メランコリア

メランコリアの国にようこそ。
ここにあるのはわたしの心象スケッチです。

少女名作シリーズ31 オーケストラの少女 クラーリィ 偕成社

2024-05-31 16:48:30 | 
1973年初版 1981年11刷 大庭さち子/編著
山下一徳/カバー図案 田村耕介/カバー絵・口絵 石田武雄/挿絵

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いかにもアメリカンなテンポ感で
場面が目に浮かぶように描かれていると思ったら、実際、ノベライズなのか

貧しくても、才能を活かして、努力すれば
成功し、お金も手に入るサクセスストーリーはアメリカ人好み



【内容抜粋メモ】

登場人物
ジョン・カードウェル 父 トロンボーン奏者
パトリシア 16歳の娘 歌が好き
マイケル 隣人 フルート奏者
ストコウスキー フィラデルフィア管弦楽団の名指揮者
支配人ラッセル
フロスト 実業家




ブルックリンのアパートに住むパトリシアは歌うのが大好き
アパートの管理人コスターおばさん:早く立派な歌手になっておくれね

父ジョンはトロンボーン奏者で大きな楽団に所属していたが
妻の看病と赤ちゃんの世話が2年も続き、クビになった

その後、妻は亡くなり、やっと場末の小さな楽団に入ったが、それも潰れてしまった

歌が大好きなパトリシアを音楽学校へ入れたいと思い
アメリカ一のフィラデルフィア交響楽団を指揮している
世界的名指揮者ストコウスキーに会いに行く












父が夜遅く帰宅するとコスターおばさんは
アパートの家賃を3か月も未払いなため
大家さんが明日出て行ってほしいと言っていると父に伝える

父はポケットからあっさり3か月分の家賃を払う
驚いたコスターおばさんは、ジョンがとうとうストコウスキーに認められたと思い
アパートの住民全員でお祝いのパーティを開く

パトリシアはパンを買うお金もなく水だけでガマンする日々がやっと終わったと大喜び
隣人でフルート奏者のマイケルの伴奏で得意の歌を披露する

♪わらって うたって ほがらかに
だれもかれにもつげましょう
きのうのやみは とおくさり
きょうは光りの雨がふる









パトリシアは父の髪をさっぱり切ってあげる
10時からの稽古についていこうとすると強く止める父







近所のレストラン・リリーは働き口のない音楽家や画家などが集まるクラブ
父はマイケルに本当のわけを話す









ストコウスキーのコンサートは大盛況で
サインブックを手にしたファンが押し寄せる
守衛のジャックは毎日来るジョンを目の敵にして追い払う

ストコウスキーに仕事の件を頼むと支配人ラッセルを呼び
ラッセル:楽団も今は人が多すぎるくらいだ 空きが出たら知らせるよ

ガッカリして歩いていると、女性のハンドバッグを拾い、事務所に届けるつもりが
またジャックに会うのがイヤで後で返そうと持ちかえり
家賃を迫られて、ついそこからお金を払ってしまった

マイケルはそのうちパトリシアに話してあげると約束する



パトリシアはこっそり父の様子を見ようとコンサート・ホールに行く
ジャックに止められ、父がいると話すと
2年前から新しく入った者はいないと言われる

目を盗んで入り、楽団を見ると、4人のトロンボーン奏者の中に父はいない
ジャックに追い出され、帰宅し、まだウソを言っている父に問いただす



お人よしで気の小さいジョンの代わりにハンドバッグを返しに行くパトリシア

名詞にあるフロスト家は立派なお屋敷で
フロスト夫人にバッグを返すとお礼に100ドルあげると言うので
家賃として抜いた63ドルだけもらい
その場で返すとすっかり気に入られて夕食をごちそうになる







父が名トロンボーン奏者だと話し、歌を聞かせてと頼まれて
♪こころは自由 を歌うと大絶賛される

パトリシア:
パパの楽団はつぶれてしまったの
働き口のない音楽家はNYだけでも1万人近くいる

紳士:その人たちで新しい楽団を作ればいい
パトリシア:今すぐ作りますから、入用のお金を出してください







フロスト氏は放送局長で、今度できるテレビ会社の社長だから
新しくつくったオーケストラを見せてくれたらお金を出すと約束してくれる







レストラン・リリーでわけを話すと、信じてくれないため
フロスト夫人に電話すると、たしかに約束したと話す



まず稽古場を探して、昼の間だけ安い賃料でガレージを借りる
失業音楽家から100人選んで、楽長にジョンが選ばれる
久しぶりの演奏に喜ぶ仲間たち



パトリシアがフロスト夫人に会いに行くと、ヨーロッパに旅行に出てしまったため
フロスト氏に会いに行く

黒人のタクシー運転手サリーも歌うのが大好きで、即興で歌う







クラブの玉突き場でフロスト氏は実業家仲間2人とかけ事をしているところに
パトリシアがオーケストラの話をしたため
仲間が自分をだまそうとしていると思う

パトリシアはフロスト氏が承諾してくれたと思い込むが

フロスト氏:
私は君たちを助けるつもりはない
妻も冗談で言ったことだ
世間が認めていないオーケストラなど誰が聴くか
乞食と言われるのが悔しければ、有名な音楽家を連れて来い










ジョンは怒ってフロスト氏を殴ってしまう
ツライことに慣れている音楽家たちは帰りはじめる

パトリシアはもう一度ストコウスキーに会うためにコンサート・ホールに忍び込む
演奏に感動して拍手して褒め讃え、ジャックをまいて事務所に入る







電話が鳴り、ストコウスキーがヨーロッパに行く話を聞いて
なんとか止めたい一心で、ヨーロッパ行きは止めて
失業音楽家のオーケストラを指揮するとウソをついてしまう
パトリシア:フロストさんが後援するんです

支配人ラッセルが来て、パトリシアを追い出す







楽団がモーツァルトの♪ハレルヤ を演奏すると歌いだすパトリシア
その歌声に感激するストコウスキー








父に習ったと話し、失業音楽家のオーケストラの指揮をしてほしいと頼むが
ストコウスキー:一度約束したら変えられない 半年の旅行から戻ったら相談に乗りましょう







ガッカリしたパトリシアはタクシー代も払えない
サリー:明日になれば、明日の風が吹いてくるさ



パトリシア:
なぜ私たちばかり、こんな貧しい日が続くのかしら?
神さまはどうしてこんなに不公平なの

父:幸せなんて、心の持ち方ひとつだよ
マイケル:今日の苦労は今日だけでたくさんだ









翌朝の新聞にストコウスキーが失業音楽家を指揮して
フロスト氏が後援するという記事が出る
事務所にかかってきた電話が新聞記者だったと分かる

フロスト氏は激怒するが、実業家仲間はこれは金になると言ったため
どこより早く契約してしまおうとジョンにサインを求める
パトリシア:サインをしちゃダメ!

フロスト氏は3か月の契約じゃ足りないと勘違いして1年に延ばす
フロスト氏:君たち100人より、あの娘1人のほうが商売が上手いよ









音楽家たちにわけを話すと、マイケルはもう一度ストコウスキーに頼んでほしいと切願する
マイケル:君だけが頼りなんだ!







ストコウスキーに問い合わせて、そんな約束はしていないと言われて
フロスト氏は激怒し、楽団を訴えようとする

ストコウスキーは喧騒から離れ、自宅で1人ピアノで作曲していると
パトリシアと100人のオーケストラが現れ
♪ハンガリア狂詩曲第二番 を演奏する

ストコウスキーはいつの間にか指揮をふる
演奏に感動して、ヨーロッパ行きをキャンセルして、指揮することを約束する









コンサート・ホールで演奏会の日
フロスト氏は改めて後援し、きっかけをつくった妻を呼び寄せる

ストコウスキーに紹介されてパトリシアがステージに上がる
サリー:歌ってくれよ!

