DilaさんがYouTubeで「あの本に書いてある通り・・・」
と毎回のように言うので読みたいと思いつつ
もう絶版の上に、Amazonで1万円もして手が出ず
ダメもとで図書館の他館予約したら、あった!礼×5000
手元に届いてみたら、想像以上のぶ厚さに驚いた
2001年のコンタクトの前後の時間が行ったり来たりして
時々混乱したが、時空を点として移動する宇宙人ならでは?
読みながら、これもあれも、私のことか?と思うような
リンクがどんどん出てきて(とくに家族との問題
フシギな気持ちになりながら読んだ
【内容抜粋メモ】
まえがき
2001年
宇宙存在たちとのコンタクトが始まり DJ を引退
ゲストとして某有名グループ D のメンバーがアカペラと温かいメッセージを届けてくれた
「命こそ宝なり」
家に帰ると新聞の片隅に同じ言葉が書かれていた
ここに書かれていることはすべて実話です
この出来事の翌日から
私の価値観や食の好み、体調に至るまですっかり変わってしまった
現在は自然に導かれ
宇宙である姿
「真我」に目覚めて頂くスペースを主宰しています
■目覚め1
2006年8月
自分の胸を突き刺すと同時に
私はニューヨーク、ラガーディア空港に着陸した
古い私がまた死んだ
2001年
それまで3年間ラジオ局で DJ 、テレビのナレーターとして
主に関西で担当番組を持っていたが
新しく
岐阜で朝の番組を務めることになった
健康が取り柄だった私の体調に少しずつ影響を及ぼしていたようだ
5月頃より
原因不明の動悸、不整脈、めまいが頻繁に起こるようになった
突然尿意が止まらなくなり
水を飲むと飲んだ分だけ出てしまう
新人のうちはまずオーディションを経るのが普通だが
経歴を重ねると
今までの実績や業界の繋がりで依頼がくるようになる
時間がなく、移動中の電車で忙しくパンを食べる自分も好きだった
DJ やタレントは
「遊ぶことも仕事のうち」とよく言われる
しかしどこに出かけても常に「これはネタになる!」と考えてしまい
心からプライベートを遊べなくなっていた
どんなに体調が悪くても生放送には穴を開けられない
いつまでもその席が保証されているわけではないからだ
時には持病の扁桃腺が腫れて
喉に注射を打ち血をにじませながら番組をこなした
幼い頃から人は誰でも
「使命」を持つという言葉が心にあり
何があってもこの仕事だけは辞めるなんてありえないだろうと思っていた
中にはファミリーのようにリスナーとの繋がりが深くなる番組もあった
最初の離婚の後、初めて付き合った日本人男性から暴力を振るわれ
逃げ出せない状況を体験したこともあった
肉体的暴力、拉致未遂、暴力の後のレイプ
「自分の娘もハニー(私の芸名)のような DJ になりたいと言ってるよ」
私が DJ になったのは1本のデモテープがきっかけだった
岐阜の滞在先の診察で
「そんなスケジュールで働いて、全く馬鹿じゃないのか?」と冷たく言われ、ひどく傷ついた
ついに岐阜の番組を降りることも決心せざるを得なかった
どんな場面にも必ず
愛は流れている
必ず大きな何かを手放すためのひと押しとなる
●目覚め2
最初の
離婚から「信じられるのは結局自分だけ」と生きてきた
家族の問題、仕事での問題、競争などで
押しつぶされそうで、かなり自暴自棄になっていた
「愛」などという人たちを、どこか気持ち悪いと思っていた
そんな私を家族はよく
「あの子は自分勝手で冷たい 何を考えてるか分からない」と思っていたようだ
その頃私が好きになった人は全く
異次元の人だった
彼の周りの人々は一体いつ眠っているのかと思うくらい
仕事と私生活を思いっきり楽しんで生きていた
そんな彼とは結局、音信不通で終わってしまった
これは長年の私の恋愛パターンだ
家族内での戦争状態なども重なり
10時間祈り続けり、どんどん強い抗うつ剤、睡眠薬をお酒で飲んでやっと眠りにつく
2001年
新しい出会いが始まった
彼は
マレーシアに職を持つ遠距離恋愛
どちらか仕事を辞めなければ一緒にいることはできない
忘れもしない2001年10月30日
かなり疲れて品川のホテルに戻った途端に
呼吸が苦しくなり心臓が破裂しそうで
「もうだめだ… 救急車を呼んで」と必死に頼むと
彼は落ち着いて「深呼吸をして」と言う
体の境界線がなくなる感覚が私を包んだ
『魂はこうやって地球に降りてきた』というメッセージがどこからともなく聞こえる
ホテルの23階の部屋からたくさんの魂の光となって天より降りてくるのが見えた
明け方までものすごい速さで様々なメッセージがやってきた
その場にいた彼によると
想像を絶する速さでしゃべりまくり、一晩中続いたらしい
当たり前だと思っていたことが多すぎた
空気があること
水があること
食料があること
必要なものは全てある
彼とはその後結婚し、結局離婚という形をとった
『誰もが縛られたり、縛ったりする関係はもう卒業だ』と宇宙存在たちは言う
2001年のコンタクトの体験以降、家族にも不思議な出来事が次々に起きた
この体験で私は目を閉じるのが怖くなった
少し目を閉じて短い眠りから覚めた私は
私が私でなくなったのを感じた
この体はただの入れ物だったんだ
借り物だったんだ
何か違う存在がすっぽり入っている
宇宙人?
