ダニが心配になる/汗
保湿クリームも一時しのぎじゃないかなあ?
【内容抜粋メモ】
寒い冬
足のすね、背中のかゆみ
乾燥によるかゆみ
しっかり保湿してもあっちもこっちも痒くなってきて
全身に広がってしまうこともある
薬でなかなか治らない痒みもある
保湿だけでなく冬の肌を守るチョイスを紹介
●
日本気象協会が発表しているうるおい指数
10月~3月にかけて発表されている
気温や湿度のデータをもとに
地域ごとに0~100まで
数字が小さいほど肌が乾燥している
●
乾燥が引き起こす冬の痒みとは
佐々木さん(仮名)48歳:
20年前の冬、突然かゆみに襲われた
最初は背中と指先、足の末端
皮がむけそうな感じでした
かゆみの原因が乾燥だと思い
市販の保湿剤を使ったが全く効果なし
(私も指がああいう風に赤くなってる
次に疑ったのは
ダニ
畳にダニがいるのではないかと思い、徹底的に掃除した
布団もダニよけのカバーを使用した
掃除をマメにしてみたがかゆみはひかない
寝ている時についかきむしることがあった
(私もダニ避け使ってる
1年後
症状が改善しないため、近所の皮膚科を受診
処方されたのは炎症を抑え、痒みを鎮める効果がある
ステロイドの塗り薬
(私もこれをたくさん持ってる
欠かせないんだよね
一番強いのじゃなきゃ効かないし
改善しないどころか、赤みや痒みは首や顔にまで広がった
化粧もできず引きこもりがちになってしまった
知人の勧めで大学病院の皮膚科を受診
血液検査と問診の結果、
皮脂欠乏性湿疹と診断された
乾燥によって起こる代表的な冬のかゆみ
(こういう写真見るのすごく苦手/汗
皮脂欠乏性湿疹のしくみ
皮膚の一番外側にある角質層は
通常、皮脂に覆われて水分を保ち
外からの刺激を防ぐ働きをしています
しかし気温が低くなると皮脂が少なくなり
角質層内で水分を保つ働きをしている細胞間脂質も減少
皮膚が乾燥し、角質層が乱れ
外からの刺激も入り込みやすくなってしまう
さらに、かゆみを感じる神経線維が増えたり伸びたりするため
余計に刺激に敏感になり、かゆみを感じやすくなる
ステロイドに加えて、乾燥や痒みを鎮める
当帰芍薬散が処方された
さらに皮膚の防御機能を保つために
医師から指導されたことを続けたら
長年悩んだかゆみと赤みが半年で改善した
冬のかゆみに詳しい東邦大学医療センター・大森病院皮膚科臨床教授 関東裕美さん
皮膚の防御機能を守るポイント
1.
室内湿度は60%以上にする
特に高齢者
うるおいを与える湿度
部屋に湿度計を置くと調整しやすい
2.
洗いすぎない
(これも昔、皮膚科の医者に言われたから
せっけんでなるべくスポンジを使わずに洗っているけど
関東:
石鹸をしっかり泡立てることが大切
泡で洗うように指導している
泡が出てくるタイプのものを使うのもよい
刺激の少ない石鹸だと
なかなか泡が立たないということもあるので
泡立ちネットなどを利用するのも良い
泡を立てることで中の界面活性剤
あるいはいろんな
添加剤が入っているので
そういった洗浄剤が直接皮膚を削り取らない
水分量が失われることが少なくなる
(「しっとりうるおう」てウソじゃん/汗
洗うことは皮膚のバリア膜を取ってしまう
特に冬場、高齢者などは
皮膚が傷んでいる場合は
石けんの使用を避ける
部分的に手のひらと足の裏を丁寧に洗う
特にかゆいところは洗うのをやめましょうと指導している
そっとなでるように洗う
ボディタオルなどでついた傷に洗浄剤が入り込んで
痒みを誘発することもある
上から優しく流しても
小さな傷がついたところに洗浄剤が入り
お風呂から出た後、皮膚の中に染み込んだ洗浄剤が痒みを誘発する
シャワーの水圧を弱くするとダメージが少ない
皆さん強いシャワーが好き(冬は寒いしね
水圧の強いシャワーは、皮膚をこすっているのと同じ
湯船のお湯をさっとかけるのがいい
Q:
冬に塗っているボディクリームが取れていない気がして擦りたくなってしまう
それは泡でも取れますか?