一番安い3階席には、アパートの隣人が並んでいる
♪トラビアタ(椿姫)の乾杯の歌を披露するパトリシア

この世の命みじかく やがては消えゆく
ああそれゆえにこそ このひとときを楽しく過ごさん














解説
本書の原題は『百人の紳士と一人の少女』
アメリカのシナリオライター、ハンス・クラーリイが脚本として書いた

アメリカで映画化され、昭和13年に日比谷で封切され
3週間も続映され、13万人が観た
当時としては日本映画界空前の大記録だった

パトリシアを演じたディアナ・ダービンは一躍スターとなり
当時の楽団で活躍していたレオボルド・ストコウスキーが特別出演し
実際、フィラデルフィア交響楽団を指揮して有名になった

どんな時にも明るさを失わない少女
険しい道を自分で切り開いて、幸福の喜びを教えている


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映画『東京の女性』1939年(昭和14年)

2024-05-31 16:04:38 | 映画
監督:伏水修

出演
君塚節子:原節子
妹 水代:江波和子
父 榮治郎:藤輪欣司
母 お幾:水町庸子

木幡好之:立松晃
タイピスト たき子:水上怜子
一森営業課長:外松良一
販売主任:柏原徹
社長:鳥羽陽之助
その秘書:龍崎一郎
町田家執事:生方賢一郎
ほか


【内容抜粋メモ】

車の会社 これ全部広いセットなのがスゴイな
サラリーマンたちはビルの屋上で昼休みを過ごしている







仕事を横取りしたと怒る同僚
同僚:女房が病気で入院してるんだ あれはオレに譲ってくれないか
キバタ:つまり商売がヘタってことだな

キバタは相手を殴り倒す









昔のタイプライターすごいな






キバタ:
あいつの女房はピンピンしてる
我々セールスマンは手段を選ばない
泣き落としで仕事を奪おうとした


セツコは知人がクルマを買いたいと言った話を上司に話す
上司:この話は絶対口外しないように

セツコの儲けは400円

上司はセツコを叱る

上司:
君に100円しか出さなかったのは悪かった
あと150円出そう(ウソみたいな金額w
君の給料にしたら2月分だよ

セツコ:
女だからバカにされる
私もサラリーマンになろうかしら










妹ミツヨ:
父さん酔っぱらって帰って、母さんを蹴ったりしてるの!
お店を潰したのは父さんなのに







母が家を出たら父は目が覚めるだろうと提案するセツコ





ミツヨも姉と同じ会社の庶務に入った
(いくつの設定なのか?



父が庭にいる間に家に入るミツヨを叱る父

父:あいつは自分から飛び出していったのか?

セツコ:
私たちが一生世話します
3000円の元手があればいいと言うけど逆じゃありませんか








父がケガをしたと知らせが来て、病院に駆け付け看病する母
命には別状ないが長引くだろうと医師に言われる
(奥さんのほうが娘より若く見えるな

父:心配かけてすまなかった



キバタはセツコがセールスマンになる決心を変えようと説教する
セツコ:私、どうしてもお金がいるんです
キバタ:小さなネジ1本もどこに使われているか知らないとね
泣いて頼むと力になると約束する









工場で汗をふきふき勉強するセツコ






キバタに映画観に連れてってと頼んで断られるミツヨ
代わりにスケベそうな上司が目をつけてる






キバタ:本当の苦労はこれからですよ
セツコ:私、成功しそうですわ

なにかの足しにとお金を渡す
キバタ:貸してもいい いずれ儲けるようになったら返したらいい

(またシーンが飛んだ

キバタ:飲めないお酒の相手もしなきゃならない
セツコ:やってみますわ!








キバタはまたお金を出す
キバタ:セールスマンはケチケチしてちゃダメですよ

売り込みをしても、同僚が横取りする

父はまた手術しなければならない
ミツヨ:働いてもみんなお金がとられてつまんないや

医師に呼ばれてクルマが売れた?
みんながお祝いする








男性社員:
あんな調子でやられたら、オレたち干されるぞ
キバタと夫婦になったら敵わないね

新聞を読んで慌てて出かけるセツコ
葬式に出席するのも営業か キバタも来て複雑な顔








すっかり営業が板についてきたセツコ
オオタに横取りされて対等に怒る







お酒にも付き合わされる
同じ店にキバタも来て気分を悪くして店を出る
実際、女が同等に働くとイヤがられるんだよね








セツコ:
いつかお借りしたお金を早く返さないと気持ちがおさまらない
私、後悔してません

お得意さまから芝居の切符をもらったとキバタを誘うが断わる
タバコも吸うセツコに驚く



ミツヨとドライブするキバタ
歌手みたいに上手に歌う







キバタ:
姉さんはいい人だが、すっかり変わってしまったな
あすこまでやり手になるとは思わなかった

セツコ:あんたに仇とってきたわ
キバタ:これは君の仕事だ 僕は欲しくない

橋で黄昏れてると、高山に呼ばれて叩かれる

♪ブルース

キバタとミツヨがドライブしているのを見かける

ミツヨは上司にごちそうになりドライブに誘われる

課長:君はもう子どもじゃない 自分のことは自分で責任をとればいい
ミツヨ:帰るから車呼んでちょうだい



ミツヨのロッカーを見せろと迫るセツコ
新しい洋服がたくさん隠してあり怒る







ミツヨ:
私だってオシャレがしたいわよ
私は姉さんみたいな窮屈な考え方しない

セツコ:妹が堕落するのをボンヤリ見てられない

ミツヨ:
姉さんの嫉妬よ! この中にはキバタさんからもらったモノもある
私はキバタさんが好きだったんだ!







喫茶店でコーヒーを頼み、キバタに電話して、責任もって妹を頼む








え、もう結婚?!
セツコ:可愛がってやってちょうだい あなたなら安心して将来を託せますわ











すごい笑顔で見送るがクルマが去ると寂しさが残る
2人の乗る電車をどこまでも追うってストーカー?

急に笑顔で終わった
自分のクルマで運転する女性も珍しかったのかな?







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新装 少年少女世界名作全集 13 ケティ物語 クーリッジ ぎょうせい

2024-05-30 19:09:11 | 
昭和58年初版 平成7年 新装版発行 山下喬子/訳・文 アリマ・ジュンコ/絵


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新装版の「少年少女世界名作全集」シリーズは
取り上げている作品がちょっとずつ違うから
こちらも制覇したい

活発でいたずら好きなケティがケガをして動けなくなることで
周りに気遣いする“優しい、いい子”になる物語

昭和のオモチャみたいなイラストがカワイイ

アリマ・ジュンコ
1949年東京生まれ
学生時代より雑誌の挿絵を描き始める
『雪の女王』『きつねバス』ほか


【内容抜粋メモ】

登場人物
ケティ・カー 12歳
クローバー、エルシー、ドリー、ジョアンナ、フィル
イジーおばさま 父の妹
お手伝いのメアリー
セシー 隣りの少女
いとこのヘレン


●イジーおばさま
アメリカのバーネット
12歳のケティは遊ぶのが大好きで、毎日のようにドレスを汚したり、破いたりして
なんでもきちんとしていていないと気がすまないイジーおばさまにいつも怒られる









母はフィルが産まれてすぐ病気で亡くなり
父は医者でいつも忙しいため、父の妹のイジーおばさまが6人きょうだいの世話をしている
父は子どもをのびのびと育てる方針








●おもしろいあそび
子どもたちが好きなあそび場は氷室の屋根にのぼること
森の中には“おとぎの国”がある

ケティは物語りを話すのが上手くて、子どもたちは夢中で聴く
“おとなになったら”という遊びで、みんな将来なにになりたいかを話す

ケティはナイチンゲールのような看護婦や優れた芸術家などで
みんなに褒められる立派な人になりたいと思っているが
実際は怒られてばかり



●ナイト校とミラー校
朝、イジーおばさまがケティの帽子のあごひもをピンで留めて
さらに学校に遅刻して、授業中のおしゃべりで立たされて踏んだり蹴ったり







隣り同士のナイト校とミラー校はとても仲が悪く
薪小屋の屋根で強い風が吹いて、帽子がミラー校の運動場に飛んで
慌てて拾うと、無断で入るなとケンカを売られる



●川ごっこあそび
ミラー校の生徒を言い負かしたお祝いに川ごっこを思いつき
大騒ぎしていると、校長が来て叱り
今後3週間は休み時間も教室で座っているよう命令する









●1本のくぎの話
ケティ:どうして、いい日とわるい日があるのかしら?

