メランコリア

メランコリアの国にようこそ。
ここにあるのはわたしの心象スケッチです。

派遣法改正

2012-09-30 09:57:43 | 日記
テンプから派遣法改正のおしらせが届いて、また働きづらくなりそうな感じ・・・
1年間以内に働いた同じところでは働いちゃいけないとか、
特定の仕事以外で短期・単発はいけないとか、
自由に働き方を選べるのが派遣のメリットなのに、なんか違うんだよなあ???


給与明細もメールでおしらせが来て→ネット上で確認なんだなあ!
まあ、ムダな経費削減、エコにはイイと思うけど、
個人情報の管理だけはちゃんとしておいてね/切望



最近の気になるトピックス。

100年前の「元気な東京駅」 復元駅舎を公開10/1~
ちょっと近くで見てみたい♪


Idea Seventh Sense@新丸ビル
東京駅に行ったらついでに見てみたい♪


ジェームス・アンソール@損保ジャパン東郷青児美術館
2012年9月8日~11月11日
月曜休館(ただし9月17日、10月1日、8日は開館)
午前10時~午後6時(入館は5時30分まで)
JR新宿駅西口、丸ノ内線新宿駅・西新宿駅、大江戸線新宿西口駅より徒歩5分


ブラサキ共演のライブにバンバンがオープニングアクト決定!
「Big Jay McNeely with Bloodest Saxophone + 伊東ミキオ Japan Tour」の
オープニングアクトにバンバンが出演するって/驚
どんどんスペシャルナイトになってゆくなあ。凄い



追。
「梅ちゃん先生」もとうとう終わっちゃったねぇ・・・
BSプレミアムで特番をやるみたいだけど、それも見たい。



「lyrics」もアップしました。


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タワーに願いを@歴史秘話ヒストリア

2012-09-30 09:49:29 | テレビ・動画配信
歴史秘話ヒストリア
「タワーに願いを~華麗なるニッポンの塔 1400年の旅~」
10月1日はタワーの日だそうな。そして、通天閣は今年、設立100周年を迎えた/祝
ノッポン兄弟、テレビ父さん、神戸ポートタワー君、フータ(福岡タワー)、
たわわちゃん(ひこにゃんのGFw)etc..
日本人のタワー好きを遡ると古い歴史が見えてくる。

【法隆寺五重塔】
モデルはインドのストゥーパ中国建築の影響を受ける。
塔=釈迦の墓そのものの意味を持っていた。
天災+長引く戦争で苦しむ世の人々のために聖武天皇は、東大寺に2つの七重塔を建てた。高さは100m
その娘は百万塔陀羅尼を各お寺に奉納。
その他、奈良の薬師寺塔、会津さざえ塔なども有名。


【凌雲閣】
「十二階」で知られるこの建物から、吉原遊郭の美女を品定めするのが流行った
日本初電動式エレベータが話題になり、ブティック+スイーツなどの店が46軒も入っていた/驚
エレベ故障で倒産の危機日本初の美人コンテストを開催。
「洗い髪のお妻」(芸者さん)のブロマイドが大ヒットする。


【通天閣】
造ったのは塔博士と呼ばれた内藤多仲(東京タワーも!
5歳の時、濃尾地震を体験、その後耐震の研究をする。
関東大震災にも耐えうる歌舞伎座などが話題になり一躍時の人になる。

火災で崩れた通天閣を再建。
展望台は当時日本一の名古屋タワーより1mだけ高いって大阪らしいw
上は天気予報になってるんだ/驚



日本の話芸3@NHK

「青菜」柳家権太楼
旦那に酒と青菜を勧められた植木屋さん。
奥方が「青菜がない」と言わず、隠し言葉で言ったのを真似して、
建具屋相手にやってみる/爆
押入れから奥さんが汗だくで出てきて、義経までゆっちゃったから、
「それじゃ弁慶にしろ」ってオチw 笑った~!

「替り目」
酔った旦那が、車屋やうどん屋に迷惑をかける話。
これ、以前も聞いたことある気がする。

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Alone Again

2012-09-30 09:41:04 | 音楽&ライブ
図書館で借りたCDシリーズ。
前回に引き続いて、スティングほかを改めて借りてみたv


The Dream of the Blue Turtles/Sting
これのライヴビデオを観たって日記に書いてあったな。


Bring on the Night/Sting(2枚組)
このアルバムの記憶はない。初聴きか?


