メランコリア

メランコリアの国にようこそ。
ここにあるのはわたしの心象スケッチです。

間取り図バッジ

2013-07-30 23:55:55 | 日記
カウンセリング。
会社にいても家にいるみたいにリラックスできている人もいるが、自分はできない理由についてもう少し考えてみた。

・「一生ここにいるのかな?」という閉塞感を感じていて、短期の区切りでないと息切れしてしまう。
・仕事に慣れてくると、人間関係の派閥や自分と合わない部分が見えてくる。
・そもそも人といるだけで緊張してしまう。
・自分の仕事を早く終わらせて、人の仕事までムリして手伝ってしまう→手助けしたい気持ち+褒められたい気持ち
・会社の儲けに貢献しないといけないと過度に思っている。
・「疲れた」などのマイナス感情を素直に言えず、自己表現がうまくできない。
・会社でもいい子を演じて、結果“都合のいい人”になっていた。

→どこかムリをしているから続かない。長期的な人間関係が難しいことにもつながっている。

いつからか?
周囲との違和感があっても、短大の時はまだ自分の時間が持てて、バランスをとっていた。
社会に出てから、ノンストップで走り続けて疲れ果て、すでに燃え尽きて、体調を崩してしまった。
今でも同じ繰り返しで、人よりストレスが大きい、疲れ方が激しい。

生育歴との関連
いつもギクシャクしている父と母、父と兄の間をとりもって、調和をはかっていた。
→自分を相手に過度に合わせてしまう習慣が身についた。
これまでの職歴と病歴の関係を見ると、自律神経系の失調が多い。
今はバブル期と違って、のんびり仕事をしている会社は少ないから、どこで調和をとったらいいか具体的に見えてこない。

カ「いつもアンテナをピーンとたてているのは、たしかにとても疲れると思う。
  仕事をこなさなきゃならない義務感周りの調和も過度にはかっていることでさらに疲れが増す。
  調節しなきゃならない役目を担っていた生育歴が関連していると思われる。
  せっかく、そこから逃れたいと思って実家を出たのに、社会に出ても同じ状況になっている。
  けれども、やはり“気づいた”ことは重要。これからのやり方には、身についたクセに気づいて、客観視することで変えられると思う」
 「自律神経系の失調が多いのは、体の疲れのサイン」

私「忙しい職場の中で、できるかぎり人間関係の調和も保ってきたつもりではある」
 「これからどう生きたいか?という質問に対しては、こういう自分になりたいというより、その時その時が居心地のいい状況にいたい」
 「故郷を離れた理由は、実家から一刻も早く出たかったから。郷里には出版社が少なかったから。
  東京の便利さは好きで合っているが、ゆくゆくは郷里の自然に囲まれた環境でのんびりと暮らしたいという思いがある
 
カ「調和をとるのも大事だが、過度にやりすぎると何事も疲れてしまう。
  負荷にも個人差がある。自分にとってストレスでも、他の人にはなんでもないこともある」

じゃあ、自分にとって具体的に“過度な負荷”になっているのは、なにかを考えればいいのかな?
・人といると緊張してしまう。これだけでもけっこうな負荷になってる。
・他人の仕事までムリして手伝うこと。
・パニ障つながりもあって、通勤ラッシュ、高層ビルなど、物理的なことも負荷になっている。
あとは、やっぱり人間関係が一番のストレスになり得る。ケースバイケースだから職歴と照らし合わせてもう一度考えてみよう。



■ジュンク堂

所用があって久々本屋さんへ。建築のフロアに「間取り図ハンカチ」や「間取り図バッジ」なんてのを発見
テトぐるみもあったし。間取り図ラブな方々も、もしやライブ友さんも御用達の「マニアパレル」つながり?


はなまるうどん

ランチは、「シーザーサラダ(小)」を注文。
「サラダは1日分にしますか、半日分にしますか?」と聞かれたから「半日」にしたけど、けっこう普通盛り。
半熟たまごもトロトロで美味しかったあ~!これで399円はほんと安い/驚

パルコでちょこっと雑貨を見てから、帰りがけにまたまた恒例?「ランチパック」をまとめ買いv
なんか、行くたびに新しい味があるような?!


甘酸っぱいジャムとクリームが爽やかなスイーツ系。


おかずパンとして食事になるv


前回買って感動したラスクにも、まだ試してない味があるから買ってみた。
濃いピーナッツ味は、パンとよく合う。


香ばしくて美味しい! パンの耳が原料なら、いくらでも作れちゃうだろうねw




いつも、窓ガラスに映ったほうで目が合うにゃんこが、今日は暑すぎてくったり寝てた
そいや、カウンセリングの建物の中庭にもノラにゃんがいたんだけど、写メは撮れず残念。また会えるかなあ?


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ストリートビューで富士登山

2013-07-30 20:16:08 | 日記
最近の気になるトピックス。

ストリートビューで富士登山@ZIP!
18kgの機材を背負って登山して撮影したスタッフさん偉い!驚
おかげで高山病等が怖い私でも360度見渡しながら富士登山ができるらしい。しかも絶好のお天気で
この他にもキリマンジャロなど世界の最高峰が随時楽しめるほか、
人が侵入することが禁じられている「アマゾン川」下りや、
「ヘロン島」「南極大陸」の基地、「オルセー美術館」内の絵まで観れちゃう!?驚×5000
将来的には世界中を回って、宇宙へも進出したいとのこと。

世界の名所とかもある→here

ためしにチラ見してみたけど・・・やり方がよく分かりませんでした


映画『R100』

 

部長が出演してるってことでZIP!でも予告編の一部が公開されてたv
この映画自体R15指定だとか。



「YOU MAY DREAM」にも部長登場
「悪霊 ~下女の恋」の宣伝で、夢を語る短い番組にも出てたv

 

【ユメの内容】
(20年前に亡くなった)父親の銀婚式会場にいる。
父は大学教授で、それを誇らしく思っている(実際は国鉄職員
会場に見知った女優が2人やってきて、1人は巨乳、1人は貧乳。
2人とも「わたし胸の整形してるの。女ならみんなやってるよ」とカミングアウト

で、気になる夢診断はこちらw



「いとしのムーコ」がテレビで放送開始!@フジテレビ「ノンストップ!」

 

アニメというより、ほとんどマンガそのまんまで、そんなに絵そのものは動いてないよね?
わずか数分、1話分ずつの放送。
時間録画にしようと思ったら、ふつーの予録みたいに連続でできないことに気がつきました
しかも、毎日同じ時間じゃないんだ←結局時間録画にも失敗

 



●ひさびさの缶詰めレポ
先日、イオンで1缶100円のキョクヨーほか、お手頃価格で見たことないのを発見したから買ってみた。

【極洋 いか味付】

スタンダードなイカの煮物。ところどころに入ってるビニルみたいな骨と、口の堅い部分が苦手なんだよね

【かつお 土佐煮】

甘めな味付け。タケノコ、コンニャク、魚がいっしょに食べられるのは嬉しい。

【いなば とりそぼろとバジル】

開けた瞬間、生臭さが鼻についてひるんだけど、チンしたら麻婆豆腐の具みたい。
わたしにはちょっと辛いけど、ゴハンは勿論なんにでも合いそうv
てことで、たまたまあった目玉焼き、ひきわり納豆にも入れてみたら美味しかった。


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『るろうに剣心』(2012)

2013-07-30 20:03:58 | 映画
『るろうに剣心』(2012)
原作:『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』和月伸宏
監督:大友啓史
出演:佐藤健、武井咲、吉川晃司、蒼井優、青木崇高、綾野剛、須藤元気、田中偉登、奥田瑛二、江口洋介、香川照之 ほか

trailer

「あさイチ」で佐藤健さんが宣伝してたのと、容保公こと綾野剛さんが出演してるってことでTV放送されたのを予録して観てみた。
戊辰戦争から始まるんだ/驚 さすが映画版だとNHK大河よりさらにお金がかかってるから戦争シーンも派手
殺陣シーンの速さがハンパなくてビックリする 縦横無尽に駆け回り、宙を舞う。
佐藤健さんは、女性のごときキレイな肌なんだよね


▼story
戊辰戦争。倒幕派の中に「人斬り抜刀斎」と呼ばれて恐れられた男がいた。
死体の山からは、鵜堂刃衛(吉川)が蘇る。

明治11年東京。高荷恵(蒼井優)は、アヘンより数倍の効き目を持つ麻薬「蜘蛛の巣」の製造に加担していたが、
元締めの武田観柳(香川)の元から逃れる。

村ではニセ抜刀斎による殺人が相次いで起こる。
亡き父が守ってきた道場がニセ抜刀斎によって閑散としてしまった恨みを晴らすべく
神谷薫(武井咲)が刃を向けた男は、緋村剣心(佐藤健)と名乗る流浪人だった。
道場破りの悪党にからまれた際にも剣心に助けられたため、居候として引き留める。

剣心の刀は、刃が逆向きの「逆刃刀」。その理由は、14年前に斬った祝言間近の若い侍と許婚の涙だった。
山県有朋(奥田)、元新撰組で今は警察官の斎藤一(江口)から陸軍に手を貸して欲しいと頼まれる剣心。
「もう人斬りには戻らない」と断るのだったが。。。



明治11年当時の「廃刀令」後も刀を持って闊歩してる連中がこんなにいたのかな?
最初、武井咲さんの現代っ子な喋り方がひっかかったけれども、
鵜堂刃衛にかけられた術に喘ぐ演技は真に迫ってた。

佐藤健さんの「・・・でござるよ」って言うのも、なんだかぎこちなく聞こえるのは演技?
蒼井優さんの小気味いい婀娜っぽさは必見。凄みがあった。

牢屋で会った相楽左之助は「斬馬刀」という馬を斬るとんでもなくデカい刀を振り回してたけど、
重いだけであまり実用的じゃないよね?
それにそんなバカみたいな代物は実在しないだろうって観てたけど、あったんだ/驚

いまやミュージシャンとして有名な須藤元気さんの拳闘家としての見せ場もある。
後半になってやっと現れた外印役の綾野剛さんの扮装は、
『デトロイト・メタル・シティ』のクラウザーさんみたいだった
二挺拳銃使いなんだけど、「シュッ」て自分でゆってるの???

