メランコリア

メランコリアの国にようこそ。
ここにあるのはわたしの心象スケッチです。

映画『黒の奔流』(1972)

2024-10-02 13:12:55 | 映画
原作:松本清張 監督:渡辺祐介

出演
貝塚藤江:岡田茉莉子 多摩川渓谷の旅館の女中
矢野武:山崎努 弁護士
若宮正道:松村達雄 弁護士会会長
若宮朋子:松坂慶子 娘
由基子:谷口香


※プラス松竹対象作品

「岡田茉莉子さん出演作まとめ」に追加します


途中からまんま『陽のあたる場所』になってた/驚
執着で相手をつなぎ留めてもどうにもならないのになあ


【内容抜粋メモ】
電車が通ると揺れる貧乏法律事務所
興奮して結婚詐欺だと訴える母親(菅井きん)

矢野:
訴えるのか示談にするのか決めないと
法律上の制裁を期待するのは難しい
娘さんの男性認識の正しい目を養うか



事務所の女性社員と寝てる矢野
あわよくば若宮のお嬢さんをお嫁にもらいたいと狙っている



弁護士会館
若宮が娘・朋子と事件の話をしている

アベコンツェルン御曹司・阿部タツヒコの殺人事件
起訴されたのは貝塚藤江25歳
奥多摩に突き落とした 極刑の死刑

フジエ:私はやっていません

面会で当時の事情を聞く矢野
奥多摩駅まで2km フィルムを買ったのが17時半頃







アベが案内してくれと声をかけて山道を戻った
吊り橋の手前で旅館までの道を教えて別れた 18時5分頃

土手のそばで30分ほどたたずんでいたが誰も見ていない
体を与え、金をとって突き落としたというのが検察側の推測
橋にTAとイニシャルのついたアベの万年筆が落ちていた

部屋で着替えているのを同僚のモリモトに見られた
乱れた髪を直してて、質問しても何も答えなかった

裁判の検察:
5万円は貯金というが、そんな大金を財布に入れるだろうか?
下着まで当夜に洗っているのは証拠隠滅のため

裁判・矢野:
決めてがないのに起訴したのはおかしい
自殺や過失死の可能性を消している
唯一の物的証拠は万年筆だけ
犯罪には直接結びつかない
証拠品をわざわざ持ちかえるのはおかしい

往復に約1時間かかる
55分の過剰時間 13分間でできる犯行だろうか?
和服で走れば通常より遅くなる

新たな証言者・食堂の女性(吊り橋の手前に住んでる):
アベがフジエと歩くのを18時過ぎに見た

フジエはウソをついていたのを認める
フジエ:橋を渡ってから別れました 不利になると思ったから

また新たな証人
バスに乗った女性が18:50に聞いた男の絶叫はアベのものかは分からない
橋から落ちた時の絶叫かもしれない
現場から旅館に5分で帰ったことになる

アベの私生活は正しくなかった
死の前日、女性のもとに立ち寄っている
数千円しか持っていなかったのは女性に与えた可能性もある
フジエは無罪である

若宮と朋子も裁判を見ている

強盗殺人事件の判決は、無罪
フジエは涙を流して矢野を見る

新聞でも大きく報じられる

ビールで祝杯を上げる

矢野:
プレッシャーからやってもいないのにやったと言ってしまう人もいる
辞める女性の代わりにフジエを雇ってもいい
アパートを探してやらんと

フジエ:何も差し上げるものがない 先生さえよかったら私の体を
矢野は断るが下心みえみえ



翌日、記者から取材を受ける
フジエを雇ったのも美談として載せると請け合う
山村産業の顧問弁護士の席もある

若宮の家でも祝杯を出される
若宮:君の勝負はこれからだ 娘ともども期待してるからね

テレビでドリフターズやってる

矢野はフジエのアパートに来る
慌てて隣りからビールを借りて出す

フジエ:はしたないこと言って怒ってると思った バカだから、私・・・
矢野:裁判が終われば男と女だ

2人は関係をもつ

フジエ:こうなる予感がしてた

矢野:
君たちのような弱い人の味方になりたい
周りの目があるから慎重に行動しよう

フジエ:私ずっと影の女でいいんです

矢野:いったん無罪が決まれば、二度と同じ事件で裁判を起こすことはできない
(これが犯罪に使われる小説がたくさんあるよね 見直さないのか?



矢野とフジエがデキてることに気づいてる岡橋

岡橋:
気をつけたほうがいい
若宮先生のお嬢さんも女ですから
ホテルのマッチなんか持ち歩くものじゃないわ

岡橋はフジエにも忠告する

岡橋:
あの人はあなたに道草食ってるだけ
気をつけないと雑巾みたいに捨てられるわよ
若宮先生の娘はとても私たちの敵じゃない



朋子といい雰囲気で帰る矢野
矢野:僕は亭主関白ですよ
朋子:私、ついていけるかしら







フジエが玄関前で待ってる

フジエ:先生、岡橋さんとも関係してるんですね

矢野:
余計な詮索はしないでほしい
一生影の女でいいと言ったのは君だ
オレといるか離れるかも君の意志だ



若宮:頭取が朋子との媒酌人になると言って聞かない

レストランにフジエが来て、わざわざ矢野から見える席に座って見つめる

矢野は朋子を家まで送る
フジエが公衆電話からかけるが無言(コワっ

フジエのアパートに来て責める

フジエ:
影の女でいいって言ったこと撤回します
生まれてくる子どものために父親がほしい
結婚してください

矢野:
オレの子どもか分からない
もともと愛しちゃいなかった
無学なお前とオレが釣り合うと思ってるのか!
日陰者らしくしてりゃいいんだ!
鉄格子で臭い飯を食べてたかもしれないのに誰のお陰だと思ってる!

フジエ:
あなたは私から離れることはできない
アベ殺しの真犯人は私です

あの男と吊り橋を渡った
私を強姦してみせるとゴルフ仲間と賭けていた

アベにレイプされる

アベ:
銭を払うと強姦にならない せっかく賭けしたのにオレの負けだ
銭払うとパンパンと変わらない
貧乏人は銭、銭ってかなわないなw

アベともみ合って、崖から落ちた
5万を盗んで走って逃げた
ちょうど外人のクルマが通りかかった 通行止めの看板が読めなかった

アベの革表紙の手帳を見せる

フジエ:
私、先生を誰にも渡したくない
若宮先生のお宅に行きます
裁判所へ行って、矢野先生は共犯者だって言います!

矢野:法律でかたがついてる やれるもんならやってみろ!



フジエをアパートから尾ける矢野
若宮家からすぐ出て来るフジエ
女中:矢野が急用で来ると言っていた

事務所から出て来るフジエ
フジエ:明日、出直してきます

矢野:なんとか知恵を貸してくれ

岡橋:
六本木あたりに洋裁店が欲しい 500万かかる
交換条件よ フジエを事故死に見せかけて殺すのよ
私が証言してあげる
過失死にするか、事故死にするか

フジエは裁判長に真実を手紙に書く

矢野はフジエを家に呼ぶ

矢野:
この家にずっと住んでもらいたい
バラされるからじゃない
朋子さんとの結婚はやめる
もう一度、君といっしょに裸で出直そうと思う
生まれてくる子どものためにも結婚しよう

裁判長への手紙を破る
矢野:2、3日、旅行しないか?



クルマで湖畔の旅館に泊まる
女中:オフシーズンで人が少ない
矢野:釣りに出るからボートを出したい
女中:明日は霧が出る
フジエは泳げない

矢野は眠らずに考えているのを疑うフジエ



釣り道具を乗せてボートを出すと霧が出てくる








フジエ:
私を殺そうと思ってるんでしょ
昨夜、あなたの目を見て分かった

矢野:お前はこのボートと一緒に眠るんだ

ボートの栓を抜く

矢野:自分の命を守るために相手を助けられなくても罪にはならない

フジエは果物ナイフで矢野を刺す
フジエ:先生は私だけのもの!

