メランコリア

メランコリアの国にようこそ。
ここにあるのはわたしの心象スケッチです。

topics~シンディ・ローパーが最後の来日ツアーを開催! ほか

2024-11-01 15:36:14 | 日記
■2024年10月分(9月22日~10月21日)の電気のご使用量と料金@ハチドリ電力
契約プラン: 市場連動プラン
ご使用量: 59 kWh
電気料金: 2949 円

■FODチャンネル for Prime Videoは2024年10月29日で終了

■Google Play Passを3か月無料でお試し
2025年1月29日まで
なんだか分からんがおすすめされたからお試ししてみた





冬こそチャンス!日々の不調を根本から改善する【若返り計画】
たくさん不定愁訴あるから、紹介していたチャワンプラシュを注文してみようかなあ?
プラムに似た液状の健康フードって、昔、似たようなのを食べた記憶がうっすらある

チャワンプラシュ、スーパーフード@iHerb







東レ パン・パシフィックオープンテニス
また大坂なおみちゃん来るんだな





シンディ・ローパーが最後の来日ツアーを開催!
“プレミアム公演チケットに加え、バックステージツアーなどの特典が付いた、VIPパッケージを先行受付中!”
最後かあ! 渋公に観に行ったのが懐かしい・・・






ラジオ「FAB NIGHT」真心ブラザーズがゲスト

真心ブラザーズが「眠れないときに愛用するモノ」とは?

新譜から数曲紹介された









「ミンティア・ブリーズ」
三人称雑談で話していて気になった
ミンティアは不安・パニックの対処法の1つで持ち歩いているけれども
大粒verは知らなかった いろんな味があるんだな
今度買ってみよう





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ブッデンブローク家の人びと ある家族の没落 上 岩波文庫 赤帯 433-1 トーマス・マン/作 岩波書店

2024-11-01 15:07:31 | 
1969年初版 1997年 第31刷 望月市恵/訳

「ジュヴェナイルまとめ」カテゴリー内に追加します

先日読んだ『フランバーズ屋敷の人びと』がとても気に入ったため
長編の家族小説を探して見つけた
“ファミリー・サガ”“ファミリー・ツリー小説”とかいうのかな?


“ドイツのあるブルジョア家庭の変遷を4代にわたって描く”

冒頭から雪崩のごとく人名が出てきて、何度かくじけそうになるも
ネットで家系図を見つけて、それをチラチラ見ながら読み進めたら
魅力的なヒロインに焦点が当たってきた辺りから引き込まれて一気読み

この時代の結婚は動物と同じだな/汗
ある程度、体裁のいい教育をしたら、ある日突然家族から切り離されて
見ず知らずの男の家に嫁がなきゃならない
そのショックたるや想像を越える

体裁よく奴隷のように売り飛ばしたも同然だ
牧師まで味方に引き込んで、宗教を利用するなんて胸が悪くなる↓↓↓

1830年頃の女性の水着ってどんなだったんだろう?とフシギに思って調べてみた

今のような水着がなかった時代。1900年前後のフランスの海水浴の様子をカラー映像で|カラパイア

ほぼ洋服を着たまま海に入ってたのか/驚
下着も股のあいたステテコみたいなのを履いて、使い捨てだったとかビックリの連続

下着の歴史、19世紀ヴィクトリア朝の驚くべき仕掛け!|日本で唯一!ファッション業界で”稼ぐ”ためのファッション史専門学校

小説だけ読んでると、こうした生の生活部分は見えてこないけれども
現代と比べると、ロマンティックどころじゃない感じ

やたらと発音の違いを強調する文章が多いのもフシギ
日本語にもいろいろ地方ごとの特徴はあるにせよ
身分の差はないから、かなり違和感を感じる


【内容抜粋メモ】(私的なメモ程度なので、間違ってる可能性大/汗

登場人物




ヨハン・ブッテンブローク 問屋商人
アントアネット 妻
コンズル 息子 共同経営者
エリザベート 息子嫁
トーマス 長男 トム
アントーニエ 長女 トーニ
クリスチアン 次男
クララ 次女
クロティルデ ヨハンの甥の娘
イーダ・ユングマン 乳母兼家庭教師
アントン 召使い

ゴットホルト ヨハンの亡き前妻の息子 コンズルの腹違いの兄
レーブレヒト・クレーガー アントアネットの父 当世風の老紳士
ユストゥス 放蕩息子
グリューンリッヒ 代理業
シュワルツコップ 水先案内人の親方
モルテン 息子 医師を目指す