吉川さんの殺気もキョーレツで、鵜堂刃衛は両手を自由自在に操る剣士というだけじゃなく、
青い眼で術をかけ、窒息させてしまう/怖

ロイド眼鏡をかけてる人がいたり、明治の文化にも注目。


「人を斬ればそこに恨みが生まれる。恨みはまた人を斬らせる。
 その連なりを絶つのは、この切れない刀の役目でござる」
て剣心のセリフ、トップの政治屋や、武器商人にも聞かせたい。もう分かってるか。

「流浪人など弱者の逃げ口にすぎん。剣に生き、剣に死ぬ。それ以外に俺たちに道はない」
一方、元新撰組の斎藤一のセリフは、新撰組の刹那な運命を感じる切ない言葉だ。

続編公開は今年夏、同時に2作の上映とのこと→here

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NHK大河ドラマ「八重の桜」(26回~30回)

2013-07-29 13:06:03 | ドラマ
NHK大河ドラマ「八重の桜」(26回~30回)(2013年1月6日~12月 全50回)
作:山本むつみ テーマ音楽:坂本龍一
語り:草笛光子 出演:綾瀬はるか、西島秀俊、綾野剛、西田敏行 ほか



早く明治時代にならないかなぁ・・・戦争や自殺シーンはもうたくさん
まったく無駄で愚かな自決ばかりで吐き気がする。
この戊辰戦争で登場人物の半分以上が戦死してしまう壮絶な見せ場でもある。


▼第二十六回 八重、決戦のとき

 

とうとう新政府軍が城内に攻めてきた。八重は亡き弟・三郎となって男に混ざって前線で戦う。
スペンサー銃を持って銃撃隊の指揮をとる。



啖呵切るシーンはかっけえ!実際こんな風に容保の前でも堂々と発言できたがどうかは知らないが、
バタバタしてる戦場でドサクサにまぎれて言うことはできたかも?



 

この日、自決した藩主家族は200人を超え、敵の指揮を鈍らせたという。
一気に攻める作戦を「包囲戦」に変更する。
八重は「夜襲」に行くため、髪を切ってもらう。




▼第二十七回 包囲網を突破せよ
DNAのように回る桜のopになった。
日新館も攻められて、動ける者だけ城に入って火を放ち、動けぬ者は自刃した。
城に入れない家族もいて、ユキは幼い妹や祖母を連れて村に行き、泊めてもらえないかと頼むが断られる。
こんな時だけ武家が農民に助けてくれってゆっても、そう都合よくはいかないよね

 

竹子のいるなぎなた隊も出陣するも、銃に撃たれて亡くなる。
あれ?竹子はたしか頭に銃弾を受けて戦死したんだよね。
しかも、敵に首をとられてはならぬと、母親が娘の首を斬るって狂った時代だ(ドラマではさすがに髪を切っていた

 

火薬庫が占領され、小田山にあるもう1つの火薬庫を襲われたら、砲弾も銃弾も絶たれてしまう。
頼母は一身を捧げて「開城」を頼むが、周りには通じなかった。
修理の妻・雪は捕らわれ、敵に刀を借りて自刃する。

 

兵を1人たりとも失わず入城するために大蔵は「彼岸獅子」のあとをついて堂々と入城した。
なんでこんなのであっさり騙されたのか分からないけど、人にはたとえ戦争中であっても笑いが必要なんだな。
それを知っていた大蔵の知恵は、この時代にはもったいない。

容保は頼母に加賀へ行くよう命令する。仲間から疎外された頼母を会津から出すことで、
結果的には命をつなげたんだから、人のつながりってフシギ。
容保が開城を躊躇した理由はプライドのせい?!今さら言えない的な?
後になってやむなく決断するなら、最初から戦争などしないほうがよほど勇気ある行為だと思うのは現代だからか。
一国一城の主として洗脳されて育った人間として、時代の変革を読むほど周りは見えていなかったのかも。

 


▼第二十八回 自慢の娘
頼母は息子を連れて会津を出て、もう戻らぬ決意だったが、のちに「函館戦争」に行くことになる。
会津藩は、「小田山」奪還にのぞむも、新政府軍のアームストロング砲が1日2000発も撃ち込まれなすすべもない篭城戦となる。
砲弾を濡らした布団で消すって
容保に呼ばれた八重は、砲弾の仕組みを話し、鉛弾を集めて溶かし、ゲベール銃の弾に作り変える方法を教える。

 

官兵衛は、米沢に行く出陣の祝いで容保の酒を飲み干し、疲れもあって寝過ごし、苦戦。結局、惨敗してしまう。
なんだろ、こののんびりとした戦争っぷりは/驚

 

大垣屋は、時栄が預かっていた覚馬が渾身の思いで書いた「管見」を岩倉に読んでもらう。
岩倉は覚馬に会い、「新しい国作りの形がすべて書かれている。会津にも逸材がいるんだな」と漏らすが、
「会津への兵を止めてください!」と頼む覚馬に「仙台も米沢も降伏し、あとは会津だけだ。おまえは生きろ。また会おう」と言って去る。

八重は「会津にはまだ凧をあげる余裕があるのかと思わせるのです」と子どもらに凧あげを教える。
大蔵の妻・登勢は、八重の教えた通り、砲弾を食い止めようとして失敗し亡くなる。




▼第二十九回 鶴ヶ城開城
尚之助「国とは、そこに住む人のことだと思います」(なるほど
米を運ぼうとした権八(八重の父)は撃たれて亡くなる。

 

秋月は密命を持って京都に入り、降伏の嘆願をする。
こうして1ヶ月の篭城戦の末に「開城」明治元年のこと。
容保(いつのまに髪が伸びてる!)は降伏の儀式の後、謹慎に入る。
子ども、老人、女性は「おかまいなし」、男は猪苗代で謹慎処分となる。

容保「この一命をもって会津のゆく末を見守る。生き延びよ!これが最後の君命だ」
八重「お殿様には生きていただかなければなりませぬ。死んだ者たちのために」

 

降伏式は城の前で行われたって意地悪いなあ・・・
城下は全焼。八重も猪苗代に行く覚悟を決め、辞世の区を壁に書く。
開城するにもちゃんと掃除しなきゃ恥ずかしいって・・・

 

尚之助は土壇場になって「ここに女がいるぞ!」と叫び、八重が猪苗代に行くのを止める。
八重「消えた。何もかも。それでも空は変わらねえのか」



「降伏」と書かれた布は、女たちが小さな白い布を集め、涙を流して縫い合わせたものだといわれている。
会津藩士らは、降伏式の際の敷物の布を切って持って帰り、再び敵をとることを誓った(こうして戦争は無限に続いていくんだ


▼第三十回 再起への道

 

会津戦争から半年後。
新島は明治に変わっても、日本人がまだ復讐心を抱いてまた戦争が起こるのではないかと危惧している。

以前、尚之助が大砲術を教えた縁で、米沢城下の内藤家に世話になっている八重一家は、反物を町で売る日々を送っていた。

尚之助らは、猪苗代から東京(護国寺!)の謹慎所へ移動させられ、新政府から首謀者の首を差し出せと言われて、
権兵衛が1人でその責任を負って自決することになった。
「戦で奪われたものは、戦で取り返してくれ」まだまだ民主政治にはほど遠いなあ・・・

その後、陸奥・下北に3万石を与えられ、藩名も「斗南(となみ)」と変える会津藩(会津藩は28万石だった
陸奥には海があるため、交易で国力をつけ、敵を討とうという作戦に変える。
兄・平馬は「本当は責任をとるべきは自分だった。もう統率は無理」と、弟の大蔵にリーダーの座を譲る。
悌次郎を長州藩の書生として生き延びる計らいをした平馬に感謝する大蔵(あれ?この子って白虎隊で亡くなった子じゃなくて???

函館戦争では土方歳三が銃弾を受けて戦死。1年半続いた戊辰戦争はようやく終結した。
五稜郭で榎本と話す頼母。頼母のほうがよっぽど現代的な考えだ。「わしは生きて、みなの行く末を見てやる!」

商家の囲われ者になっている会津藩の千代は、息子に恨みを晴らさせるため、
八重に「鉄砲を教えてくれ」と懇願するが、八重は断る(この旦那の悪役っぷりに閉口



八重のもとを訪れた大蔵は、「ともに陸奥に行って腕を発揮してくれないか?」と提案するも、
自らの復讐心のために前に進めなくなっていた八重は断る。
大蔵のいつまでも伝わらない想いも切ないねぇ・・・
明治3年、みなは斗南を目指す。

覚馬は回復し、時栄が世話をしている。手紙ぐらい書けばいいのにって思うけど、消息が分からないままなんだね

さて、いよいよ明治に入って、元会津藩士たちの新天地での復活ドラマが始まる。
でも斗南は極寒の地なのか!?まだまだ苦労は続くんだなあ!




「八重の桜ツアー」なんてのもあって、西郷さん役の吉川晃司さん&佐川官兵衛役・中村獅童さんの“野獣コンビ”と、
語り役・草笛光子さんが東北を周る様子を放送した。
BGMにビートルズの♪I Want To hold Your Hand のスカverが流れていたけど、誰が歌ってたんだろ???