●目覚め3
いつものように無意識に水を出しっぱなしで歯を磨いていると
またメッセージをやってきた
『水は尊いもの 無駄にしてはいけない』
これまでにチャネリングや SF 的な知識があれば
そんなにパニックにならなかったと思う
しかしそれまでの私はとても
「俗な人間」だった
「もう明日が来なければいいのに」とばかり思っていた
友人と真剣に自殺を考えたり
自殺未遂をしたこともある
一見華やかそうな仕事の裏では
無言の圧力でホテルに連れ込まれた心の傷
信じられないような激しい足の引っ張り合いなどもあって
ひどい人間不信に陥っていた
私は結局番組から降ろされることになった
それに代わる絶妙なタイミングで岐阜の新番組がやってきたわけだ
だが小さな FM 局とのギャップに大きな屈辱が拭いきれなかった
精神科や友達からたくさんの安定剤や睡眠薬をもらって飲み続け
仕事では気丈に振る舞う日々
自分の中に優しさとただ広大な愛を感じたかった
テレビをつけると一匹の魚
がまな板の上で包丁を入れられようとしている
『人間は残酷だ 動物を食べ物くらいにしか見ていない』
そのメッセージを聞いてから肉が食べられなくなってしまった
食べたいと思っても動物性のものを口にすると吐いてしまう
チーズや牛乳でさえもだめ
現在は心を込めて料理して下さり
どうしても避けられない状況の場合
感謝の気持ちと穏やかな魂でいられるように祈りを捧げてから肉や魚を口にする
本来人間は昔からそのように
感謝の祈りで自然と調和をとってきたはずなのだ
「これは精神障害に違いない 早く病院に行こう!」
『そうやって病人扱いされて、閉じ込められているような人間がたくさんいる』
2001年10月31日
ハロウィンの朝になっていた
●かけがえのない魂1
今では完全に
宇宙人意識が私の中にスイッチオンになっている時は
宇宙人としての自分が生きている感じで
街に出ると周囲が珍しく思えたりする
肉体の感覚がとても新鮮なのだ
肉体を持ってただ生きている喜びを最高に感じる
お腹も空かない
やたらと水が欲しいだけ
電球が飛ぶ
体の重みを全く感じない
道を滑るように移動しているような感じ
大量の水と少量の果物や野菜という毎日が1週間は続いた
その頃住んでいた神戸の自宅に戻り
その間の記憶が全くない
まず友人に電話した
「今ちょうどある本を読んでいて、全部繋がるよ」
その著者は音楽をやっているアーティスト
●かけがえのない魂2
私はまだ幼稚園ぐらいのころから
「自分には戻ることがある」といつも思っていた
母は私を妊娠中の時、奇妙な出来事を体験した
体が30 cm 位水平に床から浮いたのだと言う
私の祖母や母は
霊感が強く、霊を見たり感じたりする
私も夜になるとほぼ毎日金縛りで動けなくなったりし、怖くてお経を必死に唱えた
「南無妙法蓮華経…」
8~9歳の頃
UFO を見た
近くの山の上空にオレンジの楕円形の光があった
なぜかそのことを言ってはいけないと思った
この感覚は今でも始終ある
父がその光に気づいて「あれは UFO じゃないか?!」
父はこの日の出来事を全く覚えていないと言う
私は生まれてからずっと
法華経の教えの中で育った
「自分こそが宇宙だ」と教えられてきた
世界の全ての宗教がそもそも宇宙からの慈愛のメッセージを
民衆に伝えようとした手段にすぎなかった
『自分がどんなに自在な存在なのか、分かり始めれば
なぜ他に答えを求める必要があろうか
人間はこの肉体を借りて地球に学びに遊びにやってくる
大人になるに従い、肉体を重く感じて面倒くさく引きずって歩く
死を身近に感じ始めて初めてその肉体を愛おしく思い
もっと愛する人たちと共にいたいと願い始める
本来は日々そう感じながら生きるべきなのだ』
勝手に手が動くままにネットサーフィンをしていると
いつのまにかあるページにたどり着いた
まさしく突然
「チャネリング」が始まった人のページだった
●かけがえのない体3
その人の人生も私と重なる部分が多く
何かに急かされるように彼女にメールをするとすぐに返信があった
こうして必要な人と完全なタイミングでつながる時代になるんだと感じた
人間はいつも大いなる慈愛に包まれている
過去の辛い出来事も
全ては必然だったと知る
たとえば道を歩いていると、目の前に空き缶が転がってくる
『拾いなさい』
逆らえないこのメッセージに毎日教育された
地球と自然=自分に無関心だったから
目覚めることができなかったんだ
例えばある日のもうひとつのリアリティ
これをこちらの世界では
「夢」と言う
夢の世界からすれば、こちらの現実が夢だ
戦争や争いが絶えないこちらの世界は悪夢の何者でもない
リアリティでは、私は大きな
ピラミッドのオブジェがある学校に行っていた
そこには2人の欧米系の宇宙人がいた
生徒の中にもう1人仲間がいた
感情はあるがいたってシンプル
悲しみ、憎しみなどの醜い感情はなく
