■連続ドラマW『グーグーだって猫である』(2014年10月18日~11月8日まで全4話)
原作:大島弓子
シリーズ構成・監督:犬童一心
脚本:高田亮
出演:
小島麻子:宮沢りえ
大森:長塚圭史
ミナミ:黒木華
三宅:岸井ゆきの
立花勝久:中岡創一(ロッチ)
石川莉奈:市川実和子
千加子:菊地凛子
立花秀夫:岩松了
ホームレス:田中泯
挿入歌:♪パレード/高田漣 feat. UA
映画も観たけど、ドラマ化も嬉しい。原作マンガの感想のリンクはこちら。
でも、こないだ友だちからもう、この話自体、けっこう昔だから、グーグーももういないって聞いてショックだった
好きな女優さん、男優さんらがたくさん出てるのも嬉しいし、よく買い物に行く吉祥寺の街や、
井の頭公園などなどがフツーに出てくるのも楽しい
それに、なんといってもサバ役のコも、グーグー役のコもほんっと可愛い
【内容抜粋メモ】(ネタバレ注意
●1話「その恋にはアプローチしない」
「この世界のどこでも、泥まみれになっても、思いきりこの世界で遊んでもいいのだ。
そしてポケットの中の彼の部屋の鍵をにぎりしめて、五月の朝の街を走り出した」(『ロスト ハウス』
そーだった。徹夜明けのサバの場面からだった・・・
サバの死からなかなか抜けられずにいる漫画家・小島麻子。
「まだ当分描けないと思う」
「引っ越すのもいいんじゃないですか」と担当の大森に言われて引っ越す。
「食べられるようになって、眠れるようになって、あとは働くだけですね」
「人が楽しんでいるの見るのって楽しいよね」
バウスシアターだ!
公園でホームレスの男性が抱きかかえている猫にひと目惚れしてしまう。
頬の赤い傷は皮膚病では?と心配で眠れない麻子。
「あのコ病院に連れて行ったほうがいいんじゃないかな?」
「新しい猫欲しいなら買えばいいじゃないですか」
「飼いたいんじゃないの。治してあげたいだけ」
「でも、もしかすると、彼は病気の猫だから一緒にいられるのかもしれませんよ」
ホームレス「たぶん飼い猫が捨てられたんだよ。自分から寄ってきたから」
「昔ここに住んでたんだ」と案内してくれた空き地で、
昔、家に泥棒が入って、優しい父は逃がしてあげたら、後日お礼の手紙がきて、宝くじが同封されていた話をする。
土地の少ない都内のペットのお墓はこんな感じなのね/驚
1人でいた例の猫を思わず病院に連れていく。その帰り、ホームレスと出くわしてしまう
「この猫。飼ってもらえないかな? 最初に思ってた」
「でも、すごく仲良さそうに見えましたけど」
「でも、ボクなんかと一緒じゃダメなんだよ。あの日、目があったよね。その猫が必要なはずだよ」
「今日からおウチのコだよ」
仕事も再開。
GOOD GOOD でグーグーと名付ける。
「グーグーが長生きしますように。病気をしませんように。事故に遭いませんように。
このウチの生活を楽しめますように。
そして天寿を全うしたら、私がグーグーを送ることができますように」
●2話「占いどおりに生きてみる」
グーグーの骨がポキポキゆってたからカルシウム錠剤を食べさせる。
「2匹目は大事にされる。1匹目の分まで」
「ニンゲンのイライラは猫には怖かっただろう。
もっと塩分控えた食事をさせたら、、、下痢をしたらすぐに病院に連れて行ってあげれば、、、
あんなに叱るんじゃなかった、、、1匹目の後悔が大きいほど大事にされる」
助手のミナミがすごく当たる占い師を教える(黒木華さん好きだなぁ
「つまんない生活がちょっと変わるかもしれないじゃないですか?」
グーグーの去勢手術は一泊入院
ハモニカ横丁も出てきた! 当たる占い師は郵便局の隣りにいるんだw
占い師・ハーメルン三宅。高校生みたい。ハーメルンの笛吹きは実話だと話す。
「今日はあなたの言うとおりにしてみる」
手相、生年月日は1978年? お父さんは厳しいヒト。忍耐強い。家でコツコツやる仕事がいい。
今日はお出かけがいい。タロットでは「冒険が必要」と出た。
すべてを止めて、電車に飛び乗って、気になったヒトにできるだけ大きな質問をする。
世界が平和になりますか?とか。それがこれからの人生の大事な試練となる。再会がカギ。
総武線・津田沼行きに乗った。気になる大森は後を追う。
「ミナミちゃんがエアガンをすすめて、ハマって戻ってこなかったりした時もあったよね!