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『帰る家のないどうぶつたち 毎日捨てられる命のおはなし』(PHP研究所)

2013-07-29 12:04:21 | 
『帰る家のないどうぶつたち 毎日捨てられる命のおはなし』(PHP研究所)
松坂星奈/著

ちばわん 愛護センター・レポート

図書館巡りで見つけた1冊。
最初は文章がブログ調な印象だったが、写真と取材で得た情報で命が簡単に捨てられている現状、
その背景などが分かりやすく書かれている。

ツイッタでも「殺されてしまう前に緊急里親募集します!」などの呼びかけや、
保健所のスタッフによる「殺処分反対」の声を聞く。
この瞬間にも全国で一体どれだけの動物が人の手で殺されているのかと考えると空恐ろしくなった。

一番の問題は、犬猫を捨てる人たちは、そもそもこういった本を手にとらないってこと。
無駄吠えを放置する人は「犬の飼い方」なんてハウツー本は読まないんだ。

愛犬を可愛がっている母ですら、猫が大嫌いなため、庭にノラが入ってくると
鬼の形相で棒で叩いて追い払っているし

私だって、動物は助けたいと思っても、虫は無理
犬猫さえ助ければいいのかって問題でもなくなってくると、もっともっと問題は無限大で深い。

自分の家族だけを守ろうとか、犬だけは助けようって愛は狭いってことなんだろうな。
だからといって、個人で今から出来ることはなにかと言えば、
こうした現状を知って、問題意識を広げて、みんなで良い方法を考えていくしかないんだと思う。

「保護施設」というのは名ばかりで、たった5日間で殺されていく犬猫たち。
収容室の冷たい印象もショックだし、なによりその保護期間の短さにショックを受けた。




【内容抜粋メモ】
2007年度、33万頭以上の犬猫が捨てられていると環境省の調べで明らかになった。
そのうち、30万頭は殺処分。毎日820頭前後が殺されている。

空前のペットブームで、1995年、全国で飼われている犬猫は約1500万頭だったが、
2007年には約2300万頭になった
それとともに捨てられる動物も増えた。
とくに猫の場合、保護された8割は子猫

施設では育成が目的でないため、病気、生まれたばかりで自分でゴハンを食べる力のない子はそのまま命を失う。
「致死処分」法もけして安楽死とは言えず、「炭酸ガスによる窒息死」が多い。
最終的には「産業廃棄物」として処理されている


●1収容室から5収容室へ
収容された犬たちはまず「1収容室」に入れられる。15畳ほどの部屋でドッグフードの入った箱が中央に置かれているだけ。
床は汚れ、独特の臭気が漂い、犬たちも諦めた表情。
翌日は「2収容室」、その次の日は「3収容室」、また次の日は「4収容室」、5日目は「5収容室」と移動していく。

「5収容室」の次は「殺処分室」。
しかも、飼い主が直接持ち込んだ場合は、再び飼ってもらえる可能性が見込めないため直接「5収容室」に入れられてしまう。





「殺処分室」
「5収容室」は次の「殺処分室」と通路でつながっている。
ボタン操作で扉が開くと、1.5倍ほど大きな部屋がある。
ここには他の施設で期限満了となって移送された犬たちも入れられる。
このような大きな部屋に集団でいることは、犬にとってかなりストレスがたまる状態。
みな吠えもせず、目も合わせなくなる。

広い部屋の上に「殺処分機」、下に「焼却炉」がある。
炭酸ガスの濃度が濃いと数分苦しんで短時間で死ぬ。薄いと10分以上徐々に意識が薄れて死ぬ。


●猫の場合
倉庫のような部屋で、子猫たちは30cm四方×高さ50cmほどの小さなケースに10匹くらいまとめて入れられる。
生まれたての子はミルクを飲むことも出来ずにいる。
猫は簡易の「殺処分機」で、収容された当日、翌日には処分される。


捨てられた理由
1.高齢の飼い主が亡くなり、次の引き取り手を考えていなかったため行き場がなくなる。

2.外で放し飼いにして家に帰れなくなる。虐待等で逃げ出して戻らない。

3.「しつけができていない」と施設やペットショップに持ち込む。

4.子どもに欲しいとせがまれ里親になっても「子どもがいらないと言っている」と逆戻りさせる。

5.新しい恋人が動物が嫌いだから。

6.不妊・去勢手術をせずに、たくさん子どもが生まれてしまい、もらい手が見つからない。

7.自宅の環境を考えず大型犬を飼い、成犬になったら困って捨てる。

8.成犬になったら子犬の頃みたいに「可愛くなくなったからいらない」

9.流行の犬種を買って、しばらくしたら「チワワが流行ったからレトリバーはいらない」と持ち込む。

10.老犬になり「足腰が立たなくなったから」

11.「病院はお金がかかる」「病気の犬はいらない」

12.「動物が死ぬところを見たくないから」

13.「病院で安楽死させるとお金がかかるけど、施設なら安いから」

14.「猟犬」として適したセッターやポインターを「猟が下手だ」
   「猟のシーズンが終わったから」「シーズン以外は餌代がかかる」といって捨てる。


施設に来る犬の半数以上は、ヒトに飼われていた犬。
軽井沢にわざわざ地域外から犬を捨てにくる人が多いという。
また、乗馬をしている人は動物好きだろうと、犬、猫、ウサギなどを乗馬クラブに捨てていく人も多い。


●ペットブームの影「繁殖犬」
「悪徳ブリーダー」は、流行の純血種を量産するため、「繁殖犬」に年2回ある発情期のたびに妊娠・出産させる。
檻に入れられたまま、子犬を産み続けた結果、ひどい場合は顎が溶けたりし、全身がボロボロになる。

そんな親犬から産まれた子犬にも先天性の病気があったり、すぐに死んでしまったりする障害が出る。
疾患があると知りながら売ったり、売り物にならない奇形の子犬はゴミ捨て場に捨てたりしている。
収容室には少し前に流行したレトリバーなどの犬種が多く見られる。




***********命をつなぎとめる道

 

●関東の動物愛護センター集計




ここ数年で殺処分数は徐々に減る傾向にはある。
理由は、飼い主の意識の変化、ボランティアの協力で譲渡数が増えたため。


「譲渡会」で救われるのは1割
運のいい健康な子犬等はボランティアによって引き出される。
施設が定期的に「譲渡会」を開いて飼い主を募集している。
雑種よりは純血種のほうが里親希望者が多い。



それらの子は、別室に入れられ「検疫」を受ける。
検疫をクリアすれば別のケージで待機。里親を待つ。
せっかく検疫をクリアできても、引き取り手がいない場合は「収容室」に戻される。
検疫中に「感染症」にかかって死んでしまう子もいるため、消毒に気をつけている。


●「迷い犬」をホームページで公開
行方不明になった愛犬をインターネットを通じて探し出せた事例も増えた。
掲載期間を「5日間」と設定している場合、永遠に会えないこともある


●捨てられた犬がヒトを癒す「モデル犬」「セラピードッグ」の育成
「モデル犬」とは、しつけ教室、動物愛護教室などのイベントで、デモンストレーション犬として活動している犬のこと。
某NPO団体では、「セラピードッグ」として育成し、老人ホームめぐりをしている。
中には、猟犬専門、シェパード専門など、犬種別のボランティア団体もある。
「里親募集サイト」「里親会」の開催もある。


「預かりボランティア」
里親が見つかるまでの間、健康チェック、しつけをして、元気に過ごす姿をブログで紹介したりもしている。
引き出される動物の数は近年増えている。


●生き残った命、ジーナとメルの話
施設に母犬と父犬、9匹の子犬がやって来た。
施設の中で身の危険が迫っていると判断すると、子犬を食べてしまう母犬もいる中、
子犬を育てた母犬は引き出す2日前に感染症にかかり、息絶えていた。

その血便に群がっていた子犬らも感染し、助かったのは2匹のみ。
そのうちの1匹はジーナと名付けられ、定年退職した夫婦に引き取られた。
もう1匹はメルと名付けられ、夫婦と姉弟の4人家族に引き取られ、それぞれ元気に暮らしている


ペットショップで買うということ
子犬の頃に親から引き離され、ガラスケースに1匹ずつ入れられることにより
犬社会のルールが学べず、躾も身につかない状態でいきなり家に迎え入れるため、トラブルとなることがある。
犬社会のルールは犬に教えてもらうのが一番


ドイツでは殺処分数「0」
日本では犬猫以外にも、ウサギ、イグアナ、亀などが公園、山林に捨てられ野生化して、逆にヒトに危害を加えることがある。
本来あるべき自然形態が崩れて環境問題にまで発展することも。

ドイツでは年間約12000円の税金が犬にかかっている(1頭あたりってことか??少ない気がするんだけど・・・


民間の動物保護施設「ティアハイム」
ボランティア組合によって発足。政府も関わって、資金は寄付金、会費、チャリティーグッズ販売の収入で成り立っている。
保護された動物は、里親が見つかるまでここで暮らす。


アメリカの「プリズンドッグ」
150箇所の刑務所で、受刑者が捨て犬を「介助犬」などに育成するプログラムに関わるシステムのこと。
受刑者の社会復帰、捨て犬たちの社会貢献、介助犬を必要とする人にとっても最高のシステムと言える(ほんとだね

ケーブルTVを通じて「里親探し」の番組も放送されている。


「ペットリユース」動物は道具ではない
例えば10万円相当の犬をプレゼントされたが要らないからと、リサイクルショップに買い取ってもらい、
買い取り金額が7万円なら収入となる。
犬をブランドバッグなどのようにリユース販売する業者も密かに存在する。


●虐待された犬は心を開きにくい
虐待されると、警戒心が強くなり、威嚇したりするため、
施設にいても譲渡先で事故になりかねないため殺処分になってしまう。
そうさせたのはヒトが原因。


ペットと暮らすための自己チェック
1.毎日面倒を見られる

2.家族全員が飼うことに同意している

3.ぺットOKの住居かどうか

4.近所などに対してペットを飼える環境かどうか

5.自分が家を空ける場合、誰か手助けしてくれるヒトがいるか

6.転勤や引越ししても手放さない

7.動物アレルギーではない。またはアレルギーだとしても飼う自信がある

8.飼うだけの経済力がある(ゴハン代、治療代は想像以上にお金がかかる

9.最期まで愛せる


ペットが迷子になったら
ネットで「環境省」「動物愛護センター」「保健所」にアクセス。
すぐに見つけ出さないと処分される危険もある。即行動!