裁判長にまた手紙を書いた
「2人で死を選びます アベ殺しも私です」





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映画『衹園囃子』(1953)

2024-10-01 18:02:08 | 映画
監督:溝口健二 原作:川口松太郎

出演
美代春(芸妓):木暮実千代
栄子(舞妓・美代栄):若尾文子
沢本(栄子の父):進藤英太郎
お君(お茶屋の女将):浪花千栄子

楠田(車両会社の専務):河津清三郎
神崎(役所の課長):小柴幹治
佐伯(楠田の部下):菅井一郎

小川(美代春の馴染み客):田中春男
今西(お茶屋の客):伊達三郎
助次郎(男衆):志賀迺家弁慶
幸吉(男衆):石原須磨男
女紅場の教師:毛利菊枝
八重:大美輝子
菊春:橘公子
舞妓:三田登喜子





【内容抜粋メモ】
16歳の栄子は美代春を訪ねて来る
美代春:芸者のウソは商売の駆け引きや
男は捨て台詞を吐いて出て行く

エイコ:
母が死んでから叔父は体で金を払えなどと言う
姉さんのような舞妓さんになりたい








洋品店の沢本
片手が不自由なエイコの父・沢本

沢本:
病気で商売もうまくいかず娘まで手が回らない
干渉しない代わりにハンコも押さない

エイコ:苦労してもどこにも行く所がない きっとガマンします
美代春:お母さんに負けない芸者になるには相当苦労する
美代春はエイコを仕込むと約束する



先生:
外国人が日本に来ると芸者ガールを期待している
京都の祇園の舞妓が代表
生きた芸術作品 無形文化財

太鼓、鼓、三味線などの楽器、踊りを習ったり
家の掃除、料理、縫物もする









美代春:1年経ち、筋がいいからお座敷に出しても恥にはならない
女将・お君:衣装が立派でないといけない 30万くらい用意しないと
女将に金を貸してもらう

髪を結ってもらう
髪結い:これからは売り物だから、いい旦那さんがつくように
名前は美代栄に決まる 着物、かんざしで飾る









通りで挨拶に回る 美代春の妹と紹介される
楠田(車両会社の専務)が来ている
神崎(役所の課長)と8000万円の大仕事の話

クスダはミヨエにどんどん酒を飲ませる
踊りが始まる
カンザキはミヨハルが気に入ってジロジロ見てる











ミヨエは泥酔して家に戻る
父が浴衣の布を贈ってくれた



ミヨエ:
お客から口説かれて断ったら基本的人権はどうなる
訴えてもかましまへんか?

舞妓:
旦那をとるのは一人前の女になること
相手は62のおじいちゃん イヤでも断れない

お君:
クスダさんがミヨエをもらいたいと言った
身分に不足はない
まだまだお金をつぎこまなきゃならない
用立てたお金も返してもらわな
あのお金はクスダから出てる

ミヨハルにも旦那をもつよう説得する

またクスダに呼ばれるミヨエ
ミヨハルはカンザキの所に来る
カンザキ:僕は年増趣味かもしれないね

お君はミヨエも説得する
クスダは野球拳で大騒ぎ



電車で東京へ呼ばれるミヨハルとミヨエ
こんな個室があるんだ

父が挨拶に来て、ミヨエは部屋を出る
沢本:八方から借金に迫られて、夜逃げするように飛び出してきた

マンションの高層階で1人で飲んでるクスダ
京都から2人を連れてきたとカンザキを呼ぶ

クスダ:君は今夜、カンザキに付き合ってくれよ
ミヨハル:急に困ります
クスダ:オレの生きるか死ぬかの境目 今後絶対不自由はさせない

クスダは急にミヨエに迫り、ミヨエはクスダの舌を噛んで出血し、入院した








お君が謝りに来る

佐伯:
問題はカンザキを振ったミヨハル
そのために8000万円の危機
カンザキは怒って連絡も来ない

お君:今度はきっとまとめます

ミヨエはクスダが嫌いだったと泣く
お君はミヨハルを叱る

お君:
私がひと声かけたらどうなるか知ってるか
専務さんの顔を立てるならまた力になる

ミヨハル:なんとかしてお払いします
お君:それまで出入りしないで








お座敷のキャンセルの電話が続く
お座敷ではミヨエの一件が笑い話になってる









酔った客と芸者が家になだれこんでくる
小川:銭回そうか?

芸者仲間はミヨエをなぐさめて声をかける

ミヨハルは1人で三味線を弾いて歌う

沢本がお金の相談に来る

沢本:
どこにも行く所がない 家主からも追い立てられて5万、10万でもないと
あんたのお陰でミヨエも人気者になったことだし

ミヨハル:
急に言われてもどうにもならない
お商売に出られない

指輪、かんざし、時計を渡す



サエキ:今晩、カンザキにミヨハルを引っ張ってこないとクビになる
お君からミヨエが謝りに来たから迎えに来てと電話がある

ミヨハルはミヨエを叱って帰らせる
サエキ:君は命の恩人ですわ
お君は明日から座敷に呼んでやると約束する
ミヨハルは嫌々カンザキの寝室に来る



ミヨハルは夏帯などいろいろお土産を買って帰る

ミヨエ:
好きでもない人といるなら私、舞妓辞めたい
世界の名物もみんなウソや!
体を売らんと芸者できないなら姉ちゃんもやめて

ミヨハル:
やめて、どこ行くのや!
私はもう慣れきってるが、あんたの体だけはキレイに守りたいと思ってる
私は親きょうだいもないけど、人間の情けだけは持ってるつもりや
こないだの晩お父さんが見えた
人間なんて1人きりだとみんな寂しいもんや

ミヨエは泣いて謝る
ミヨハル:今日からあんたのダンナは私や








次々とお呼びがかかり、ミヨハルはミヨエの顔におしろいを塗る

祇園祭か




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映画『近松物語』(1954)

2024-09-30 17:21:57 | 映画
監督:溝口健二

出演
茂兵衛:長谷川一夫
おさん:香川京子
お玉:南田洋子
大経師以春:進藤英太郎
助右衛門:小沢栄太郎
源兵衛:菅井一郎 茂兵衛の父
岐阜屋道喜:田中春男 おさんの兄
院の経師以三:石黒達也
おこう:浪花千栄子
鞠小路侍従:十朱久雄
公卿の諸太夫:荒木忍
赤松梅龍:東良之助
僧侶:葛木香一
黒木大納言:水野浩




【内容抜粋メモ】
大忙しの商人の所に武士と僧侶が注文に来ている
風邪で寝ている茂兵衛を起こす小僧

おさんにお金を貸してくれと頼む兄
兄:3日で返さないと牢屋に行かなきゃならない

母も訪ねて来て兄のことを頼まれる

主人はお玉に言い寄るが、モヘエと夫婦の約束したとウソを言って断る
主人は金の頼みは一切聞かず、おさんに辛く当たる

お玉はモヘエに相談するが、家のために辛抱するのが務めと説得される

馬に乗せられた男女の引き回しが通る
旦那:家は取りつぶしや

男女は磔にされる(コワっ









夜まで仕事してるモヘエに卵酒を出すお玉

おさんがモヘエを部屋に呼ぶ
5貫を快く引き受けるモヘエに感謝する

モヘエは主人から印鑑を借りて5貫を店から出すところを
助右衛門に見られて見逃してくれと頼む

主人に正直に話して叱られる
お玉:叔父が借金に苦しめられて、私がモヘエに頼んだ
おさんが間に入るがモヘエを納屋に入れ小僧に見張らせる









おさんがお玉にお礼を言いに来る
おさん:モヘエが好きなんだな

お玉は旦那から毎晩迫られていることを明かす
お玉:今晩もここに来るに違いない/泣

モヘエ:このウチを見限った、出て行く 金は絶対間に合わせる

助右衛門は夜中に見回り、モヘエがいないことに気づく
(アラームもないのに、よく起きられるなあ
おさんに報告に行くとお玉が寝ている

おさんがモヘエといるのを助右衛門に見られる
モヘエはそのまま逃げる

旦那がおさんとモヘエの仲を疑い、刀を渡す
主人:今晩のことは誰にも話すな

刀を置いておさんは消える
道でモヘエと偶然会う

モヘエ:とにかく実家へ帰ったほうがいい
おさん:遠い所へ行ってしまいたい

モヘエは大坂に行くつもりと聞いて
おさん:私も連れて行っておくれ
モヘエ:磔にされてしまう

宿に来た2人
おさん:たった1日でこんなことになって・・・



店では祭り騒ぎ
大納言らをもてなす主人

院の経師以三も祝いに来る
おさんは実家に帰ってるとウソをつく

助右衛門:おさんは実家にもいない 駆け落ちに決まりました
主人:磔になる前におさんだけ連れて来い

院の経師以三と助右衛門がこそこそ話す
院の経師以三:このウチが潰れたら、わしが大経師や



兄はのんきに三味線を習っている
母:大経師が何と言おうと信じない
兄:年の離れた男に後妻に入れたのが間違い

大坂にいるおさんは手紙と一緒に5貫を送ってよこした



大坂
役所の者が探していて、おさんとモヘエは隠れる

宿にも調べに来て、2人は兄妹でお参りに来たとウソを言う
宿の主人:この人相に違いない
おさん:こんな思い、生きて恥をさらすのはイヤや! 死んでしまいたい!