作品を描くのはツライんだから、理由あげちゃダメなの!」て厳しすぎ
津田沼駅って初めて見たけど、日本の駅は大体似たり寄ったりだね。ハンバーガー屋とか
「どこ行くにゃ~?」と自称“ウミネコ”の格好をした少年に会う。
「どっか楽しい所に連れて行ってほしいなあ」って、ほんとは迷い子だった。
出ました、息子と野鳥観察する岩松さんw
「お前のこと親だと思ったことないからな」
「そんなことだから結婚も出来ないんだな。一生一人で死ぬわけだ。お前、なんのために生きてるんだ!」
親子ゲンカに割って入り、質問する麻子。
「あの~私、病気で子宮も卵巣もないんですけど、生きてる意味ないですか?」
岩松さんは、津田沼の飲み屋の主人だった。運命の再会!? 通い猫にゴハンをあげてる。
「昼間は他人みたいな顔してるけど、夜になると夜食を食べに来るんだよ。ま、ウチに来る客もそうなんだけどね」
「そもそも人間に生きてる意味なんてありますかね?
地球に生きてる生き物全体に見た場合ですね、人間なんかいなくなったほうがいいかもしれないじゃないですか」
常連の話に入ってきたのは大森さんw
飲み屋の主人「孫のことなんか思ってねえって。オレはオレが死んだ後のことを心配してるだけ」
息子「こんなに常連がいるんだ。なんとかなるよ」
飲み屋の主人「ホラ、なんにも分かってないでしょ?」
息子「オレなんか地元でウロウロしてるだけだけど、あの干潟に来る鳥は、いろんな場所で、
いろんな生き方した鳥があすこに集まって、またいろんな世界へ飛んでいくんだから」
大森「あの占い師に何聞いたんですか? 世界平和より大きなこと?」
麻子「ううん。もっと生物学的なこと」
ミナミ「占いの結果、まだ出てないんですね」
麻子「大事な再会はまだこれからだから」(グーグーのことかな?
挿入画『クレイジー・ガーデン』
●3話「会いたい気持ちを試してみる」
あーはな子さんだ!
常連客「はな子はねー67歳だからニンジンとかあげると消化しきれないんだよ。だからおにぎりあげてるんだ」/驚
「こないだ思いきって、はな子の生まれたタイのクンジャラ農園に行って来た」
大森さんはフェイスブックでつながった初恋の人に会いに行く。
でも、その人は生活コーディネーターをしていて、話に疲れて帰ってきてしまう
ミナミちゃんは、自分が描いた作品を大森さんに見せる。
ファンレターもちゃんと読んでくれてるんだね
その中に中学の同級生・石川リナの手紙が入ってる。
女子高は人間関係が難しく、麻子は1人でいるほうが気楽だった。
月刊マンガ雑誌「アスカ」ていうのがあったのか。絵画クラスに入ってたんだ。
リナは別のクラスで人気者だったが、ある日、屋上で1人でいるところを見かける。
はらドーナツ美味しいよねv
リナは屋上からピアノの練習を見ていた。それを描いた絵が教師に認められ、「全日本(学生絵画展)出してみるか?」と薦められる麻子。
ピアノを弾いてた子は、リナを見て練習を止め、屋上でケンカしているのを見てしまう麻子。
「人をジロジロ見るの止めてって何回言えば分かるの? 会うの止めようって決めたじゃん。つきまとうの止めてよね」
彼女とはそれきり話さなくなった。
ここ数日、ときどき他のにゃんこの声が聞こえて、早速ケージを持って夜の公園に飛び出す。
そのコは左足を引きずっていた。家に連れてかえって、グーグーに挨拶させる。
「グーグーのほうが可愛いよ」
リナは、その後、絵画展を観に行って「佳作」となった絵を観たという。「自分が認められたような気がした」
●4話(最終話)「運命を味方につける」
突然15年後。家の中はにゃんこだらけw いいなあ! 猫天国!
