嫁と孫がしばらく静養するので片付け中です。ついでに食器棚を整理していたらコースターを発見。すっかり忘れていましたが、4月にお亡くなりになったイラストレータの日暮修一さんの作品をそのままコースター化し、飲みながらも楽しめるものです。でも、勿体なくて仕舞い込みすっかり忘れたものと推測します。(^0^;)
あそうだと思い出したのが、コースターの下にある日暮氏のイラスト集です。額に入れてみようと小学館で開催されたラピタの催しで入手したもの。これも同じ理由で保管していたことを失念。
めでたく本日、日の目を見ました。(^0^) 他人様はどう思おうと私にとってはお宝です。本物でないので気楽に楽しめそうです。 コースターの裏にはご丁寧なことにカクテルのレシピも印刷されており、こんなコースターを出す酒場があれば毎晩通いたいものです。アフリカの女王に出て来た蒸気船のライブモデル、旧式飛行艇、エンジン式Uコン自動車などなどわくわくするものばかりです。ご婦人方にはさっぱり分からないと思いますけどね。(^0^;)
よく落ちるので空飛ぶ棺桶と呼ばれたジービーR2レーサー、何故か気になる飛行機です。第二次世界大戦の始まるちょっと前、一瞬の平和な時代に生まれた飛行機で、日暮画伯もこの飛行機が大好きだと云っていたようですね。よく見るとラジコン模型のイラストでした。 車はメッサーシュミットか?
どうやらカメラもお好きだったようでセレン露出計を載せたLeica M3。我が家にも最近眠ったままのがいるようでM3殿にちと気がとがめます。
子供の頃憧れた二重反転プロペラを持つ垂直上昇機です。回転モーメントをプロペラ同士で消して上昇するのですが、人智では克服出来ない操縦の難しさがあったに違いありません。NASAの実験機?いずれにしろこの様な積み重ねで垂直上昇機は今の姿に落ちつき、更に進化するのでしょう。 オスプレイもそうかな?
二重反転メインローターとジャイロを積んだ格安ラジコンヘリは意外にも簡単に操縦出来ますが、実機はそうもいかないようです。模型と実物の間に横たわる大きな障壁はなんだろうと無い知恵で考えてしまいます。
この様にイメージを膨らましてくれるイラストですが、いつの間にか「ラピタ」の表紙から消えてしまいました。その頃から実に面白くないバブリィーな雑誌に変貌してしまい再び購入することはありませんでした。今でもずらりと並んだバックナンバーを手にすると時間を忘れてしまうからやっぱり楽しい雑誌だったと思います。そしてそれを支え続けたのがこの日暮さんの絵だったような気がします。
遅れたお悔やみでありますが、お亡くなりになって大変残念です。そして消え去った日暮イラスト表紙のラピタも残念です。
これからの時代に歓迎される雑誌だと思うのですが、現役世代にはます作ることが出来ない内容のオンパレード。OBの復帰があればまた面白い本が出来るのではないかと思っておりますが、さて如何に?若者の表面面だけでない根っこからの古いものへのチャレンジを期待したいのですが、今のところ寡聞にして存じません。あるのかなぁー?