Nothing Like the Sun/Sting
以前も書いたが、これもかなり聴いた。
スティング自身による曲紹介がある。
最後に母へのメッセージが添えられているのは、スティングの母ががんで亡くなったため。


Life/Neil Young & Crazy Horse
先日も書いたばかりだけど、文句なしの名曲ばかり


Best of Gilbert O'Sullivan
ベスト盤をずっと聴いてた記憶がある。
♪アローン・アゲイン は何度聴いてもじぃーんとする名曲。


Alone Again (Naturally)
もし神さまが本当にいるのなら
なぜ僕を見捨てたんだろう
一番、必要としている時に

また独りきりになってしまった、
ごく自然にね

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ポロン亭2回目

2012-09-28 23:55:55 | 町歩き
わんこ&にゃんこ好きなお友だちが誘ってくれて、再び荻窪のポロン亭に遊びに行ってきました~♪
その前に、銀行に記帳しに行ったら、いきなりご主人を待つステキな柴さんに遭遇



今日は完璧ラッキーデイな予感v
結局、肝心の記帳するのを忘れました(ものすごい混んでいたしね、月末の金曜日だから


荻窪駅改札で、Aちゃんと、ライブ友さんと合流。
駅前で売っているおからドーナツが美味しいとのことで、1個だけ衝動買いv
枝豆入りの豆乳で作っていて、その元になってる豆乳も試飲させてもらったんだけど、
豆乳はやっぱりちょっと苦手です(ドーナツは美味しかった


ポロン亭が13時からオープンてことで、若干早めに着いてしまったから、周囲をお散歩。

区立郷土博物館分館



なにやら工場関連の展示をやっていたので、興味を引いたw
日本庭園もあって、おたまじゃくしからカエルに成長する過程がちょっと怖いよねって話で盛り上がったw


ポロン亭@荻窪
前回お邪魔したのは4月か~!あの日も雨だったんだね

お店に入るなり、いきなり超可愛い2人の子猫(推定2ヶ月だっけ?)がお出迎え
もう一気にメロメロになって、注文するのもすっかり忘れて、抱っこさせてもらったり、
ネズミのおもちゃに夢中で食いついてきてくれて、ほんとにしあわせなひととき・・・



1缶1700円もするネコミルクをあげるところも見れて、
食いしん坊だってゆう三毛猫が黒猫をおしのけて飲む姿もうっとり。
でも、このコたちも箱の中にまだへその緒がついたままの状態で捨てられたそうな/涙

要町で保護されるコもけっこう多くて、いろいろなツテでこのお店にやって来て、
手厚いお世話のあと、可愛がってくれる里親さんに引き取ってもらう活動をされている
お店の奥さまは本当にすごい。

前回いた「マミーちゃん」のことを聞いたら、無事引き取られたそうな。良かった(ほっ
今年だけでもすでにアルバム1冊分のにゃんこが引き取られて、
元気で暮らしている姿を写真に撮って、手紙を添えて送ってくれる方もいて泣いてしまうとのこと。
最初につけた名前が変えられて「ぶちょお」とかになっちゃって笑った話とかもしてくれた。

気難し屋の柴わんこ「ぶんた君」は、やっぱり窓の外を眺めてはガウっていたけど、
一瞬リードを放してもらって、店内を歩き回って、にゃんこのお水をたっぷり飲んだりしてw、
みんな遊び疲れて、お腹もふくれて、お眠りタイム。
子猫の寝顔もたまりません




オレンジテラ



荻窪にも雑貨屋さんがあるってことで、行ってみた。
ちっさい中にごちゃごちゃある感がいいんだよねv


吉祥寺に移って、ライブ友さんおすすめスポットへ。

Dans Dix ans



本当にさり気ない看板があるだけの地下1階にあるパン屋さん。
ガラスの向こうで焼いている様子がよく見える、とってもおシャレなお店。


36(サブロ)
こちらもオフィスビルの2階みたいなさり気なさの雑貨屋さん。
入り口はいってすぐのレジ前になんとっあの「点取り占い」発見
1枚20円てことで、早速引いてみたら、、、



言い切り型出ました。絵がなかったのが残念だけど、
10点はよい点数だよね?相変わらずおみくじ運だけはツイてます


ライブ友さんは、大好きな働くクルマ系てぬぐいを見つけて即買い
吉祥寺もまだまだ知らないステキ雑貨屋さんがあるなあ!
反対側には「セリア」も発見したし。


ミスサイゴン



以前、サケ友ちゃんと来て(もう2年も前か~!)、どの料理も美味しかった話をしたら、
そこに行こう!ってことになって、店名すらうろ覚えな感じでたどり着いた(よかった
生春巻き、ビーフン、チャーハン、鶏肉を煮たもの+ライス、やっぱり美味しかったあ!