ただ学校に通って日々をこなしている感じ
不安や悩みもない
授業の内容がやけに古臭く感じた
教師が私の所にやってきて、多分宇宙語で一瞬ペラペラと話した
なぜか即座に理解できた
「もうこういう古い事を学ばなくても良い時が来るんだよ」
丸1か月間何の薬を飲んでも効かない
ひどい頭痛が始まり眠れない状態が訪れた
『
人間は病気などにならない
今まで眠っていた脳のあちこちが急速に機能し始めただけのこと』
病院で脳の検査を受けても異常なし
『今までの古い細胞が新しく生まれ変わっている 少し我慢しなさい』
今度は本当に全く病気をしなくなり
慢性化していたいくつかの病気はすっかり治ってしまった
その頃飲んでいた
薬の数は多量だった
扁桃炎、膀胱炎、精神安定剤、睡眠薬、花粉症…
ある宇宙飛行士の体験談を聞いたことがある
「宇宙空間で窮地に陥りそうになった時は
みんながいかにポジティブでいられるかが大切なのだ」
私たちは皆様々な「恐れ」に立ち向かって
超えていなくていかなければならない時がもう熟している
恐れは全て内にある
病気、新しい世界に対する恐れ
それがある限り戦争はなくならない
2001年は宇宙に旅に行ける時代と聞いていていたが
実際は宇宙が自分であることを
誰もが自覚する宇宙人になること
それを伝えようとしてきた映画や文学作品、芸術作品がいかにたくさんあることか
『私には出来ないと決めつけないこと
「絶対に無理」と口にすることから止めること
どんな小さいことでもいい
チャレンジしたことがないこと
怖いこと
自信がないこと
面倒くさいことをやり遂げた時
あなたは自分をもっと愛することができる
自分を愛すれば他を愛するようになる
やがて天国に生き始める』
●新たな出発1
ハロウィンの出来事以来、全てが変わり始めた
新聞、テレビなどの情報にどっぷり浸からなければできない
放送の仕事なのに吐き気がして見られないのだ
『仕事を辞めて、待っている彼のところに行きなさい』
私は高校生の時に初めて自分の最期について真剣に考えた
死ぬ日は必ずやってくる
それまでどう生きたらいいだろう?
ゲストアーティストの方に
今まで以上に大きな愛のエネルギーを感じるようになった
普段から普通にチャネリングをしている意識を持っていない人が多い
自我と真我の距離がかけ離れていれば
無意識の状態でチャネリングをすることになる
本人は言ったことすら覚えていないので無自覚と言ってもいいだろう
それが現代の多くの人々の状態だ
今度は意識的にチャネリングできるようになる
私の場合、80年未来の
未来人の自分に目覚めた
自分の宇宙が外の世界にそのままつながって現れている
自分が怒り
を抱えていれば、穏やかでない現実が繰り広げられる
穏やかな心を保てれば、穏やかな世界が広がる
ラジオ DJ が素敵な仕事だと感じたきっかけは、ハワイに在住していた頃
例えばクリスマスなどを一人で過ごしていると無性に誰かの声が恋しくなる
そんな時はいつも
ラジオをつけた
人の声とエネルギーの素晴らしさを感じた
私は俳優を目指して養成所に通っていたのだが
それだけでは生活ができなかった
最初の離婚後、一人暮らしになり
派遣社員として働き、夜はバイトをする下積みの日々
そんなある日、私の姉は
「 DJ になったら?」と言った
私の姉は突然こういうメッセージを伝えることがある
そして必ず自分で言ったこと覚えていない
私は英会話の講師もしていた
ウエイトレスのバイトの後
海外ツアーコンダクターに転職した
「恋の胸騒ぎ」という人気トーク番組に出るように勧めたのも姉だ
ベストを尽くしてダメならば
それは自分にとってその結果のほうが良かったのだ
と思うように育てられたことに今はとても感謝している
実際は全員が宇宙のメッセンジャー
♪
目に映るすべてのことはメッセージ
そんな歌を思い出す
姉は幼い頃から辛いことが多かった
ハートで生きることを体当たりで見せてくれていた
両親が望むような
「いい子」でいられないのでいつも怒られていた
地球人の常識が理解できないし、そうしたくもない
特に日本の狭い常識の枠は可哀想なくらい窮屈そうだった
ひどく怒られるという嫌な出来事を
忘れることで許していた
なんて心の広い人なんだと今更ながら思う
体によく傷ができるほど怪我をしていた
母から
「あんたたちなんか産まきゃよかった!」と言われるたびに
これは子供から自立心を引き出すための
無自覚の愛の演技だったと今は感謝している
母は19歳で姉を身ごもったので
母親としての自覚がなく
自分の人生を悔やんでいるようだった
母の父は片腕に障害を持ち、酒癖が悪く
子供の頃から不遇だったと言う
夜道に放り出されては
「お兄ちゃん、もう死のうか」と言って毎日を過ごしたと言う
母はすべてを完璧に真面目にこなそうとしすぎて、時にキレてしまう
私の頭の中にはそんな時♪知らない街を歩いてみたい どこか遠くへ行きたい