関東:
人間は何のために汗や脂が出るかと言うと
自浄能力があるから
そうした能力を維持するためには
取らないでいることが大事
タモリ入浴法
石鹸を使わず、ぬるま湯でなでるようにして全身を洗う
数年前に評判になった
関東:大賛成です
皮膚の脂が出るところ
手のひら
足の裏
脇の下
股を洗う
●
石けんはどんなものが良いか?
通常は弱アルカリ性が多い
皮膚と同じ
弱酸性、低刺激性のものがおすすめ
「洗い過ぎないポイント」
泡で洗う
手で洗う
皮膚の脂が出るところを洗う
関東:
湯船につかることで皮膚の脂は溶けて浮いてくる
きちんと湯船に入って汚れを流せばいい
私が拝見するのは病的な方ばかりなので
40°以下のぬるま湯で、5分浸かることを勧めている(短くない?
汗をきちんと出すことを大事にしている
汗が出ると皮膚が健康になる
ポイント3.
風呂上がりはすぐ保湿剤を全身に塗る
保湿剤は治療に匹敵すると患者さんに言っている
タオルで優しく水気を取り、すぐに保湿剤を全身に塗る
裸でいるうちに広範囲に塗る
(保湿剤を塗っても痒いから信用しなくなったんだけど
保湿剤をすぐに塗った人と
1時間後に塗った人のデータを比べると
そんなに差異はないが
服を着てしまうと全身に塗れないので広範囲に塗る必要がある
保湿剤はかゆみを止める薬ではなく
かゆみを出さないために塗るスキンケア
それをやることでステロイドを使わなくても済むということがある
●
どんな保湿剤を選べばいい?
(ヴィーガンの方は食品のココナッツオイルを塗るって言ってたけど、まだ試していないな
たくさんある
病院で出すものだけではなく、好きな香り、使用感で選んで良い
(ヒアルロン酸とかあるなあ
しみないものを使うのがポイント
保湿剤でしみる場所は病的な場所
炎症を止めるための薬が必要
そこは病院からもらった治療薬を塗る必要があると察知するポイントにもなる
それぞれ保湿剤にも特徴があるので
塗る場所、皮膚のコンディション、年齢によって選ぶこと
保湿剤に含まれる成分と効果
「ワセリン」
いろんな外用薬の基礎になるもので、一番刺激が少ない
固くなった皮膚を除去するのに役に立つ
塗り心地は悪いけれども
刺激が少なく、病院でも処方される
尿素軟膏もよく使う
肘、かかと、ももの裏側など
ザラザラするようなところを平らにするのに効果がある
ワセリンと違って刺激になる方がいるので、顔への使用は避ける
お風呂上がりだけではなく、いつつけても良い
保湿剤自体は病気の重症度とか関係なく
使いやすくてしみない製品を選ぶこと
塗り方のポイント
手のひら2枚ぐらいの面積に指先1本分が目安
手が治らない方は
血液の循環が悪いために痒みが起きている場合もある
塗り薬で
ビタミン剤を出すこともある
マッサージ
肘あたりから血液の循環を良くする
末端から中枢へ→中枢から末端へマッサージをしながら塗り込む
炊事を3回したら3回やることで血行改善にもなる
良い皮膚ができて、治療薬を使う頻度が減るようになる
●
お風呂の温度は?
シャワーもそうですが40°以下が皮膚の防御機能の回復には適当
現実的には季節に応じて
リラックスするぬるめのお湯にゆっくり浸かって汗を出す
体調を整えて、毎日の洗い方、保湿の仕方が大事
皮脂欠乏性湿疹のメカニズム
正常な皮膚は、皮脂も角質層もしっかり防御機能が働いている
細菌もアレルゲンも溶かす力がある
冬に気温が低くなると、皮脂の分泌が落ちてしまう
皮脂膜は取れてしまうし
角質層も防御能力がなくなってしまう
アレルゲンもバイキンも入りやすくなり
かゆみを起こすような神経もどんどん伸びてかゆみにつながる
すね、肩甲骨
柔軟性が無くなり、ひび割れたり、かきむしってしまって
この方はあまり痒いとは言ってなかったが
ナイロンタオルでゴシゴシこすっていた
防御能力が落ちて、炎症反応が起きて
だんだんかゆみが強くなって病院に来た
(実家ではいまだに「垢すりで強く擦ると気持ちいい」とか言ってるもんなあ
●
どんな人がなりやすい?
