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MEN'S QUARTER FAINAL ピート・サンプラス×コルチャ
7-6 5-7 5-7 6-4 7-6 ピート!!
今年のハイライトはコレでしょう!
放送がブツ切れで、途中カットもあって、ピートが何だか気だるそうで、
調子が悪そうな劣勢ゲームの他は、なんてことなかったけど、
このフルセットで、ラストはタイブレイク、で、突然、体を二つ折りにして
コートに吐いちゃったピートは、
コードヴァイオレーションをとられて(タイムオーバーで?)ポイントは10-9。
マッチポイントも何度も握られながら勝敗を決めたのは、なんとコルチャのダブルフォルト!
平井さん「映画を観ているようですね」ってその通り。
GFはコーチの胸で泣くし
、コルチャはコート上に膝をついて、
ピートは勝利の腕を上げる力もなく、イスでタオルを顔にあてて手が震えていた。
もっと信じがたいのは、今年、彼が1つもタイトルをとっていないこと。
でも第1シード、ランクはアガシと争ってるみたい。
そのアガシは第6シード。
今年はオリンピックチャンピオンにもなった、彼がだよ!?
面白い人だよね、ほんと。ともにベスト8進出。
チャンとの対戦か、とっても楽しみv
そして、
今年、今大会がいよいよグランドスラムラストのエドベリもベスト8まできたけど、
イワニセビッチにストレート負け。
インタビューは、ちょっとしか流してくれなかったけど、
「'91の優勝が最も思い出に残っている」とか。
唯一の流れる美しいテニスの時代は、彼とともに過去のものとなる。
とにかく、どんどん放送時間が狭まっていくテニス
今年のUSは、WOWOWは第一試合から全部やってたみたいだけど、6チャンで9/6~9/9のたった4日間。
セミファイナルから、しかもファイナルは男女とも日曜午前3時から翌朝にかけて一緒に流しちゃうって乱雑さ
毎朝5:30~8:20までライヴもいいけど、ぶち切れちゃうし、とにかく悲惨!
女子ファイナルの注目、グラフ×ヒンギスは雨で流れちゃうし
そのおかげでエドベリやセレスのゲームが観れてラッキーだったけど。
「コート界のハイジ」というニックネームがついた、髪を軽やかにカットした天才少女ヒンギスは15歳!
今大会ではサンチェスとノボトナを敗って、セミファイナル進出。
「頑張れば、チャンスがあるかも」
大先輩グラフと雨で中断する前の1ゲームは、終始ニコニコで嬉しくて仕方ない感じ。
ブラウスっぽい水玉のウェアで、アイドル系。
モニカにもこんな時期があったっけ。
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その我らが
モニカ・セレシュは、セミファイナルで難なくストレート勝ち。
まだちょっとウェイトはありそうな感じ。暫定1位のまま。
今年はフェド杯、オリンピックと10大会にエントリー。
肩を少し痛めてたみたいだけど、USでは1セットも落とさず順調そのもの。
もしグラフが上がってきたら、去年と同じ顔合わせ。
この2人のライバル関係は、ずっと見続けられそうで楽しみ。
なんといっても、今回のNIKEのCMのキャラクターはモニカ
毎回カッコいいCMが注目だけど、ものものしい建物から高級スポーツカーに乗って、
運転(できるのね/驚)しながら、後ろから追ってくるギャングから打たれるボールを
走りながらバシバシ打ち返す!!という無謀なアクション。
途中、彼女の余裕な笑いが入る。
ギャングはゴミ箱にぶつかりながら、フロントガラスにボールを受けてヒビが入り、
モニカのとどめは、ネットの出るミサイル。
“game set match”
ネットにひっかかるギャングたち。ヒュ~カッコイイ。グラサンのセレス。
やっぱり女優の素質も大ありだよ。
ラストに横切っていく黒塗りのポリスカーみたいな車の横に描かれたロゴがにくいね。
もう1つは
アガシのCM(これもNIKE? AIRの文字)は、
黒いジャンパーのフードをかぶって、一瞬ボクサーが試合に出る前の通路かと思わせる演出。
集中!って表情がイイ。
彼のイメージも変わったね。
前は軽いノリのヤンキーだったけど、ブレイクしてからの自信が顔に出てる。
そこに入るカメラマンのシャッター、激しいプレー、そしてキャッチコピーは
「勝つために来ないなら、ただの観光客だ(だっけ?)」
これもgood。
でも、ファンは嬉しいけど、お互いCMばっか出て、試合をおろそかにしないでね、誰かさんみたいに
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MEN'S SEMI FAINAL ピート・サンプラス×イワニセビッチ
6-3 6-4 6-7 6-3 ピート
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MEN'S SEMI FAINAL アガシ×チャン ストレートでチャン!!
おとといのピートの診断は、
脱水症状からくる神経性胃痙攣とのこと。
前にも一度あったらしい。おとといの気温は40度
湿度も90%以上。これじゃバテるのは当然。
テニスプレイヤーの肉体の持久力、パワー、勝ちにいく執念は本当にAmazing!