という歌が流れた
母は
実父の家庭内暴力や貧困の辛さから
祖母に連れられて信仰を始めた
ある会社を経営されているとても素敵な女性が言っていた
「幼い頃からお願い事があれば宇宙に FAX を送るんです
そしたら返事を待つだけです」
●新たな出発3
2002年3月に私は引退しすると決めた
すると、ある大物人気アーティスト A さんのゲスト入りが突然決まった
彼女はあまりラジオに積極的に出る方ではなかった
以前から彼女の歌のメッセージに何かご縁を感じていた
収録は午後1時から
ディレクターと12時半に待ち合わせ
ベッドで寝ていて携帯電話が鳴ったのは12時だった
現地まで電車を乗り継いでも1時間はかかる
それがなんと12時40分には着いていた
しかしその後、私の耳が突然聞こえなくなった
焦りながらスタジオにつきAさんが
「おはようございます」と挨拶してくださった
その瞬間耳が正常に戻った
このドタバタの出来事で緊張が抜けたのがかえって良かったようで
彼女は普段見せないような一面をたくさん見せてくれた
「よくここまで喋らせたね」とディレクターにも感心された
彼女は本当に物静かで、儚くて
一生懸命現実とのバランスをとっているように感じた
「次元(魂)が噛み合わないと、同じ世界に生きていても出会えないんだよ」
と子供の頃に母から聞いていた
2002年3月
ゲストにいらした人気男性グループ D さん達が
私に内緒でアカペラと労いのメッセージを届けてくれた
放送終了と同時にずっと愛用していたストップウォッチの電池が切れた
その1ヶ月後、私は結婚を決めてマレーシアに渡った
●愛の形1
2001年から交際していた彼が結婚したいと言ってくれているのだから、これが導き
この感覚についていくだけだ
私は仕事を忘れてこんなに安心感に包まれてゆっくり過ごす体験は初めてだった
今までは派遣で働きながら水商売をのバイトをしたり
生活の不安がいつもあった
私にとって仕事=趣味だったので苦ではなかったのだ
例えば夏休みの宿題は、休みが始まる前に片付けるタイプだった
『後回しにしたい問題をさっさと片付ければ
本来のあなたの持つ自由な魂の力が発揮され
自由自在の存在へと変貌する
後に待っているバケーションを存分に楽しめる』
地球はもっと楽しんでもいい場所
小田和正のキラキラという歌がどこからか流れてきた
ゆらゆら 心は揺れる
キラキラ 時は輝いている
いつの日かまた戻れるなら
その時帰りたい この場所へ
歌声についていくと、あるビデオ屋の前に着いた
すぐ目の前に最近ちょうどを見たいと思っていた映画があった
ジョディ・フォスター主演の
『コンタクト』
シンクロニシティと言われる現象に徐々に繋がるようになってきた
本をほとんど読まなかった私が
突然ヘルマン・ヘッセや宮沢賢治など
インスピレーションで導かれてくる本をむさぼるように読み始めた
使っていなかった脳の新しい部分がまた開いた
美術館やギャラリーにも行くようになった
コンタクト以来、私が目覚め始めた意識=宇宙存在たちからやってくる
メッセージの答え合わせがどうしてもしたかった
一つの愛 ワンラブ
法華経という経典がある
釈迦が説いた教えの中で最後に説いた教えたそうだ
人間はそのままで神=仏=宇宙の存在であり
そのまま信じれば無限の力が出てくる
祈りというのは他のものにお願いしてすがるものではない
自分自身に対して祈るんだよ
仏は自分なんだよ
この祈りの力を本当に信じた
最初の体験は小学2年の頃だった
ひどい仲間はずれに苦しんで
「明日には全て元通りになる」と祈ると
翌日、まるで何事もなかったように普段どおりになっていた
子供ながらに不思議な現象と感じつつも
全ては
完璧なタイミングで起こると信頼するようになった
宗教や宗教団体という枠組みにはまったくとらわれなくなった
宇宙は深い深い愛 ひとつの愛 それだけ
体験できないことは何もないという
絶対的な信頼をいつも心に持っていた
不信のきっかけは、幸せだと思っていた家族が
どうして憎み合ってばかりになってしまったんだろうという状況になったことに始まる
幸せになるための信仰なのに何かが間違っているんじゃないだろうか
今まで出会った人達で理解できなかった人たちの顔が急に繋がり始めた
あの人たちはこれが当たり前の世界で生きてたんだな
社会で
成功者と言われる人々でも虚しさを感じる
地位、お金、権力も全て手に入れたのに
「全てを投げ出してしまいたい」とよくつぶやいていたのを思い出す
コンタクト以来、彼の意識や言葉が急にとてもよく理解できるようになった
彼は初めて私がこの人にはかなわないと思った男性だった
デートの初日から乱交の場所に私を連れて行き
「男は誰でも浮気願望があるんだ
でもこうして堂々と見せれば隠していることにはならないだろう」
もっともだが 悲しい、苦しい
でも好き 分からない
固定観念、判断、偏見と葛藤しながら