今まで皮膚が丈夫だった方も
50代過ぎるとすねから始まることが多い
皮脂、角質層の細胞間脂質が低下するので
高齢になれば夏と冬、同じように洗っているとよく起きる
喘息、花粉症、アトピー、蕁麻疹素因があると重症化しやすい
夏と冬の洗浄剤、シャンプーの使い方を同じようにしている方
温度と湿度が変わるし
汗と脂の出方が違ってくるので
冬は洗う回数を減らすのが大事
●
皮脂欠乏性湿疹ができやすい場所
(全身だよな
下着や服の締め付けとか、いろんな要因もあるし
腕、脛、肩甲骨、腰、ふくらはぎ
骨が出っ張っているところは
洗浄剤をきちんと落としたつもりでも残ったりする
●
皮脂欠乏性湿疹の治療法
皮膚の乾燥が原因なので、基本は保湿剤が処方される
それでうまくいかない場所、しみる場所
赤くなって掻いてしまう場所は
炎症を止めないといけないのでステロイド剤が必要になる
特に掻き傷がひどい場合、
抗ヒスタミン薬を飲むと少し痒みが止まり
夜寝ながら掻くことが減るかもしれない
●
漢方薬の当帰芍薬散
佐々木さんは虚弱体質もあり
生理痛が強かったり、生理不順の関係で
特に女性は
女性ホルモンのコントロールをしたほうが皮膚が落ち着く
この漢方薬は全ての人に処方するわけではないが
生活環境の中で「こういうところが弱いです」と
おっしゃっていただくと少し応援したりしています
Q:
最初の病院でステロイドの塗り薬が同じだったのに
それだけじゃ治らなかったというのは
それ以外の治療が大事ということですか?
ステロイド外用薬は、多くの医者が処方するとても大事な薬だが
炎症を抑えるもので、皮膚の防御の機能を戻すものではない
(だからクスリって意味がない・・・↓↓↓
リピートさせるために根治させない作戦じゃないかって思う
むしろステロイドを過剰にすることで
防御機能を落としてしまうこともある
特に高齢者だと皮膚が萎縮したりするので
保湿剤をきちんとすること
あるいは痒くならない生活を心がける
環境を整え、洗い方を考えて、保湿をして
痒くならない皮膚を作る
自分の本来の良い皮膚を取り戻すことが大切
(父も皮膚科に通って長いけど
全身赤いブツブツだらけと言っていたから
ベビー石けんと綿100%のタオルを送ったが、まだ治らない
前回は、石けん系の洗剤を送ったけどどうかな?
ずーーーーっとエアコンをつけてるって言ってたから、湿度が足りないのかも
●
冬に悪化しやすい湿疹「脂漏性湿疹」
鼻、唇の溝のシワのところに沿って赤みがある
皮脂腺がたくさんあるところ
皮脂腺の分泌のコントロールがうまくいかない
頭皮など皮膚が原因と思っている方が多いので
夏場は余計に一生懸命洗ってしまう
若いうちはそれでいいが
40代、50代になってくると
冬に発症することが多い気がしている
冬でも必要以上に洗いすぎ
逆に乾燥によるかゆみを引き起こしている場合がある
冬はしっかり保湿することが大切
(この人は顔を洗いすぎてるの?
