からくり出張所

様々なからくりを徒然なるままに書くつもりです。
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ズマリットとズミクロン出現

2012年09月02日 10時43分25秒 | からくり情報

 昨日来の雨で庭の木々が蘇りました。撒水から解放されホッとしている日曜日です。 このところ続けているからくり作業がレンズの試し撮りになっていますので本日もご紹介いたします。この様な気分が起きるのも RICOH GXR +MOUNT A12の御利益で、RICOH様々であります。 そう言えば創業者の市村清氏は佐賀県の人でありました。 その昔、私財二億円?を投げ打って佐賀県体育館を寄贈した太っ腹な人でした。 現在も残る特徴のある建物のことを学校でも教わりました。 そんな経営者が消えてなくなってきたような昨今、日本の国力が衰退するはずです。

ところで被写体は昨日使った檸檬の実。 ピーカンの昨日と違い今朝は雨上がりの環境です。

まずは稀代の迷レンズと云われる Summarit 5cm/f1.5 を掘り起こしました。 いつ買ったのか記憶が消えかけていますが、サイクリング中に祖師谷奥地の質屋の店先で見つけたような・・・? 前玉に僅かな拭き傷ですが、これまで数回使用しただけ。重いのです。(^0^;)

R0011000 いきなりのフレアっぽい開放 f1.5 の画像です。この絵を称してズマリットはねぇーと云われる所以かも知れません。浮き上がる合焦ポイントを生かせば面白い画像が生まれそうです。 開放のポジからスキャンしたものがあったはずですが探し出せませんでした。いずれにしろピントの合う厚みが薄いのでヨロヨロしつつ撮ったものです。(^0^;)

R0011003

f4の画像。ここまで絞れば味のある描写です。順光であれば気にせず使えます。

R0011004 更に一絞りの f5.6 です。 

そして、レンズを交換してSummicron にしました。こちらは初期のM3とともに到来した固定胴鏡のものです。 Summitarをベースに改良したこのレンズは流石と云うべき写りです。カラー写真がの普及とともにレンズの性格も変わってきたようです。

その雰囲気を Summicronで味わってみました。

R0011006

上が 開放 f2 の画像です。 f1.5とf2の違いがあるものの同じ開放でも印象は随分違います。

R0011008

f4 の画像です。Summarit と比較するとレンズの進化が見えるようです。

R0011009

そして f5.6 です。

Summarit の薄めの色合いに比べ、Summicron がグリーンが濃く出ているのは時代の違いでしょうか?口で言うだけでなかなかモノクロ比較をやりそうに無い私めです。(^0^;)

これらをどう使いこなすのか難しいですね。と悩むのが玄人と素人の違いでしょう。絵心の乏しいものには近づきがたい世界に思えてなりません。

Dc0502110

クラカメを始めた頃の古い写真です。フィルムからスキャンしたSummicron 5cm/f2 の開放写真です。そう言えばこんなところへも足を延ばしていたのでした。(^0^;)