2人は川へ逃げて来て船に乗る
モヘエ:お覚悟はよろしいございますか?







おさんの脚を縛る

モヘエ:
今わの際ならばちも当たりますまい
モヘエはあなた様をお慕い申しておりました

おさん:お前の今のひと言で死ねんようになった 生きていたい!
必死にしがみつく

主人:
2人の死体を探してくれ 心中だ
琵琶湖に身を投げたらしい
見つけたら、おさんだけ引き離してこい

大勢で川をさらう

おさんは足をくじいて、おばさんに泊めてほしいと頼む

おさん:こない楽しい旅はない
モヘエ:お上が探しているのは私1人

おばさんがクスリを塗っている間、モヘエは1人で行ってしまう
名前を呼んで追いかけるおさん
物陰に隠れていたがおさんが倒れてつい助ける

モヘエ:旦那さまも喜んで迎えてくれます どうかお帰りなさいませ
おさん:お前は私の旦那様や
モヘエ:もう離れません!

お玉は父と店を出る
栗売りが来て、おさんとモヘエを嵯峨の近くで見たと話す



2人はモヘエの父・源兵衛を訪ねる

源兵衛:
わしのせがれはご主人を大切に奉公しているはずや
裏の小屋に行け
こうなったにはワケもあろうが、親の目の前で捕まるようなことはするな
明日の弁当もこしらえてある

役人が源兵衛の小屋に来る
役人:モヘエをかくまったら親子同罪 隠してもムダや!

小屋で寝ている2人を起こし、おさんだけを連れて行く



主人は借金をチャラにする代わりにおさんのことを内密にと頼む

縛られたモヘエ:お父さん、逃がしてほしい
源兵衛:明日、役人が来る こんなせがれを持ったのも親の因果や
綱を切ってあげる

兄はおさんに説教する(あんたのせいやん/汗
母:モヘエはお縄になった 過ぎたことは忘れるのが一番

モヘエはおさんに会いに来る
兄は早速、役人に知らせに出る

母は灯りと酒を持ってくる









母:
ひと目会うたら気がすんだやろ
あんたは立ち退いたほうがええ
この家まで潰すつもりか?

モヘエ:おさんさんを連れ戻しにまいりました

兄が人を連れて来ると2人はもういない



役人が店に来る
不義密通の罪で店は取りつぶし、主人は追放 助右衛門も罰せられる

引き回しされるおさんとモヘエは手をつないで幸せそう

女中:
お家さんのあんなハレバレした顔見たことない
ほんとに死ぬのだろうか?








浮気の罪が重すぎやしないかい?汗


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映画『陽のあたる場所』(1951)

2024-09-28 15:51:27 | 映画
監督:ジョージ・スティーヴンス

出演
イーストマン家
ジョージ:モンゴメリー・クリフト エースの息子 父は亡い
ハンナ:アン・リヴィア ジョージの母
チャールズ:ハーバート・ヘイス 社長
アール:キーフ・ブラッセル 息子
ルイーズ:キャスリン・ギブニー

アンジェラ・ヴィッカース:エリザベス・テイラー
アリス・トリップ:シェリー・ウィンタース

フランク・マーロウ検事:レイモンド・バー
アンソニー・ビッカース:シェパード・ストラドウィック
ヴィーラント医師:イアン・ウルフ



ブログ内検索したら、2か所気になるメモがあった

シャーロック=ホームズ全集4 恐怖の谷 コナン=ドイル/著 偕成社
“1906年、NYの湖で妊婦の死体が発見され
恋人がボートを転覆させたと分かり電気椅子にかけられた
これを基にして『アメリカの悲劇』が生まれ
後に『陽のあたる場所』として映画化されてヒットした”

トルーマン・カポーティ『カメレオンのための音楽』(早川書房)
“「みんなはあたしに演技なんてできないって言うの。エリザベス・テイラーのことも。
 わかってないのよ。『陽のあたる場所』ではたいしたものだったわ」”


恋愛ものでもあり、サスペンスからの裁判劇も楽しめる1作


【内容抜粋メモ】
ヒッチハイクしているジョージ・イーストマン







「イーストマン社」の大きな看板がある
イーストマン社前で降ろしてもらう

社長チャールズからのメモを守衛に見せる
ジョージはチャールズの甥
チャールズ:教育はないが野心がある 工場で働いてもらおう

アンジェラ・ヴィッカースが入って来て惹かれる

アール:社員の9割は女性 社員間の恋愛は禁止
工場に案内してもらい、早速働きはじめる

1人で映画を観に来て、工場の女性アリスと会う

アリス:
玉の輿狙いだと思われる あなたはそのうち本部に異動になるだろうし
週に6日、水着を詰めてる
私は泳げない 家が貧乏でお金がいるの









酒場でもアリスと会う
ジョージ:イーストマン家には一度しか行ってない

雨が降り、アリスのアパートに来る
アリス:入ってもらいたいけど、大家さんがうるさいの



社長らが工場に来る

チャールズ:
ここにいるべきじゃない 昇進させるよ
来月15日にパーティーがあるからぜひ来なさい



パーティー
誰も知り合いがいないジョージは1人で玉突きをしていると
アンジェラが入ってくる
アンジェラ:1人が好きなの?
ジョージ:君のことを記事で読んだよ

チャールズはジョージの母に電話しろと強引
母:お前の部屋はそのままだよ 無茶はしないで
アンジェラ:今夜、ダンスに行かない? 誕生日なんでしょ
時間を忘れて踊る2人









夜、アリスのアパートに来ると4時間も待っていた
アリス:アンジェラはいた? 美人でしょ 許せないわ
ジョージ:2人の関係がバレたらクビだよ
アリス:怖いの 最初の夜を覚えてる?
アリスは妊娠したことを伝える








アンジェラが電話してきて、金曜夜のデートの約束をする

ジョージ:君を愛してる 会った時から

アンジェラ:
私も愛してるの コワイくらい
湖に来て 週末ならみんな集まるし



アリスは医者に会う
アリス:私の主人はお金がない 私も働かなきゃならない
医師:無料の病院もあるよ と説得する

アリス:本当は結婚してない! 彼に捨てられました
医師:両親に相談した上で通院するなら相談に乗りましょう と断られる

アリス:結婚するのがあなたの責任よ!

ニュース:行方不明うち5人は溺死です



湖でアンジェラとボートでデート
母:反対するほど熱が上がるものよ 様子を見ましょう

アンジェラ:
男女の水死体が上がったの
ボートが転覆して男性の死体だけ見つかってない







アリスは新聞でジョージがアンジェラと仲がいいのを知ってしまう

イーストマン一家と夕食
チャールズは管理職への異動を約束する

アリスから電話が入る
アリス:今すぐ迎えに来て! 30分で来ないなら私が行って全部話すわ!
母の具合が悪いからとウソをついて席を立つジョージ

アリス:アンジェラといたんでしょ? 明日式を挙げないと新聞社に全部話して自殺する!



2人は裁判所に来ると休館

ジョージ:
明日でもいいだろう?
この近くにルーン湖がある 新婚旅行にちょうどいい
そこで1泊してまた来よう

ガス欠とウソをつく
ジョージ:ボートを借りてピクニックしよう

ボートを借りたのは2人だけ
偽名をサインすると、この名前は2度目だと言われる







2人で暮らす夢を話すアリス

アリス:
誰も知らない町に引っ越して幸せな家庭を築きましょう
私に死ねばいいと願ったのね

アリスが興奮して立ち上がり、2人とも湖に落ちる
ジョージだけ岸に上がり、歩いて戻るとキャンプしてる男女に会い
ジョージ:道に迷った



フランク知事は若い夫婦が溺死という事件を聞く

湖で社員証が見つかりアリスの身元が分かる
管理人:男はクルマで逃げたんじゃないかな 夜9時頃に見かけたよ

ニュース:3人のボーイスカウトが男と話した



父:
アンジェラと結婚するつもりか?
私は君の素性を知らない

ジョージ:
家は貧しいし、家族は宗教活動に熱心でした
学校は13で辞めて働くしかなかった
まともな教育も受けていません
でも彼女をなにより愛しています 身分不相応でも

父:君は正直な男だ とにかく焦らないように

大家さん:若い男とデートしていた 名前はイーストマンだけどあの一族ではないはず

アンジェラのクルマも警官に調べられる
ジョージ:すごく疲れた ボクには君しかいない
寝落ちして「僕のせいじゃない」と寝言を言う







イーストマン家にも警察が来る
アンジェラ:もう会えなくなる気がする 私を見捨てないで!