Aちゃんからは、とっても可愛いリサ・ラーソンのパンダさんを頂いて、
本当に貴重なものをどうもありがとううううううう



いろんなお喋りをして、今日はこの辺でお開きです。
ライブ友さんとバスに乗って帰った


黒柴さん大小2人、帰ったら白猫、母からはしーちゃんの写真も届いていて、
わんこ&にゃんこまみれな1日でした~
その他の写真はフォトチャンネル一覧でどうぞ~!
チャンネル「ch 148027」の「j01~j21」までです。



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カセットコンロス@渋谷7th floor

2012-09-27 23:55:55 | 音楽&ライブ
カセットコンロス@渋谷7th floor

初の7階。
O-WESTもろもろのそばにまだまだこんなライヴスペースがあったのね/驚
ここいらはほんと入り組んでるイメージがあるんだけど、
1人でもちゃんと来れるようになったって、わたしも大人になりました~

苦手な高層階だし、密室だったらどうしようとドキドキしたけど、
部屋の半分はガラス窓で渋谷の摩天楼?が見えて、外に出るスペースもある。

今回は、客席の半分がステージ、半分が座り席で、とても開放的なのに、
お客さんはなぜか入り口側に立って見ていたり、
本来はステージの上に設けたテーブル椅子にいたりで面白い。

久々のコンロスが身に沁みて、とても幸せな時間が流れてゆく
一気にトリニダードにいる気分?
バジルのピザも美味しかったし
タバコのモクモクだけは勘弁だったな


1st stage(セトリは相変わらずあやふやでスイマセン



♪インスト曲
♪歩いて帰ろう by WADA MAMBO

♪アイ・ウィッシュ・ユー・ラブ
ワダさんの言う通り、ほんと最初からエンディングみたいに盛り上がった

ネット上の「イイネ!」の話も可笑しかった/爆
「ライブの告知をすると、いつもたくさんの“イイネ!”が押されるけど、
 そんなに来られたら入りきれないからどうしようと夢を見るけど、ほどほどの客入りですね」
「(自分も)毛の生えた生き物、哺乳類と鳥ならなんでもイイネを押してしまう」w
“本当にイイですか?”って念を押すボタンがもしあったら、もっと責任度が上がるかも」って

♪Possum And Opossum
♪キャロライン
♪うわのそら
♪フォー・ミルス・ブラザース(哀愁のあるジプシー音楽みたいでステキ
♪メロディ


ワダさんのギターのシールド?が短すぎて、若干浮いてるものだから、みんなの足元に絡まって、
「飼い犬かお前はって感じです」

ex.LITTLE TEMPO の田村玄一さんがゲストで参加/嬉
LITTLE TEMPO は、今でもときどき2枚のアルバムを聴いてる。
玄一さんの叩くスティールパンの音色は、まるで天上のメロディーだった



2nd stage
辻コースケさんのアフリカンなパーカスでスタート。
最近、強い音にはカラダが負けてしまうから、個人的にはパーカスもゆる~く聴きたいところだけど、
あのスピードとリズムは本当に凄い
ズシズシと心臓を震わせて、弱った鼓動もよみがえるAED効果があるんじゃないかってくらい

♪PASSPORT

田村さんは銀色に光るスティールギター、
アンディは遠い国から取り寄せた細い縦笛で演奏したら、
すっかりハワイアンみたいな雰囲気に
スカっぽいナンバーもあって嬉しい

♪ストップ朝まで踊ろうよ~

その昔、同じバンドのメンバーだったってゆうタツミアキラさんも加わって、よりスペシャルな感じに


ancore.
W「みんなでやれる曲を探したら、変な歌詞のしかありませんでした」って、
例の♪シェイム&スキャンダル・イン・ザ・ファミリー と、
♪Ah-ha でコーラスを大合唱

ダブルアンコールは、♪ヘッドフォン


コンロスの音はいつもふしぎ。
ワダさんのギターも、ボーカルも、バンドの音も、
本当にふしぎで、独特なバランスで成り立っているんだ。


次は、十条か。比較的近場なのにかぶった・・・残念すぎ/泣
また見に行きたいなあ!


追。
名刺サイズのフライヤーも可愛い

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『パン屋のヤコブ~複雑な世の中のための心やさしい哲学』

2012-09-27 15:59:34 | 
こころのクスリ『パン屋のヤコブ~複雑な世の中のための心やさしい哲学』(DHC)
ノア・ベンシー/著 デーブ・スペクター/訳

なぜかデイヴが訳者。DHCは本の出版までやってるのか/驚
著者は本当にパン屋さん?!→New York Bagel Factory

信じられないくらい早起きをして、毎日こおばしい香りでみんなを幸福にしてくれる
パン屋さんは、まさに神さまの仕事みたいなものだな。


▲あらすじ
ベテランパン職人のヤコブは、仕事の合間に思いついた言葉を
小さな紙片に書き留めていたが、なにかの拍子にパンに紛れ込み、
それを読んだ婦人が「ぜひ、たくさんのパンに入れて売って欲しい」と熱望。
その日から、ヤコブのもとへは、さまざまな悩み、疑問を抱えた人々が訪ねてくるようになる。