父は国がなくなったのは、くぎが1本なかったせいという話を聞かせる
隣国と戦争になり、馬のていてつの釘が抜けていたため走れず
兵隊は馬に乗れず、戦うことができず、国がなくなった

ケティ:私が早く帽子のひもをつけていたら、遅刻もしなかったんだわ








イジーおばさまが留守の日に、家で鬼ごっこをして大暴れしたため叱られる

父:
お母さんが亡くなった時、ケティが大きくなったら、お母さん代わりに
きょうだいの面倒をみてあげてと頼まれたのを忘れたのかい?



●なかよしがいっぱい
ケティは素直な物怖じしない性格のため、誰とでもすぐ仲良くなる
刑務所の囚人や、みんな気味悪がって近づかないスペンサー夫人とも仲良くなり
後に、夫が大どろぼうだと分かったこともある


●気取りやのともだち
学校に越してきたイモジェンともすぐ仲良くなるが
ケティが思いつく遊びは野蛮だと言ってやらないし
話すのは自分のことばかり







父:
お前は誰ともすぐ仲良くなる
そんなところが好きだけれども
そんな思いやりを分かってくれない友だちもいるんだよ


●ヘレンのおとずれ
8週間の夏休みが始まり、いとこのヘレンが来る
足の病気で寝たきりなのに、いつも明るく、みんなに優しいため
“聖者のような病人”だと思い、みんな大好きになる









病人なのに全然陰気じゃなく、オシャレだと話すと
セシー:病人のくせにオシャレなんて間違ってるんじゃない?

ヘレン:
病気になると気分が暗くなるから周りも不愉快にしてしまう
だから私はなるべくキレイにして、気持ちよくいられるよう心がけているの

アレックスと婚約していたが、一生、病人に縛りつけておくのは可哀想だと思い
いい人を見つけて結婚してほしいと頼んだ

アレックスはその通りにして、奥さんのエンマとも仲が良い
産まれた女の子にヘレンと名付けた

最後の日にはみんなにプレゼントをくれて、みんな感激する








●きょうだいげんか
ケティは朝からいら立って、ヘレンからもらった大事な花びんを割ってしまう







エルシーはヘレンに手紙を書いたと言って見せるが
石板に切手を貼っていて呆れる

2人はケンカになり、押した勢いで、エルシーは階段から落ちて
イジーおばさまにまた叱られる

ケティはぶらんこに乗って、憂さ晴らしするが
壊れていたため、すごい勢いで落ちて
気づいたら長いすに寝かされている








痛みで立てず、めまいがして、数日寝ていなきゃならずガッカリする

エルシーが横で葉であおぎ、お見舞いに人形などを飾ってくれていて
今朝冷たくしたことを反省して泣いて謝る







●ベッドにねたきり
1週間過ぎてもよくならず、専門医が呼ばれ
背中を強く打って神経を痛めたと分かる
ケティはしだいに怒りっぽくなり、絶望し、みんな寄りつかなくなる



●神さまの学校で
ヘレンが来て、ケティが痩せ細り、部屋も陰気で乱れているのを見て驚く
ケティ:私はいろんなことがしたいのに、すっかり良くなるまでなにも出来ない
ヘレン:なぜ、よくならなければ何もできないと思うの?

ヘレンは“神さまの学校”について話す
最初は「がまん」の授業から始まり、「よろこび」「お日さま」が先生

毎朝起きたら「私は良くなる」と言い聞かせて
今日を楽しく美しく過ごすこと








ヘレンも子どもの頃はおてんばだったけれども
事故に遭い、歩くことができなくなった
面倒をみてくれる人もいなくて、部屋は散らかり放題

それを見た父が、片付けて喜ばせてほしと言い
最初は面倒だったが、やりはじめると次第に片付いてないと気持ちが悪くなった

部屋が明るくなると、みんなが来たがるようになる
嬉しい時、悲しい時になんでも相談するようになる

“神さまの学校”は、いつも先生がそばにいてくれて
困った時にどうすればいいか教えてくれる



●おばさまのかわりに
その年のクリスマスは、みんなケティの部屋に集まって
いつもより楽しく過ごした







クローバーは銀の鈴をプレゼントして
なにか用事がある時に鳴らして呼べるようになる

その後、イジーおばさまがチフスにかかり、急死してしまった
ケティはそれまでずっと世話になっていたことを痛感する

家のことを自分にやらせてほしいと父に頼む
料理の献立を毎日変えて指示したり、裁縫の本を読み、つくろいもする



●すばらしい日
2年後、ケティは車いすで部屋を移動できるようになり
ある日、急に立てるようになった







その日から少しずつ練習して、亡くなった母の誕生日の9月8日に
2階から1階に行くと、ヘレンも来ていて一緒に喜んでくれる

ケティ:みんな、あなたのお陰なの
ヘレン:あなたはほんとうにいい子になった








解説

スーザン・クーリッジ
1835年 アメリカ生まれ
本名はセーラ・チョンシー・ウールジー

1871年 36歳で初めて本を書き、翌年発表した本作は大好評となる
オルコットと並び、アメリカに新しい少女小説を生み出した作家

原題は『ケティがしたこと』
『ケティが学校でしたこと』
『つぎにケティがしたこと』の三部作

自分の力で自分を励まし、物事をいいほうに解釈して
絶望を希望にかえる努力をしなければならないと説く

自分がケガをしたことで、体の不自由な人の苦しみが分かり
長い人生にはいいことも、つらいこともあり
どんな困難も乗り越える勇気と忍耐が必要だと伝える







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『裏切りの街』(2016)

2024-05-30 18:49:16 | 映画
脚本・監督 - 三浦大輔
原作 - PARCOプロデュース『裏切りの街』(作・演出 三浦大輔)

登場人物
菅原裕一:池松壮亮
鈴木里美:中村映里子
今井伸二:落合モトキ
橋本智子:寺島しのぶ
夫・浩二:平田満
ほか


池松壮亮さんの出演作はどれも湿っぽくて苦手だけれども
部長と私の好きな秋山菜津子さんが出てると思って観てみたら
あれ? それは舞台のほうで、映画はキャストが違った/汗








【内容抜粋メモ】
ユウイチは出会い系サイトで知った40歳の主婦トモコと会う
ユウイチ:ほんとは駅で見てて、ブスだったら帰ろうと思ってた

互いに初めて利用したと明かして打ち解ける
ユウイチ:テレビの再放送見て、1日が終わって焦る

トモコ:もう帰ります 電話番号を書いてお金を渡す

ユウイチは恋人サトミと同居していて、経済的に依存している

ユウイチ:
オレ、終わってるわ
明日から生まれ変わるから

夫:
温泉行こう 伊豆でも箱根でも
お前も働けとか言ってるんじゃないからね だいじょぶ?

トモコ:今のあなたになんの不満もないし、大丈夫です


1週間後
電話してM1の話になり、それとなくデートに誘う
待ち合わせは荻窪なんだ

トモコ:私、結婚してて、旦那にご飯作らなきゃ
ユウイチ:オレも彼女と一緒に住んでる

互いにパートナーにウソをついてゴハンを食べる
トモコ:旦那がどうこうじゃなくて、ただなんとなく
ユウイチ:彼女はすごいデキた人だけど、なんとなく

携帯のメアドを聞くってなんだか新鮮だな
ユウイチ:履歴消してくださいね

キスして「すいません」て笑う

サトミには中野で友だちのシンジと会ってたと誤魔化す
トモコは夫に新しい服を買って帰る

妹が来て200万貸して欲しいと頼む
母親の世話は妹がしていて、姉に不満をぶつける

コウジは気をきかせてお金を融通する
トモコ:私、あの人に借りつくるのがイヤなの



シンジが家に来る
コンパでサトミを見た時はタイプじゃなかったユウイチ
シンジ:お前、いろんなことから逃げてない?



西荻でデート
ラブホか喫茶店か迷ってまた笑う

ユウイチ:3回目でこうなるのはかなり妥当ですよね

2人でサンドイッチマンを見る


9月
トモコ:私、子どもができちゃって・・・
ユウイチ:すいませんでした!