●迷子にさせないためには
きちんと「鑑札」をつけ、連絡先を首輪につける。
「マイクロチップ」を埋め込むと、施設で読み込み、すぐ連絡できる。
犬猫だけでなく、鳥や亀など、ほとんどの動物に注射できる/驚


2009年、環境省が「動物愛護」問題に乗り出した。
2005年「動物の愛護及び管理に関する法律」が改正、具体的な方針が決まった。
2009年、映画『犬と猫と人間と』は、動物の命に向き合うドキュメンタリー。
飯田監督は「現実を知るためにも、映画を怖がらずに観てください」と言っている。


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『ダーシェンカ 小犬の生活』(新潮社)

2013-07-29 11:46:10 | 
『ダーシェンカ 小犬の生活』(新潮社)
カレル・チャペック/著 伴田良輔/監訳

図書館巡りで見つけた1冊。
ページの下にパラパラ漫画があって、子犬のおしりがヨチヨチ歩きで遠ざかる様子が描かれているのが可愛い
素朴でやわらかな線で、子犬の瞬間の表情、動きがよくとらえられている。
文章も想像力豊かで、読みながら思わず笑顔になる。


【内容抜粋メモ】
ワイヤヘアード・テリアの母犬イリスから産まれた雌犬ダーシェンカは、はじめは小さい尻尾、小さい足で、
母犬の後ろ足から前足まで行くのに半日かかり、途中で3回おっぱいをもらい、2回昼寝をする始末。

 
まだ目も開けられない頃と、ちょっと目が開けられた頃w

自然の声に後押しされて、歩き方を練習する。
「よくおぼえておくんだ、ダーシェンカ。シッポのことは気にしなくていい。勝手にあとをついてくるからね」w



あっという間に成長したダーシェンカ。
まず覚えたのは「走ること」。ギャロップからハイジャンプなどが陸上選手並み!

 

次は「かじること」。ズボン、ブラシ、なんでも鼻先にきたものはかじりつくし、元型が分からないほど!
著者は、これまで齧られたモノの総額を見積もっている
お客さんのズボンでもお構いなし!

 

客は内心「こいつめ、どっかへ行っちまえ!」と思うものの、なんとか笑顔をつくり、
自分は保証付きの犬好きで、とくにズボンにぶらさがられたりするとたまりませんね、などと飼い主に言う

3番目は「綱引き」。人間の家にはスポーツマンシップを養うのに役立つものがいろいろ揃っている。

ネズミ捕りが得意な犬であるテリア(そーなんだ驚)の血を引いている彼女は、
著者が大事にしている庭の花壇の土を掘り返し、ネズミをかきだす練習をする。

 

そして5年後。
母のイリスもダーシェンカにすっかり毛をむしられ、ご飯を取られてボロボロになってしまい、
著者家族も少々うんざりしてしまい、ある日突然よそにもらわれていく/驚

幸せにね、ダーシェンカ。いい子でいるんだよ。

とっても静かに、平穏が戻った我が家。
だが、突然、家は死んだように静まり返ってしまった。この雰囲気は何なのだろう。
家族はお互い目を合わさないようにしている。
部屋のあちこちをのぞいてみるが、そこには何もいやしない。
小さなおしっこのあとすらないのだ・・・。
犬小屋では毛をむしられぐったりしたイリスが目をしばたたかせ、声をころしてすすり泣いている。


【チャペックのアルバム】

 

チャペックは東ボヘミア地方で生まれた。
兄ヨゼフとは双子のように仲が良かった。
『ダーシェンカ』出版から2年後、女優のオルガと結婚。
趣味は園芸。のちにダーシェンカに荒らされる庭の手入れに毎日いそしんだ。

 



【監訳者のあとがきメモ】
ヨーロッパの古い犬の絵はがきには、フォックステリアが多く、当時の人気ペットだとわかる。
子どもがいなかったチャペックにとってダーシェンカを描く視点は父のよう。
他の本では兄が挿絵を描いているが、この絵本だけはカレル自身が描いている。

ダーシェンカが庭で遊んでいた頃、ファシズムがチェコに迫り、兄弟はペンと絵筆で抵抗。
『ダーシェンカ』出版からわずか5年後、チャペックは病気で他界する。
チェコがナチスに占領されたのは、その翌年。

ヨゼフはゲシュタポに連行され、1945年、解放直前に収容所で死亡した。
国民作家チャペックの遺骨は、画家ミュシャらチェコの芸術家たちとともに埋葬されている。
ヨゼフの遺骨はないが、同じ墓地に墓碑銘が建てられている。


マサリク
チェコスロバキアの政治家・哲学者。チェコ民族独立運動を指導。
第一次大戦後、チェコスロバキア共和国初代大統領(在任1918~1935)に就任、建国の父とよばれた。





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王道真心ジャパンツアー2013@中野サンプラザ

2013-07-28 11:12:47 | 音楽&ライブ
王道真心ジャパンツアー2013@中野サンプラザ
こちらもWOWOWでOAされたのを録画してもらった。本当に感謝です
家で真心ライブが楽しめるなんて嬉しいなあ!しかも何度もリピートできる
MB’s1人1人の音、コーラス、真心2人の声、表情も全部よく見えるしv
途中、途中インタビューが入ってるのもイイ。



【set list】

♪新しい夜明け
セトリが全部出るのがありがたいね。
桜井さんはヨーキンさんがつっこめないようなフツーの服着てるw


♪空にまいあがれ



♪ENDLESS SUMMER NUDE

ブルーズィなオルガンからはじまる。ほんとに王道ばかりの選曲。
つまり、何百回聴いても飽きない、永遠の名曲ばかり



「ウィー」ってなに?w MBて電飾はフィラメントで出来てるんだって。
曲多めってことはMCは少なめ?それはそれで寂しいんだよね。


♪愛のオーラ

ヨーキンさんが歌いながらやるゼスチャー?予測不能な動きにもなにげにいつも注目してる。
カラオケで歌うと意外とキーが高くて、声量もスピードも必要で難しいんだよね/驚
ほんとにこの長年のチームワークは年季が入ってて、一種の名人芸の域に達してる“あうんの呼吸”だなあ。


♪FLY

大好き、この曲。ああ、やっぱり会場に行けばよかった。
なんだろ、永久保存版になる録画してるからか、丁寧に歌って、演奏している気がしないでもない。
(いや、普段から心こもってるけれども
おお、ヨーキンさんとのダブルギター。で、終わり方が♪カムトゥゲザー ってゆう。




♪流れ星
ええ曲ばかりやなぁ~


♪メトロノーム

桜井さんの出番来ました。ヨーキンさんのソロも泣かせる。


Q:タイトルについて
Y「王道の選曲ってなると当然桜井さんのラップなどが引かれるってゆう」
S「どうもオレの出番が少なくなるのはどうゆうわけなんでしょうね? オレはギター弾いてるだけ? いいんだけど!」w
Y「よかったね、カラオケでアテぶりしといてね」


♪消えない絵
ヤバイ、新譜聴かなきゃ/謝 おびただしい数のカメラで撮影していたらしい。


Q:MB’sとの出会いとは?
Y「アニメの『ワンピース』みたく、ちょっとずつツワモノと出会っていったかんじ」
S「対バンで仲良くなって引き抜いていった。それぞれ母体のバンドがあるから気を遣いながら参加してくれてる」


♪どか~ん

完全な振り付けがあるって、初めて見た/驚 キーボードが振り付け師!?
「1分半に及ぶ休符」て、なんか踊り疲れてない?


♪突風

こないだ歌ってみて息切れた さり気ないアレンジもカッコいい
うつみようこさんのソウルフル&エネルギッシュなコーラスにいつも惚れ惚れする。


♪愛

出だしだけじゃどの曲か分からない。スローからテンポアップするところがシビレるよねえ
ホーン隊も効いてる。♪愛、愛、愛、愛をやるよ、手にとってポケットにしまっておけよ
このドラムの連打もほんとカッチョいいんだよねーーー




♪BABY BABY BABY
時間と金を楽しく使おう! 家で聴いてても思わず踊っちゃうなあ~


Q:25周年について
S「20周年からまだ5年しか経ってないみたいな」
Y「来年中には新譜出さなきゃダメじゃないすか? そうゆうもんでしょ、周年の使い方は。
  最後に塩ふるみたいな。10%増しで売れちゃえーーいみたいな」爆


♪EVERYBODY SINGIN' LOVE SONG
世界を包み込むやさしい声~ 途中の「ジャン」てとこが好きv


♪Keep on smiling
え、もうラスト 曲多めにしても、いいライブって終わるのが早いなぁ。
まあ、真心の場合、アンコールも長めだもんね。
それぞれのソロも素晴らしい。ほんとにあらゆる角度から撮ってたんだなあ!驚




【ancore.】
S「これからもよろしくお願いしまああああああああす!」
Y「恐れ入りまぁああああああああああす!」爆

♪拝啓、ジョン・レノン

あら、アンコール1曲だけじゃなかったっしょ?!
インタビューとか挟んだ分、カットされたか




毎回、最後の最後まで深々とお辞儀する桜井さんの謙虚さも感動するんだよねー。
Y「逆にごめんなさい。器がナローバンド」て/爆

アンコールで着てたTシャツは、今回のツアーTか。



はあ~こちらこそ、これからもずぅっとよろしくお願いします/礼


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平和図書の朗読

2013-07-27 16:44:01 | 日記
家賃を振り込んで、図書館に寄ったら、「平和図書の朗読をしているので聞いていかれませんか?」と声をかけられ、
興味があったので「ぜひ」と言うと、「まあ、嬉しい」とボランティアの女性2人の方のうち1人が
早乙女勝元さんの文章を朗読してくださった。
早乙女勝元さんと言えば、以前、戦争についての本を何冊か読んだことがある。