【本編のいい言葉抜粋】
ヤコブにとって仕事とは、いろいろな意味で祈りに近いものだった。
毎日繰り返される仕事は、ヤコブの心を体から解き放ち、
目先の切実な問題にとらわれることなく、
シナイの山につれていってくれる優雅な魂のようなものだったのだ。


「知恵は私を満足させない。それどころか、私をもっと飢えさせる」


「実際に持ってもいないものを隠そうとするのは、単なる傲慢ですよ」


「言葉というものは、真実を伝える嘘にすぎません」


哲学者には「失業者」という意味あいがあります。
実際的な仕事をしていないから、哲学という学問を考えられるのだそうですが。


「論理は暗闇を説明することはできるけど、決して明かりにはならないんだよ」
lightには「宗教的な目覚め」という意味もある。


「壁を乗り越えられないという恐怖心が、その壁をつくっているんです」


一人ではわからないことも二人なら見えてくる。


「手をげんこつにしているときは、他人や友人、神さまからの素晴らしい贈り物を受け取ることができない。
 手をぎゅっと握っていると、ひがみしかつかむことができないんですよ。そしたら、お腹も魂も飢えてしまいます。
 だから、怒りは飢えしかもたらさないんです」
怒りはその人の正確な判断力を狂わせ、自分を束縛することになる。
だから不機嫌な人にはいいことなどないのです。
冷静になって、ものごとの本質を正しくつかみましょう。


経験していないことには信頼をおかない、信じないというのでは世界も広がりません。


「自分を愚か者だと思ったことのない者が、本当の愚か者なんです」


「音符の間にある沈黙こそが、音楽そのものだからです。
 檻の中の虎をおさえているものが、仕切り棒の間の空間であるように」


「人生ってボウルみたいなものですよ。ボウルには二つの役目がある。
 一つはものを入れること。そしてもうひとつは、それを注いでやることです」


「雷を怖がっちゃいけないよ。あれは、神さまが家具を動かしているだけなんだから」


自分のことしか考えていないから、結婚したら自分の一部が失われてしまうなんて思うんです。
それはうぬぼれというものです。一緒になることによって、もう自分のことだけを考えてはいられなくなる、
うまくいけばうぬぼれることもなくなってしまうかもしれませんよ。


素直に現実を受け入れ、そして自分の声に耳を傾けることが大切なのです。


「私が病気なもので、見舞いに来てくれたのかね」
「いや、病気のことも気になっているけど、あなたを愛しているからきたんだよ」


むしろ世の中から無視されているときのほうが、彼の心は満ち足りているのだった。


やかんはお湯が沸いたとき、ピーッと音をたてる。
同じように自分も、呼ばれるまではじっと我慢しているべきだと彼は考えた。
そして、呼ばれたときは、その声がちゃんと聞こえるようにしていなければならない。
そのためには、いつも注意深くして、すぐ行動に移れるようにしておかなくてはならないのだ。
忍耐力、冷静さ、集中力、そして行動。


真に自由になるためには、欲張った心から解き放たれることがまず第一だ。


「猜疑心を持つということは、自分のポケットから自分の財布を盗むようなものです。
 恐怖とは、実際に傷つく前の痛みなんですよ」


「私たちは、自分たちがつくりだしたファラオや、奴隷制度から抜け出さなくてはならない。
 私たちは、自分たちのエジプトにいるモーゼにならなきゃいけない。
 私たち自身が、『約束の地』へわたるときに越えねばならない国境なのだ」


「少年が、自分の純真な目で世の中の美しいものを眺めながら、ゆっくりといろいろなことを学びはじめる。
 知識という小石を積み上げ、時がたつにつれて、彼が学んだものは、目の前にそびえる壁になってゆく。
 そうなると、いくら見晴らしても、見えるのは自分が学んだことだけで、その向こうが眺められなくなっているんだ。
 壁を壊すのには長い時間がかかり、老人になっていた」
経験とか知識などによって自分がいつも成長していれば、人はけして年老いることなどない。


「ある考えを否定するというのは、その考えにとらわれているのと同じことだ」


相手が何も与えてくれなかったことに感謝しています。
もし自分の期待感のほうが、相手が実際にくれたものより大きいと、
もらったもののことなど忘れて、空しい期待感しか残りません。


「私たちはみんな『ひとつの光』の反映なんです。私たちは全員が目的地のない旅をしているんです。
 私たちはみんなお互いそのものなんですよ」


「他人を見て嫌だなと思うところは、自分自身の投影でもあるんだよ」


「すべてのものは過ぎ去っていきます。私たちが日々積み重ねたものは無に帰してしまいます。
 でもそれは、私たち人間が、収集する生き物ではないからです。人間は過程の生き物なんです。
 四季における真実とは、それらが移り変わるということです。
 すべてが生きていたり、死んでいたりしているように見えても、それは外見だけにすぎません」


