いやあ、凄まじい試合だった
ここまでの7試合の死闘の上に、さらに極限まで走り回った
どの1ゲームも、どの1ポイントも簡単には取らせない2人
デュースとアドバンテージの果てしない繰り返しで、1ゲームがどんどん長くなる
全仏でのグラフ×セレス戦も思い出した
※
「テニス名試合まとめ」参照
通路を通るWの両サイドには、これまでの優勝者の錚々たる名前が記されている
クリス・エバート、ナブラチロワ、グラフ4回!、セレス4回!、メアリー・ピアース、ヒンギス
レンドル、エドバーグ、ベッカー、クーリエ、ジョコビッチは6回!
そこを抜けるといきなり優勝カップが待ち構えている
ボールパーソンから花束をもらってベンチへ
トスの子が答える選手を選ぶのね Wがサーヴを選んだ
コーチ 左はWの父、右はHのコーチ
<試合前インタビュー>
H:リラックスしてゲームに集中したい
W:ベストを尽くしたい
今日は30度を超える暑さとなった
マッチポイントを取られつつ決勝まで来た2人の決勝戦は全豪初
OAは3時間ちょいと長いから、練習風景はスキップ
解説・森上さん:
2人のダウン・ザ・ライン対決が見どころですね
【第1セット】
●第1ゲーム
Wのフリーポイントから始まった サーヴで押すW
ネットプレーも上手いH 1-0 W
Wは先行して気持ち的にラクになりたいのかな
●第2ゲーム
先にダウン・ザ・ラインを決めたのはW
いきなりブレイクポイント 15-40
ブレイクしたW 2-0 W
●第3ゲーム
Wがダブルフォルト1本目 Hを左右に振る 3-0 W
M:
Wは体の軸がまったくブレない
●第4ゲーム
チャンスボールは前に出るH オンラインで球が滑った 3-1 W
アナ:前大会の対戦ではWの快勝でした M:なのでHは別の作戦を立てているかもしれません
こんなに粘るHでも苦手な相手って誰にでもいるんだなあ フシギ
●第5ゲーム
Wはダブルフォルト2本目 4-1 W
ベンチタイムもスキップします
●第6ゲーム
チャンスがあればダウン・ザ・ラインで常に攻めるH 4-2 W
●第7ゲーム
長いラリーに
Hのドロップショットは有効だが、ポイントはW 5-2 W
とにかく
Wのコートカヴァリングが素晴らしい 青いネイルもオシャレ 青
vs赤
の戦い
●第8ゲーム
ネットプレーが上手いH なんとか短いポイントの形にしたい 5-3 W
●第9ゲーム
サーヴィングフォーザセットW 0-40 ブレイクバックのチャンスH
初のサーヴィスエースは173km/h Hがブレイクバック! 5-4に並んだ
●第10ゲーム
連続サーヴィスエースでラブゲームキープ 5-5 スゲーなあ!
●第11ゲーム
どんなに左右に振られても返ってきて、そこからチャンスがあればダウン・ザ・ラインを打つW
Hのアンフォーストエラーが2ケタになった ギリを狙ってのミス
ラブゲームキープ 6-5 W
●第12ゲーム
Hのセカンドサーヴを狙いリターンエースW
●
タイブレイク(もちろん、こうなるよね 息が詰まる攻防戦
1-0 W
2-0 Wが先にミニブレイク
2-1 W
3-1 W
4-1 W
4-2 W 左右に振られて、やっと逆をついたH 会場はHコールが多い感じ
6-2 W セットポイントをモノにして、7-6Wが第1セットを取った
でも、まだまだ続くよ 連続2セット集中するのはトップ選手でも難しい
M:
本当の戦いはこれから始まります
Wのポイントウォンは、ギリギリのコースへのダウン・ザ・ラインが効いてる
【第2セット】
●第1ゲーム
Hがキープ 1-0 H
●第2ゲーム 1-1
コーチの横はHのお母さん 似てるね
●第3ゲーム
すげークロスが決まったW! Hもダウン・ザ・ラインを決める
Wはドライヴボレーも決める
ここに1つ大きな山場がきた 延々と続く、続く! 1時間軽く経過
デュース→アドバンテージ→デュース2→アドバンテージW→デュース
→アドバンテージH→デュース3→ブレイクポイントW→デュース5
サーヴにチャレンジして成功したH→ブレイクポイントW
→デュース→AD H Hのドロップショットでやっとキープ!!
