今日も泣き出しそうな空から始まりました。外に出かける用もないと言い聞かせて家の中、そんなところへ娘が孫とともに現れたのでますます固まりパソコンと戯れることに・・・(^0^;)
ボンヤリ一日を過ごすことになりそうだったので昨日のレンズ清掃を踏み台に面倒そうなレンズを分解掃除することにしました。こちら絞りの油が内部に回ってしまっています。以前の分解で油を使いすぎてあったようです。それにライカと違い微少な止めネジがあり分解が面倒そうです。初めての分解
そのレンズの名前、ミュンヘン Steinheil の Culminar 85mm/f2.8 というクラカメマニア内ではそこそこに評価されているものです。
ちょっと試すと鏡胴の分解が固くて大変でしたが、何とかばらすことが出来ました。
べっとり油の回った絞りは、拭き取った後に鉛筆の粉を拡げておきました。羽根をバラバラにするのは自信と時間がなく、止めておきました。
レンズの汚れやゴミは何とか除去成功。ガラスの泡が意外に多いレンズでした。そして組み立て終了。泡が撮影には影響することは殆ど無いと聞いていますが、むかしアーニリング(焼き鈍し)工程の差異がガラスの品質を決めるのだと山崎光学さんで伺いました。「Zeissのガラスの半分で工程を終える日本、これが品質の差、顕微鏡でひだ一本多く見えるのです。」とのこと、この一本の差が大きいのです。 「自前のガラス工場を持つカメラ会社はエライのです。」とか。某C社は持ってませんでしたね。
さて現在はどうでしょうか?
これでなにがしかの節約が出来たようです。ただし分解して発見した問題もありますが、今回は未対処。(^0^;)
このレンズで早速試し撮りをしてみました。 いずれも RICOH GXR+MOUNT A12 に装着しています。特に補正はせずにデジカメ出力をそのま載せました。 自分のためのレンズ掃除記録というものです。
クルミナー85mm/f2.8 開放です。
これは f5.6 に絞りました。
ついでに昨日清掃したElmar 9cm/f4 も同じ条件で撮りました。
Elmarの場合は9cmの開放であっても 85mmのCulminarよりもボケの傾向がなだらか?な感じがします。背景も併せて認識できる画像になりそうです。
自己満足のレンズ清掃と試し撮りはいかがだったでしょうか。微妙な差しか分からない写真ばかりで恐縮です。(ペコリ)
さて、娘と孫は帰宅し、家に預かっている孫は寝てしまったのでやっと静かになりました。
という次第で本日も写真撮りはおろか外出もしませんでした。明日は夕方会合があるので外に出られそうなので楽しみです。(^0^)