あちこちでパトカーの音がしてる
森に逃げるジョージ

警官:君を逮捕する(早いな

ボーイスカウトがジョージだと証言する
ジョージ:ボクじゃない

フランク:誰も彼の二重生活を知らなかった?
父:彼が無実なら弁護士に金を払う 犯人なら電気椅子にかけられて当然だ

アンジェラは部屋で倒れる

ボートが転覆しただけなら殺しにならないのか?
イーストマンは死刑と記事になる
新聞を燃やすアンジェラの母

フランク:第1級殺人で告訴する
たくさんの人が証言する

弁護士:
問題は計画性の有無
彼は殺人をしてない
犯行を見た者はいない
唯一の目撃者で真実を知る人物はジョージのみ

ジョージ:
結婚前だったから偽名を使った
心の中に溺れて欲しいと思ったが、そんな自分がイヤになった
僕にはできっこないと気づいた
彼女は将来について話し、見込みがないと思い、責め始めた
別の女性との関係が壊れるのを心配していた
岸まで泳いだ時、もう遅かった

弁護士:不慮の事故だと言うんだね

フランク:
愛する女性、野望、夢を失いたくなかった
小屋から離れた所にクルマを停めてガス欠だとウソをついた
まだウソをつくつもりか?

ボートを持ち込んで再現させる
フランク:助けられたはずだ 溺れてる女性にオールをぶつけたんだ

陪審員の結論は、有罪

ジョージの母ハンナが会いに来る

ハンナ:
死を怖れてはいけない 魂は不滅なのだから
あなたが有罪なら、私にも罪がある

牧師:
君が話してないことがある
ボートが転覆した時、誰のことを思ってた? アリスか? 他の女性か?
君の心も死んだんだよ

アンジェラが面接に来る

アンジェラ:
ずっとあなたのことを考えてた
愛してるわ それを伝えたくて

ジョージ:
今分かった
僕は多くの罪を犯した
僕はもうすぐ死ぬ その後は忘れてほしい

アンジェラ:私たちさようならを言うために出会ったのかしら



死刑より、終身刑のほうがツライのでは?



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映画『別離』(1939)

2024-09-25 17:53:19 | 映画
監督:グレゴリー・ラトフ

出演
アニタ・ホフマン:イングリッド・バーグマン ピアノ教師
ホルガー・ブラント:レスリー・ハワード 名ヴァイオリニスト
マーギット:エドナ・ベスト ホルガーの妻
アンヌ・マリー:アン・E・トッド 娘
エリック 息子
トーマス:ジョン・ハリディ 伴奏者
チャールス:セシル・ケラウェイ マネージャー




ウィキ参照
“1936年のスウェーデン映画『間奏曲』のハリウッド版リメイクであり、
イングリッド・バーグマンのアメリカ映画初出演作品である。
主演のレスリー・ハワードは本作の共同プロデューサーとなることを条件に『風と共に去りぬ』への出演に同意した。”

イングリット・バーグマンの初々しい美しさがまぶしい
レスリー・ハワードは『風と共に去りぬ』でスカーレットが恋焦がれる役を見事に演じた俳優で印象深い



【内容抜粋メモ】
名ヴァイオリニストのホルガー・ブラントは伴奏者のトマス・ステンボルグとストックホルムに帰る
娘のアン・マリーは毎晩聴いていた父演奏のレコードをかけて
それに合わせて演奏しているところにピアノの先生アニタ・ホフマン先生が来る

妻マーギットも昔は演奏家だった
一緒にツアーに出ようと誘うが子どもがいると断る
マーギット:家庭を守るのが私の仕事

マリー:誕生日パーティーにホフマン先生を呼んで!








誕生日パーティー
サプライズにマリーと共演するホルガー
マリーはホフマン先生にも演奏してと頼む

ホルガーはアニタの情熱的な演奏に驚き
ヴァイオリンを合わせる
(ピアノの演技で手元も写しているけど、ほんとに弾いてるみたいに見える











コンサート終わりにもアニタと偶然会って
ホルガーは飲みに誘う

ホルガー:一緒に演奏したいな トマスの代わりに
アニタ:勉強して奨学生になりたいんです

ホルガー:春になるとなんでもできそうな気がする




我を忘れてピアノを弾いてるアニタ
トマス:入れ込みすぎてる 騒音公害だよ

アニタ:旅に出ます 親戚から呼ばれている
トマス:勉強は続けるね

アニタ:
奨学生になったらパリに行きたい 本当にお世話になりました
彼の奥さんに言うべきでしょうか

トマス:勇気を出したまえ



アニタはマーギットに会いに来る
アニタ:デンマークの親戚の所に行くのでレッスンが続けられない
なにかを感じとってるマーギットだが快く送りだす

レストランでホルガーと会う

アニタ:いつも見られるのを怖れているのはイヤ 恥ずかしい まるで罪人みたい
ホルガー:愛に分別などないよ

アニタ:別れましょう
ホルガー:さよならを言ったらすべてが終わる

ウィンドーショッピングしてた店をのぞく
アニタ:私は行くわ 何も言わないで 振り向かないで



ホルガーはいつも通り帰宅
マリー:ホフマン先生が辞めてしまったの
マーギット:新しい先生を頼みましょうね

ツアーの予定も伴奏者もまだ決まってない

マーギット:
寂しくなるわ 今回は一緒に行っていい?
昔みたいに楽しみたいの

ホルガー:話がある



アニタが汽車に乗るのを止めるホルガー

ホルガー:
君がいないとダメだ
君といれないなら一人で生きる
妻もすべて知ってる

汽車は出発



ホルガーとアニタのツアーは大成功

ラジオで演奏を聴くマリー
マーギットはラジオを切る

楽屋でもラブラブな2人
ホルガー:ツアーは終わった 休みがとれるよ








これはヴェニスか?

少女マリアンヌに娘マリーの面影を重ねるホルガー
アニタにトマスから手紙がきて、奨学生に選ばれた

アニタ:もう奨学生になるつもりはないの
手紙を目の前で燃やしてしまう

ヨットに乗り
アニタ:素晴らしい日だった 終わらせたくない
ホルガー:マリーに見せたかったな







トマスがホルガーに会いに来る
トマス:離婚届けをもってきた 早いほうがいい
ホルガー:後でサインする

マリアンヌに呼ばれて楽器を教えてもらう
アニタ:マリーが恋しいのよ

奨学生になるつもりはないとトマスに伝える

トマス:
君には才能がある
他人を不幸にして幸せになれるかい?
きっと正しい選択をすると信じてるよ



アニタはホルガーに秘密で出発することに決める
アニタ:彼は人生の間奏曲だったんです

風邪気味だからピクニックに行かないと伝える
アニタ:マリアンヌが待ってる 楽しんできて








ホルガーに別れの置手紙をして汽車に乗るアニタ
「家庭に戻ってください」

ホルガー:
彼女の人生をダメにした
今さら帰る家はない

トマスは何度も家に帰るようホルガーに手紙を出す
ホルガーはマリーにカメラを買って学校に寄る

父を見つけて道路に飛び出してクルマに轢かれる
家に運び、医者を呼ぶ

マリー:パパが戻ってきたわ・・・

事情が分かっているエリックは父の顔をまともに見ない
エリック:なぜ帰ってきたんだ もう必要じゃないのに

ホルガー:
子どもは親に神を期待するが、みんな人間なんだ 間違いを犯す
大人になれば許すことも覚えるだろう
私にはお前が必要だ

医者:娘さんは静養すれば治ります

ホルガーは黙って家を出ようとしてマーギットが止める

マーギット:おかえりなさい


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映画『時をかける少女』(1997)

2024-09-24 19:01:35 | 映画
原作:筒井康隆 製作・監督:角川春樹

出演
芳山和子:中本奈奈
芳山有紀子:倍賞美津子
芳山治男:伊武雅刀
芳山ミチエ:久我美子 祖母
浅倉吾郎:早見城
深町一夫:中村俊介
神谷真理子:浜谷真理子
遠藤梢:山村五美
福島先生:野村宏伸
大原先生:早見優
星先生:榎木孝明
骨董屋主人:渡瀬恒彦(特別出演)
ほか