今回は、さまざまな平和図書の中から、原爆、大空襲に関する文と詩が10ほどあるメニューが作られていて
聞きたいと思うものをお客さんに選んでもらって、ボランティアさんが朗読するという催しらしい。


<早乙女勝元の文章より抜粋>
都内にB29が爆撃した回数は約130。
もっとも被害が大きかったのは3月10日の空襲。この大空襲で、原爆同様の大勢の市民が亡くなった

けれども、遡れば、こうした大空襲を受けたのは日本だけではないことが分かる。
日中戦争で南京の虐殺後、日本軍は非戦闘員(一般市民)を大量虐殺したことで、アメリカ軍の上官は「許されるべきではない」とかゆった。

深川あたりに集中的に爆撃された理由の1つは、張り巡らされた運河が上空から見るとまるで軍需工場のように見えたということがある/驚

もう1つの重要な理由は、「町で出た火は市民の手によって消されなければならない」という決まり。
もし我先に逃げる者がいたら「非国民」扱いされるという時代の風潮もあって避難が遅れてしまった。

新聞の発表では、「皇居内の馬小屋は無事。その他の火災も翌日にはすべて消えた」としか発表されなかった。
東京大空襲で死傷した人、暮らしを失った人たちには保障がなく、軍の上官には傷病手当が出た。


朗読を聞いていると胸がつまり、涙があふれそうになる。
その後、ボランティアの女性2人といろいろな話をした。
「八重の桜」でも皆で戦ってけして逃げなかった会津藩を見るにつけ、
日本人には昔から「死んでお国のために尽くすべき。生き残るは恥」という魂があったんだな、とつくづく思った。

戦争は相互責任。どちらが悪いというわけではない。
しかも戦争をはじめるのは一部のトップの人間。実際に戦って死ぬのは身近な家族だ。

本当は1年に1度の終戦記念日だけでなく、常に思い出して、心に留めてほしいもの。
そして、未来を担う子どもたちにこそ聞いて、興味を持ってほしいんだけど、
現実的には、話の部屋にいたのは私ひとりだけだったのが寂しくもあり、危惧された。



その他の気になるトピックス。

ビジョンマップ@あさイチ
40分くらいで1冊の女性誌から気になる写真、コピーを切り抜いて、A3ぐらいの用紙に適当に貼っていくことで自己分析ができる!
あくまで分析するのは自分。部屋に貼って眺めていると、それまで無意識に眠っていた願望も見えてくるかも
やってみたいが、ウチには女性誌というものが一切ありません


東京アメッシュ@ZIP!
5分ごとの雨雲の動きが分かるそうな。
昨今多い「ゲリラ雷雨」はたった数分で雲が集まって激しい雷と大雨を短時間で降らせるため、その対策になるかな?
毎日、降雨量の予報が50%じゃ、降るか降らないか分からないもんね


東京のライブ情報が一目でわかる「ト調」
ツイッタで見て知った。なるほど、その日の状況が分かるんだ。
当日券のあるところと、ないところがあるだろうから、あくまで目安かな。


ムットーニワールド からくりシアターⅢ@八王子市夢美術館
2013.09.13(金)~ 2013.11.24(日)10:00-19:00
こないだ箱からくりに魅せられた武藤さんの作品がまとめて観れる。うーーん・・・八王子かぁ。


●「ゆうゆう散歩」で気になったスポット
・高幡不動尊駅:新撰組副長・土方歳三は、現在の日野市生まれ/驚 高幡不動尊は土方家の菩提寺。
旧島津公爵邸
名犬チロリ記念碑:名犬チロリは、セラピードッグのさきがけ
・築地市場
・勝どき海の資料館
・大山商店街:友だちが歩いている加山さんを見かけたんだよね/驚
 


追。「スワイプ」って言葉がなかなか覚えられません・・・


「lyrics」もアップしました。


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『「わたし」という人間がよくわからなくなったときに読む本』(KKベストセラーズ)

2013-07-27 14:46:28 | 
『「わたし」という人間がよくわからなくなったときに読む本』(KKベストセラーズ)
井内紀代/著

図書館巡りで見つけた1冊。
タイトルに惹かれたのと、著者が数十年のカウンセリングで見えてきた実例を挙げて説明していることで
とても分かりやすく、どんな説明もいちいち自分に当てはまって、いろいろな見方の勉強になった。


【内容抜粋メモ】
自分が分からないと、自分が本当に望んでいることがはっきりせず、心から幸せを感じ、満足できる人生を送ることができない。
そういう人たちは、実は平均以上の能力を持つ人が多い。

「私は○○である」という言葉で表現しうる自己イメージのことを「自己概念」という。
自己概念が本当の私とはかぎらない。
身体的心理的体験(経験)はごく一部しか意識化できないため。体験のほとんどは意識下にある。
例:テレビを見ながら約束したことを、意識では覚えていない。

一度できあがった自己イメージと矛盾する新しい体験を、無意識に排除する傾向がある。
例:勉強がうまくいかなくなり、登校時に腹痛になる。
→不運と嘆くが、病気になることで自己イメージは維持できる。
無意識で心のバランスをとっている。
他人から見たらバカバカしいことでも、本人には自己を守るため意味がある。

自己イメージに固執して、不自然にふるまっていると疲れる
事実を容認できずに「別人格を演じている」人は意外と多い。
この不一致は「不安」という副産物となり、「自分のことがよくわからない」、
焦燥感、軽うつ、不眠、食欲不振、過食拒食などの症状になって出る。

*******「見る」「見られる」関係

人は「わたし」と「あなた」が共存する場面で「見る」「見られる」関係にある。=「対人関係」
「こんな人」という印象は言動からのイメージを基に作られる。
見る人の認識は常に正確ではなく、「思いこみ」、過去の印象で見てしまい、一度できあがった印象はなかなか変えられない。
他人への理解は「わたしにはこう見えた」という領域を越えない曖昧なもの。

言葉よりも、体の反応のほうがよりその人を物語る。
パーソナリティの変化は、自分の現実を骨身に染みて知った時のみ起こる。
自己イメージが修正され、起きている心理的経験をそのまま受け入れることで、やわらかく自己が拡大し、新しい「わたし」が誕生する。

パーソナリティとは、「人格・個性。性格とほぼ同義だが、個人が同一で統一を保っていることを表す」
ギリシャ語のペルソナ(仮面)が語源。
演じることも人間の特性。その自覚が自分にあるかがポイント。
人は多面性があるから、タイプ分けするのはあまり意味がないが、知る手がかりにはなる。


*******典型的な13タイプの性格と、背後にある生育歴の関係

健康な人の心理と、病む人の病理は無縁でなく、歪みの程度の問題。
必ず共通性があり、それぞれの時代の社会を反映している。
(どれも全部自分に当てはまるんですけど???

1.いちばんでないと気がすまない、がんばり屋
一流大学を出て、大手商社に入社。けれども空しくふさぎこむことが多くなった女性。
父はエリートサラリーマン、仕事だけに専心し、家族には無関心。その後両親は離婚。
妹の世話をして、頼りになるお姉ちゃんを演じなければならなかったため、
自分の気持ちを抑え、相手の顔色をうかがっているうちに、
「できない」と言うことも、弱音を吐くこともできず、ただの「都合のいい人」になってしまった。


2.本心を言えない、いい子ぶりっこ
親友から「いい子ぶりっこ」だと紹介され、傷ついたと言えなかった。
従順で、表面の言動と、心の中で思っていることが正反対。反撃が怖くて本心が言えない。
親友ならば配慮してくれて当然と思っている。
口うるさく感情的な父から、一人っ子の娘を守り保護してきた母のもとで依存的な性格となった。


3.要領がいい、ちゃっかり屋さん
5人兄弟での生存競争、信頼できる両親の関係性でできあがった性格。
子どもの頃のちゃらんぽらんさは会社で通用せず、叱られてばかりでノイローゼになりそうだと訴えにきた。


4.背伸びしすぎて、疲れるタイプ
働く美人ママ。離婚して母と暮らしている。母は有能な保健婦、父はアルコール中毒症
社会的に立派な母からの親離れの失敗と、カトリック系のお嬢さま大学になじめなかった体験が影響。


5.なんでも仕切るのが得意な姉御タイプ
ベテラン編集者だったが、編集長の座は同期の男性に奪われ、仕事がやりづらくなる。
家政婦のような母と同じになりたくないと自問自答するうち胃潰瘍に。
厳格な両親のもとで「男尊女卑」の中で育てられた。
兄は男だという理由だけであからさまに優遇され、妹は無意識に外で注目されようとした。
カウンセリングを受け、仕切り屋を活かして独立した。


6.ブランドに走る、見栄っ張り
小心者だが、人から見栄っ張りと言われて傷つく。
父は敬虔なクリスチャン、母は父不在の間に不倫。娘はそれをかばってきた。
子どもが母親から見捨てられるかもしれないという恐怖は、言葉に尽くしがたい。直接生死に関わるから。
傷ついた年齢が若く、傷が深かったため、自分探しに時間がかかった。

「アンビバレント」=何かに対する気持ちがプラスとマイナス混在した状態。


7.ソツがない、おりこうさんタイプ
自分も夫も両親も教師。反抗期もなく、のんきにこなしてやっていたが不定愁訴が続き、過労が原因のうつと診断された。
原因は、父ががんで亡くなり、同居した母の愚痴を聞かねばならず、母と折り合いの悪い兄との間に挟まれ
敵を作らず、素直に従う処世術が、社会的責任が加わったことで変えざるを得なくなったことを自覚できなかった。
体力・能力の過信をやめ「ムリをしない」軌道修正をして教壇に復帰した。