彼の常識に合わせるのに必死だった
最初に会った時から「前から知っている」という自然な感覚があり
自分の心を信じるしかなかった
私はいつも
人間関係の気遣いに神経をすり減らしていた
周りを怒らせないように
好かれるようにといつも考えて
そのせいで恋愛関係でも「都合のいい女」になるのも得意だった
新しい彼に出会った時
こんなに素をさらけ出した男性は初めてだった
私はいつまでもアイデンティティーのない
合わせる人間を脱することが出来なかった
彼が私の殻を破るのを手伝ってくれた
私のままになることを恐れてはいけなかったのだ
昔から頻繁に会う
金縛りのせいで一人で眠るのが怖くて仕方がなかった
いつものように彼と電話した後
寝ようとベッドに横になると
胸から愛の光のエネルギーが出始めた
闇は自分の闇の投影にすぎなかったと分かった瞬間だった
●愛の形2
友人の紹介である男性と友達になった
「とってもピュアないい人がいるから今度紹介する
今マレーシアに住んでるけど」
それから1ヶ月後
「例の子がマレーシアから日本に来てるから紹介する」
初めて会ったのに「お久しぶりです」と言ってしまい訂正したが
実際には実家が同じ愛知で、すぐ近所だったことが分かった
友人も彼も不思議なくらい
中性的な部分がある
『魂自体は本来中性的
これからは男性だからとか女性だからとかいう言葉もだんだんとなくなる
ゲイ、性同一性障害と病気のように言われる人々は
時代の最先端を生きている、とても宇宙的な魂』
以前、国際結婚した時、私の両親は大反対だった
3年後「このまま音信不通ではいけない」と連絡をとったが
彼の欠点ばかりを家族に聞かされ
だんだん「そうかもしれない」という思いが強くなってしまった
何もかも全く合わない人に強烈にアプローチを受けて
「夫を殺す」とまで暴れ始めたので、慌てて離婚することになった
たった4ヶ月しか一緒にいなかったこの男性は
私のツアーコンダクターの仕事を辞めさせ、ついには暴力を振るい始めた
今は感謝しかない
なぜなら
金銭的な不安だけで惰性の結婚をズルズル続けていたわけで
こんなことでもなければ手放すことができなかったからだ
友人にもマレーシアの彼にも
普通なら躊躇するような自分の過去を全部話した
そんなことは初めてだった
ピュアな彼は
「今まで誰かのために死ねると思っていたけど
この人のために生きたいと思ったよ」と言った
彼は数日しか日本におらず
2度しか会っていないのに
いつも完璧なタイミングで連絡がある
目の前のゴミを自然に拾ったり
動物を見ると一緒に喋るように通じ合う
遠距離恋愛などと言うけれども
実際は心の距離なのだ
もう自分に鞭を打って生きるのはやめよう
とあるラジオ DJ の女性が若くして
突然死したニュースが耳に入ってきた
宇宙が私に知らせているようにも思えた
『もう手放しなさい』と
休業ではなく
引退することにして
マレーシアに移住を決めた
マレーシアに到着して、彼が当時住んでいたマンションを訪れて驚いた
国際電話をしている時にいつも見えているそのままの風景があった
彼の目を見ていると
「いま自分はここに戻ってきているだけだ」と度々感じる
「このシーンも既に知っている」
●愛の形3
私は今まで数え切れないほどの
引っ越しをした
最初は旦那が外国人だったということで敬遠され
なかなか借りられる所が見つからなかった
最初に住んだ大阪のアパートでは
阪神大震災の揺れを大きく受けた
その時、私は初めて死を身近に感じた
あの日を境に私の意識が大きく変わったと感じる
床から突き上げるような揺れと
人生が終わるのではないかという恐怖
家族に内緒で帰国し、ひっそり住んでいた下町で
私はいつもどこか孤独だった
日本がどうも苦手だった私の
ささくれた心が少しずつ大阪で癒されていった
私は1か所の土地に住み続けるという執着がない
エジプトは私にとって特別な場所だ
ツアーコンダクターと聞いて
華やかなイメージを持たれる方もいるかもしれないが、実際は24時間体制
当時の日当は7000円くらいが平均
派遣がほとんどで、ツアーに出ないと収入はない
初めて搭乗して行った場所がエジプトだった
カイロの空港に到着するなり
血がたぎると言うか何とも言えない感覚が襲った
前世の記憶が押し寄せ、エジプトで何度も生まれ
いくつかの転生ではパワーストーンに囲まれ
ヒーリングを行っていたこともあったの思い出した
惑星が六芒星に並ぶという天体ショーがあった夜
私は大人の姿そのままでエジプトのとある神殿の外に降り立った
アクナテンによる独裁的な政治体制を変えるというミッションで
しかし捕らえられて消された
人間は必ず地球のあらゆる土地に呼ばれる時がある
彼が帰国する日に急に胸騒ぎを感じた
彼に何事も起こらず無事に帰国することができるなら
空港に着くまでどうかイエスの答えとして晴れ間を見せてください
それまで分厚く真っ黒い雲から突然太陽が顔を出した