主題歌:♪夢の中で~We are not alone, forever」「時のカンツォーネ」/松任谷由実


「心の中のベストフィルムまとめ 角川映画」カテゴリーに追加します

「久我美子さん出演作まとめ」に追加します


ウィキ参照
原田知世がナレーションを担当
長野県松本市の弘法山古墳、長野県松本深志高等学校でロケ撮影が行われた

ずっとモノクロ?
なぜわざわざ・・・/汗

どうしても最初の作品と比べちゃうな
みんなやけにゆっくり喋ってて違和感

久我さんが意外とたくさん出演してた


【内容抜粋メモ】

昭和55年 王寺まいり
神社にお参りするカズコ

ナレーション
15年前の雪の日になにかあったはず
私は誰かと出会った
それが誰か思い出せない
でも待ち続けている



少女時代のカズコ
川に灯りを流す その先に深町一夫がいる

昭和40年 春
浅倉吾郎:英語のノート貸してくれよ
カズコは断り、友だちマリコが貸す
マリコ:浅倉くん、けっこう人気ある

星古美術店で立ち止まるカズコ
カズコ:古いモノ好きなの







主人が中も見るように言う
オルゴールが気に入り、100円で売ってくれる

帰宅すると、母が電話で父と言い争ってる
父が伊武さんてw
母:今夜も遅くなる

祖母:私と2人きりの夕食は味気ないですか?
家にいるのにオシャレな服着てるなあ

買ってきたオルゴールを祖母に見せる
祖母の好きな曲









水曜日
フカマチが転校してくる
父の仕事でイギリスにいた 20歳
担任が野村宏伸さんて今気づいた/驚

英語の教師は早見優さん!
エミリー・ディケンソンの詩の授業
カズコは斜め後ろに座るフカマチが気になる
フカマチは完全に訳してそらで朗読する
(1人だけヘアスタイルも未来っぽいな

歴史公園の見学でバスに乗る
カズコ:私、フカマチくんのこと生まれる前から知ってる気がする

フカマチ:
僕もそんな感じがする
叔父の家には温室があって、花がとてもキレイだよ

前方後円墳デカいな!

ゴロウちゃん、筋肉ムキムキ・・・
マリコはノートを返してもらいに来る
カズコの時計のついたネックレスを持っている
マリコ:カズコが好きなのね


木曜日
バスケの練習でネックレスのことをカズコに聞くとなくしたと言う
カズコ:おばあちゃんからもらった大切なものなの
マリコ:浅倉くんが持ってた

別のクラスにいるゴロウに時計を返してと頼む
福島先生から理科室の整理を手伝うよう言われる
福島先生:フカマチにも手伝ってもらおう

実験室からビンの割れる音がする
カズコ:誰かいるの?
人影を見て、落ちたフラスコから漏れた白い液体を嗅いで倒れる

気づくと保健室のベッドの上
友人とフカマチも心配している
友人:実験室はちゃんとしてたわよ

カズコはフカマチと帰る
カズコ:あの匂い ラベンダーの匂いだった

そこにトラックが正面衝突してくる
フカマチ:危ないとこだった
2人の様子を見ている2人の男

その夜 大きな地震がある
カズコの部屋に大きな埴輪がある!

消防車の音がして見るとゴロウの家が火事で見に行く
浅倉モータース!は無事
あれ!? ゴロウの兄が田中哲司さんだ!驚×5000

カズコ:時計返してもらおうと思って と誤魔化す
ここにも怪しい男2人が見てる

ゴロウ:これ持ってると次の大会でいい成績が出そうな気がする 好きなんだ!
カズコは泣きながら帰る



2回目の木曜日
昨夜の地震も火事もなかったという友人

英語の授業も上の空
フカマチも地震のことを知らない
フカマチ:僕、ジャンバーなんて持ってない
カズコは興奮してフラつく







その夜 地震がある
またゴロウの家に走る

カズコ:私をここから連れ出して!
フカマチはカズコを家まで送り部屋まで上がる

ジャンバーは叔母が今日買ってくれた
フカマチ:君は予知夢を見たんだ
フカマチはカズコのオルゴールをポケットに入れる

祖母:
どこか遠い所から来たのね
ラベンダーの匂いかしら?
若い頃は舞台に立ってたの(若い頃の写真

フカマチ:僕にも祖母がいた

フカマチは帰りに2人の黒服の男に追われて川に逃げる



金曜日
フカマチは欠席
マリコ:今朝、学校来る時会ったわよ
フカマチのノートに「10時に公園で」とある

少女がフカマチに頼まれてペロペロキャンディーを持ってきて
そこにもメモがあり、建物内で再会する
フカマチ:走るんだ!

松本城?!

カズコ:説明して

フカマチ:
僕は未来から来た
100年後の人間なんだ

タイムワープも超能力の開発も進んだ時代
大学でタイムリープを学びテレポーテーションのクスリの合成に成功した
ラベンダーも入っている
この花を集めるためにこの家の住人になり、実験室を使ったんだ

若い頃の祖母に会いたくて
あのオルゴールは祖母の形見
タイムリープの時持ってきて、途中で失くした
時代をさかのぼり過ぎて、祖母はまだ5歳だった
祖母は、去年、2049年に亡くなった

5歳の祖母にオルゴールをあげる

黒い服の男は光線で叔母の記憶を消す

時の番人
2050年 環境が悪化し、汚染された地球から逃げだす人もいる
タイムリープで過去を変える者も出て大問題になり
逃亡、犯罪を阻止するためにつくられたのが時間警察

無許可でタイムリープをしたから追われている
時間逃亡者なのさ

連れ戻されて裁判にかけられる
最低10年は刑務所暮らし
今度はもっと過去に行くかな 未来へは戻らない

カズコ:私も連れてって!

フカマチ:
それは出来ない
君には君の未来が待ってる
未来はすべて決定されている

カズコ:でも火事の後は違ってた!
フカマチ:本当か!?

ゴロウから電話 カズコは早退したがまだ帰ってないと分かり心配する両親

フカマチ:
君は最初の晩のように時計を受け取らないといけない
歴史が歪んでしまう
ほんのちょっとのズレが未来では大変なことになる
(バタフライエフェクトか?

クスリを飲むよううながす(え!?
フカマチ:ここで待ってる 強く念じるんだ 時間と場所を



カズコ:時計を返して 時間がないの
ゴロウ:やっぱりあいつのほうが・・・

ゴロウを説得して謝らせるのも違うのでは?

カズコは古墳にワープしてフカマチと再会する
すごいスモークたいてる

フカマチ:連れて行けない
カズコ:どうしてあなたは私の前に現れたの?

フカマチも怪し気な光線の棒を持ってる 水晶でできてる!

フカマチ:僕に関する君の記憶を消す
カズコを時間警察に関わらせたくないための気遣い

カズコ:あなたが好きなの(息が白い 寒いのかな

フカマチ:ボクはいつか必ず君に会いに戻る
カズコ:ずっと待ってる

このシーンだけで20分くらいありそうな長さ

カズコ:さよなら(急に諦めた? 記憶を消す棒は?



2人の男に捕まるフカマチ
記憶を消した人間にもう一度消すのは脳を破壊してしまう

時間警察に問い詰められてもフカマチのことは知らないと答えるカズコ
父母が警察に迎えに来る







フカマチは手錠をかけられて運ばれる
カズコ:フカマチくん!