別のケース 田島さん 80歳
40歳過ぎた頃から冬に肌が乾燥して痒くなり
市販の保湿剤でしっかり対策をしてきた
しかし1年前の冬、太ももやお腹に痒みと湿疹が現れた
(お腹かゆいよね/汗
田島:
体中にプツプツとできて痒い
あっちもこっちも痒い
頭の周りも痒くて、本を読んでいても痒くて耐えられない
皮膚科を受診
血液検査と問診の結果、皮脂欠乏性湿疹と診断された
ステロイドの塗り薬と抗ヒスタミン薬が処方された
(同じじゃん
薬を使うと一旦は治るが痒みはすぐにぶり返す
(だから治らないならお金返してってば
もう一度皮膚科を受診
田島さんの病歴を再確認した医師は、別の原因を疑った
田島さんが10年前から飲んでいた
痛風の薬
この薬は
副作用としてかゆみを引き起こす可能性があった
70代、80代になったら、50代とは違い
代謝能力が落ちている
血液検査ではっきりここが悪いと現れなくても
糖、尿酸、脂質の代謝や
肝機能、腎機能がうまく動かないと痒みが出る
加齢により代謝が落ちたことで
薬の副作用としてかゆみが出たと考えたられる
痛風の薬を別の薬に変更
結果は徐々に現れてきた
田島:赤みがどんどん消えて症状はかなり良くなってきた
(私の父の場合、副作用かも!
大量にいろんな薬飲んでるから/汗
冬の乾燥もあるが、異様な痒みだったということ
治療しても傷だらけで来たので別の原因を疑い
どんな薬を飲んでいるか調査して
血圧のコントロール、高脂血症、糖尿の薬も飲んでいた
(今の高齢者が大体飲んでるクスリだよね
内科の医者と相談して、止められるものは止めて
尿酸だけはどうしても続けたいということで
それだけを変えて下さいとお願いした
薬を整理する=かゆみを整理することになる
加齢によって薬の飲み方を変える
●
かゆみを引き起こす可能性のある薬
糖尿病、高脂血症、高血圧など
ずっと飲む薬とかゆみとの関係は
本人が察知することが大事
(おくすり手帳で気づいてもらえないのかなあ
医療が縦のシステムで連携していないのも問題だ
主治医にきちんと伝えて相談する
止めて良いものそうでないものがあるので
勝手に止められるのも困る
冬場の心臓のアタックがあると困るので
きちんと連絡を取り合って薬を飲むこと
薬の副作用の他に、内臓の病気でかゆみが起こる場合もある
●
かゆみを引き起こす病気
●
内臓の病気によるかゆみ
かゆみを引き起こす物質βエンドルフィンの脳内での増加が原因
内臓疾患によりバランスが壊れてしまい
異様な痒みが出てしまうことがある
保湿剤だけでは治らないので医師に相談する
●
処方された薬を塗ってもかゆみが引かない場合は?
気分転換がうまくいくといいのですが
基本的には血管が開いた状態のほうがヒスタミンが出て痒みが出る
「薬が原因ではない痒みの対処法」
冷やす ヒスタミンが出にくくなる
痒み止めの塗り薬を使う ステロイド以外
原因を探るのはとても難しい
患者さんの仰ることをしっかり聞くこと
どうして、いつ痒くなったとか
その方の皮膚を観察しながら生活状況を伺う
ケースバイケース
患者からの情報提供も大事だし
医師が患者から聞き出すことも大事
(それが疎かになっている気がする
●
寒さで起きる意外な痒みとは
谷繁さん 22歳 女性
かゆみに襲われたのは、小学3年生の冬 9歳の時
外で体育の授業を受けている時
赤く全体にまだらに湿疹が出てびっくりした
とにかく痒くてかきむしらないと我慢できない
体育の授業が終わり、
室内に入ると
1時間程で痒みと湿疹がすっかり消えた
全身にひどく出ても、時間が経つと何も残らない
ずっと出ていたら自分でも気になって母に伝えたと思うが
治ってしまうので、親にも伝えずに過ごしてしまった
その後も寒い場所に行くとかゆみと湿疹が度々現れるようになった
しかし病院に行くことはなく
高校生になってからは自分なりに対策をして凌いでいた
マスク、ネックウォーマー、マフラー
外出の時は少し肌寒いくらいでも必ず長袖を着る
昼は暑くても夜冷えるとわかっている時は
とにかく長袖、長ズボン
肌が見えないように心掛けてきた
思春期で顔が赤くなるのが特に嫌で
治したいという気持ちが強くなった
近所の皮膚科を受診
寒冷蕁麻疹と診断される
蕁麻疹は免疫の過剰反応によって起きる
免疫反応に重要な役割を果たすのがマスト細胞
何らかの原因で刺激を受けるとヒスタミンという物質を放出する
ヒスタミンが血管に作用すると水分が染み出す
それが皮膚の下にたまり赤く腫れてくる
さらにヒスタミンは痒みを感じる知覚神経を刺激して
強いかゆみを生み出す
寒冷蕁麻疹の場合、
冷たい温度が刺激となり痒みが起きる
アレルギーの薬を飲めば落ち着いてくると言われて安心して
抗ヒスタミン薬を処方され、2週間飲み続けたが全く効果なし
赤みがほとんど変わらない
2週間おきに飲んで効かなかったら
薬を変えてみるというのを繰り返した
その後もアレルギーに対する薬を何種類も飲んだが症状は治らなかった
(誤診じゃないの?