トモコ:
あなたの子どもとは限らない もしそうでも産めって言われても困る
おろすってことで大丈夫ですよね

ユウイチ:あぶねえ 助かった!

母子手帳を引き出しに隠す

夫:
遅くなるたびになんか買ってくるとおかしいと思う
オレもバカじゃないから

トモコ:
あなたも部下と飲みに行くじゃない
田村って人ほんとにいるんですか?
自分を棚に上げて責めないでくださいよ!

夫:疑って、すみませんでした/泣

サトミは酔って帰ってムリやり迫り、拒むユウイチ

トモコ:他に好きな人いるでしょ
ユウイチ:化粧とかちゃんとしろよ その服ヤベえから!

トモコ:
服とか買えないユウちゃんのせいだから!
マジ、ダメ人間じゃん!



田村が家に来る

田村:
橋本さん、会社で奥さんの写メ見せて
「あいつはオレにはもったいない」って泣きじゃくるんですよw

トモコ:
私に頼ってくれてるのが嬉しかった
今のユウちゃん、ただのヒモだからちゃんとしたほうがいい



ユウイチ:おろすお金、オレが払います

トモコ:
もう会うのはやめようと言おうと思ってた
今ならまだなかったことにできますから

シンジ:サトミちゃんに出会い系の女のこと言っちゃった

ユウイチ:彼女にバレたみたい
トモコ:私も旦那にバレたみたい



夫:
子どもできたの?
産んでくれるよね?

(こわいよ・・・/汗

サトミ:
シンジとはダラダラ続いちゃってごめんなさい
あっちは付き合いたいってゆってるけど
私はユウちゃんと別れたくないし

お互い様でなあなあなまま、またお金をもらう



ユウイチと会うコウジ

コウジ:
子どもは君のじゃないな 2か月目だから
もうオレたちのことジャマしないでくれ
オレにも女がいて、あいつだけじゃない
でもあいつと別れるつもりはない
ほんとうのことは1つだけじゃないんだよ

どれが真実か分からないな
プライド合戦かもしれないし

妹はお金を返す

妹:
子どもできたってコウジさんすごい喜んでたよ
幸せな家庭築きなよ

シンジがまた家に来てる
シンジ:今日はがっつり謝ろうと思って

笑って許すユウイチ

また田村が家に来る
田村:お子さん、おめでとうございます

コウジ:
オレには似ないと思うよ
いつも一緒に飲んでたことにしてくれてありがとね



2月
妊婦のトモコ

ユウイチ:自分の子どもだって言えなくて・・・
トモコも同じ


2年後
ユウイチはラッシュの電車に揺れて働いてる
ベビーカーをひくトモコと再会

ユウイチ:橋本さん、お元気で
トモコ:菅原さんも、お元気で


なんだかなぁ・・・


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新編少女世界名作選 17 夢みる天使 オードー/原作 偕成社

2024-05-29 15:23:24 | 
1973年初版 1985年17刷 1990年改装1刷 岡上鈴江/編訳者
下高原千歳/カバー絵 西村保史郎/口絵・挿絵

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少女の名作シリーズは両親または片親を亡くした設定が多いのはなぜだろう?


【内容抜粋メモ】

登場人物
エグランティヌ
祖父
クラリッス 叔母
ノエル バレー農園の次男
シャルム 教師
ルイ 仕立て屋の弟



両親がいないエグランティヌは、6歳まで叔母のクラリッスに育てられ
今は祖父の家で暮らしているが、友だちは拾った子犬トウだけ







近所の裕福な家の息子ノエルがやって来て、友だちになろうと言い
学校が休みの日に鉄柵を乗り越えてやって来る







りんご園で遊ぶのに飽きて、エグランティヌも鉄柵を越える練習をして
夏休みは毎日のように木のぼりや池で水浴びしたりする







クラリッス叔母が来て、エグランティヌも学校へ通わせるべきだと言ったため
シャルム先生のもとで学ぶことになる









エグランティヌが産まれた日に両親が亡くなった話を聞いて頭がいっぱいになり
クラスになじまないエグランティヌに冷たく当たるクラスメイト

ソエルはシャルム先生が家に来た時、エグランティヌの両親の話を聞いた
エグランティヌの母は産後すぐに亡くなり、それがショックで父は池に身を投げた

ソエルに家の中を案内していて、普段開けない部屋を見つけ
両親の結婚式の写真を見つける







ジュリエットはシャルム先生からエグランティヌに勉強を教えるよう言われるが
間違えるたびに責め立てて、エグランティヌはすっかり縮み上がってしまう

上級生のマグルリットはエグランティヌと一緒に帰るようになり仲良くなる
2人で下校中、ジュリエットは男子に言って
小石を入れた雪球をエグランティヌに投げて怪我をさせる









シャルム先生はワケを聞いて、ジュリエットがいじめていることに気づく






マグルリットが教えるよう言うと、すぐにみんなを追い越し
小さい子に親切に教えるようになる

祖父の仕事が忙しい間、クラリッス叔母が来てくれる
エグランティヌは気弱なところがなくなり、本来の活発な性格が表れ
とても美しい声で歌って、ノエルや叔母を喜ばせる

池で泳ぐ練習もして、遠くから見ていたノエルと父は白鳥のようだと見惚れる








息子夫婦が亡くなったショックで妻も追うように亡くなり
祖父は家に閉じこもるようになり、多額の借金をしたため土地を売ることになった
それらの不幸をエグランティヌのせいにして、時々苦しい目で見ている

エグランティヌは冬になると、自分のパンをガマンして
小鳥たちにあげているのを見たシャルム先生は心の優しい子だと感心する









エグランティヌは15歳になり、村の学校を卒業すると
村の仕立て屋の店でお針子として働く

仕立て屋の弟ルイは、子どもの頃にかかった熱病のせいで足が不自由だが
とても優しい

日曜日には教会でシャルム先生がオルガンを弾き
エグランティヌとルイが讃美歌を歌う
叔母はエグランティヌに音楽を習わせたがっているが、祖父が反対する









アルジェリアの農業学校に行っていたノエルが帰郷し再会する
立派な若者になったノエルと美しく成長したエグランティヌは互いの姿を見て
しばし戸惑うが、すぐに元のように親しくなる







祖父は高い熱を出して寝込む
自分が死んだら、エグランティヌ1人残していくのが急に不安になり
ノエルにエグランティヌを幸せにしてやってほしいと頼んで亡くなる

ノエルは家族にエグランティヌとの結婚を話すと
財産目当てだと非難する母







兄リュック:
バレー家の農園はボクが継ぐ
おまえは他の農園を買わねばならない
父さんはお金を今の農園にすべてつぎ込んでしまったんだ

ノエルは家族と折り合いが悪くなり、叔父の農園を手伝いに行く
ノエル:兵隊を終えたら、2人でアルジェリアに行こう
エグランティヌ:元気で待っているわ








今度は叔母が病気で亡くなる
バレー家は村中に悪い噂を流し、マルグリットと母がかばってくれる
ノエルからは半年たっても便りもない

マルグリットとルイはエグランティヌに同情し、シャルム先生に相談する

シャルム先生は姉がパリで洋裁店をしていて、お針子を1人探しているから
大きな都会に出れば、若い人にはとてもいいとすすめる

エグランティヌはトウを仕立て屋さんに預けて、1人村を出る







5年経ち、エグランティヌはパリの生活に慣れた
隣りの空き部屋に誰か引っ越してきて
美しいオルガンの音色に合わせてつい歌うと
天使の声だと褒めてくれる

隣人はジャック・エルモンという有名なオルガン奏者で
その日から音楽を特訓し、1年で素晴らしい歌手になる







パリの大きな劇場で独唱会を開くことになり
シャルム先生らに招待券を送り、パリまで聴きに来る

美しい声は会場のみんなを魅了する
どんな辛い時も、悲しみ、苦しみを乗り越えたからこそ
大勢の人の心を引きつけるのだと思うシャルム先生










解説

マルグリット・オードー
1864年フランス生まれ 72歳で死去

若い頃はエグランティヌと同様、貧しいお針子だったが
ひどい眼病になり、視力が衰えたため、慣れないペンで小説を書きだした

『孤児マリー』が評判になっても、有頂天にならず屋根裏で生活していた
『街から風車場へ』

本書は最後に書いた作品で、亡くなった半年後に出版された



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映画『ミヨリの森』(2000)

2024-05-29 14:50:02 | 映画
原作:小田ひで次(秋田書店刊) 監督:山本二三

登場人物
ミヨリ/蒼井優
カノコ/天野ひろゆき(キャイ~ン)
一本桜の精/元ちとせ(特別出演)
おばあちゃん/市原悦子
お母さん/吉崎典子
お父さん/伊藤利尋
岡子先生/佐々木恭子
ボクリコ/高島彩
ワシラシ/松尾翠
ほか


今作もLINEオプチャメンバから教えてもらった
ジブリや新海監督作品を観た後だと、なんだか古臭さを感じる

声優も素人っぽい
祖母役の市原悦子さんだけレベチ

サクラの精は『ガラスの仮面』的な?