3人とも光線を浴びせられる



5月
フカマチのノートを読むカズコ
久我さん、年齢重ねても上品でスタイルいいなあ/驚

カズコ:
思い出せないの
私は誰かに出会った

祖母:
きっとあのラベンダーの香りがする人のことね
大丈夫 心はちゃんと覚えてるから



15年後 冒頭に戻る
川の向こうにフカマチがいて駆けよる

フカマチ:戻ってきたよ
カズコ:私、ずっと待ってたの




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映画『ザ・シークレット:デア・トゥー・ドリーム』(2020)

2024-09-22 11:39:41 | 映画
監督:アンディ・テナント

出演
ミランダ・ウェルズ:ケイティ・ホームズ 夫は5年前に亡くなった
ミッシー・ウェルズ:サラ・ホフマイスター 長女
ベス・ウェルズ:クロエ・リー 次女
グレッグ・ウェルズ:エイダン・ブレナン 長男
ボビー:セリア・ウェストン 母
タッカー:ジェリー・オコンネル 上司で恋人
ブレイ・ジョンソン:ジョシュ・ルーカス 教授
ジェニファー:カトリーナ・ビギン 妹
ほか



ポジティブシンキングの力に焦点を当てたベストセラー書籍『ザ・シークレット』が原作”

スピリチュアルな映画で検索して観てみた
いろいろとフシギなことが起きる背景に身近な人の死がある気がするな


【内容抜粋メモ】

“人の生き方には2通りある
1つは奇跡の存在を否定する生き方
もう1つは、すべての事象がまるで・・・”

ハリケーンが近づいている
ミランダは漁師から魚を仕入れて競りにかける仕事で忙しい

ブレイはミランダに書類を届けに来て息子グレッグに会う

母ボビーからハリケーンを心配して電話がくる
ボビー:あの家は売りなさい

娘2人ミッシー、ベッシーをクルマで送る
娘と口論してブレイのクルマにぶつける
ブレイ:バンパーはテープで直せるよ
(偶然は2度、3度は続かないよね

急に大雨になり、家に呼ぶと、あちこち雨漏りしている









ブレイ:
物を引き寄せる力がある
君の思いも同じ 願った強さだけ引き寄せられる


ピザが食べたいと話してるとすぐタッカーから届く!
ブレイ:どんな時も福に転じると信じてる

夜、未曽有のハリケーンが襲う
停電になり、木が壁を突き破る!
みんなで風呂場に逃げる



翌朝は快晴
家の中は浸水して、台所はめちゃめちゃ
ミッシー:なぜウチばっかり・・・

ブレイは心配でまた寄ると書類を入れたポストごと吹き飛んでる
ミランダ:悪いことが起きる予感があるといつも現実になる
ブレイ:力になるよ 費用は抑える

ボビー:この家には住めない 知らない人は用心して
(疑い深い親の子は心配症のクセを受け継ぐか

一家でボビーの家に避難することにする
母はタッカーを気にいってる







ブレイは送風機で部屋を乾かす
ブレイは発明家だった亡き夫マットを知ってる



タッカーがミランダの家を見に来る
ミランダと付き合って数年になる

ブレイ:望めば状況は変わるよ
タッカー:彼女を幸せにしたい







母:あの家なら1日で売れる 売ればお金の余裕ができる
(言うことを聞くまで言い続ける感じが私の母に似てる/汗

ブレイ:
10年前の離婚で地獄を見た
なにもかも人のせいにしてた

夜に1人で泣くミランダ

ボビーが卵とグルテンフリーのパンを焼いて出すと
シリアルがいいと文句を言う子どもたち



屋根の穴は天井窓になってる
ブレイ:「偶然は神の仕業だ アインシュタイン」

(ミランダがどんどんキレイになってる気がする

ミランダ:なぜ助けてくれたの?
ブレイ:あの嵐は必然で、聡明な女性と引き合わせてくれた



レストランの再オープンを祝うパーティー
タッカー:家族がずっと欲しかった

ミランダに指輪を渡してプロポーズして「イエス」と言うミランダ
この状況で断るのは勇気がいるよね
子どもたちはなんだか悲しそう









新しいクルマをプレゼントするタッカー

荒れてるグレッグの話を聞くブレイ
発明したニワトリの自動エサやり機を動かして見せるブレイ
ブレイ:パパは君の幸せだけを願ってた

ミッシーは誕生日にキッチンカーを出す友だちを妬んでる

ブレイ:
5人の親友と楽しめばいい
君は何がしたい? 分からない人に願い事はできない

ミッシーはタフィーを頼む

ミランダ:
前向きに考えることができなかった
幸せになる方法を忘れてた
誕生日パーティーに来て

ボビー:ラクな人生なんてないのよ

ミランダ:
すべてを失うものや怖れで語るのはやめない?
得るものや喜びもあるじゃない








飛行機事故で奇跡的に助かったブレイ



ミッシーの誕生日パーティー
タッカーは家族の写真入りケーキを用意した
ブレイは薪でホットドッグをつくる
女友だち:ブレイはホットね

マーカスの発明アイデアにブレイも関わってたとサイトに載ってたのを母が見つけて
ミランダは怒ってブレイをぶつ

ブレイ:
オレは生き残った あの時からすべてが変わった
先月特許が出て届けに来た

ミランダ:同情なんていらない 出てって!



ホテルのフロント女性がブレイの書類をミランダに渡す
10万ドルの小切手入りで、以前計算した赤字額とまったく同じ数字!

ミランダ:
未来の話をしましょう
タッカーは私に断られるのを怖れてみんなの前でプロポーズした
心を決めるべきね



ブレイの考えやセリフが子どもたちにも乗り移ってる

ポストが池に落ちてるのを見つける
「マットは家族思いのいい奴だった」というメモと書類が出てくる

ミッシー:タフィーはブレイのお陰 全部を明るくしてくれた



ブレイは教授に戻る

ミランダはタッカーにクルマのカギと指輪を返す
ミランダ:あなたはステキな人よ ここを辞めるわ ありがとう

ミランダはボビーを説得する

ミランダ:
タッカーを愛してなかった
看護師になるのが夢だった
大学に戻りたいから週末に子どもの世話をお願いしたい

満席で入れなかったレストランにも偶然空きが出るラッキーが重なる







ミランダはブレイを訪ねる
妹ジェニファー:ちょうどあなたの家に向かってるところよ!

クルマを運転しながら電話で話す
ブレイ:僕の大学は評判いいよ

道路の途中にあるコーヒーショップで会う









クリスマス
結局、あの家は売ったのか
ブレイの豪邸に引っ越してる

ブレイはベッシーのためにポニーを買ってくる





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映画『ヒア アフター』(2010)

2024-09-21 15:07:26 | 映画
監督:クリント・イーストウッド

出演
マリー・ルレ:セシル・ドゥ・フランス フランス人ジャーナリスト
ディディエ:ティエリー・ヌーヴィック マリーの恋人。テレビ局の報道番組のディレクター
ジョージ・ロネガン:マット・デイモン 霊能者
ビリー・ロネガン:ジェイ・モーア ジョージの兄
マーカス/ジェイソン:フランキー・マクラレン/ジョージ・マクラレン ロンドンに住む一卵性の双子
メラニー:ブライス・ダラス・ハワード
ルソー博士:マルト・ケラー 臨死体験を研究している医師
ほか


スピリチュアルな映画で検索して観てみた

マット・デイモンは目立つキャラではないけれども
確実にキャリアを重ねていってるなあ


【内容抜粋メモ】

海岸沿いのホテル
フランス人ジャーナリストのマリーは
市場で貝のブレスレットを買う

急にものすごい引き潮になり、大きな津波が襲ってくる
こんな映像は観たくなかったな↓↓↓







店の少女を連れて逃げるが津波に飲み込まれ、頭を打って失神
失神してたほうがマシだ/汗

男たちが人工呼吸している間も魂の世界を垣間見ている
意識が戻り蘇生する

周りはすっかり崩れ去ったが恋人ディディエと再会









サンフランシスコ
霊能者のジョージは兄ビリーに頼まれてクリストスの霊と交信する
妻と死に別れた 長い闘病で寝たきりだったと当てる

ジョージ:感覚も鈍った これ以上はムリだ

クリストス:彼はお金になる

今は工場勤務しているジョージ



写真館で写真を撮ってもらったマーカスとジェイスンの双子兄弟
ボロボロになった母親が夜中に帰ってくる

翌朝、福祉局の役人が来て、母は買い物に行ったとフォローする
「5分で開けないと警察に通報するぞ」







双子の写真を喜ぶ母
母に言われてマーカスが薬局にお使いに出ようとしてジェイスンが代わりに行く

母に言われたクスリを調べるとヘロインの治療薬
ジェイスン:これでやっと普通の家庭に戻れる

街でもドラッグを売ってて、絡まれて逃げ、クルマに轢かれるジェイスン



マリーはフランスに帰国
テレビ番組の司会者をしながら臨死体験について思い出す

ディディエに話すが信じてもらえない
ディディエ:しばらく休むといい 前からやりたかった本を書けばいい



イタリア料理教室に来たジョージ
美人のメラニーとペアになる

帰宅すると霊と交信してほしいと頼む女性が待ち伏せている
キャンダス:娘を亡くして話がしたいの! 全財産払うから!