「私たちはみんな独りぼっちです。みんなが自分たちの無知という壮大な暗闇の中にいます。
 誰かが火をおこしたところに炭が残っていないかとさぐっても、あるのは灰だけ。
 明かりも暖かさももたらしてくれない灰は、私たちを悲しませます。
 けれども、誰かがその夜そこにいて、火をおこし、旅を続けていたと知ること、
 それだけで充分なときもあるんです」


【ライル・B・フォックスさんによるあとがき】
配偶者や子ども、友人と付き合っていくには約束、実践、勤勉が必要とされる。
それと同じことが自分自身との関係にも言える。
意識下の自分と、無意識の自分をつなぐ絆は、誠実と謙遜、そして心の平和を心から願うこと。


「もっと多くを望むなら、より少なくなることを願いなさい」

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NHKスペシャル反響編 職場を襲う"新型うつ"

2012-09-27 14:23:11 | テレビ・動画配信
NHKスペシャル反響編 職場を襲う"新型うつ"
特集がOAされるたびに見て、ブログにも書いてきたけど、
OA後もそうとう反響が大きくて、今回の反響編が放送されたようだ。
前回と重複している部分も多いが、少しだけ膨らませた内容になっていた。

職場を襲う "新型うつ"@NHKスペシャル

『“新型うつ”にどう立ち向かうか』(全2回)


複雑なコミュニケーション能力を求められることが増えた社会構造に対して、
自分の感情がない(空洞化)、自分で考えて行動できない若い世代。

上司と部下のジェネレーションギャップ、
「ストレス耐性が低い」ってゆうのがポイントか。
職場でのストレスは、上司と部下の縦関係だけじゃないけどね。


“新型うつは、果たして病気なのか、それとも性格なのか”ってことにも焦点が当てられていた。
その区別が医師によってもいまだ曖昧で、治りにくさにもつながっている。
かといって、「親子関係」だけに責任を求めるのも、医師との「共犯関係」の悪循環となっている。


単なる「怠け」や「ワガママ」と片付けずに、
会社で「育て直す」体制も求められているのが現状。
なぜなら、新型うつ患者には、「一体化願望」(自分をもっと分かってもらいたい)という気持ちが強いため。

「自己中心的」なのに「自己肯定感は低い」って、なんだか矛盾しているように聞こえたな。
そもそも世の中自体が矛盾で不条理だらけだけどね


「病気療養中は、治療に専念するべし」と就業規則で決めても、
治療方法は人それぞれで、必ずしも自宅療養が最適とは言えないよね?
実際、自分ももっと外に出掛けることを勧められているし。


こうして改めて見ても、やっぱり、「職場復帰」だけがゴールみたいに決め付けているように思えてならない。
それ以外の選択肢はないのかな?
完全に社会復帰する前段階のワンクッションになる場所とか。
まるで“経済生産能力のない人は人間じゃない”みたいに言ってる感じに見えた。


「美輪の湯」では、ちょうど「仕事とはなにか」ってテーマで、
給料=ガマン料。
楽しむためにはお金を払わなければならない。
仕事に楽しみや、生き甲斐を求めること自体が違う、
みたいなことを話をされていた。

今回の特番同様、どれも一面は捉えていても、
もっと根本的なところはどうなのかが見えてこない。
今後もみんなで考えていく必要があるような気がする。


追。
先日、福祉事務所のおじさんが「せちがらい世の中になったってことかなぁ」
ってゆってたのを思い出した。

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notes and movies(1991 part7)

2012-09-26 13:47:02 | notes and movies
過去のノートにある映画感想メモシリーズ。
part6からのつづき。


『不思議の国のアリス』(1986)
監督:バリー・レッツ 出演:ケイト・ドーニング ほか
映像にするのは難しいんじゃないかしら?と思ったけど、
造り物にしては立派なセットにコスチュームだなって感じ。
ちょっとアリス役が年齢的にムリないかな?って気もしないでもなかったけど、
伯爵夫人もチェシャ猫もそれなりだったし、
なんといっても海亀の♪さあさ踊ろうよこのダンス~がとってもよかった。


『ヘンリー&ジューン 私を愛した男と女』(1990)

 

監督:フィリップ・カウフマン 出演:フレッド・フォード、ユマ・サーマン ほか
実話というのがいつでも惹かれる。
アナイスを演じる女優の特異な魅力が今作全体を引っ張っている。
1931年代の独特なファッションも目を引く。
ほかの人が個性的なぶん、平素な顔立ちのヒューゴ役の俳優も魅力的だった