こうしてどんどん無駄な薬を飲まされて
お金を払わされ、時間も手間もかかるし
全部返して欲しいといつも思う
●谷繁さんのチョイス
主治医に相談して
蕁麻疹の専門医を紹介してもらった
そこで改めて原因を調べた
その結果、診断はやはり寒冷蕁麻疹
広島大学皮膚科教授・秀さん:
従来の薬で治る人は問題ないが
中にはとても治りにくい人もいる
谷繁さんの場合も前の病院でいくつも薬を試していた
10種類以上の抗ヒスタミン薬など
様々な薬の組み合わせを試して効果がなく
5年(!)の月日が経ってしまった
谷繁:
いつからか、ちょっと諦めが入ってきた
治らなくてもいいから
ちょっとでも赤みが分からなくなってほしいという気持ちが強くなった
おととし、医師から
新薬が出たと告げられる
ヒスタミンと痒みに関わる物質「PAF」を抑える薬
(もういい加減薬ばっかり飲む西洋医学は変わってほしい
この薬を試したところ、かゆみや赤みはすぐに改善
寒くなっても外出ができるようになった
谷繁:
前は肌を少しでも出すとすぐ赤くなる状態でした
今は本当に冬の寒い時期にならないと蕁麻疹は出ない
嬉しいです
普通の生活が一歩近づいた
(やっぱり全然根治じゃない
毎度、対処療法ばかり
関東:
体が冷やされることによって
その部位または全身に赤みを帯びた
白く盛り上がる膨らみが出てしまう
夏の
冷房の風でも出る
●
寒冷蕁麻疹が起きるきっかけ
冷たい外気、冷房、冷たいものを飲む、プール
一番心配になるのは
プールに入ること
全身に発疹が出てしまう
汗をかいて、蒸発して、体が冷えても出る場合がある
急激な温度変化で起きるので
薬が効きにくい蕁麻疹
治療の基本は抗ヒスタミン薬だが
難治性なので多剤使ってしまうこともある
●
新しい薬「PAF」とは?
抗ヒスタミン薬に加えてPAFという
違うところから蕁麻疹反応を抑えるという効果が加わることで効果があったと思われる
全員に効くというわけではない
治療が難しい
先ほどは冷やしたほうがかゆみを抑えるとお話ししましたが
対処法としては、防寒具を使って冷たい外気に触れないようにする
●
かゆみがなくなった後でも受診して良いか?
今綺麗な状態でも蕁麻疹だと分かる
発疹が出た時にスマホで写真を撮って医師に見せることも大事(私もそうした
消えたからいいではなく全身に出ることもあるので
きちんと相談して、いろんな薬を試すことで治る方もいる
●
冬のかゆみ対策に関するベストチョイス
年齢と共に変化するご自身の皮膚の状況をしっかり観察して
ご自身の皮膚質を見極めてスキンケアを考えること
男性はあまりスキンケアが身についていないけれども
50歳過ぎると皮脂分泌が変わってくる
是非、冬場のスキンケアを心がけてほしい
乾燥のせいだと決めつけないで
いろんな内臓のサインだ
あるいは薬剤が関係しているかということを見極めて
冬の寒さに負けないような保湿、洗い方を学習して
痒みのない生活を送っていただきたい