ビリー:才能は使うべきだ
ジョージ:ギフトじゃない 呪いだよ
ビリー:運命からは逃げられないぞ

朗読を聞きながら眠れない夜を過ごすって他人ごとじゃないな/汗



マーカスを里親に預ける手続きをする福祉局

母:
ママは弱いから一緒じゃダメなの
お前のために必ず立ち直ると約束するから



政治家批判の本を書くと積極的にプレゼンするマリー

マリー:死んだらどうなるの?
ディディエ:電気が消えておしまいだ

臨死体験をググって
「光の中への旅立ち クラウディア・ルソー」というサイトを見つける



料理教室
1人は目隠しして、いろんな味を五感で体験する

メラニー:この街に越してきたばかりで運命の男性に出会えるかもって思ったから

メラニーはクルマで家まで送る

ビリーから留守電が入り、霊能者だったと明かす









ジョージ:
子どもの頃、高熱を出して脳脊髄炎になり、首の後ろを手術して死んで蘇生した
悪夢を見るようになり、突然つながるようになり、霊が見えるようになった
知り過ぎないほうがいいんだよ

メラニーに頼まれて仕方なく霊視すると亡き父母が見える
ジョージ:父は君にひどいことをしたのを許してくれと言っている
メラニー:今聴いたことはなかったことにして
(なんだろう 父からレイプされてたとか?



マーカスは里親のアンジェラとデニスの家に来るが
ぐったりして何も話さず、帽子をジェイスン代わりにしている
学校でも孤立しているのを心配する女性教師

マーカスは死後の世界についてググってYouTube動画を観る
現代っ子ぽいな



山の中に建つステキなホテル
ルソー博士に会って臨死体験について話すマリー

ルソー博士:
視界は360度 時間は止まり、まるで悟りの境地
私は科学者だが、死亡宣告された人が生き帰り、体験談が偶然と思えないほど似ている
脳は停止状態だった
あなたは有名だから世の中を変えられるかも

マリーは資料を借りてアフターライフに関する本を書くことにする



ジョージは希望退職者に選ばれて解雇される

ビリー:お前のサイトもまだある

料理教室ではメラニーはもういない



デニスはお金が盗まれたと福祉局に連絡する

心霊開発センターの「死者との会話」に来たマーカス
誘導質問で適当なウソを言ってる
憑依するタイプ、機械で声を録音する男、鏡を見て話すサイコマンテウム?もニセモノ

改めてググってジョージが出てきて会いに行く途中、帽子が脱げて乗り遅れる
ロンドンの地下鉄も混んでるな/汗

地下鉄がテロで爆発! マーカスは命拾いする
こんな映像見たら、余計、電車に乗れなくなるよ↓↓↓



出版社は「来世」というタイトルに戸惑う
マリー:何が怖いの? 科学的根拠もある 私も体験した
ミシェル:うちの読者層には合わない 変更するなら前金を返せ

ディディエに相談するが復帰はまだムリだと言われる
マリー:数か月前まで成功者でリッチで幸せだった

ミシェル:アメリカとイギリスの2つの出版社が興味を持っている



ビリー:グループセッションで割引価格で一気にみる オレに任せろ

ビリーに置手紙をして飛行機で発つジョージ
「助けが必要なのはボクのほうだ」

大好きなディケンズの家を訪ねるジョージ
ガイドを聞かずとも情報が入ってくる

いつも夜に聞いているジャコビの朗読会のポスターを見つける
宣伝で朗読しているマリーを見かけてサインをもらい津波での体験を知る









マーカス:あなたは霊能者だ 話を聞いて
ジョージ:人違いだよ 関わるのはやめたんだ!

マーカスはジョージをホテルまで尾けて夜まで待っていたため中に入れる
手を握ると見える

ジョージ:よく喋る子だ 変な笑い方だ

「話すことがたくさんある
ここは何でもなれてスゴイぞ イケてる
お前はいつもボクを頼ってた
失敗するとボクのせいにした もうやめろ ひとり立ちしろ
帽子はすぐ脱げ 二度とかぶるな それはボクのだ
だから地下鉄で脱がした でも助けるのはあれが最後だ

心配ない ボクはお前で、お前はボクなんだ
一卵性双生児は二人で1つだ」

この子役の子上手いなあ

マーカスはお礼にマリーの泊まっているホテルを教える
マーカスは入院している母と面会する


翌朝、ホテルを訪ねると部屋にいないため長い伝言の手紙を残す

マリーはジョージと喫茶店で会う
いろんな事象と縁が必然なんだな






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映画『季節風の彼方に』(1958)

2024-09-20 13:41:09 | 映画
原作:佐藤鉄章 監督:関川秀雄

出演
那村文江:久我美子
那村勘介:小沢栄太郎 父
那村テル:沢村貞子 母
那村幸枝:春丘典子 妹
幸田先生:高倉健
森本先生:永井智雄
安城哲夫:木村功
校長:東野英治郎
畠山芳枝:中原ひとみ
ほか



東映オンデマンド対象作品

「久我美子さん出演作まとめ」に追加します


高倉健さんが久我美子さんと共演してたってビックリ/驚
上品な顔立ちの久我美子さんが「~だべ」てセリフを言いながら野良仕事をするのが違和感


【内容抜粋メモ】

吹雪の学校
大学に進学したいと担任の森本先生に相談するフミエ

幸田先生にテストで90点だったと褒められる
(建さん、若い!!

コウダ:君という生徒がいたことを忘れないだろうね








森本先生:
フミエが家の事情で進学が難しいのは残念だ
父は炭焼きで1か月に1万円の収入も難しい

妹ユキエ:
おとうが山から帰って、おかあが姉さんのこと話したら
急にばばあと怒鳴って叩いてる!

父は母を殴って、母が泣き叫ぶのを吹雪の外で待つ姉妹

母:
おとうも心の中はツライんだ
フミエが高校に入れる時も腕を火鉢で殴られた

ユキエ:おらは貧乏しておっかあのように泣くのはイヤだ!



フミエ:大学進学を諦めて働く
父:おとうの仕事を手伝え

雪深い山を2人で登る



旧暦の正月
父が酔っぱらって帰ってくる

父:
オレは炭焼きになるために生まれたんじゃない
フミエ、大学行け!

5万稼いだが、いろいろ引くと2万しか残らない

父:炭焼きやめて家畜工場行く
フミエ:おっとうは51になる そんな恐ろしい仕事をしたら死んでしまいたくなる

フミエは宿直のコウダに大学を諦めると報告する
コウダ:ここにも春が来る



コウダは突然学校を辞めて村を去った
入院料が払えてないのをふせて恋人を見舞う

恋人:
東北に来たのも私のためだったのに・・・
あなたにご迷惑ばかりかけて、私なんか早く死んでしまえばいい

中学校の助教師になったフミエ
自分で作った♪季節風の彼方に を生徒たちと歌う

日曜も学校に行くフミエ
病気で休んでいたヤスナリ先生がいる
有力者の息子だが自分の力だけで頑張っている

職員会議
ヤスナリは生徒のために図書室をつくりたいと提案
ヤスナリ:生徒は本を欲してます

コガ先生:この村の生徒の6割は山で働いている
校長:君はもう少し休んだほうがいい

生徒みんなで歌いながら炭を運ぶ
川原でひと休みして、どんな本が読みたいか聞くといろんな意見が飛び交う








校長:
子どもたちは立派な労働力 父兄から抗議が来ている
勝手な行動は禁止する!
東京の教育関係がへき地調査に来る

ヤスナリ:実際は改善しやしないんだ!

帰宅すると、コウダから手紙の返事がきている
今は神田にある出版社で働いている
夏休みに東北に旅をするから会えるのを楽しみにしている、とある

ヤスナリが川で待っている

ヤスナリ:父のもとを出たのもアカは置いておけないと言われたから

フミエは今後も協力すると約束する

ヤスナリ:ナムラ先生は恋愛したことはありますか?
フミエ:忘れられない人がいる 夏休みに来てくれる

ヤスナリ:
ボクはあなたを愛している
その人と幸せに暮らしてください

ヤスナリは夏休みになってまた倒れた

フミエは帰郷する 今年は夏の長雨で不作
ユキエ:おれは嫁に行く!

ヤスナリ先生が亡くなった
フミエは後任の先生が来るまでの間だと釘を刺される

生徒:卒業までいてほしい!