不安を拭い去り、今度はマレーシアで会えると確信した
帰りのバスで私の前に2羽の鳩らしき鳥が飛んできた
私の問いに対しての大丈夫だという自然のメッセージは
こんなに美しい、やさしい形で伝えられるものなのかと思った
彼の飛行機がマレーシアに着いたと同じくらいの時間に
中国で旅客機が墜落したというニュースが飛び込んできた
自分のネガティブな恐怖のエネルギーが
時空を超えて別の現実に影響を与えるとすれば
日々耳にするニュースを他人事とは決して思えない
『心にいつも愛と平和を保ち、恐怖を越えて
いかに
ポジティブにいられるかが試されている』
●愛の形4
私は戦時中、
指導霊として大阪にいたこともあり導かれたようだ
以前から寝たきりになった祖母が脳梗塞で倒れて危篤状態になった
主治医から「峠を越えても、生き延びて3ヶ月でしょう」と言われた
祖母の怒っている姿を一度も見たことがない
再婚した祖父も職場での事故で障害を抱えていた
まともな仕事に就けず
ギャンブル、酒乱、暴力…
祖母はそんな素振りを孫の私たちには見せずいつも笑顔だった
ハワイに留学を決めた時、2年以内に帰るというのが
両親との約束だったが、祖母だけはちゃんと見抜いていた
「この子は出したら帰らないよ」
その通りになった
祖母が危篤で倒れてから
祖母の魂と私の魂が強く引き合うのを初めて感じた
数々の過去のシーンと今の瞬間が
隣り合わせのように続いているような感覚が頻繁に訪れた
「どこでもドア」のように現実、過去、未来を行き来している
「すでに行ったことがある」と感じる
当時は怖いと思っていた
幽体離脱
壁から手が出てきたこと
学校帰りに突然夢の中にワープしたかのようになり
気づくと畑に自転車ごと倒れていたことなどの記憶が押し寄せる
波長が合ってくると相手の心を読むこともできると感じてしまいがちだが
それは自分の心を相手に映して読んでいるだけだと感じた
マインドリーディングに関して超一流の霊能者であり
数々の事件を霊視で解決しているシルビア・ブラウンさんも
「人の心を読むことはできない」と著書で述べている
存在達はストレートに字面しか捉えない
言葉の裏を読んだり、表情から察したりということはない
宇宙存在たちは情報の一歩通行を嫌う
コミュニケーションを望む
チャネリングとは宇宙存在たちや
宇宙とのコミュニケーションであり
読心術、透視ではない
『あなたは他人の生活を覗くようなことをしたいのですか?
崇拝されたいのですか?
この地球にまた
上下や崇拝の関係ができて
平和な地球など訪れません
自分の内側にどんな自我が恐れを抱いているかを見つめること
それを超えることが必要なのですよ』
●魂の記憶1
マレーシアはイスラム国家といってもとてもオープンな国だと感じた
物価は日本の1/3
私が住んだのはコンドミニアムだったが24時間守衛付き
テニスコート、プール、ジム、体育館など豪華な設備があり
日本円で10万円の家賃でこんなところに住めるなんて
お金の価値っていったいなんだろうと深く考えさせられた
子供達は思い切り外で走り回って遊んでいる
近年の日本ではあまり見かけなくなった子供らしく遊ぶ子供たち
空を眺めると雲が自分と同じように生きていることを実感した
私はそれまで歯を食いしばって
頑張って生きることで報われると思っていた
あの出来事以来、たくさんの抵抗や執着を手放した後に
待っていたのはまさにパラダイスだった
人間は多くの恐れを抱いている
それを見つけて克服することが大切なのだと宇宙存在たちは言う
『人間が生存に対する執着も
恐れに対する
執着をも一斉に手放した時
全ての力が一人一人に蘇る』
コンタクト体験以来、頻繁に感じ始めたのは体に走る強い電気
自分の存在が部屋全体、もっと広大に広がっていく
21世紀はどうやって宇宙と繋がるんだろう?
エジプトには宇宙につながるポータルがあるとなぜか即座に思った
その次の瞬間、私はなんと
宇宙船の中にいた
ツアーコンダクターとしてエジプトに行っていた頃に夢で見た光景だ
中は真っ白で、白い服を着た欧米系の男性がガイドとして入り口にいた
他にも一緒に来た人達がいて、ほとんどが子供だった
●魂の記憶2
マレーシアに行ってからは
いわゆるシンクロニシティが当たり前になっていた
私は気のせいだとシャットアウトする癖があるが
すべてのメッセージがいかに自然の中に溢れているか
記憶と体験に刷り込ませて教えようとしたのだろう
私は本来人が大好き人間だった
誰かといないと不安で、一人でいるのが嫌
『自分の内面が醜くて、それに向き合うことを恐れていたのです
今こそ自分と向き合い、
自分と自然をより愛するようになりなさい
全然難しいことではありません
日常の中にあふれているのだから』
パートナーには仕事があり
私は家で片付けをしたりして過ごした
「
ここは面倒臭いからまたにしよう
でも“また”っていつ?