8.異性に興味がなさそうな男っぽいタイプ
友だちが年下ばかりなことが気になりはじめ、異性と交際しても頼りになるお姉さん役になってしまう。
「女性性の獲得」が問題。父に「男の子だったら・・・」と言われ続けたこと、美人の母、姉に対する劣等感への反発。


9.男に媚を売って「女」を利用するタイプ
「男に媚を売ってる」と言われ、同級の女子とどう付き合ったらいいか分からなくなった。
両親は学生結婚。兄妹を育てたのは厳格な祖母。いつも兄と比較され、母の愛情の記憶がない。
母とのスキンシップが不十分だと、心の安定が得られない。
異性との性的関係も母性とのスキンシップを求める行為の代償だと思われる。
祖母に管理されすぎて、仲間づくりという課題を学べなかった。
援助交際をするコ、妻子持ちの年長者と不倫するコにも、相手に「親の役割」を求めているケースが多い。


10.自分はいなくてもいい存在と思っている、窓際っコ
父は給料を運ぶだけで、家族に無関心、虐待していた。
自分の欠点ばかりあげる彼女は、実は頭の回転が早く、感受性が鋭い人。
頭で分かっていても行動に移そうとすると否定的に考えてジレンマから脱せない。
もっとも信頼すべき親から虐待された子どもは、深い人間不信に陥り、他者から身を守るために攻撃的になる。
他者に対する「闘争的競争意識」は、若い女性に増えている。


11.悪いことはほかの人のせいにする、おスネ虫
定時に退社しようとして「残業して」と言われ「イヤだ」とさっさと帰ってしまい、以後いづらくなってしまった。
感情のコントロールができない父の暴言を浴びながら育った女性。母はかばってくれず、愚痴をこぼすばかり。
何かを手に入れるための努力をしたことがない彼女は、これまで社会に出る躾らしいものを受けられなかった。
濃い化粧も自信のなさを隠すバリア。今では素直に自分の気持ちを言葉にする努力をしている。


12.本当は疲れている、八方美人
出勤中に急に動悸、呼吸困難となり、電車に乗れなくなった(パニ障じゃん
すっかり体力に自信をなくして退社。
子どもの頃から人見知りしない子だったが、カウンセリングで「その時どう感じましたか?」と聞かれると頭が真っ白になってしまう。
話しベタのせいと思っていたが、「自分がない」と気づき、人を怖がっていることに気づいて愕然とした。
中学時代のイジメで、自分をなくして「八方美人」になることで防御していた。
今は、群れるのは疲れるからほどほどにし、人のいいなりにならないように心がけている。
自分を「バラになりたいと泣いているタンポポのようだった」と分析している。


13.いつも夢見る、夢子さん
内向的で内面の豊かさを感じさせる女性。職場で疲れがたまり転職しようか悩んでいた。
現実世界とつながらず、非現実的な繭の中ではイキイキとしている。
小さい頃、母に理解されることを諦めたり、人と競い合うのを止めた場合に多い。
母は病弱の兄につききり、父も帰りが遅く、一人遊びが多かったという。


*******母親のタイプ分け

親との関係で「わたし」の原型がつくられる。
親の役目は、子どもの命を危険から「保護」し、ひとりで生きる力をつけること。
この「保護」と「手放す」という矛盾が、親離れ・子離れができない時代の原因をつくっている。
子どもは親のプラス面ばかりでなく、マイナス面も引きつぐ。
子どもはプラス面を見ず、マイナス面ばかり気になってしまう。

「自立」=親の庇護を乗り越えること。
支配から解放されたいと願う子ども、心配でつい手や口出しする親との間に葛藤が生まれる。
命に支障のないことはただ見守ればいい。「見守る」ことこそが、子どもに心理的安定を与える。
親という字は、「木の上に立って見る」(なるほど

1.すぐにキレるヒステリーママ
母は首尾一貫して怒るわけじゃないため、子どもはいつも母親の顔色をうかがわなければならない。
そのたびに子どもは混乱し、社会的な価値基準を身につけるのが困難。
萎縮した内向的、消極的な性格になる。父が依存的、祖母と険悪な状態にあるなど、母に余裕がないことにも注目。


2.完璧を求めるパーフェクトママ
何をしても越えがたい存在になる。母の性格的傾向と、父の酒乱は無関係ではない。
家族は、それを構成するメンバによって相互に影響し合っている。
ダメ人間の役割にハマってしまうのが一番楽な生き方になってしまう。


3.口も手も出す仕切り屋ママ(過保護・過干渉
現代っ子の本音は、保護してほしいが干渉はされたくない。社会人になっても勉強が仕事に変わっただけ。
なんとなく自信が持てなくなる。生活者としての実感のなさからきている。


4.議論が好きな評論家ママ
テレビや雑誌からの耳学問で話し、知的で批判的。情緒的なコミュニケーションが成立しない。
幼児期に情緒的な共感を得ることは、自分の感覚を信頼できる人に育ち、他者の心を共感できる力を育む。


5.子どもはただの道具にすぎない虚栄心ママ
子どもにとって困るのは、母の虚栄心を満足させる道具として使われること。
母がパートで学費を払い、ピアノ、家庭教師、私学に通わされ、恩着せがましく「おまえのため」と言われることが強迫的となる。
社会人になって、自分がひ弱に思えて焦ってしまう原因は、母が彼女自身の劣等感を穴埋めするために子どもを身代わりにしてきたこと。


6.『白雪姫』のお母さんとそっくりなママ
娘と「女であること」を競っている。母娘も葛藤に気づいていない。女王様とメイドの関係。
摂食障害の病理の1つは、母娘関係における「女性性獲得の葛藤」。
母から母性の温かさを得られず、女性であることを拒否してしまう。

子どもが嫌いなら母親にならなければいい。
周りが出産したから、親や親戚がうるさいからというだけの理由で安易に産まないこと。
子ども嫌いな母のほとんどが、パートナーとの関係が幸せでなく、イライラしている状態にある


7.娘のほうがしっかり者の逆転ママ
母を助けることで、兄弟の中で特別扱いされることに優越感と不自由を感じながら、父や祖母の愚痴をいう母を軽蔑していた。
社会に出て、対人関係で疲れてしまう。人といると緊張してしまう。
子ども時代に大人の役割を演じることは不自然で、そのムリな環境が、
対等な対人関係の場で自分のスタンスをはかる学習行動の妨げになった。


8.オロオロするだけの役立たずママ
本当に子どもが困って助けが必要な時に役に立たない母が意外に多い。
叱るべき時に叱れず、不安感が強く、子どもの顔色をうかがっているため子どもは荒れる。


9.オープンな関係を好むカウンセラーママ
いまやカウンセリングブームで養成講座や、カルチャーセンターはお母さんでにぎわっている。
カウンセリングの基本は「受容」と「共感」
でも、母親は子どものカウンセラーではない。
子どもの全部を知りたいという母のエゴイズムと、自分の行動の責任を親に半分背負わせたい娘の相互依存。
「おじさんが怒るから静かにしなさい」子どもを恐れて叱ることができない。
物分りのいい母は、度を越すと子どもの依存を生み、巣離れできなくさせる。


10.なかよしこよしのお友だちママ
親と子は同じではない。母娘それぞれが別の世界を持って、互いに外での体験を語り合える場が家庭であり、自立した親子。
母娘の癒着した関係は、社会的な環境とも関わっている。地域・近隣のつながりが希薄となり、家族が孤立している。
母娘ともに精神的に自立できていない。


11.いまはなき肝っ玉かあさん
このタイプはカウンセリングには来る必要がない。


*******父親のタイプ分け

1.口うるさいガミガミパパ
父の役割の1つは、社会規範のモデルであること。心理的脅威は避けること。言葉も過ぎると暴力になる。


2.気が小さい心配性パパ
直接子どもに心配だと言わず、母親経由で伝えるのが特徴。
子育ては母の責任と思っているか、または、子どもを恐れているため。
外国人から見ると「あなたの子どもにはなにかハンデがあるのか?」と過保護に映るという。


3.家族に必要ない粗大ゴミパパ
父が粗大ゴミと言われるようになったのは、皮肉にもバブル全盛期のころ。
仕事に専心していた間に家庭での居場所がなくなってしまった。
第二次世界大戦後の日本は、なにか大切なものを失ってきた。
個人主義というにはお粗末で、父はカルト集団的な日本企業の「働け」という声に洗脳されていた
個人の一生が仕事だけとは、あまりにも貧しい気がする。
核家族になって、家族を束ねる核としての役割も担わなければならない。


4.いばりちらす王様パパ
自分の価値観を絶対と思い、家族に押しつける。
「誰のおかげで食わしてもらってるんだ」というひと言で母は離婚を決意した。
権威主義は、リーダーシップのように思われがちだが、実は家族を疲れさせるだけ。

王様パパの根底には、外でムリしているから、家族には許されるだろうという甘えがある。
定年を待って妻から申し立てる熟年離婚の典型。


5.ネコかわいがりするいいとこどりのパパ
協議離婚した両親。父と恋人のようにデートする娘は、同年代の男性が物足りなくて、恋人ができないという悩みがあった。
その背後には、両親のように破局を恐れて、異性を信用できないことがある。


6、大人になれないピーターパンパパ
自分の関心のあることだけをやるタイプ。浮気、ギャンブルが絶えず、借金を抱えてしまった。
母と父どちらが問題かということではなく、2人の間の出来事を話しあうことを避け、なあなあに容認してきた関係に問題がある。