『コミュニオン』(1988)
出演:クリストファー・ウォーケン ほか
大きな光、青い小人、大きな黒い眼の細長い顔、
平凡な家族に訪れた宇宙からの訪問者。
ゆったりと謎が深まるあたり、そしてショッキングで生々しい人体実験の場面など
やはり原作は事実に基づかれている雰囲気が漂ってくる。

恐怖・困惑からコンタクト、そして共存生活へと変化してゆく過程を
じっくり描いた、実は人間とそうでないものとのヒューマンストーリーだ。
と同時に、ウォーケンの透明な美しさ(年齢に不相応なくらい)を充分堪能できる一作。
とくに人体実験の半裸のシーンは、怖い反面とても信じられない美しさがある。
でも、ボサノヴァダンスまで踊ってしまうこの宇宙人は善良なタイプに描かれていて安心した。
ウォーケンのタップほか随所にアドリブ(?)が見れて楽しい。


『ミザリー』(1990)
原作:スティーブン・キング 出演:ジェームズ・カーン ほか
早く原作を読みたい。
結末を高等教育のあり方で締め、アニーを不気味ながら哀れむべき人物として残しているところがいい。
そして、なんといっても『シャイニング』同様のあの大雪、社会との断絶感、
ラストの雰囲気をガラッと変える♪I'll be seeing for you はすごくよかった。


『太陽は夜も輝く』(1990)
出演:ジュリアン・サンズ、シャルロット・ゲンズブール、ナスターシャ・キンスキー ほか
『最後の誘惑』のイタリア版のよう。
サンズが広大な自然の中で淡々と神からのお召しを求め続ける隠者を演じている。
彼を過ちに導く子悪魔的少女シャルロットらの存在も光る。
あんなに純粋でどこまでもつづく自然に囲まれていても、
親しき人間とそうでない大勢の人に囲まれていても、
私たちはどうしていつまでもこんなに孤独なのだろうか?


『WHITE NIGHT』(1985)
2人共すごいダンサーでありながら、ダンスの作品に仕上げずに
あくまで社会の弾圧、自由の価値に視点を置いているのがニクイ。
レイをひたすら愛するロシアの女性役を演じたイザベラ・ロッセリーニもイイ。
ソ連からアメリカへ亡命した男、N.Y.からモスクワへ亡命した男、
国境を越えるのがこんなに命がけな場所も現実にあるのかと思うとすごく怖い。


『まわり道』(1975)
出演:ナスターシャ・キンスキー ほか
作家志望の青年が旅に出て、列車で出会った老人と口をきかない少女の親子。
(老人がとても汚らしくて、あんまりついてくるので鬱陶しい
昔の恋人、詩人、自殺志望者などに出会い、
しかし言葉は宙に舞って文字にならないで終わっている。


『君がいた夏』(1988)



出演:ジョディ・フォスター ほか
ジョディは銀幕における奇跡の女優の一人だ。
こういうプロローグの思い出回想ものは好きだが、彼女はそんな役柄にピッタリ。ひと夏の思い出の女性。
そんなラッキーな少年と、野球、父親との死別などを結び付けているところもなかなか面白い。
すこうし夏という季節を好きにさせてくれる作品。


『運命の逆転』
監督:バーベット・シュローダー 出演:ジェレミー・アイアンズ、グレン・クローズ ほか
事実、それも最近起こった実話をとりあげているだけあって全体に慎重さが感じられる。
ものすごい勢いでドラッグとアルコールを服用していたサニーにはビックリ。
「裁判は一種のゲームだ」というどこかのセリフが頭に浮かんでくる。


『悪魔ルシファの生贄』(1981)
監督:フランク・ラロッジア 出演:ステファン・アーングリム ほか
'81の現代によくもまあバカバカしいほどに原罪的な恐怖を真面目に綴った映画を創ったものだと
『デモンズ3』の時と同様呆れてしまうが。
何代も輪廻してきたルシファの最後の末裔が死ぬ時、白い光の中へ導くところがよかった。
結局、あの婚約中の身だった女性も道連れにしてしまったのだろうか?それが気になる。

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notes and movies(1991 part8)

2012-09-26 13:47:01 | notes and movies
過去のノートにある映画感想メモシリーズ。
part7からのつづき。


『ハリウッドにくちづけ』(1990)
原作:キャリー・フィッシャー 出演:シャーリー・マクレーン、メリル・ストリープ ほか
原作が『スターウォーズ』シリーズのキャリー・フィッシャーとは知らなかった
それをこの2大スターが演じたんだから書いた甲斐もあったろうけど。
レベルはともかく、気軽に楽しめる一作。
マクレーンの♪I'm still here 、メリルもブルースからロックまで歌を披露して、
それがまた聴かせてくれるからスゴイ。
でもダンスはあまり得意じゃないみたい


