■愛する言葉 岡本太郎 岡本敏子(イースト・プレス)
いろんな著書からの抜粋であり、太郎の著書はほとんど口述筆記だとすれば、
詩的でおしゃれな恋愛指南書というより、2人の生身の語りかけそのもののようだった。
太郎の言った言葉が水色、敏子の言った言葉がピンク色に分けてある。
太郎の自由で、ぶつかり合い、それでいて、絶対的に信頼している女性観と、
敏子のそれに応えるような子宮で包み込む愛、男の子の夢を応援する愛の形が面白い。
構成・監修は、現・岡本太郎記念館館長の平野暁臣さんなんだ/驚
短く読みやすい1冊。
他にもイースト・プレスから『強く生きる言葉 』『壁を破る言葉』など出ていて気になるところ。
図書館で検索するといろいろ出てくるが、わたしが読みたい初版じゃないのが残念すぎ![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_gaan.gif)
▼抜粋メモ
p.97
「恋のはじまりは瞬間でも、つき合いが長びくかどうかは、美醜よりも人間味にかかわる問題だ」(タ)
p.101
「恋愛は、男と女がそれぞれに、「自分」であってこそ成り立つもの。二人がいまこの瞬間いっしょにいる。それだけで素敵なことなの」(ト)
p.118
「私は太郎さんを、なま身の生が終わっても、最後の最後まで、女にいのちを預けてくれた人として、大切に、胸の谷間に、子宮の奥に抱きしめて、ともに生きてゆきたい。掌で撫でまわすように、細かいひだまでわかって、一体になりたい」(ト)
p.145のタロウさんの写真はいい。丸い笑顔は羅漢さんのようで、自身が描いた太陽と同じだ![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/fine_face.gif)
p.158
「なにが起こるかわからない。一刻一刻展開する。生きるって、そういうことでしょう」(ト)
p.161
「激しく自分が惚れていると感じるときは、相手が裏切ったように見えるときだな」(タ)
p.163
「お互いに相手を引き出すの。自分だけでは「自分」にはなれないもの」(ト)
p.168
「恋なんて、人生の中では一番無目的で、危なくて、自分を投げ出さなければできないことなんですもの」(ト)
p.172
「自分が自分自身に出会う、彼女が彼女自身に出会う、お互いが相手のなかに自分自身を発見する。それが運命的な出会いというものだ。男は女性の世界観から自分のなかに欠落しているものを、見出すことができる。これが喜びであり、救いとなる。男性だけの世界観はほんとうのものじゃない。女性だけの世界観もほんとうのものとはいえない。この男と女の世界観がぶつかり合って、そこで初めてほんとうの世界観が生まれるんだ」(タ)
いろんな著書からの抜粋であり、太郎の著書はほとんど口述筆記だとすれば、
詩的でおしゃれな恋愛指南書というより、2人の生身の語りかけそのもののようだった。
太郎の言った言葉が水色、敏子の言った言葉がピンク色に分けてある。
太郎の自由で、ぶつかり合い、それでいて、絶対的に信頼している女性観と、
敏子のそれに応えるような子宮で包み込む愛、男の子の夢を応援する愛の形が面白い。
構成・監修は、現・岡本太郎記念館館長の平野暁臣さんなんだ/驚
短く読みやすい1冊。
他にもイースト・プレスから『強く生きる言葉 』『壁を破る言葉』など出ていて気になるところ。
図書館で検索するといろいろ出てくるが、わたしが読みたい初版じゃないのが残念すぎ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_gaan.gif)
▼抜粋メモ
p.97
「恋のはじまりは瞬間でも、つき合いが長びくかどうかは、美醜よりも人間味にかかわる問題だ」(タ)
p.101
「恋愛は、男と女がそれぞれに、「自分」であってこそ成り立つもの。二人がいまこの瞬間いっしょにいる。それだけで素敵なことなの」(ト)
p.118
「私は太郎さんを、なま身の生が終わっても、最後の最後まで、女にいのちを預けてくれた人として、大切に、胸の谷間に、子宮の奥に抱きしめて、ともに生きてゆきたい。掌で撫でまわすように、細かいひだまでわかって、一体になりたい」(ト)
p.145のタロウさんの写真はいい。丸い笑顔は羅漢さんのようで、自身が描いた太陽と同じだ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/fine_face.gif)
p.158
「なにが起こるかわからない。一刻一刻展開する。生きるって、そういうことでしょう」(ト)
p.161
「激しく自分が惚れていると感じるときは、相手が裏切ったように見えるときだな」(タ)
p.163
「お互いに相手を引き出すの。自分だけでは「自分」にはなれないもの」(ト)
p.168
「恋なんて、人生の中では一番無目的で、危なくて、自分を投げ出さなければできないことなんですもの」(ト)
p.172
「自分が自分自身に出会う、彼女が彼女自身に出会う、お互いが相手のなかに自分自身を発見する。それが運命的な出会いというものだ。男は女性の世界観から自分のなかに欠落しているものを、見出すことができる。これが喜びであり、救いとなる。男性だけの世界観はほんとうのものじゃない。女性だけの世界観もほんとうのものとはいえない。この男と女の世界観がぶつかり合って、そこで初めてほんとうの世界観が生まれるんだ」(タ)