生徒の働いたお金で本が届いてみんな喜ぶ
その後も村の人々が持ち寄ったお金で70冊以上に増える

校長はフミエのつくった歌をアカの歌だと疑う

ヨシエが学校に来なくなって家を訪ねる
ヨシエの家族は戦後、樺太から引き上げて来て、炭焼きのその日暮らし
母:そんなに他人の子が心配なら飯を食わせてくれたらいい

東京の食堂で勤めているユキエからきた手紙を読む
卒業できるように校長に頼むと約束する
女生徒:私も東京で働いて家にお金を送りたい

校長:
君は生徒をかばいすぎる
生徒はパンパン(売春婦)みたいになってる
これは人身売買だ 詳しく調べてみなさい
わしには学校の名目が大事なんだ



就職講話

講師の役人:
中学を卒業して山の人になるのだから山を大事にしないといけない
人夫となって働けば55歳まで使ってもらえる

男子生徒・福島:
労働基準法に基づいてるか?
国有林を村に返すことはできないか
図書室の本で学んだ

校長は福島に激しくせっかんするのを他の教師は無視している
フミエが止めに入る








フミエは学校の秩序を乱したという理由で解雇されて帰郷する途中
牛をとさつ場に連れて行く行列にいる父を見つけてもの影に隠れる

そのまま汽車に乗って東京に来る
ヨシエが働く先を訪ねると食堂ではなく、いないと言われる

フミエ:ヨシエさんを返してもらいたい! いないというなら警察に行ってほしい
男に脅されて逃げる

フミエ:
卒業証書を送りたい
あなたがどんなことをさせられてるか聞かない
私の力ではどうしようもない

ヨシエ:
掃除や洗濯をしてるだけです
先生も学校で待っててください!

ヨシエは医師になるのが夢







コウダの出版社を訊ねると本郷の病院にいると言われる
恋人が亡くなり、運ばれていくところを見て声をかける

コウダ:
僕の生活はすべてあの人のために動いていた
そのマリが死んでしまって、どうしたらいいんだ!
マリは自殺したんだ

フミエ:
あの方は先生にそんなに愛されて幸せでしたわ
私、今夜あの方のお通夜をします 先生とご一緒に










「先生を愛していた」と手紙を残して帰郷すると
生徒が駆け寄ってきて、また担任になったと喜ぶ



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映画『風のある道』(1959)

2024-09-18 21:54:37 | 映画
監督:西河克己 原作:川端康成

出演
竹島恵子:北原三枝 長女
竹島直子:芦川 いづみ 次女
竹島千加子:清水まゆみ 三女

真山英夫:岡田真澄 ケイコの夫
矢田光介:小高雄二
小林甚吉:葉山良二 みどり学園教師
大川源三郎:深見泰三 シゲタの父
ほか


主題歌♪風のある道 和田弘とマヒナスターズ









【内容抜粋メモ】
ムード歌謡の主題歌が流れる

クルマで野良犬をひいて、病院に連れて行くと言う竹島直子
姉の恵子はウェディングドレスが届かずバタバタしている
新婚旅行は北海道

真山英夫:ヒューマニズムだな

ナオコは矢田光介と婚約中
母が倒れて介抱するコウスケとナオコ



両親はナオコの将来でケンカになる

ナオコ:
小学校の頃、父と母が大ゲンカした
ケイコはお父さんの子どもじゃないの?って言ってた



デパートでのいけばな展
コウスケは大きな作品を出品して取材を受ける







少年シゲタは好きな蝶が欲しくて作品を壊してしまう
先生の小林甚吉が謝り、丁寧に言って聞かせる
小林:この子は知恵が遅れているんです

ナオコは子どもをかばう
小林はたくさんの生徒に慕われている



花火大会

コウスケ:
母は完全に再起不能です
僕は才能の限界を知ってます
母はボクよりあなたの才能を買って、後継者になることを望んでいる

チカコ:コウスケが花火大会で手を握ってきた

父が酔って帰る
母はまた父を責める



東京タワーが見えるマンションに住んでいるケイコとヒデオ

ナオコは犬を連れてみどり学園の小林を訪ねて、シゲタに犬をもらってもらう

小林:
近藤先生は父の友人だった
僕は子どもたちを特別扱いしたくない
子どもの世話を焼くより、自分でやることを教える

シゲタは言語障害
劇で演る役がなくて困っている

ナオコ:お地蔵さんはどうでしょう?
小林:劇の筋を考えてほしい







帰宅すると父母がコウスケのことでケンカしている
母はコウスケがお気に入りだが、父は嫌っている

母はナオコと旅行に行きたいと誘う
ナオコ:お母さまも息抜きしたほうがいいわね

湖畔?でコウスケについて聞く母
ナオコは縁談について迷っている

こんな所までコウスケが来る
チカコから電話があり、小林から速達があったと伝える







ナオコは酔って、コウスケは速いダンスをして具合が悪くなり、部屋に連れ込む



帰宅するとケイコも帰っている
チカコが小林と会ったことに嫉妬する
母は小林からの手紙を見て心配する

小林はロードショーの切符を持っていたがチカコに譲った

小林は竹島の両親と会って話し、コウスケも来る
チカコはオシャレして小林の横に座る

コウスケはアメリカの視察にナオコも連れて行きたいから
婚約発表したいと話すと小林は気が引けて帰る



母もみどり学園に来る
シゲタの父・大川源三郎(学園の後援者)が来て
地蔵役に不満を言って連れて行く

母はポケットの鎖について聞くと父の形見
父は人類学者 母が倒れて、父も栄養失調だった

ケイコはヒデオが暴君だと泣いている

ケイコ:
仕事でもないのに家に帰ってこない
きっとキャバレーかバーの人なんだわ

チカコ:ヒデオさんは二枚目ぶってて嫌い

母:結婚は半分以上が辛抱なのよ
ケイコ:私、帰る



コウスケは矢田会館のパーティーを開く
ケイコは妊娠した

コウスケ:
アメリカの日本ブームに乗っかるつもり
年に何回は君に発表会をしてもらおう

ナオコはみどり学園に寄るが小林は出かけている
妹婿はブラジル人
近藤先生:先日、お母さまが来た 本当に奇妙な巡り合わせだ

母が小林の父の墓参りをしている
小林の鎖はミヤコから父にあげたものだった
ミヤコ:一緒になれない運命だった



小林は近藤を見舞う
近藤:君も結婚したらどうかね

劇のお披露目
ナオコも見に来ている
シゲタは必死に自己紹介して、みんなが笑い、父が怒って子どもを連れて帰る
客:子どもより選挙のほうが大事だってよ

ナオコ:あなたならやり通せるわ
小林:ボクはいつもあなたに励まされてきた

ナオコ:私もあなたとお仕事をしたい
小林:あなたには矢田さんがいる
ナオコ:それは違う!



大川は近藤に文句を言いに来る
大川:小林を辞めさせるか、毎月の援助を打ち切るか
小林:都の補助だけでやっていけないものか

近藤:
ブラジルに行ってみる気はないか
妹婿も孤児の面倒をみている

ナオコ:アメリカ行きを断ってほしい

母:
コウスケさんとの婚約を解消することになる
小林さんが好きなのね
コウスケさんとなにかあったなら考えなきゃいけない
お母さんはそのために二十何年も苦しんできた



荷造りをしている小林
チカコが来て、学園の手伝いをしたいと申し出る
チカコ:ナオコは婚約発表してアメリカ行くわよ

矢田会館に大勢が集まる
小林:ボク、ブラジルに行きます 一緒に行ってくれませんか?
コウスケ:君はナオコさんを幸せにする自信があるのか?!

手をケガした小林に包帯を巻いて泣くチカコ
チカコ:私と結婚して! 一緒にブラジルに行く!
小林:近藤先生と子どもたちをよろしくお願いします

大恥かいたとミヤコに注意する仲人

両親は小林の父のことでまたケンカする
母:ケイコはあの人の子どもだと疑っている
父:ケイコは私の子どもだ!

母はケイコの家に来る

ケイコ:
ヒデオは浮気ばかりにしている
子どもが生まれたらいろいろ変わる



父:今からでもけして遅くはない

チカコ:真っすぐ行けば羽田(コウスケ)、左に曲がれば横浜(小林)
ナオコ:横浜行ってください

横浜港に着くと船は出た後だが、小林は待っていた

小林:
あなたが来ないと船に乗れなかった
僕と行ってくれるね?

母:これでいいんでしょうか
父:お互い死ぬまで恥をかいてなきゃならんね






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