『グーグーだって猫である』が漫画文化賞短編賞を受賞した。
大森さんといい雰囲気だと思ってたけど、もう結婚して子どもが2人いる。
ミナミちゃんも漫画家となってバリバリ仕事をしている。
グーグーも歳をとって、心臓のクスリを飲んで、腎不全もある。
「グーグーは一体いつ、私の歳を追い越したんだろう?」
はな子さんは元気。すごいなあ!
大森さんが若い頃を思い出す麻子。
「急かせば失敗して、また時間がかかるだけ!」
「時計を見るのも止めて!」
肉まんをさしいれて「食べてる暇ないから。食べるなら外で食べてね」
小さい頃、図工の授業で「お母さんと私」というテーマで絵を描いていて、
「ふざけちゃダメよ、小島さん。お母さん、お空飛べるの? 描き直しなさい」と叱られた。
子どもの豊かな想像力をここまで残酷に摘み取るかね
グーグーの健康検査結果は変化なし。
医師「15歳か。大事にされたね。できるだけ一緒にいて、抱っこしたり、話しかけたりして喜ばせてあげなさい」
ある夜、「一緒に寝ようよ。寒いでしょ?」と言うと、そばに来てくれた顔を見て、「これは臨終だ」と悟る。
(どうして分かるの? サバの時とかに似てて、分かるようになっちゃったのかな?涙
授与式の会場にて。
「もうストーリー漫画お描きにならないんですか?」
「なんか・・・休みたくなって」
「先生の作品、密度が濃いから」
若手からは「小島先生、初めて見た!」などと言われて拠り所のない麻子。
ミナミも大森も見かけるが長く話せる状況にない。
そこに、小さい頃の自分、頑張っていた自分を見つける。
いつも帰りが遅い母。麻子は喫茶店に寄ることが多かった。
絵を描き直せと言われたとマスターに言うと、見知らぬ女性から
「いいじゃん。すごくいい絵だと思う。描き直さなくていいと思う。はい、優秀賞」と紫の花のブローチをもらう。
授与式には、そのブローチを着けてきた。
受賞スピーチ。
「このモデルになった猫は、先日亡くなりました。15年と8ヶ月の間いっしょにいてくれて、ありがとうグーグー」
大森は役員になって、もう吉祥寺にも行けなくなると詫びる。
「大丈夫、他のコたちがグーグーの仕草や鳴き声を真似して慰めてくれるから」
新しい担当は若い女性で、ずっとファンだったという。
帰りのベンチであのホームレスの幻を見る。
(いつもこんな空想癖があるのか、それともドラマ上の演出か?
「なんで私だったんですか?
私、当たり前のことがよく分からなくて、このままで生きてていいですか?」
******************************
『グーグーだって猫である』は1996年に連載を開始。累計80万部を超える売上げのエッセイマンガの名作。
自身の「卵巣腫瘍」の模様も描いている(その後の具合はどうだろう?