1ゲームに10分間て 2-1 H
2人がここまでで走った総距離数が表示された
M:
HのほうがWより1試合分多く走ってることになりますね
オフシーズンに彼女が一体どんな練習をしているのか知りたいです
ここであたりも暮れてきて、私が眠くなってきて(深夜2時頃)寝ました・・・
●第4ゲーム
サーヴィスエース2本目のW フリーポイント ダブルフォルト3本目 2-2
●第5ゲーム
狙ったショットのミスが増えるH 主審になにか頼んだ 3-2 H
トレーナーを呼んで、血圧を測ってもらうって初めて見た/驚
M:
暑い上に湿度が高いので、クラクラしているのかも
気温差が激しいですから、それに対応するのも大変です
アナ:試合前にHは「今日は全力を出し切って、明日からゆっくり休みます」と言っていました
●第6ゲーム
3-3 さっきから何か異音がするが何だろう 人の息みたいで気持ち悪い/怖 これも演出の1つか?
●第7ゲーム
サーヴィスエース5本目のH ネットインにも救われる 4-3 H
●第8ゲーム
今度は左脚太ももを気にするH ここでブレイクして5-3 H
●第9ゲーム
サーヴィングフォーザセットH 相手が故障してると打ちづらくなる心理戦もあるしね
ブレイクポイント 15-40W ここからがまた長かった!!
ストレートダウン・ザ・ラインでデュース→AD H→デュース
→セットポイント2回目→デュース→ブレイクポイントW→デュース4回目
→セットポイント3回目 ここでまたドロップショットを使い、
第2セットはHが6-3で取り返した!!
<女子にだけ認められる「暑さ指数」30.1を超えて、10分間の休憩が適用された>
コーチとも話せるのかな?
両者ともベストコンディションで戦って欲しい
【第3セット】
●第1ゲーム
速くもデュースに追い込むH
セット最初の落とせない大事なゲームのWも粘って、ギリキープしたW 1-0 W
CGのデータ分析では、第2セットからHがクロスに切り替えたのが分かる
●第2ゲーム
デュースになりここでまた長いゲームが始まる
AD H→デュース→チャレンジ失敗してラケットをコートに叩きつけるH
ブレイクしたW 2-0 W 2時間超えました
●第3ゲーム
今度はHにブレイクポイント 15-40 ここも長い!!
デュース→AD W→デュース→Hのドロップショットに反応 29本?のラリー
→AD W→デュース→ブレイクポイント3回目W→デュース
→ブレイクポイント4回目→デュース→サーヴィスエースにHのチャレンジが成功!
→ブレイクポイント5回目→デュース6→ブレイクポイント6
Wのダブルフォルトで、なんとブレイクバックしたH!! 2-1 W
●第4ゲーム
3-1 W Hのアンフォーストエラーが増えた
●第5ゲーム
大きくアウトして、Hがブレイク 3-2 W
●第6ゲーム
少し集中が切れてきたかW サーヴィスエース6本目のH 3-3
ブレイク合戦でようやくHがキープした
●第7ゲーム
リターンエースH ちょっとアウトしたとコーチにアイコンタクト
1ポイントごとにアイコンタクトを取り、思わず声をかけるコーチ
ここもデュース→ブレイクポイントH 3連続ブレイクしたH 4-3 H
今度はWがメディカルタイムアウトをとる 左ヒザ 痛み止め飲んだ?
●第8ゲーム
30-40 ブレイクポイントW 前に出たH→デュース
ブレイクしたW 4-4
●第9ゲーム
ストレートダウン・ザ・ラインH ダブルフォルト6本目のW 5-4W
●第10ゲーム
サーヴにプレッシャーがかかるH オーバーコールにチャレンジして成功!
ここでHに初のダブルフォルト もの凄いラリーでついにチャンピオンシップポイントW 30-40
Hがネットして、Wが初優勝を果たした どちらにも勝たせてあげたかった
7-6 3-6 6-4 2時間49分
スコア以上の試合
Wはこれで世界NO.1に返り咲いた
【セレモニー】
プレゼンターは、50年前のチャンピオン、ビリー・ジーン・キングさん!!