こんな小さなこと全てに
人生の態度、姿勢が現れるものなのだな」
やり遂げると心が晴れ晴れして、自分を褒めてあげたくなった
『人間は同じ過ちを何度でも繰り返し続ける存在だ
まるでループ状になって抜けられない
止めることは今その瞬間に出来るのに』
女性誌の記事でのコメント
「お箸をちゃんと持てない女の子って幻滅だよね」会社員 30歳
私はその言葉が妙に気になった
突然大きなコンプレックスとして
自分の前に立ちはだかった
25歳で
俳優の養成所に入った時
時代劇や舞台によく出演している年配の女優の演技指導を受けていた
「有名な俳優さんの中でもお箸を綺麗に使える方は以外に少ない
食べるシーンで本当に恥ずかしいのよ
それを日本人として恥ずかしいと思わないことが恥ずかしいわ」
その日、私は大豆を買ってきて箸を正しく持ってこっそり練習した
そしてコンプレックスから卒業できた
箸の持ち方ということではなく
自分の中の達成感、やればできるじゃないの
と言われて喜んでいる自我にパワーが蘇ったから
宇宙は優しい
私のような鈍感な人間には、本当に分かりやすい方法で見せてくれる
私はとことんものぐさな性格だ
面倒臭い病のループに舞い戻ると
宇宙の使者である人が分かりやすく現れて
そうだったと気づかされる
『その先にも新しい課題が待っている
でもまだ今はそこに目を向ける時期ではない』
私は
神経科にも通った
そこは逃げ場にすぎなかった
今すぐ答えが出ないことにとらわれ、悩むことも人間ならあると思う
絶望を感じて嘆き悲しむのも自由
個人の選択だから、宇宙存在たちは干渉しない
それさえも感じたくて私たちは生まれてきた
光の場所は穏やかすぎて刺激が欲しいのだと
いつしか私は
テレビや新聞を全く見られなくなったが
それでも必要な情報は私のもとにやって来ることに信頼している
内なる世界=自分が変われば周りが変わるという宇宙の真理
ふとネットサーフィンをしてアメリカ人の一人の女性チャネラーの写真が出てきた
●魂の記憶3
マレーシアに引っ越す前、私の前に突然やってきた本が
バーバラ・マーシニアック『プレアデス+かく語りき 地球30万年の夜明け』
大内博訳 コスモ・テン・パブリケーション1995年
私は今でもどこにも属さないという感覚が強かった
日本社会の体制が窮屈でフランス、エジプト、アメリカに特に惹かれていた
小さい頃は内気で、
いじめが始まったのは幼稚園の頃
いじめられる感覚が当たり前で麻痺しかけていた
しかし小学2年生のある日、大きな転機を迎えた
実家でインコを飼っていて、男子から
「かわいそう 鳥籠に閉じ込めて」
その時、爆発し、気づくと自分の椅子と机を投げつけて
「バカヤロー!」と叫んで泣きながら家に帰った
次の日から突然私はとても活発な子供に生まれ変わった
学級委員やリーダー的なことをやるようになった
それでも学校は心底嫌いだった
鳩はある日ネコに襲われてこの世から去ってしまった
私をいじめていた彼らはあの時
私をやっとカゴから出してくれたように感じてならない
そして猫も鳥を自由にしたことを
全てが全てのために完璧に存在している
『私たちはどんな器にも入ることができます
あなたもそれを行っているのですよ
あなた達の魂がその小さな肉体だけに入っているなんて思っていませんか?
あなたたちは宇宙との完璧な一体感を忘れて生きてきました
世界はすべてパーフェクトに動いているのです』
マレーシアに来てから、これから何をすればいいか悩んだ
やりたいと願ったことは全てやり尽くしてしまったと空っぽになっていた
少しでも多くの人に喜びをもたらしたい
自分も生きている喜びを感じたい
そう祈って取り組めば、人間は何でもできるのだと確信した
今日もし私がこの肉体を離れても後悔はないように身辺整理を始めたりした
「最後に家族が心配だな…」
『そのためにあなたは転生したことを忘れてはなりません
あなたの家族は多くの問題を抱えている
そこから逃げるわけにはいかないのです
家族は一番基本の共同体
あなたを支えてきた家族に
私たちのメッセージを届けてください
私たちを信頼しなさい
全ては計画通りなのですから
あなたが話し出せば眠くなってしまう場合が多いはずです
エネルギーが顕在意識の許容範囲を超えると眠くなるのです
しかしあなたはその伝わらない絶望を味わうたびに
あなた自身も多くの葛藤や抵抗を手放していくこともできるのです』
♪みんなは一人のために 一人はみんなのために という曲が頭に流れてきた
『感覚を信じなさい 行きたい方向に行きなさい』
しゃがみこんだ目線のちょうど目の前に
少し傷んだ表紙の一冊の本があった
『宇宙人遭遇への扉』リサ・ロイヤル著
それは3日前ネットサーフィンして見つけた
プレアデスの存在をチャネルする女性チャネラーの本だった
●魂の記憶4
そこに書かれていた内容は
これまでの私の奇怪な体験や現象の答えとも言えるようなことが全て書かれていた
「あの2001年の出来事の半年前からの
自律神経の不調や頻尿はこれと何か関係が?」
『私達はあなたが転生前に
"必ずあなたを訪れるように"とお願いした
あの日の約束通りあなたを目指してやってきました
あなたは肉体を十分に浄化し
波動を調整しておく必要があったのです』