本作ではダムをつくるヒトは悪だけど
実際は何年も森を調査して
生態系を壊さないようにしてるとか
生活にはダムが必要だとかで、分からなくなるよね


【内容抜粋メモ】
家族で花見をしていて、娘みよりが消えた
犬クロはコグマと遊ぶみよりを見つける

みよりが泣くのを見て、巨大になるクマ
「やめなさい」という声で精霊に変わる







1本桜:
待っていたよ、みより
この森はお前の森だ



両親は別居? 父の実家に行くミヨリ
父は広告の仕事がいつも忙しい

祖母:森には森の住人がたくさんおるで

ミヨリ:さよなら東京 携帯を川に捨てる

トトロっぽいトンネルを抜けると7月なのに桜が満開

巨大クマが来て、消える
どうせ死ぬならベンガルトラのほうがよかった
と思うとトラがそばに来て眠る

両親のケンカの記憶

ミヨリ:私は誰からも生まれてない!

学校ではいじめられている

ミヨリ:友だちなんかいらない 誰もいらない!

枯れた樹の下で泣いている
妙な怪物がいる

オオバコと甘草と混ぜて咳止めを作る祖母は魔女と呼ばれている
森にはいろんな薬草がある

あのサクラは御神木
去年のカミナリで真ん中から折れた

祖母:
モグリに会ったのか? 悪い夢を食べてくれる
大丈夫 ちょっともコワイもんじゃない

夜、寝ている所に精霊が来て追いかける


クロは御神木の所で待ってる

ねこじい(森の番人):
わしらを忘れたのか?
10年ぶりの再会というのに

ボクリコのほかにもいっぱいいる

小さい頃、この樹で精霊たちと遊んだことを思い出す
親が来ると精霊は消える

ミヨリ:あんたたちなんか知らない!

精霊:守り神って器じゃないな 東京に追い返せ

ねこじい:わしらの長が選んだことだ



屋根裏部屋にミヨリの部屋をつくる
3階にはフシギな木彫りなどがある







祖母:
10年前、森の守り神に選ばれた いずれはミヨリに譲るつもり
ちゃんと森の声が聞こえる者じゃないといかん



学校へ通う
全員で歓迎してくれる







ダイスケはボールをぶつける

ミヨリ:あんたら、うざい! 私は魔女の孫 無礼なことすると呪いをかけるよ

道を外れて、暗い森に入る







泉の霊:そのうちダムに飲み込まれる
校舎も水の底になる映像が見える

人間てどうして大切なものを壊すんだろうね
また会おう 男の人は連れてこないで

男に捨てられた女がそこで自死した

ねこじい:わしらの代わりに泉に入る者に何もしないよう話をつけてほしい

ミヨリ:関係ないし!



体育の時間に鉄棒でダイスケに勝つミヨリ
ダイスケ:勝負だ、ミヨリ お前、田舎が気に入らんなら出てけ
ミヨリ:どうせ、こんな村、ダムに沈んじゃうんだ! 泉に行けば分かる
ダイスケ:ウソだったら東京帰れよな

ダイスケが泉に来ると幽霊に会う
私の泉を汚したね! 鬼に変わる

ミヨリは心配で泉に行く

ミヨリ:
誰かのせいにしてもしょうがない!
私だって親に捨てられたんだ
弱い人間は大嫌い!

泉の霊:お前だって同じだ 人のせいにして







成仏すると、もとはオコジョ?

ねこじい:敵も見方もない 人間とわしらは本来同じもの

ダイスケと仲直りして戻る



ダムの関係者が来て、西の森の環境調査している







絶滅危惧動物のイヌワシがいればダム計画は中止になるだろう
イヌワシ捜索隊を結成

精霊を呼んでも出てこない



祖父母の家に母が来る
母:母さんと東京で2人で暮らさない?

夜中に3階にある太鼓を叩くとダメ出しする精霊ワシラシ
腰みのをつけて太鼓を叩くと精霊が集まる







ミヨリ:イヌワシをさがしてしらせて

風の精フークリンに聞く
ミヨリ:この森にイヌワシを連れてきて







一緒に空を飛んで探す
フークリン:ここに住むかどうかはイヌワシが決めること 気長に待つの

ミヨリ:お父さんの所に帰るなら、帰るけど、そうじゃないなら帰らない
母:お父さんと話してみる



猟銃を持つ男たちはイヌワシがいる所に案内してと迫る
ダイスケはテキトーな岩場に案内すると本当に現れた

ボクリコが化けてて銃で羽を撃たれて逃げる
ミヨリ:ダム計画が中止にならないようにイヌワシ殺しに来てるんだ








御神木が光り、桜が満開になる

御神木:
お前一人で成し遂げられることではない
ほかと心を合わせるがよい
1人だったことは一度もない







長い旅がはじまるぞ
土から地上へ、海の生き物を育み、雲から雨となり降り注ぐ
水なしでは誰も生きられない

(サル、イノシシとか棲む森が日本にあとどれくらい残っているのかなあ?

ほかの森からも精霊が来る
ミヨリ:二度とあいつらが森に入らないようにうんと怖がらせるの!

黒塗りのクルマが何台も来る
傷ついたイヌワシを見つけて殺すつもり

道に迷い、泉で水を飲むと、精霊たちが驚かす

ミヨリ:命惜しくば、立ち去れ!

(このシーンやけに長いな・・・

男:こっちにはこっちの事情がある 生活がかかってんだ!







クルマの前にダイスケらが張ってる
村人と警官が来て連行していく

新聞にイヌワシ生息のニュースが載る
ダム計画は中止になった

ねこじい:ああいう奴らはまた来るぞ

ミヨリ:
何度来ても追い返してやろうよ
せっかくだから秋、冬、春の森も見てみたい
みんなと一緒なら大丈夫







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ゲームで遊んでみた part30~どうぶつの森 ポケットキャンプ(23)

2024-05-28 14:01:10 | ゲーム
「ゲームで遊んでみた まとめ」カテゴリー内に追加します


■シーズンイベント「みどりの芝生でおひるね日和」




のばなのミニブーケを集めると家具がもらえる
毎回、そんなにこまめに開かないから
最後の家具までたどり着けずに終わっちゃう・・・/汗


■ガーデンイベント「パニエルとカラフルピクニック」




パニエル:
きみは、このキャンプ場の管理人かい?
わたしはパニエル!
パニーとでも呼んでくれたらいいよ はっはっは!
(誰もそう呼んでくれないんだけどね・・・

そうそう、わたしはカメラが趣味でね
旅行先で気に入った景色を見つけては写真を撮っているんだけど
こんなステキなキャンプ場があったなんて知らなかったよ

実はピクニックをしている写真を撮ってみたいと思っているんだけど
なかなかチャンスに恵まれなくてね
このキャンプ場でならきっと素晴らしい写真が撮れると思うんだ
きみが協力してくれると助かるんだけど、どうだろう?

きみにはガーデンでデイジーを育てて
集まってくるサンドイッチビーを捕まえてほしいんだけど







パニエル:
サンドイッチもたくさん用意できたし
私のカメラの準備もバッチリだ
早速ピクニックをはじめようじゃないか





みんなピクニックを楽しんでくれていたみたいで
いい写真がたくさん撮れたよ


■キャンプ場きせかえ 新緑公園・中景
タダでもらえた ラッキー♪







■春のカジュアルスタイルコレクション
春らしいピンクのコートをリーフチケでかえたv
ポケ森の服をコーデの参考にしたいな








■つり大会
クマノミ、くろいケガニ、ダイオウグソクムシ(気持ち悪い・・・





■ARカメラのかんたん撮影モード
前からあった機能だけど、有料会員しか使えないと思ってた!