ゴランも好調だったけどアメリカ勢に囲まれて、第3セットをタイブレイクで取った時はもしや?!って思ったものね。
チャンの勝利は嬉しい。
どこまでピートに食らいつけるか、ここらで一発欲しいって両者とも狙ってる。
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WEMEN'S SEMI FAINAL グラフ×ヒンギス グラフ
日曜日午前2時からだけど、「サンデー・モーニング」のせいでグラフのストレート勝ちを知った
「詳しいことは2時から」だって、ふざけるなああああああ
ヒンギスは、2度もラケットを投げてコードヴァイオレーションをとられたけど、とにかく可愛い。
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MEN'S FAINAL ピート・サンプラス×マイケル・チャン ピート
雨による2時間の延期で始まったナイターでのファイナルは、ストレートでピートの2年連続、2回目の優勝。
史上4人目って言ってたかな? 3度はレンドルとか。偉大なんだね
チャンプは、ここぞの本番に強い人のことだって分かった。
あーーーーでも、悲しいかな、今度のビッグチャンスも逃して準優勝とは!
いつかのアガシみたい。
彼のウィンブルドンみたいにパチンと弾けるキッカケがチャンには必要だ。
これだけ無心に頑張る人間に神さまが与えないはずないもの。
アガシ戦で見せた神がかり的なサーヴィスエースや、ストロークを封じられ、あまりいいところがなかったこのゲーム。
チャンいわく
「アガシ戦も観ている人ほどた易くはなかった」
そうでしょう、そうでしょう。
試合前の練習では、兄カールと近寄りがたい緊張感があって、控え室でも「誰とも喋りたくない」とこもっていたという。
コート近くの部屋で、TVでフットボールを見ながらリラックスしてたっていうピートとえらい違い。
まあ、ピートも
「コート内で無愛想なのは、自分なりにテニスへの意気込みを示しているから」とのこと。
彼もまた今年最初の地元のタイトルに賭けてたんだよね。
この試合でチャンがランキングNO.1になるかもしれなかったほど、今の男子テニス界は接戦状態。
まだピートの時代は続きそうだけど、勝利を重ねているチャン(24)も、タイトルすらとれなかったもののトッププレイヤー。
力の差は違いは全くない。
とにかくめげずに持ち前のポジティヴ・シンキングで前進あるのみ。頑張れチャン!
コートにでっかいキレイな黄緑色のバッタが入って、チャンがボールボーイにとらせていたシーンは良かった
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WEMEN'S FAINAL スティフィ・グラフ×モニカ・セレシュ 7-5 6-4 グラフ
これまた男子ファイナルの放送中にグラフの勝ちを聞かされて、
結局、今回、勝ち負け知らずにハラハラして観たゲームは、MEN'S FAINALのみ。
ここまでくると嫌がらせだな
この壊れたビデオデッキで、セレスがたくさんミスりながらのゲームをイライラして見てたけど、
ラストは、なんとバケツをひっくり返したような大嵐
の中での表彰式で大爆笑!
2人は和やかな笑顔と、ピンクのブーケ、大爆笑に終わったってワケ。
「さすがにモニカとの決勝は緊張した」と後のグラフのコメント。
NO.1を突っ走るグラフに不安を感じさせるのはセレスのみ。
『エースをねらえ』でお蝶夫人がひろみに言った
「ライバルというコート上の親友」そのもの。
もし、事件がなかったら・・と過去を論じるのはもうやめよう。
たしかに2年間のブランク後の猛練習の負担で肩を痛めていたモニカは、
いまだピーク時まではカムバックしていないけど、事実は変えようがないし、誰も未来はのぞけない。
22歳の若き天才プレイヤーは可能性をふくらませる一方だ。
グラフは5度目、2年連続のUSタイトル、通算グランドスラムタイトル数23と、
歴代1位のマーガレット・コートの24に、あと一歩とせまった。
彼女なら現代テニスの女王として新記録を樹立することだろう。
しかし、このラスト!
ゲームオーバーを待っていたかのように、とっても不気味な黒雲が覆ったと思いきや、
表彰式の準備をする間もなく、すごい雨と雷
なのに伝統と格式を重んじようとしたのか、短いスピーチに主催者の挨拶、
白髪のおじさんのグレーのスーツはびしょ濡れだし、箱のプレゼントを奪うようにして
主審の女性はまるで宅配人みたく運んでいって、賞金を受け取るモニカが大笑いしてて、
さっさと封筒
をうなづきながら「分かった、分かった」とポケットにしまいこみ、
次どうぞとグラフのほうに手を出してるのは傑作!!
顔に当たる雨しぶきに渋くなりながらも、グラフは満面の笑顔
びっしょりのシルバーカップを掲げても、プレスの他は皆、われ先に中へ入ってしまって、
誰もコートに残っちゃいない!
モニカももういないし、グラフも早々退散。
ただブーケ
を渡してもらって、カメラに向かって投げキスを素早くしたことを除いて、
雨に濡れたカメラにピントの外れたナイターのライトがとても絵になっていた。
これで今年のUSオープンはおしまい。
インドアの秋冬に移り、また寂しくも、テニスシーズンが幕を閉じる。
新たな年と新しい顔ぶれが出てくるかもしれない、新たな戦い、全豪まで。
ああ、この瞬間って、本当に毎年もの悲しく、はかなさを感じる。
時の流れるのは早いねえ。