『LESS THAN ZERO』
出演:ジェームズ・スペイダー、アンドリュー・マッカーシー ほか
突然「青春グラフィティ」ものが観たくなって、夏の終わりの記念にこの1本
ハッピーな学生時代の終わり、厳しい現実、昔の友人と毎夜のバカ騒ぎパーティ、コカイン。
何度も立ち上がろうとするごとについてないジュリアンをもっと明るい視点で撮れば
ハチャメチャコメディになるくらいのついてなさだけど、
最後まで一貫してヘヴィな現実を描いている。
エリート役を少し離れて『Bad Infuence』のロブ・ロウのような危険な役もスペイダーは上手くこなしている。


『熱き愛に時は流れて』(1988)
出演:ティモシー・ハットン、ジェシカ・ラング、デニス・クエイド ほか
アメリカといえばフットボール。そのアメリカを代表するチーム「タイガース」の幻のエース、ブレーゴースト。
スポーツ選手の栄光とシビアな未来が描かれている。
それぞれの人生を、それぞれの俳優が、その何十年の時の流れをうまく演じている。


『キャバレー』(1971)



監督:ボブ・フォッシー 出演:ライザ・ミネリ、マイケル・ヨーク ほか
ミネリの迫力ある歌と踊りが楽しめる
少し『舞踏会のあとに』と同じ暗い雰囲気がある。
キャバレーの中の退廃的スポットライト、数々のショー、顔を塗りたくったショーガールたち。
そして舞台であるベルリンの社会的弾圧、ユダヤ人差別。
世界一の女優を夢見るアメリカ娘と、貧乏な英会話教師。
彼らの未来は一体どうなったのか?
ミネリは今作で見事オスカーをとっている。


『ダークマン』(1990)
監督・脚本:サム・ライミ 出演:リーアム・ニーソン ほか

「ジュリー、僕はどこにでもいて、どこにもいない
 だれかであって、だれでもない、ダークマンだ」

ストーリーが面白い。『エレファントマン』さながらの哀愁あり、
時々ユーモア、ロマンス、アクションなどもあり。
仮面をかぶっている時のほうが怪物の気持ちに近いと悟り、
あてもなく雑踏にまぎれてゆくラストなんか最高


『時計じかけのオレンジ』(1971)
監督:スタンリー・キューブリック 出演:マルコム・マクドウェル ほか
ワケのわからない流行り言葉の連続と、同じくわけの分からない流行ファッション。
牢獄から出て、最新治療を受け、一時は暴力や性に強い拒絶反応を示していたアレックス少年が
社会自体の汚さに元通り回復?してしまうまで。

(今作も『ニュー・シネマ・パラダイス』同様、
 あまり映画通でない人たちが必ず「いい映画」に挙げる1作だよね


『シェルタリング・スカイ』(1990)
監督:ベルナルド・ベルトルッチ 出演:ジョン・マルコビッチ、デブラ・ウィンガー ほか
ぜひ原作本を読みたい。
デボラが最初のキュートなドレス姿から、夫の死のショックで
次第にアラブの女風になってゆくところが興味深い。

“生きている時間は短い。キットは見知らぬ街の果てを放浪し、
 一体これから何を見出すのだろうか?”

(既出。名作は何度観てもイイ。その後、原作も読んで、さらに深く感動した。
 なにを見ても「なにかの予兆」に感じてしまうキットのクセは、自分と通じるものがあるといつも思う。


『ミッシング』(1982)
監督:コスタ・ガブラス 出演:ジャック・レモン、シシー・スペイシク ほか
異郷の戦争にクーデター派として首を突っ込みすぎたために、
行方不明となってしまった青年を延々と探す父と妻の実話。
「その国のルールに従え」といえども、一人の人間が何の理由もなく殺されても
当然のごとく扱われているところはたしかに怖い。


『魂のジュリエッタ』
監督:フェデリコ・フェリーニ 出演:ジュリエッタ・マッシーナ ほか
フェリーニのサーカスじみた独特な妖しさがよく出ている。
夫の浮気を調査するうち、精霊にとりつかれ、
白昼夢を見るようになる妻役をマシーナが穏やかにキュートに演じている。
幼児体験が呼び起こす罪悪感、自由奔放に性を楽しむ隣人たち・・・
今作も様々に着飾った女性たちが数限りなく次から次へと出てきて、私たちを飽きさせない。


『ツインズ』(1988)
監督:アイヴァン・ライトマン 出演:アーノルド・シュワルツネッガー、ダニー・デヴィット ほか
心温まるものというより、シュワちゃんのボケぶりがとっても楽しい。
どっかでありそでなさそな実験で、もしかしたらこんな双子もそこらへんにいるかもしれない!?