総じて、母が子どもをコントロールしすぎる傾向がある。
両親の精神的なつながりのなさが原因。
人間の行動や判断に絶対正しいということはない。マイナス面を自覚し、自力で取り除くしかない。


*******コンプレックスのタイプ分け

コンプレックス=劣等感ではなく、心理学用語で「葛藤」の意。
幼児期は自分中心→自分と他者の違いが分かり比較する→絶対的だった両親に逆らい、対立する
→自分の中にいろいろな自分が存在すると知り、現実と辻褄があわずに不安になり、集団で孤立する恐怖を自覚する=葛藤


1.学歴コンプレックス
日本は学歴偏重社会。学歴はもっと重要な葛藤の「隠れみの」の場合が多い。


2.容姿コンプレックス
容姿が気になる思春期にからかわれたことは心理的な傷が深く、いつまでも尾をひく。
見た目だけがもてはやされる、社会的価値観の影響か。


3.健康コンプレックス
生まれつき病弱だと、親が過保護になり、臆病な性格になる。
→対人関係が苦手、人とのスタンスのとりかたが分からないと悩む。
過保護・過干渉は、子どもが精神的に成長するために必要な自由を奪いすぎ、社会でやっていく自信を育めなかった。


4.出生コンプレックス
昔ならともかく、現代では親が自分の理想ではないという程度。
「こんな家に生まれなければよかった」というのは若い人の中で越えなければならない葛藤として根強い。


5.職業コンプレックス
キャリアとは、その人の努力・精進によって時間をかけてつくりあげていくもの。
仕事とは、人のために自分の労力と時間を売って生計を立てること。
「やりがいがないから辞めたい」というのは、職場に溶け込めないなどの対人関係の問題であることが多い。

優越感と劣等感は紙の裏表。同じ尺度の差別意識
医者、弁護士などの肩書きにこだわるのでなく、自分に合った、好きな仕事を誇りをもってやりたいもの。


*******コンプレックスに隠された別の葛藤とは?

「かわいそうに・・・というのは、自分は大丈夫だという前提での言葉であり、人間として対等な関係ではない差別の一種
日本は単一民族のせいか、これに関する人々の意識が低い。

生き方の問題には、他者との関係の持ち方の未熟さ、利己主義が根底にあり、
社会における深刻な差別問題と同質、無関係ではない。

コンプレックスを持つ人は、そのために「自信がない」と言う。
上下・優劣に過敏になるあまり、他人ではなく自分自身がそう思っているのに、他者にそう思われていると気にしている。
客観的に見れば、優劣の差など五十歩百歩。


●劣等感と自己否定はつねにセット→自信喪失を招く
他者に対して暗く映りはしないかと心配し、逆にムリに明るく振る舞って不自然な行動になってしまう。
「自意識過剰」のストレスで疲れ果てる→交友関係が狭くなる→学歴・容貌・親がダメだからという他罰的な訴えになる。
自分のあり方を振り返らず、周りのせいにしてしまう。


自信とは?
てっとりばやくつく自信などない。
自信とは、どんな状況に陥ってもやっていけるという「自己への信頼」
これは、自己責任において、けして人任せにせず、生活体験を積み重ねる以外に得ることはできない。
コンプレックスにこだわる人の多くが、その隠れみのの下で生きることの不安とすり替えている。


*******社会問題としての現代特有の葛藤

30年前の「モーレツ社員」という言葉が現代の若い女性にあてはまる。
男の場合は、仕事だけの「滅私奉公」だったが、現代女性は、社会進出、結婚、母親、すべて一流じゃないと気がすまない。

「勝つか負けるか」が尺度のため、疲れ果てて心身症になる。
一方、社会構造は相変わらず男性に有利なまま。
完璧にこなそうとせず、自分にとって何がもっとも大事か見極めて、力の入れ方の配分を考える。


●就学ノイローゼにかかった母親たち
不登校やひきこもりは、今の学校が人間性を欠き、居心地のいい場所でないことを表している。
人にとって大切な物差しは、「快・不快」という尺度。
精神的に快適か、不快かを基準に行動することを選択する豊かさがあっていいはず。


*******「ノー」と言うこと・言われること

国民全体が大変ゆがんだ危機的な精神文化の中で生活している。
たかが食事を断られただけで、全人格を否定されたと思い込むほど、不健康で未熟な付き合いになっている。
大抵は、相互のコミュニケーションミスが原因。
こんなにも傷つきやすい人が増えているのは、自ら孤立し、心を閉ざしているから。
傷つきやすいと、ひとりに耐えられず、常に緊張状態を余儀なくされる。


●心の扉の二重構造
若者の社交センスは、けして心を開いているわけではなく、テクニックとしての社交術を身につけているだけ。
「ノー」と言われて傷ついたら、素直に「傷ついた」と言えばいい。
嫌われることに過敏なら、あなた自身に「人への好き嫌い」があるのではと自問自答してみる。
自分がそうだから、他者も同じ尺度で見ていると勘違いし、嫌われると恐れるのはよくある。


●ガマンばかりする理由
人になにか聞かれて頭が真っ白になってしまうのは自分自身がない証拠。
人は自身にメリットがない行動はしない生命体。

理想的な母も
「私はあなたのために、これだけ尽くして、自己犠牲を強いられています。
 だから、あなたは私を裏切り見捨ててはいけません」
という裏メッセージの発信に気づいていないが、子どもはそれをキャッチして、息苦しく縛られている感覚を抱くようになる。

人間関係が無償ではなく、ガマンが見返りとして相手を拘束するための手段になっている。


●足し算上手になるために
若い女性の特徴は、他者との比較による自己否定。
今の学校は「減点法」で個人の成績が評価され、それによって集団の中の位置が決められる。

たとえ、同じ場面に遭遇しても、それぞれ個別の感性を持っているので、違った受け取り方、反応があって当然。
他者との比較で上下の位置づけ自体がナンセンス。

満点ばかり狙う完璧主義者では息切れする。引き算上手な背後に「能力過信」もある。


●社会は学校・家庭とは違う
会社でも愛され、いい子であろうとし、特別扱いを望む女性が多い。
親、先生から褒められることに快感を覚え、自分の存在を確認する子どもの頃のやり方を
社会にそのまま持ち込んでもうまくいかない。仕事の見返りは給料として支給される仕組み。頭をなでられることではない。

社会は役割で動いている。自分の置かれている立場、役割を見極めないとならない。
状況の変化、相手、自分の精神状態の変化を見極め、柔軟に対応すること。甘えは落とし穴になる。


●自由とわがままは違う
権利ばかり主張する傾向の強い人もいる。自由には必ず義務と責任がともなう。


●一人暮らしのすすめ
給料をもらうことが、即自立ではない。あなたは自分で洗濯をしていますか?
一人暮らしで友人の大切さ、ゴミの始末など生活の煩雑さを知ることができる。


●マイナス感情も大切
今ほどマイナス感情を忌み嫌う時代はない。
暗さも、明るさも、同じ心の状態。
マイナス感情をムリに押し殺すと、逆に表層的になり、暗く寒々としたものを感じさせる。


●対人関係は五分五分
自罰か他罰かゼロか100になっている。
どちらか一方に、すべての非があることなどあり得ない。
対人関係は五分五分なので、自分の五分を工夫し、在り方を変えれば、その関係は確実に変化する。
わたしたちは、自分以外の人を変えるのは不可能。


●真のパートナーシップとは?
ケンカをすることで、相手と一生の付き合いになるほど友だちになるという話はよくある。
人を愛するということは、互いが違う色であることを許しあうこと。
「イジメ」は、異質なものへの徹底的な排除。


*******あなたを癒してくれる相手の3つのポイント

あなたがあなたらしくあるための、クリエイティブな対人関係をつくるには、
1.葛藤を持ち、悩んでいる今の自分を本気でなんとかしたいと思うかどうか。悲劇のヒロインではなく。
2.癒すためにどういう相手を選ぶか。色恋は関係なく。あなたに対する態度の問題。
3.相手と心理的交流があること。

●3つのポイント
1.その人に裏表がないこと。
2.あなたの話を否定しないで、肯定的に聞く配慮ができる人であること。
3.あなた自身に共感できる優しさと、心の広さを持っている人であること。

ひとりで悩むと堂々巡りで終わるが、触れ合い、受け入れられると、違う方向に流れ始める。
孤立した心は、薄っぺらな社交術では癒されない。
信頼関係をつくれる友人を持つことは、大きな財産


自分で行動し、決断する
自分を知りたいなら自分に聴くしかない。
入り組んだ複雑な問題も、整理すると二者択一「する」か「しない」か。

自分のことを自分で決められない人は、失敗を危惧し、その責任を誰かに転嫁したがっている。
自分が自分に対して「支配権」を取り戻した時、男性はたくましく、女性は美しく変化する。

まず、手始めに、会話する時、考える時は、「わたしは」と、主語をハッキリ言う習慣をつける。
自信がない人は、主語が曖昧。一般論にすり替えることが多い

自分のことを伝えなければ、人に理解されることはない。伝えずに相手に察して欲しいというのは虫がよすぎる話。

相手の言うことは、言われただけ理解すればいい。
言われないことまで気を回したり、裏を読んでも外れるもの。


現代は、「価値観の多様化」と言われるが、現実は情報が氾濫していて、選びとる規範がまったくないということ。
他者は敵(競争相手)にするより、味方(仲間)にしたほうが楽で快適。
人の長所は欠点と裏表。基本的には、今のあなたはそのままでいい。

政治が悪い、世の中が悪いといってもはじまらない。社会を作っているのは私たち。
改革は個人のレベルで精神的意識を変えることによって、よりよい明日がはじまる(そう思う
まずは、自分の個性、能力、置かれている環境を見極める勇気をもとう。現実を認めること、これが「自己受容」

コメント

notes and movies(1996.7~ part1)

2013-07-26 11:14:27 | notes and movies
過去のノートにある映画感想メモシリーズ。
今回は赤いノートからご紹介。見応えある名画が多かった!