■写真
ルナ:12月25日生まれ やぎ座 好きな言葉「二兎を追う者 一兎をも得ず」
リリアン:5月9日生まれ おうし座 好きな言葉「かわいい子には旅をさせよ」
マーチ:3月21日生まれ おひつじ座 好きな言葉「無念無想」
ベーグル:10月25日生まれ てんびん座 好きな言葉「ヒゲのない夫に ヒゲのある妻」
シルブプレ:12月2日生まれ いて座 好きな言葉「馬の耳に念仏」
たいへいた:9月26日生まれ てんびん座 好きな言葉「太平の功は一人の力にあらず」
おくたろう:9月20日生まれ おとめ座 好きな言葉「月のウラ側はヒミツなのです」
メルボルン:8月19日生まれ しし座 好きな言葉「自意識過剰」





















■新キャラクター追加
またクセが強すぎる面々
トイレットペーパーさんの動画に出てきたピティエもいる






■とたけけのセリフ
実はこのイス、ぼくがデビューした頃に使っていたイスなんだ
なんの変哲もないイスだけど、ぼくにとっては唯一無二の存在なんだよね




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ジュニア・ベスト・ノベルズ15 ねらわれたスミス リアン=ガーフィールド 岩崎書店

2024-05-27 14:11:35 | 
1974年初版 亀山龍樹/訳 小林与志/画

「ジュヴェナイルまとめ」カテゴリー内に追加します


ここ数年、もしかすると数十年読んだものの中で
一番面白く、引き込まれっぱなしで一気読みした

ミステリー小説ばかり読んでいた時期の
シャーロック・ホームズと並ぶか、それ以上かもしれないな

こんな素晴らしい名作が初版のみで図書館の閉架扱いなのは
なんとも残念な話

目の前で老人が殺されるのを見てから
茶色い男2人組と義足の男に狙われる少年

黒幕は予想もつかない意外な人物で
書類の秘密を知った時は全身に寒気が走った

盲目の判事、牢獄の老人、追いはぎの先輩、2人の姉たち
さまざまな魅力的なキャラクターが周囲を彩る

まるで演劇を観ているように、目の前で繰り広げられるストーリーに何度も感動して
本を読む愉しさを全身で味わった

文盲の少年と盲目の判事はどちらも文字が読めないことを思うと
当たり前に読めることに感謝した

レオン・ガーフィールド(ウィキ参照



【内容抜粋メモ】

登場人物
スミス 12歳 すりで生計を立てている少年
ブリジェット 長姉
ファニイ 次姉 殿様トムが好き
殿様トム 追いはぎ いつも緑色の服を着ている

マンスフィールド 盲目の判事
ミス・マンスフィールド 21歳

ビリング 若くてハンサムな弁護士 ビリング&レナード法律事務所
メグ 下働きの女中

英雄悪党ディック・マルローン
ジョーンズ しばり首役人

フィールド氏 ブリックラーズ・ヒルに住む老紳士


●カーティス・コートの殺人
12歳のスミスは天然痘も縛り首のロープも追いつけないほどのすばしこいすりの少年
お気に入りのラドゲート・ヒルの薄暗い路地を時々姿を消しながら歩いてカモを探す

田舎の老紳士がまさにポケットをふくらませてフラフラと歩いているのを見つけて尾ける
中庭のカーティス・コートに着いて、通りかかった一瞬で懐をからにした

小路から茶色の服を着た2人が来て、背にナイフをひと突き
老紳士は死の間際、びっくりした表情を見せた







足を引きずる音がして、なにかを必死に探しても見つからないとひと悶着ある
スミスが持っているモノを探しているらしい
それは書類で、スミスは文字がまったく読めなかった



●書類の中味は?
スミスはいかがわしい居酒屋・赤獅子亭の地下室のねぐらに戻る







2人の姉ブリジェットとファニイに事情を話す
姉たちは絞首台で死んだ死刑囚の服を仕立て直す仕事をしている
ブリジェットは書類を告訴状だと言い、ファニイは財産に関するものだと言って意見が割れる

ブリジェット:
ニューゲートへ行くんなら、書類は置いてきな
わたしゃなんだか、おまえが危ない目に遭いそうな気がするんだ



●おいらに字を教えておくれ
ニューゲート監獄には重罪犯たちが入れられている
しばり首役人ジョーンズから仕立て賃3シリングをとりたてて
拘置場にいる借金を背負っている連中の使い走りが日課

書類を読むために字を教えてもらおうと思いついて頼むが
白イタチ:無学のままがいいぞ そして災難には近寄るな

教会の牧師にも頼むが、誰も相手にしてくれない

スミスのねぐらに殿様トムが来ている
いつも緑色の服を着て、冒険がすべてだと手柄話を披露し
彼を尊敬するスミスと、好意を寄せているファニイはうっとり聞き惚れる

ブリジェットが事情を話すと、読んでやると言うが
自分を“出世”させてくれる書類を渡すのがイヤで牧師に預けたとウソをつく

殿様トム:
茶色の服の2人組はずっとおまえを尾けている
だが、おまえにはオレという守り役がついてるんだ









●追われる夜のできごと
2人組はスミスを尾けるが、あまりのすばしこさに2時間半も追跡して、すっかり疲弊する
スミスは書類を失敬したハンカチに包んで持ち歩く

切るような寒さの中を歩く盲目の紳士マンスフィールドを
バイン街の自宅まで送る手助けをする
家が火事になった時に失明し、妻も亡くしたと話す








●めくらの判事の屋敷
自宅に着くと夕食をすすめ、泊まるよう言う
娘のミス・マンスフィールドはスミスを見て迷惑顔になる
マンスフィールド:娘は聖女だよ

2人は殺されたフィールド氏の事件について話す
マンスフィールド:めくらのわしには悪魔も天使も見分けがつかん

スミスは屋根裏部屋をあてがわれる








馬やの世話をさせる前に、生まれてこのかた風呂に入ったことがないスミスを洗う下男たち






部屋に戻ると、慌てて書類を隠したシーツが片付けられていて
汚れていたため焼いたと聞いてショックで固まる



●書類がなくなった
昨日まで元気だったのに、すっかりもぬけの殻と化したスミスを見て
病気かもしれないと医者を呼ぶが分からず

下働きの女中メグはスミスがホームシックになっていると思い
上等のビールを飲ませる

シーツを熱湯で消毒した時、ハンカチに書類を挟んであったから
マンスフィールド氏の書斎の引き出しの一番下に入れたと話す
弁護士のビリング&レナード法律事務所宛てだった

若くてハンサムな弁護士ビリングは、ミス・マンスフィールドを愛していて
しょっちゅう訪ねて来る

スミスは元気を取り戻したのを見て、得意になるメグ

メグ:
おっかさんは言ったっけ 良心のない頭はなんの役にもたたないんだよ
1ファージングあげたっていいよ

その夜、ミス・マンスフィールドは父の書斎から妙な音がするので見に行くと
スミスが書類が見つからずに絶望している







ミス・マンスフィールド:父のものを盗もうとしたりして、これがお返しなの?
スミスの絶望した様子を見て同情し、今回だけは目をつむると約束



●わたしが見たのはこいつです
スミスはミス・マンスフィールドから字を習うことになり狂喜する
知り合いのパン屋を見つけて、2人の姉に
自分は出世の途中で、そのうち連絡するとことづけを頼む

ミス・マンスフィールドはスミスとビリングを会わさないよう注意していたが
ある日、たまたますれ違うと、ビリングは真っ青になる

ビリング:この少年がフィールド氏を刺しました 私は見たのです!