家族、かれらと親交の深い人々が集まる場面から始まる
木曜は1週間おきに一族全員が顔を合わせて食事することになっている
みなフランス語や低地ドイツ語を混ぜて喋っている

アントーニエは8歳
クリスチアン7歳
詩人ホフステーデが詩を披露して盛り上げる

ヨハンは前妻をとても愛していたが、ゴットホルトを産んで亡くなったため
息子を憎み、結婚資金を渡しただけで無視している状態
キリスト教を篤く信仰するコンズルは板挟みに苦しむ

一家はメング通りの家を買って越したばかりの祝いも兼ねている
以前住んでいたラーテンカンプ商会が急激に落ち目になって屋敷を手放すことになった

ごちそうを食べたクリスチアンは腹痛を訴え、お抱え医師ドクトル・グラーボは
どんな症状でも「鳩の肉とフランスパン」を処方する(なぜ食べ物?



2年半後 1838年 クララ誕生
コンズルは細かい日記をつけていて、家族が誰でも読める所に置いている

これまで重い天然痘にかかったり、頭に桶が倒れてきて助かりそうもないと言われたのに助かったり
船から落ちた時も助けられたりで、自分が神に護られていることに何度も感謝する

家訓「わが子よ、昼は仕事に喜びもて励め されど、夜、安らかに眠れるごとき仕事にのみ励め」を守っている

トーニは母の実家クレーガーで一時期暮らし、貴族趣味が移り
高慢ちきで周囲を下に見るクセがつく



引っ越してから6年後
アントアネットが病死
ヨハンもコンズルに経営者の座を譲って亡くなる
この時、商売を縮小し、その後、うまく進まなくなる

16歳になったトーマスはもうコンズルの仕事を手伝いはじめる
クリスチアンは芝居が好きで、女優の楽屋を訪ねたことが噂になる

トーニは寄宿学校に入れられる
校長テレーゼ(ゼゼミ)と姉ケーテルセン夫人(ネリー 未亡人)はその後も親交が続く

トーニは貴族のアルムガルト・フォン・シリングの“フォン”の名前をうらやむ



グリューンリッヒは仕事でコンズルを訪ねて家族に紹介され、トーニ(18歳)に惚れ込む
(もしかして、最初からトーニ目当てだったのかもな

グリューンリッヒがプロポーズしてきたと親から突然言われて泣き出すトーニ

トーニ:
私があの男に何をしたというの!?
あの男のことなにも知らない!

父母はトーニもいずれは一家のために商人の妻になるのだし
帳簿を調べたら急成長している働き者で
ハンブルクで何不自由ない生活が送れるのだと説得する

親がいない時にグリューンリッヒがやって来て、はっきりした返事を聞きたいと迫る
トーニ:誤解です 私、イエスとは言いません!

グリューンリッヒは跪いて哀願し、トーニの同情の言葉をうまいこと受け取って帰る
親は牧師まで仲間にして「汝は父と母を捨てて夫に従うべし」という一節を教会で熱弁する(こわっ!

トーニはすっかり参ってしまい、同情した父母は少し考える時間を与えようと
水先案内人の親方シュワルツコップ老人の家で夏休みを過ごすようすすめる



トムと一緒に海辺の町トラーヴェミュンデにやって来て
医師を目指して帰郷している息子モルテンに会う

海岸には親交のある名家が集っている
メレンドルブ家、ハーゲンシュトレーム家、キステンメーカー家、フリッチュ家・・・

貴族らを軽蔑しているモルテンは、トーニが挨拶している間、石の上で待って交わろうとしない
モルテンと毎日散歩に出かけて、これまで考えたこともない階級社会の話にも興味を持つ

モルテン:
すべての人間が自由で平等
真実は抑圧され、発言は封じられたのです
支配階級の家族集団に属していないぼくたちはあなたから深い溝で隔てられています


夏休みが残り少なくなり、別れを惜しむモルテン
グリューンリッヒについて聞き、トーニはモルテンが好きだと言う
モルテン:ボクがドクトルになる日まで誰にもイエスとおっしゃらないでください!
2人はキスして約束する

グリューンリッヒから婚約指輪が届く
トーニは怒って父に返し、モルテンと約束したと書く
“お金だけが人間を幸福にしてはくれないと思う”

父からの返事はグリューンリッヒにNOの返事をしたら命を投げ出すとまで思い詰めていて
それを断ったら、私の娘とはいえない、と脅すような文句

グリューンリッヒはシュワルツコップにモルテンが2人の間を割こうとしていると話す(卑怯な男だなあ
驚いた父は息子にすぐ学校へ戻るよう言い渡す

泣きながら馬車に乗るトーニ
トム:君の気持ちがよく分かるよ 本当だよ しかし、どうすることができる?