  

photo1:開いて1ページ目に大きなダリの顔写真!
photo2:X-FILESシリーズもまだまだつづきます。
photo3:この頃の字好きだな。字の書き方は自分の中の流行によってけっこう変遷がある。

若かりし頃のメモなので、不適切な表現、勘違い等はお詫び申し上げます/謝罪
なお、あらすじはなるべく省略しています。


『the best of SATURDAY NIGHT LIVE hosted by ROBIN WILLIAMS』(1992)
製作総指揮:ローン・マイケルズ 監督:ポール・ミラー
出演:ロビン・ウィリアムズ、ダナ・カーヴィ、ケビン・ニーロン、サイモン&ガーファンクル ほか
こんなに力入ってMCが長い人もいない 彼もSNL出身なのね。今じゃ自分のプロダクションを持って映画も好調ってさすが。

ギャグメモ:
P.サイモンがコンサートに来た女性の髪型やアンコールまで覚えているのに相方のA.ガーファンクルを思い出せない
ポールとロビンのAlone Againもイイ。
地図を舐めまくって広げ、適当に指して「今ここで、ここへ行きたいんだが」物差しもなく指で測るとスーパーまでも1万マイルにもなるw


『さすらいの青春』(1966)
監督:ジャン=ガブリエル・アルビコッコ 出演:ブリジット・フォッセー ほか
悪夢みたい。長いことあらすじも展開も分からずに観せられて、何のディテイルもないから説明のしようもない。
最初からよく分からん。どこが「さすらいの青春」なんだ!?
中世と現代のタイムトリップストーリーで、森が時間を行き来する扉とかって話ならもっと面白いのに。
せっかく夢みたいなユラユラした映像や白黒にしたりする工夫があるのに。
なんか有名な小説の映画化? ヒロインが今作で再び脚光を浴びたらしい。


『テレーズ』(1991)
監督:アラン・カヴァリエ 出演:カトリーヌ・ムシェ ほか
仏の実話を基にした尼僧の話。ヒロインの純真無垢なキャラクターはピッタリ。
いったん真っ暗になって、再びライトアップされる手法が面白い。
そうとう信仰心の篤い家庭に育ったんじゃないかな、この姉妹らは。
でも私が思うに、本当の試練はこの俗世間で雄々しく生き続けることでは?
檻の中では精神修行にはなるけど、「神は愛しているけど、罰など当たらない」って言ったリュシ-みたく
信仰心を持ちつつ、周りの人を助けることに努力したほうがよっぽど神の道に近いんじゃないか。
閉じこもってるだけじゃ何も生まれないもの。
病身のテレーズが十字架を踏むシーンは、ちょっとした復讐心からか?
ここまで1人の男を崇めようとする気持ちって何なのか???


『ウォーカー』(1987)
監督:アレックス・コックス 出演:エド・ハリス、マーリー・マトリン ほか
エドファンになるずっと以前に記事を切り抜いていた作品(カルトって言葉に弱いから
なんともハチャメチャな軍リーダーの役をまさにカルティックに演じているハリス。他にも隠れた名作がありそう。
ウォーカーの人生は最愛の人の急死で変わったんじゃないか。死に急いだだけで他の事はどうでもいいって感じ。
1824年うまれ、'55~'57までニカラグアを支配して、処刑されるまで。
ラストはレーガン大統領本人のスピーチと「防衛のため」と殺人を続けて侵略してゆく米軍と犠牲になる現地民の実写フィルム
妙に軽快なBGMが面白い。


『ヌーヴェルヴァーグ』(1990)

監督:ジャン・リュック・ゴダール 出演:アラン・ドロン ほか
ドロンも相変わらず元気でなにより。歳はとったけどやっぱり南仏の海と日差しがよく似合う。
それにしても仏映はだんだん気難しくなる老人みたいだ。
画面いっぱいに広がる川面、太陽、木々、「フランスの美しい自然紹介」といった感じの絵は、
最も美しい瞬間ばかりをコレクションしているゴダールの鋭い目。
セリフが全て詩。一言ひと言が意味深く、聞き流すにはもったいなさすぎる。

「思い出は天国と同じだ。過去をいつまでも待っている」

オールバックでスーツでキメたドロンは最初とは別人のよう。
「自分はもう一人の他者である」いろんな格言をつぶやく庭師がイイ。
途中「芝居は終わった」などのテロップが出る。ゴダールってこうゆう手法好きだよね。
もっともっといいセリフがいっぱいあったけど、全て記憶に留められなかった。


『アメリカの夜』(1973)

監督:フランソワ・トリュフォー 出演:ジャクリーン・ビセット ほか
フェリーニも自分の撮影現場を撮った作品があった。先ごろ他界した巨匠トリュフォーの撮影風景も面白い。
分身と言われるJ.P.レオとは互いに本当に分かり合っている様子。
周りを何でも映画にとりこんでしまうところはさすが。それでセリフが生きているわけね。

ホテルにあった花瓶を使ったり、ハシゴ上の窓だけのセットで向かいの家と思わせたり、
ヒロインのスタントがカツラをかぶっただけのごっつい男だったり、大雪のシーンを泡で演出したり、映画トリックの裏側が楽しい。

「昔は女優は女優で、メイクはメイクだったわ」
「妙な仕事ね。皆集まって愛し合い、やっと慣れたと思ったらみんな分散する」

監督の少年時代だろうか、映画館の「市民ケーン」のポスターを盗むモノクロシーンもイイ。
監督って楽天家で、精力家で、1分1秒も映画に捧げてる人じゃなきゃ務まらない仕事だね。
レオがいつも「映画を観に行こう」って言ってるのもイイ。彼も根っからの映画人だ。


『愛の嵐』(1973)

監督:リリアナ・カヴァーニ 出演:ダーック・ボガード、シャーロット・ランプリング ほか
女監督?これが噂の作品かあ! '57にウィーンで再会する元ナチ指揮官と囚人の禁断の愛って話。
ボガードってこうゆう変態臭いジメっとした役が多いよね。A.パーキンス系の。
ランプリングは退廃的マイナーの女王だし、もろデカダンス。ルキノ・ヴィスコンティを思わせる。
過去と現在の映像の組み合わせ方が心憎い。

「聖書の話だ。サロメが頭に浮かんだんだ」「狂ってるわ」「正気と狂気の違いとは何だ?」

上半身裸に吊りズボン、軍帽でシャンソンを気だるく歌うランプリングが印象的。
骨董品屋で少女の頃に着せられたドレスと似た服を買って死ぬまで着てる。こんな細かい演出は女性監督ならでは。
戦犯でありながら「ネズミのように生きたくない。今でも地位を取り戻したい。生まれ変われたら同じことをするだろう」と敬礼する姿は怖い。


『コレット 水瓶座の女』(1991)

監督:ダニー・ヒューストン 出演:クラウス・マリア・ブランダワー、マチルダ・メイ、ヴァージニア・マドセン ほか
81歳で亡くなった実在の人物。'58に『GIGI』というミュージカルでオスカーをとった。
こちらもぜひ要チェック。娼婦の話じゃなかったかな?
生前にこれだけ成功を味わえるなんて幸福。「愛人」の作者同様、自分の人生が映画や舞台劇にされたのを観る気持ちってどんなかな?
M.メイとV.マドセンの共演は華やか。

こんな運命的な出会いって本当にあるのね。
'30~'40代のファッション、パリの夜街の様子なんかも華やかに妖しく描かれているのも興味深い。
フレンチカンカンのダンスはロートレックの描いたとおり。
コルセット、レースの下着やらでゴテゴテ締め付けて、昔の女性は大変だね
性の解放と、キャリアで成功する女性、まさにシンデレラ・ストーリー。
でもやっぱり女が成功するには男のパトロンの存在が必要なんだ。
主演のブランダワー(妙な名前)がイイ味出してる。


『乙女の祈り』(1994)
監督:ピーター・ジャクソン 出演:メラニー・リンスキー、サラ・ピアース ほか
キョーレツ。こんな実話があったなんて。肉親殺しほど悲惨な罪はないけど、
そこに至るまでの重い話を、よくここまで美しく荘厳かつシュールに描いた、と絶賛もの。
特別にクレジット紹介のあるこの若い特異な女優2人にも拍手。

死刑にはまだ早い2人は、別々の刑務所で無期懲役。それぞれ'60代に釈放されたけど、絶対会わないことが条件
それなら檻の中でも同じこと。それでも年月が少しは変えたかしら?
女の子の成長過程は複雑で、思い込む時期があるものだけど、
無学で17歳で内縁となった過去が娘に厳しすぎる結果となったのか。母親は浮かばれないね。最愛の娘に殺されるなんて。


『狂えるメサイア』(1972)

監督:ケン・ラッセル 出演:ドロシー・テュティン、スコット・アントニー ほか
アンリ・ゴーディエ・ブレシュカ。まさに野生児。宝石の原石といった感じの若き天才芸術家(天才は自らが天才だと知っている!
をK.ラッセルらしく奔放に描いた作品。「マーラー」「チャイコフスキー」他、天才アーティストの激しい生涯を描くのが好きみたい。
通じ合うものがあるのかも。時代が目覚める前の19世紀はじめをよくぞここまでエキサイティングに撮った!

「名作は自分の部屋に飾るべきだ」に納得。1915年6月戦死した。23歳という若さで!
作品はダイナミックながら、芸術家の人生は作品からははかりきれないものだ。ミケランジェロを尊敬していた。
「アーティストには観客が不可欠だ。観客を必要としないなら、それは聖人だ」
誓いをたて名を与え合い、結婚で結ばれる前に永遠の別れとなったソフィはその後どうしたのかしら?
止まることのない青年アーティストのエネルギーが全編に溢れている。

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