●弁護士のふしぎな取引
スミス:おいらはやっちゃいない! 聖書に誓うよ! 茶色の服を着た2人の男だったんだ

弁護士を信じた屋敷の連中は手の平を返したようにスミスを罵倒する
「いやらしい小さなヘビめ!」

スミスは頼りのマンスフィールド親子にも疑われて絶望する
ミス・マンスフィールド:私は責任を感じています ビリングさんのお指しず通りに
メグ:わたしゃ、おまえさんに会いに行くよ

スミスはニューゲート監獄に入れられる
ビリング:あれを私によこすんだ、小僧 私たちは友だちになれるだろう







●ニューゲート監獄
英雄悪党ディック・マルローンがあと2週間で死刑になる予定で
ファンが大勢、毎日集まっている

牢の暖炉をねぐらにしている老人は、半分をスミスに譲る

老人:
そう居心地の悪いものでもないぞ、小スズメ
これ以上低い所へ落ちる気づかいはないからな

2人の姉が面会に来て、スミスは無実を訴えるが、法律が相手じゃどうにもならない

殿様トムもマルローンに敬意を表して来たついでにスミスを励ます
殿様トム:殿様トムがついているからにゃ、まだ光明はあるぜ

ビリングは毎日のように来て、スミスから書類のありかを探る

ビリング:
われわれはみんなネズミだ 食うか、食われるか
この世の仕組みをなじって、私を責めるのはよせ


木の義足のブラック氏が黒幕にいて、あの書類は大金になる
ありかを教えてくれたら、分け前をやると交渉する








●悪魔はバラ色のほおをして
♪おさばきの四日目に いとしいおかたが送ってくれた
4人の墓堀り坊さんと 3人の祈りのくそ坊主
2頭の馬が車をひいて ニレにさがった罪人ひとり

暖炉の老人:あれはわしのせがれじゃ!

メグが約束を守って会いに来て、同情する

スミス:書類を持ってきてくれたら縛り首にならずに済むんだ!

暖炉の老人:おまえさんの心にしたがうんだ

メグ:
おっかさんの声だったよ
おっかさんはもう死んだけど、今も私に話しかけてくる
“おまえさんの心にしたがうんだよ”ってね








●メグの失敗
雪が降り積もると、ニューゲート監獄を訪ねる者は減る
ビリングは書類を盗んでくれるなら、スミスが風車から脱獄する手はずを整えると約束
役人の1人に格子の錠を外すようワイロを渡した

メグが来て、書斎にいた時、屋根裏部屋から音がして悲鳴を上げたら
茶色の服を着た2人が逃げて行ったと話す

スミス:あんたはおいらの命を救ってくれた!

マンスフィールド親子がやって来て、スミスを助けてやりたいと涙を流す
マンスフィールド:メグが書類について話した わしはこの書類をレナード氏に渡すつもりだ
スミス:奴らはあんたを殺しちまうよ! あんたはとんまなめくらだ!



●脱獄 気をつけるんじゃぞ
朝の6時 暖炉の老人は背中をのぼれと言う
スミス:あんたも一緒に来ないかい?
暖炉の老人:ここがわしの家だ 幸せにな そして気をつけるんじゃぞ・・・







漆黒の闇で上ってるのか下ってるのかも分からなくなる
傷だらけになって、ようやく空が見えたと思うと
茶色の服を着た2人が待ち伏せている







ぺてんにかかった!と思った矢先、風車が回りはじめ
監獄の礼拝堂に落ちる

ディック・マルローンの縛り首を見に群衆が詰めかけ
中に2人の姉がいて、ブリジェットのスカートの中に隠れて脱獄する



●殿様トムとともに出発
2人の姉のもとにディック・マルローンの服が来る
しばり首役人ジョーンズが父のために仕立て直しを頼んだため

殿様トム:われらはコモンへ向かおう!



●相棒の裏切り
マンスフィールドが馬車でブリックラーズ・ヒルへ向かうのが一目で見える宿屋に行く
亭主は殿様トムを大喜びで迎える







殿様トムはちょっとした用で近くの別の宿屋へ向かう
望遠鏡で見ると、茶色の服を着た2人にへいこらしている殿様トムが見えた








スミスは馬車からマンスフィールドを引き出し、雪の中へ隠れる
茶色の服を着た2人は御者を撃ち、中がからっぽで悪態をつく

スミスは盲目の判事の手を引いて、6キロ先のブリックラーズ・ヒルまで歩きだす







●はげしい雪の長い一日
途中で判事の手を離すが、良心が戻り、また手をつなぐ
暖かな暖炉のある家に入ると、治安官と妻が迎えて、台帳に事件を詳細に書く







マンスフィールドは指名手配されているスミスを友人のジョーンズだとウソをつく
御者もここで介抱されていた



●老紳士はなにを発見した?
マンスフィールドはスミスに書類を渡して読ませる
フィールド氏がレナード弁護士に宛てた手紙で

自分の命が狙われていることを知り、ある恐ろしい発見が関わっていて
“取るに足らないもの”は、ある場所に埋めてあり
アンドリューズに聞けば、息子ジャックが子どもの頃に遊んでいた場所を教える”とある








●木の義足の男
従僕アンドリューズが迎え入れ
レナードは出かけていて、昼に戻ると教える







屋敷はフィールド氏が亡くなって間もないのに荒れ果てている
妹ケート・フィールドと子どもたちは遺産が欲しくて
どうしても金が必要なことを訴える

ケート:ジャックはろくでなしでした あの子は死んだほうがよかったんです わが家の悲劇ですわ

ジャックは20歳で姿を消したのが12年前
今は墓地に妻とともに眠っている

スミスはガマン出来ず、マンスフィールドに止められても
アンドリューズに場所を聞くと、墓地にある黒い彫刻の天使のそばと分かる

墓地に行ったスミスを追うマンスフィールド



●黒い天使像のそばで
墓地に来た木の義足の男はジャック!
フィールド氏は息子がまだ生きていると知った
スミスはこの世の堕落の深みを覗いた気がする

ビリングが来て、2人の会話が聞こえてくる

ジャック:お前は俺に父を殺させたんだ 来るのはアンドリューズだと言って

ビリング:
我々は生きていかなきゃならない
この世のせいだよジャック
我々はこの世を変えることはできない

茶色の服を着た2人はまたもや失敗し、書類は手に入らなかったし
判事を殺せなかったと報告し、影に隠れたスミスとマンスフィールドを見つける

殿様トムが間に入り、スミスの尊敬を失ったと分かり
自らの誇りのために茶色の服を着た男を1人撃ち殺す







ブラック氏が殿様トムを撃って、ビリングとともに逃げる
アンドリューズはブラック氏を撃ち殺す

マンスフィールドは瀕死の殿様トムと握手を交わす
スミスは泣いた 友だちが死んだので



●命がけの配達もおわり
レナードがミス・マンスフィールドを連れてやって来る
黒幕はビリングだったと今はもうみんな知っていた

マンスフィールド:あの人はどんな人だったのかね?
スミス:大した人でした 緑色の目をしていたよ

書類をレナードに渡し、墓堀りの男が黒い天使像の場所を掘るのを遺産相続人らが見つめる
旅行かばんの中に金貨がどっさり詰まっていた
スミス:王さま、ばんざい!







姉のもとに戻り、1万ギニーで召使いがたくさんいる屋敷に引っ越そうと夢を語る
マンスフィールド氏も連れて来て、ブリジェットは慌てる







ビリングはレナードの事務所に来て、逃げた茶色の服の男の居場所を言う代わりに
罰が軽くなるようとりはからってもらう

ニューゲート監獄に3年の刑期となるが
暖炉の老人が足の鎖でビリングの頭を砕いた
彼はジョーンズ氏の父だったため、精神病院に送られずに済む

スミスはバイン街でマンスフィールドのかけがえのない友人として一緒に暮らす
ミス・マンスフィールドは若い紳士に出会って結婚

ブリジェットとファニイは宮廷御用達の仕立物師として店を出した

殿様トムはコモンを見下ろす墓の下に眠っている
彼が自慢したターピン、ロビンソン、デュバルら勇ましい仲間たちと同じように



あとがき

リアン・ガーフィールド
『ジャック・ホーバン』
『霧の中の悪魔』
『ブラック・ジャック』
『少年と猿』
『キャプティンの時計』
『少年鼓手』
『コービット氏の幽霊』
『アデレイド事件』
『階下の幽霊』


ターピン、ロビンソン、デュバルは実在の人物
当時ははした金を盗んでもかんたんに死刑にされた

本書はピカレスク(悪漢小説)ではないが
金持ちや紳士・淑女が威張っていた時代
追いはぎに小気味よさを感じた社会での物語






コメント

黒猫が家を探して歩く【 Little Kitty, Big City 】@ゲーム実況 トイレットペーパーさん

2024-05-27 13:52:58 | ゲーム
[完結]Little Kitty, Big City:ネコ! /ᐠ .ᆺ. ᐟ\ノ ネコ!