トーニは父の日記を読み、面々と続く一族の系譜を見て使命を感じ
グリューンリッヒと婚約と自ら記す



コンズルは娘の持参金として8万マルクで手を打つ
ハンブルクで住むと思っていたら、郊外のアイムスビュッテルにヴィラを買った

1846年 トーニはグリューンリッヒと結婚
トーニ:さようなら、パパ 私、いい娘だった?



トムは花屋の娘アンナと恋愛関係になっているのを秘密にしていたが
父に言われて遠方アムステルダムに行くことになり別れの挨拶に来る
トム:幸運を祈っているよ 自分を大事にするんだよ!(誰とも付き合うなって遠回しに言ってるのか?

トーニ 女児エーリカ誕生(結婚した年に早くない?

世の中は革命の空気が漂いはじめる
コンズルが議会に行くと、権利を主張する市民に囲まれて出られなくなる
ゴッシュ:民衆は無知です

すっかり暗くなり、レーブレヒトが馬車を呼ぶよう言ったため
コンズルは港湾労働者スモルトと話し、なんとか解散させる

浮浪児が投げた石が馬車に乗るレーブレヒトの胸に当たり
レーブレヒト:下司ども という言葉を最後に亡くなる

1850年
家事で忙しいから乳母を雇ってと頼んでも、言い訳をするグリューンリッヒ
トーニ:だいたい今でも私を愛していらっしゃいますの?!
グリューンリッヒ:お前は私を破産させてしまうよ

銀行家ケッセルマイアーが金の取り立てに来る
喫煙室で大声で話す声を聞くトーニ

ケッセルマイアー:
義父さんにすがるほかないですよ!
あなたは思い切ったことをなさる しかも、それで儲けたことは一度もない



コンズルがグリューンリッヒの泣きの頼みでヴィラに来る
トムが喀血したので、養生のためポーに出発させ
ウェストファリア兄弟商会が破産した煽りを受けたゴタゴタをおさめたら
今度はグリューンリッヒが破産しそうだから大金を貸して欲しいと言われ
トーニの気持ちを尋ねる

トーニ:私、何も分かっていませんの 本当にバカな女ですもの(そう育てられるんだもんね
コンズル:お前は今でも主人を愛しているか?
トーニ:もちろんよ、パパ

トーニが愛情から結婚したのではないことを知っている父は
娘が小さい頃と同じウソをついているのを見て後悔する

グリューンリッヒが破産すると伝え、トーニとエーリカを預かる道もあると伝えると

トーニ:
一度だってあの人を愛したことはないわ 4年間も・・・
私はエーリカを心から愛している あの子とはけして離れません

グリューンリッヒの帳簿を見ると12万ほどの借金がある
無茶な金額を借りまくっていたのに、トーニとの結婚によるブッデンブローク家の信用がものを言っていたことが分かる

コンズル:私はあなたを助けてあげられません
グリューンリッヒ:私たちの罪のない子どもも私と一緒に破滅します!
コンズル:トーニは娘です 罪もなく苦しむのを黙って見てはいません

コンズルの金をあてにしていたケッセルマイアーはぶち切れて全部話す
結婚前にコンズルに見せた帳簿も、その後の調査でまったく問題ない帳簿も全部でまかせで
トーニの持参金は借金返済にあてられていた
ケッセルマイアー:誰に調査をさせた? みんな同じ穴のむじなですよ!

グリューンリッヒはまたもやトーニに跪いて行くなと懇願するが
コンズルはトーニとエーリカにすぐ発つよう言う



トーニとエーリカは実家の3階に住む
グリューンリッヒが破産すると、夫が妻子を扶養する能力がない場合、離婚できるという法律を使って離婚する

トーニ:私、再婚します 立派な結婚をして、汚点を消してしまいますから

クララは12歳
トムはポーから帰る アンナは花屋の息子と結婚した

クレーガー夫人が亡くなり、10万ターラーの大金を相続して
商会はなんとか立て直すことができた

トーニはまた社交の集まりに出る

ひどく暑い日、みんなで散歩しようとして、土砂降りになり
病気がちだったコンズルが急死する




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