連載終了時、大島家の飼い猫は13匹だった。2008年「手塚治虫文化賞」受賞。
その後も連載は続いたが、2011年、グーグーの死とともに終了した。
要所、要所に吉祥寺近辺の豊かな木々が映るとホッとする
原作:大島弓子
シリーズ構成・監督:犬童一心
脚本:高田亮
出演:
小島麻子:宮沢りえ
大森:長塚圭史
ミナミ:黒木華
三宅:岸井ゆきの
立花勝久:中岡創一(ロッチ)
石川莉奈:市川実和子
千加子:菊地凛子
立花秀夫:岩松了
ホームレス:田中泯
挿入歌:♪パレード/高田漣 feat. UA
映画も観たけど、ドラマ化も嬉しい。原作マンガの感想のリンクはこちら。
でも、こないだ友だちからもう、この話自体、けっこう昔だから、グーグーももういないって聞いてショックだった
好きな女優さん、男優さんらがたくさん出てるのも嬉しいし、よく買い物に行く吉祥寺の街や、
井の頭公園などなどがフツーに出てくるのも楽しい
それに、なんといってもサバ役のコも、グーグー役のコもほんっと可愛い
【内容抜粋メモ】(ネタバレ注意
●1話「その恋にはアプローチしない」
「この世界のどこでも、泥まみれになっても、思いきりこの世界で遊んでもいいのだ。
そしてポケットの中の彼の部屋の鍵をにぎりしめて、五月の朝の街を走り出した」(『ロスト ハウス』
そーだった。徹夜明けのサバの場面からだった・・・
サバの死からなかなか抜けられずにいる漫画家・小島麻子。
「まだ当分描けないと思う」
「引っ越すのもいいんじゃないですか」と担当の大森に言われて引っ越す。
「食べられるようになって、眠れるようになって、あとは働くだけですね」
「人が楽しんでいるの見るのって楽しいよね」
バウスシアターだ!
公園でホームレスの男性が抱きかかえている猫にひと目惚れしてしまう。
頬の赤い傷は皮膚病では?と心配で眠れない麻子。
「あのコ病院に連れて行ったほうがいいんじゃないかな?」
「新しい猫欲しいなら買えばいいじゃないですか」
「飼いたいんじゃないの。治してあげたいだけ」
「でも、もしかすると、彼は病気の猫だから一緒にいられるのかもしれませんよ」
ホームレス「たぶん飼い猫が捨てられたんだよ。自分から寄ってきたから」
「昔ここに住んでたんだ」と案内してくれた空き地で、
昔、家に泥棒が入って、優しい父は逃がしてあげたら、後日お礼の手紙がきて、宝くじが同封されていた話をする。
土地の少ない都内のペットのお墓はこんな感じなのね/驚
1人でいた例の猫を思わず病院に連れていく。その帰り、ホームレスと出くわしてしまう
「この猫。飼ってもらえないかな? 最初に思ってた」
「でも、すごく仲良さそうに見えましたけど」
「でも、ボクなんかと一緒じゃダメなんだよ。あの日、目があったよね。その猫が必要なはずだよ」
「今日からおウチのコだよ」
仕事も再開。
GOOD GOOD でグーグーと名付ける。
「グーグーが長生きしますように。病気をしませんように。事故に遭いませんように。
このウチの生活を楽しめますように。
そして天寿を全うしたら、私がグーグーを送ることができますように」
●2話「占いどおりに生きてみる」
グーグーの骨がポキポキゆってたからカルシウム錠剤を食べさせる。
「2匹目は大事にされる。1匹目の分まで」
「ニンゲンのイライラは猫には怖かっただろう。
もっと塩分控えた食事をさせたら、、、下痢をしたらすぐに病院に連れて行ってあげれば、、、
あんなに叱るんじゃなかった、、、1匹目の後悔が大きいほど大事にされる」
助手のミナミがすごく当たる占い師を教える(黒木華さん好きだなぁ
「つまんない生活がちょっと変わるかもしれないじゃないですか?」
グーグーの去勢手術は一泊入院
ハモニカ横丁も出てきた! 当たる占い師は郵便局の隣りにいるんだw
占い師・ハーメルン三宅。高校生みたい。ハーメルンの笛吹きは実話だと話す。
「今日はあなたの言うとおりにしてみる」
手相、生年月日は1978年? お父さんは厳しいヒト。忍耐強い。家でコツコツやる仕事がいい。
今日はお出かけがいい。タロットでは「冒険が必要」と出た。
すべてを止めて、電車に飛び乗って、気になったヒトにできるだけ大きな質問をする。
世界が平和になりますか?とか。それがこれからの人生の大事な試練となる。再会がカギ。
総武線・津田沼行きに乗った。気になる大森は後を追う。
「ミナミちゃんがエアガンをすすめて、ハマって戻ってこなかったりした時もあったよね!