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notes and movies(1991 part9)

2012-09-26 13:47:00 | notes and movies
過去のノートにある映画感想メモシリーズ。
part8からのつづき。


『大人は判ってくれない』(1959)



監督:フランンソワ・トリュフォー 出演:ジャン・ピエール・レオー ほか
少年のくせに煙草はふかすは、家出して、自分の親の勤めるところの商品を盗むは、
刑務所から脱走するはで、とにかく貧乏くさい映画。
みな貧乏で家庭の愛情もすさむくらい。

(フランス映画の巨匠に対してえらい酷評っぷり/滝汗


『あこがれ』(1957)
監督・脚本:フランソワ・トリュフォー 出演:ベルナット・ラフォン ほか
ビデオ製作クラブかなんかで作ったみたいな手作り感覚が出ててイイ。
男の子たちのマドンナが体育の先生である恋人といちゃつくのが妬けて
いろいろ子どもくさいいたずらをする。
マドンナの輝きは失われたが、子どもの冷たさですぐに忘れてしまう。


『女の都』



監督:フェデリコ・フェリーニ 出演:マルチェロ・マストロヤンニ ほか
電車にゆられながら50男が見た現実か幻想か分からぬ夢。
フェミニストの集会を見たかと思えば、女たちの裁判にかけられたり、
ジャンキーの女たちに車で追われたり、博士の奇妙なパーティに誘われたり・・・

フェリーニの奇抜なアイデアと映像美にはいつも新しいものが見れる
という期待が持て、飽きさせないコロコロと変わる無数の場面が楽しい。
特別美しいのが、ラスト近くのマルチェロが乗った女性を型どった気球。
あんな大がかりなセットもカンタンにやってのけちゃうのはさすが。
風に吹かれて女の髪が舞い上がり、その間から妖しい笑顔がのぞく。
同性とてうっとりしてしまう
イタリアのいかにもアクの強い女たちが総勢2000人弱、
次から次へと現れるのだから本当にスゴイ


『恐喝(ゆすり)』
監督:アルフレッド・ヒッチコック
殺す動機は月並みだし、犯人ははじめから分かっていて、ゆするほうは間抜けな男。
警察ものんきで、よく調べもしないで、思い切り怪しい2人を疑いもしない。
最初のトーキー映画で、最初は無声。
女優の声も訛りを隠すため、吹き替えの英国女性が横で喋ったというからスゴイ。
全体的にコミカルで明るい作品。


『殺人!』
監督:アルフレッド・ヒッチコック
途中でダイアナのいる拘置所の壁が絞首台の影を映す演出が意表をつくいいアイデアだと思った。
『恐喝』ほかと違って、なんとなく犯人が薄気味悪い湿っぽい暗さを持っている。


『ブラック・ウィドー』(1987)



監督:ボブ・ラフェルソン 出演:デボラ・ウィンガー、テレサ・ラッセル ほか
2人の女性の知恵比べであるとともに、デブラとテレサのまさに競演でもある。
女性同士分かり合える部分と、ライバル意識とがうまく表れている。
美貌と知性で勝負するキャサリン(テレサ)と、
シンプルで素顔、根性で勝負するアレックス(デボラ)。

「何年か経って昔を思い出すとしたら、あなたのことが一番に思い出されるでしょうね」

というあたりのシーンはあとをひく。


『フィフィ大空を行く』(1965)
監督:アルベール・ラモリス 出演:フィリップ・アブロン ほか
安っぽい泥棒がサーカスにもぐりこみ鳥人間になってから天使に間違えられて騒動を起こすという話。
飛ぶ姿がわざとらしくないから、ほかの貧乏臭いセットが霞むくらい。
特別に意味のないストーリーだがほのぼのしている(言い放題/謝


『幸福(しあわせ)』(1965)
監督:アニエス・ヴァルダ 出演:ジャン・クロード・ドルオー ほか
上記と同年のフランス映画ながらこれほど違っているのも珍しいよね。
思い切り幸せな家族像に始まって終わるが、妻が違っている。
2人の女性をまともに愛してしまう男を許したのか、許さなかったのか、
妻は自殺したのか、事故で川に落ちたのか?難しいテーマ。
ジャンは、どこかスティングに似ていて、プレーボーイかと思いきや、
嘘のつけない純粋な男なのがポイント。


『推定無罪』(1990)
出演:ハリソン・フォード ほか
全篇通じてシリアスで重い感じ。裁判ものだからだけど。
ラストで偶然明かされる真犯人の巧妙な手口が恐ろしく、夫婦愛についても問われている。
人を一人信じきることの勇気も描かれている。
グレタ・スカッキは、ファンにとってはちょっと物足りない感じ。


『バルカン超特急』
監督:アルフレッド・ヒッチコック
突然おばあさんが誘拐され、みなそれぞれ自分勝手な理由でシラをきるシーンは怖い。
さて、ヒッチコックは、ラスト近くでみなが電車から降りて
女性が婚約者を見るなり、走りこんだタクシーの運ちゃんではないだろうかと考える?

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