ハレプ:
今、話すのは難しいですが、まずキャロラインを讃えたいと思います
素晴らしいプレーでした
あなたも、あなたのお父さんも、プロになってからたくさんのことを成し遂げてきました
これからも頑張ってください 健闘を祈ります
私にとって素晴らしい大会でした
スタートはあまりよくなく、足首も痛めましたが
毎試合、ベストを尽くそうとして、それが出来ました
またグランドスラムの決勝に進出できてとても嬉しかったです
今日は勝てなくて悲しいですが、キャロラインのほうが私よりいいプレーをしました
これからもいいファイトをし続けます
まだ何年もプレーしつづけることが出来ると思いますので
また今日のような挑戦ができるといいなと思います
もちろん、私のチームの1人ずつにも感謝します
毎日、大変な仕事をしてくれます
いつも私のそばにいてくれてありがとう
そして家族に感謝します
故郷で観てくれている人たちにも感謝します
三度目の正直にはなりませんでしたが、4回目は運が向いてくれればいいなと思います
応援してくださったみなさん、ありがとうございます
毎日、応援してくれて素晴らしかったです
世界中でいつも大勢が応援してくれます
皆さんの前でプレーするのは、とても楽しいです
同じポジションでまたお会いできるといいなと思います
アナ:
Wが
ダフネ・アクハースト・メモリアル・カップを初めて手にします
デンマーク人としても初めての優勝者です
【ダフネ・アクハースト】(ウィキ参照
短い人生だったのね 29歳没
ウォズニアッキ:
ごめんなさい このダフネトロフィーを抱き締める時間を一瞬私に下さい
夢が叶いました 声が震えています とても感極まっています
トーナメント関係者の皆さんに感謝します
クレイグ、ウェイン、ボールボーイ、ボールガール、ラインズマン、ボランティア全員に感謝します
皆さんのお蔭でこの大会が特別なものになっています
みんながここに戻ってくるのを楽しみにしています
スポンサー、そしてファンの皆さん この1週間、素晴らしい応援をしてくれました
2人を応援してくれてありがとうございます 特別な瞬間でした
素晴らしい2週間でした
シモナにもおめでとうと伝えたいです
今日はとてもタフな日だと思います
私が今日、勝たなければいけなくてごめんなさい
これからも何度もあなたと試合をすることになると思います
今日は素晴らしいファイトを見せてくれました
ほんとにごめんなさい
最後になりましたが、私のチームに感謝します
7歳からテニスを始めた時からいつも一緒にいてくれて
ずっとコーチをしてくれて、いい時も悪い時もあったけれども
ずっとそばにいてくれました ありがとう(お父さんへだね
そして、今日も来てくれているフィアンセに感謝します
あなたの応援がなければ、私は今朝とても緊張していました
勝ちたくて仕方なかったのです
でも、あなたが私の心を穏やかにしてくれました
来てくれて、この特別な瞬間を分かち合ってくれてありがとう
ボックスのみんなに感謝します
ウォームアップをしてくれて、この2週間ずっとサポートしてくれました
2回戦でマッチポイントを取られた時も私を応援してくれました
エージェントにも感謝します
やっと、雑誌のカバーに載れることを願っていますw
みなさん本当にありがとう 本当に特別な瞬間です
アナ:
2人とも過去2回、このグランドスラムで苦い思いをしてきました
その気持ちを察するようなコメントがありますよね
森上:
WもHが今、どんな気持ちでいるか、自分も経験していますから
配慮のある素晴らしいスピーチだったと思います
アナ:
去年11月に婚約した元NBAの選手で、オールスターにも出場したことのある
NBAチャンピオンになったこともあるデヴィッド・リーへの感謝の言葉もありました
森上:
2人にチャンピオンになって欲しかった
最後まで戦うファイティングスピリットを教えてもらいました
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車椅子女子シングルステニス 上地結衣選手は惜しくも準優勝
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国枝慎吾、3年ぶり優勝
怪我に苦しみ、フォーム、ラケット、車椅子もかえて、さまざまな試行錯誤を重ねたそう
“テニスの全豪オープン車いすの部は27日、メルボルンで行われ、
男子シングルス決勝は国枝慎吾がステファン・ウデ(フランス)に4-6、6-1、7-6で逆転勝ちし、
3年ぶり9度目の優勝を果たした。国枝の4大大会制覇は2015年の全米オープン以来。
女子シングルス決勝で第1シードの上地結衣は、第2シードのディーデ・デフロート(オランダ)に
6-7、4-6で敗れ、2連覇を逃した。”
(改めて見ると、客席に誰もいない!
上地選手が「車椅子テニスをもっと知ってもらいたい」と言っていたのは、このことだったのか・・・