作品を描くのはツライんだから、理由あげちゃダメなの!」て厳しすぎ
津田沼駅って初めて見たけど、日本の駅は大体似たり寄ったりだね。ハンバーガー屋とか
「どこ行くにゃ~?」と自称“ウミネコ”の格好をした少年に会う。
「どっか楽しい所に連れて行ってほしいなあ」って、ほんとは迷い子だった。
出ました、息子と野鳥観察する岩松さんw
「お前のこと親だと思ったことないからな」
「そんなことだから結婚も出来ないんだな。一生一人で死ぬわけだ。お前、なんのために生きてるんだ!」
親子ゲンカに割って入り、質問する麻子。
「あの~私、病気で子宮も卵巣もないんですけど、生きてる意味ないですか?」
岩松さんは、津田沼の飲み屋の主人だった。運命の再会!? 通い猫にゴハンをあげてる。
「昼間は他人みたいな顔してるけど、夜になると夜食を食べに来るんだよ。ま、ウチに来る客もそうなんだけどね」
「そもそも人間に生きてる意味なんてありますかね?
地球に生きてる生き物全体に見た場合ですね、人間なんかいなくなったほうがいいかもしれないじゃないですか」
常連の話に入ってきたのは大森さんw
飲み屋の主人「孫のことなんか思ってねえって。オレはオレが死んだ後のことを心配してるだけ」
息子「こんなに常連がいるんだ。なんとかなるよ」
飲み屋の主人「ホラ、なんにも分かってないでしょ?」
息子「オレなんか地元でウロウロしてるだけだけど、あの干潟に来る鳥は、いろんな場所で、
いろんな生き方した鳥があすこに集まって、またいろんな世界へ飛んでいくんだから」
大森「あの占い師に何聞いたんですか? 世界平和より大きなこと?」
麻子「ううん。もっと生物学的なこと」
ミナミ「占いの結果、まだ出てないんですね」
麻子「大事な再会はまだこれからだから」(グーグーのことかな?
挿入画『クレイジー・ガーデン』
●3話「会いたい気持ちを試してみる」
あーはな子さんだ!
常連客「はな子はねー67歳だからニンジンとかあげると消化しきれないんだよ。だからおにぎりあげてるんだ」/驚
「こないだ思いきって、はな子の生まれたタイのクンジャラ農園に行って来た」
大森さんはフェイスブックでつながった初恋の人に会いに行く。
でも、その人は生活コーディネーターをしていて、話に疲れて帰ってきてしまう
ミナミちゃんは、自分が描いた作品を大森さんに見せる。
ファンレターもちゃんと読んでくれてるんだね
その中に中学の同級生・石川リナの手紙が入ってる。
女子高は人間関係が難しく、麻子は1人でいるほうが気楽だった。
月刊マンガ雑誌「アスカ」ていうのがあったのか。絵画クラスに入ってたんだ。
リナは別のクラスで人気者だったが、ある日、屋上で1人でいるところを見かける。
はらドーナツ美味しいよねv
リナは屋上からピアノの練習を見ていた。それを描いた絵が教師に認められ、「全日本(学生絵画展)出してみるか?」と薦められる麻子。
ピアノを弾いてた子は、リナを見て練習を止め、屋上でケンカしているのを見てしまう麻子。
「人をジロジロ見るの止めてって何回言えば分かるの? 会うの止めようって決めたじゃん。つきまとうの止めてよね」
彼女とはそれきり話さなくなった。
ここ数日、ときどき他のにゃんこの声が聞こえて、早速ケージを持って夜の公園に飛び出す。
そのコは左足を引きずっていた。家に連れてかえって、グーグーに挨拶させる。
「グーグーのほうが可愛いよ」
リナは、その後、絵画展を観に行って「佳作」となった絵を観たという。「自分が認められたような気がした」
●4話(最終話)「運命を味方につける」
突然15年後。家の中はにゃんこだらけw いいなあ! 猫天国!