毎日が一人ではなかったという安心感に包まれ
今度は宇宙人との直接遭遇を楽しみにするようになった
日本の友人に是非読むように勧めたが
半年前に日本では絶版になっていた
2002年
私は2度目の結婚式をバリ島であげることになっていた
直感で選んだが
タナロット寺院は
神聖なエネルギーにあふれている聖地だと言う
1週間前に父が結婚式に出ないと言い出した
口論になり「もう来るな!」と言って電話を切って泣き崩れた
どうして家族といると
私は言いたくないようなこと言ってしまうんだろう
色々な問題が家族の中に起こっても
それぞれが解決するしかないと思っていた
私の生き方を否定され続けてきた絶望感にいい加減疲れていた
他人の言葉に対してもとても傷つきやすく脆くなっていた
私が宇宙存在からのメッセージを伝えても
半信半疑で聞いていて信じていないようだった
「前のあなたに戻って」とも言われた
「 UFO なんていないんだ
私はやっぱり頭がおかしくなっただけなんだ」
すると雲の間に突然黒い点が現れ
私のほうへどんどん降りてきた
「やっぱり怖い 目の前に見えちゃったら私は受け止められない」
と思った瞬間、黒い物体は消えた
『
人間は体験をもってしか信用しません
あなた達は自ら求めた時に体験したことでなければ信じませんしね
超常現象を見せても、心を閉ざしている間は怖がるだけですから』
数日後、父も式に出てくれることになった
●魂の記憶5
バリ島に到着して、まず行きたいと思ったのがタナロット寺院
太陽の上にキラキラと輝く物体があった
まぶたの裏にオレンジの光の粒がたくさん浮遊し
中央に集まり
微笑む仏の顔を映し出した
何とも言えないやさしさに包まれた
飛行機恐怖症
の父にとって初めての海外旅行が今回のバリ
今度は服装のことで子供のようにゴネだした
普段あまり会うことのない6歳下の弟が涙を浮かべながら
「明美ちゃんがかわいそうじゃないか! いい加減にしろ!」と怒鳴ったらしい
今でも彼がいると子供のままの姿の気がして
大人になっているのでびっくりすることがある
式は無事に終わった
しかしお互いの家族の間で温度の違いを感じた
●魂の記憶6
自我の強い人間に接すると
人間としての自我が私を支配する時もあり
それが一番嫌で人と接するのが怖かった
『宇宙人としての自覚を持ちなさい
あなたたちはもう目覚める時期なのですよ』
友達が離れていき孤独で仕方がなかった
すっかり引きこもりがちになり
情報から全く切り離された生活をしていたのもあって
宇宙存在たちのメッセージが
よりクリアに聞こえるようになった
どれだけ自我の恐れを煽る
情報の害に晒されていたのかが感じられるようになった
『
その情報が本当に正しいのか
あなたたちを操るためなのか
誰の利益になっているか見極めなければなりません
例えばあなた達は地球に生活していると当然のように思っているでしょうが
本当に確かめましたか?』
24歳の時、電車の中での出来事を思い出した
サラリーマンらしき男性が難しい会話をしていたが、彼の周りには誰もいない
もう一つ変なことに、周りの人は
彼と透明人間との会話に誰も気づいてないようなのだ
(眉村卓さんの小説みたい
私は一体何なのか、誰かにどうしても答えを求めたかった
同じメッセージを聞ける人から
「おかしくないよ」と言って欲しい
大きな屋敷で、私は6歳の女の子
母はどうやら肺の病気のようで余命があまりない
私は母の膝の上で頭を撫でてもらうのが好きだった
「どうして先に死んじゃったの!」と泣き出してしまった
その母がパートナーだったとはっきり感じた
全てのキャストは何度も巡り合っている
続いて彼を催眠にかけた
一番つらかった時に誘導するとギリシャに行った
戦いで両親を亡くし、幼い弟を一人で育てなければならないという責任感でいっぱいのようだった
その弟はなんと私だった!
私はギリシャにも7回ほど行き
懐かしいものを感じていた
その日私は眠れず、あのハロウィンの日のように、突然また鼓動が激しくなり始めた
「太陽が昇る前に心臓が止まってしまうかもしれない
とうとう死ぬんだ」
するとなぜか突然「宇宙の法則」が昇ってくると思った
地球を動かすエネルギーによって
私たちは毎日死に、生まれていると
パニック寸前で南無妙法蓮華経を必死に唱えた
その瞬間、太陽が昇り、鼓動がすっと元に戻った
何とも言えない大きな愛に包まれた気がした
想像を絶するような黄金に輝く
曼荼羅
私はこの光景を知っている
そこにあるのはただ無常の愛だった
「思い出した」という感覚が溢れ涙が流れた
私は万物を動かし、形成するエネルギーだったんだ
CD からある歌手が流れてきた
♪GORECKI ルイス・アン、アンドリュー・バーロー 1996年
もしもこの瞬間に死ぬとしても
ここに存在することが いかに完璧であったかを
結局知り得なかったことを後悔はしない
常に幼い頃から肌身離さず待っていた
曼荼羅のある仏壇へと私の体は勝手に動いた
三次元といわれる物質次元と
多次元とのバランスを保ち
肉体という尊い乗り物をしっかりと
今この瞬間に保つエネルギーこそが
自分だったのだとはっきり悟った
その後ろには日本で寝たきりになっている祖母が立っていた