第1話


つづき


【内容抜粋メモ】(ネタバレ注意

シチョー
昼寝をするためのお手伝い





カメレオン
自分では完璧に擬態していると思っているけれどもバレバレ
ヒントを出して、隠れ、見つけ出すクエスト










サカナ
サカナを探して食べると、蔦をのぼれる力が増える








アライグマ
町のあちこちにあるマンホールをつないでワープできるネットワークを作った








柴犬
外で飼われてるイヌが全員柴なのがステキ♪
今どき見ないような骨をあげると夢中になって
そこの道を通れるようになる






虹色のテニスボールを探してきて欲しいと頼まれる







カブトムシ
スマホがコンクリート漬けになって困っていたため
通行人を転ばせて、新しいスマホをあげる
→旧スマホをもらい、写真が撮れるようになる








有名な美猫タッフィーに振り回されてヘトヘトになっていて
黒猫さんがもっと休んだほうがいいとアドバイスする







カモのお父さん
4羽の子ガモとはぐれてしまって探して欲しいと頼む
代わりに町の地図をくれるけど、手書きでちょい分かりにくい










帽子のガチャ
キラリを集めると帽子と交換してくれる






コンビニ
妹のラムネを連れ戻してほしいと頼まれる
町のボス猫を倒す!と言って出たきり







動物たちがときどき話す“ゲックー”とは?
高層ビルにつけられたトカゲの飾り???








家に帰る
高層ビルにもよじのぼれるようになって
これまで会った動物たちと再会していくのもステキ

飼い主さんは黒猫が迷子にならないよう首輪をつけてくれる
ここで初めてプレイヤーは名前をつけてあげる









トイレットペーパーさんはこのネコがとっても気に入って
あの『Stray』もいいけど、こっちのネコのほうがカワイイってべた褒めしてた




コメント

映画『神在月のこども』(2021)

2024-05-26 15:34:42 | 映画
原作・監督:四戸俊成 アニメーション監督:白井孝奈

登場人物
葉山カンナ:蒔田彩珠 小学6年生
母 弥生:柴咲コウ
父 典正:井浦新
親友ミキ:永瀬莉子
ウサギのシロちゃん:坂本真綾
夜叉:入野自由
ほか

主題歌:miwa


LINEオプチャメンバがすすめてた気がして観てみた
神社や神さま、龍とか出て来るスピなお話

冒頭「ケガ・流血」なんて注意書きがあった
最近はそんな説明が必要なのか?
まあ、急にグロいシーンが出てきてもイヤだけど
実際観たら、そんなケガのシーンはなかったが

最近、観る映画、観る映画、パニックの描写が出てくるのは偶然なのか?

父親役が井浦新さんだと後で分かってビックリ!


【内容抜粋メモ】(ネタバレ注意
母と森でかけっこの練習をするカンナ
カンナ:私を置いていかないで!

10月は神無月
島根の出雲地方では「神在月」といわれ
八百万の神が集まるサミットが行われる

体育で来週のマラソン大会の練習
カンナは母のことを思い出し、仮病で保健室に行く

学校で飼っているウサギのシロを可愛がる
カンナが悩むと黒い影が出てくる

本所吾妻橋
おかずを買って帰ると家は真っ暗
母が亡くなって1年経つ


校内マラソン大会
カンナはお守りに母のブレスレットをポケットに入れている
どんどん追い越していくがトラックでパニック発作を起こす

父:母さんも言ってたろ 順位よりゴールのほうが大事だって

雨の中走り出すカンナを追う父

母のブレスレットを手にかけると時間が止まる
牛島神社の牛が鳴き、夜叉が助ける

夜叉:やよいの神具を外せ!
白ウサギ:その腕輪は外しちゃダメだ!

シロちゃんは依り代で、ほんとは因幡の白兎

母は韋駄天の末裔・早駆けの神さまだった
各地のご馳走を八百万の神に運ぶお役目を果たしに出雲へ行くことになる

出雲まで走る間、時はゆっくり過ぎる

この世とあの世をつなぐという噂もあるから
母に会えるかもしれない



厄除けの神、牛島神社の牛の口から光の玉をもらう
デカい餅はひょうたんに吸い込まれる

夜叉は代々、韋駄天に恨みを持っていて、カンナを尾ける

愛宕神社 この坂、私も上ったな

神流川でひと休み
夜叉がひょうたんを盗む

夜叉:
どうしても欲しけりゃ早駆けで勝負しろ!
やよいはもっと速かった
このオレが惚れ惚れするほど速く走る

夜叉もいっしょに走ることとなる



諏訪大社 大国主命の息子が祀られている
ここ行きたいなあ!

大きな龍神かっけー!

龍神:
馳走は渡さぬ! ウソのにおいがする
北斗と呼ばれる天空の祠にたどり着いてみよ

岩を飛び損ねた夜叉を救い、落ちた所を救う龍神

龍神:何のために出雲へ行く?

カンナ:目の前で誰かがいなくなるの、もう見たくないの

龍神:
我も出雲の親と会えない その心、我にも痛いほど分かる
また会えなくても縁は切れない 必ず出雲へたどり着け
もし馳走が間に合わないと国が大きく動くことになる

龍神のくれた馳走は稲



須賀神社


島根県松江市
布袋さんから最後の馳走 縁起物の鯛をもらう


カンナ:
私がもっと速く走ってたら、、、
母さん、私のせいで死んだの

母が具合悪いのを知ってたが、ムリしてマラソン大会で応援してくれたのに4位だった
賞状を受け取ろうとして倒れてそのまま
子どもはなんでも自分のせいに結びつけちゃうんだよね

カンナ:
もう走るの止めていい?って伝えたい
私には向いてなかった

夜叉:
やよいと走ってた時の気持ちもウソなのか?
この旅を終えたらもう一度勝負しろよ



寝ていると母に呼ばれる

母:
ずっとムリしてたんでしょ?
本心ではお役目なんてどうでもよかったんでしょ?
もうガマンしなくていいの
自分のことだけ考えていれば絶対にラクなんだから
これからはお母さんといっしょにここで暮らしましょう

1等をとって、賞状を母にあげる幻を見て
影にひょうたんをあげてしまう

ウソを見破られた“神もどき”は逃げる

神はヒトと自然から生まれるが
現代は無自覚、無関心
闇はそんなヒトの心の隙間に入りこむ


カンナ:
母さんは結局どこにいるの?
やっぱり会えないんだ
出雲なんてどうでもいい
私にはもう走る意味はない

腕輪をちぎるとウサギも夜叉も消える



父はカンナを探し続けている

夜叉がひょうたんを持って先を急ぐが
神もどきが切った足が痛む

カンナは走るのが好きだった自分の幻を見る

カンナ:
まだ勝負はついてないし、本気を出してない
自分の好きを信じたいの
最後までちゃんと走りたい!

やよいは自分の力で運命を切り開く子に育ってほしくて“カンナ”と名付けた


出雲大社
闇もよける力がヒトにはあるんだな

空に届くほどの階段をのぼる
この絵、神話に出てくるね

勾玉が光り、韋駄天の姿になり
大国主命のお陰で夜叉とウサギも着く

大国主命(樹なのか?):これより祭りを始める

ご馳走がふるまわれ、全国の神々が現れる
火の鳥、八咫烏もいる!

シロちゃん:縁結びの力で、例外としてやよいと会わせてくださいませんか?

大国主命:
縁は原因と結果をつなぐ結び目のようなもの
我々は結ぶだけ

カンナ:母さん、私自身、2人にもちゃんと会えた旅だった

カンナは1人で走る これは墨田川沿いか?



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