『グーグーだって猫である』が漫画文化賞短編賞を受賞した。
大森さんといい雰囲気だと思ってたけど、もう結婚して子どもが2人いる。
ミナミちゃんも漫画家となってバリバリ仕事をしている。
グーグーも歳をとって、心臓のクスリを飲んで、腎不全もある。
「グーグーは一体いつ、私の歳を追い越したんだろう?」
はな子さんは元気。すごいなあ!
大森さんが若い頃を思い出す麻子。
「急かせば失敗して、また時間がかかるだけ!」
「時計を見るのも止めて!」
肉まんをさしいれて「食べてる暇ないから。食べるなら外で食べてね」
小さい頃、図工の授業で「お母さんと私」というテーマで絵を描いていて、
「ふざけちゃダメよ、小島さん。お母さん、お空飛べるの? 描き直しなさい」と叱られた。
子どもの豊かな想像力をここまで残酷に摘み取るかね
グーグーの健康検査結果は変化なし。
医師「15歳か。大事にされたね。できるだけ一緒にいて、抱っこしたり、話しかけたりして喜ばせてあげなさい」
ある夜、「一緒に寝ようよ。寒いでしょ?」と言うと、そばに来てくれた顔を見て、「これは臨終だ」と悟る。
(どうして分かるの? サバの時とかに似てて、分かるようになっちゃったのかな?涙
授与式の会場にて。
「もうストーリー漫画お描きにならないんですか?」
「なんか・・・休みたくなって」
「先生の作品、密度が濃いから」
若手からは「小島先生、初めて見た!」などと言われて拠り所のない麻子。
ミナミも大森も見かけるが長く話せる状況にない。
そこに、小さい頃の自分、頑張っていた自分を見つける。
いつも帰りが遅い母。麻子は喫茶店に寄ることが多かった。
絵を描き直せと言われたとマスターに言うと、見知らぬ女性から
「いいじゃん。すごくいい絵だと思う。描き直さなくていいと思う。はい、優秀賞」と紫の花のブローチをもらう。
授与式には、そのブローチを着けてきた。
受賞スピーチ。
「このモデルになった猫は、先日亡くなりました。15年と8ヶ月の間いっしょにいてくれて、ありがとうグーグー」
大森は役員になって、もう吉祥寺にも行けなくなると詫びる。
「大丈夫、他のコたちがグーグーの仕草や鳴き声を真似して慰めてくれるから」
新しい担当は若い女性で、ずっとファンだったという。
帰りのベンチであのホームレスの幻を見る。
(いつもこんな空想癖があるのか、それともドラマ上の演出か?
「なんで私だったんですか?
私、当たり前のことがよく分からなくて、このままで生きてていいですか?」
******************************
『グーグーだって猫である』は1996年に連載を開始。累計80万部を超える売上げのエッセイマンガの名作。
自身の「卵巣腫瘍」の模様も描いている(その後の具合はどうだろう?
連載終了時、大島家の飼い猫は13匹だった。2008年「手塚治虫文化賞」受賞。
その後も連載は続いたが、2011年、グーグーの死とともに終了した。
要所、要所に吉祥寺近辺の豊かな木々が映るとホッとする