忘れないうちに記憶を吐き出しておきますが、次第に米坂線の霧が広がってきます。(^0^;)
書いてなかったカメラ機材は、RICOH GXR+MOUNT A12 と Nikon P310という軽装です。レンズは思い悩んだもののHeliar 15mm/f4.5 Summicron 5cm/f2 Elmar9cm/f4 と云う平均的な装備でしたが、結果として車窓からはSummicron 、広角/望遠はP310になってしまいました。
米沢5時57分発坂町行ディーゼル気動車です。単機編成トイレ付きに安心しました。一人旅にはトイレが重要です。(^0^) これで山形県から山越えをして新潟の日本海を目指します。 さてその先は以前書いたように二番目の孫娘が前日の夜に生まれたのでルート大変更となり、新潟経由し長岡で打ち切ることにしました。のんびり日本海を眺めることは今回は叶いませんでした。大いに残念ですが、楽しみを沢山残したと思えばまあいいでしょう。
車内は3列で始発のお客は4,5名というところです。このあと乗客は高校生が次第に増えて小国駅でドーッと減ります。
米沢駅を出ると線路は南米沢駅、西米沢駅と米沢市街を大きく迂回半周します。ここにもお城下には汽車を入れないという名残を見ます。
そして田園風景が拡がります。
半袖では肌寒い朝で、そのせいなのか次第に霧が出て来ましたが、いい気分です。
墨絵のような田園風景に心が安まります。何処かで見た風景、置賜と呼ぶこの地域の風景は何百年もかけて作り出されたと思うと大変貴重です。
伸びたススキに秋の訪れを感じます。初めて通る線路で土地勘はないものの心休まる路線と感じるのは土地の豊かさのせいでしょうか。それにしては通り過ぎた各駅での乗降客は皆無、賑わいがこれからの大きな課題ですね。
列車は次第に山間部へ、この光景は発車してから1時間20分ほど経った頃です。何処かは分かりません。(^0^;)
霧が晴れ時折渓谷が姿を見せます。瞬間的に見える光景はGXRのようなミラーレスクラスでなければ撮影困難です。それと事前に地図を見て左右どちらに座るかも路線によっては重要です。ちなみに今回は進行方向に向かって右側でした。
途中の小国駅で高校生が降りるとがらんとしましたが、新潟県に入ると新潟や村上方面へいく乗客が増えてきます。が、車内はまだまだゆったりとしています。そうそう小国駅には大きな工場があり駅の外れには転車台が残っていましたが、撮り損ねました。(^0^;)
川と道路が右へ左と交差するので切り取れば面白い風景が続きます。
その川は次第に大きな流れになり坂町が近づきます。この風景を見ただけで都会に出たような気分です。(^0^)
(以下 P310)
坂町から9:02発新潟行で帰路に付きます。この先長岡まで乗り継ぎ、昼食は長岡としたのですが、みどりの窓口が混んでいて立ち食いそばになってしまいました。今回はグルメとは縁の無い旅でしたが、旅立ちの日に上野・赤羽間の運休に遭遇したせいのようです。あの時はおいなりさんをほおばっただけでした。
さて、新幹線は東京まで運んでくれるので車内で一杯。
慌てて撮った写真ですが、実は八海山の小瓶の奥に写った山が八海山です。この直後トンネルに入ったのでハッピーでした。
余りにもボケボケではP310に悪いのでもう一枚。 稲穂の垂れ始めた越後平野が拡がっていました。
この先眠気が勝って気が付けば大宮が近づいておりました。
田端近辺の新幹線車庫や東京の町がクリアに見えます。それにしても暑そうです。定刻通り到着したので一安心しました。
そのあと産院まで直行し無事生まれた孫娘と伜の嫁に面会し一安心した旅の終わりでした。
米坂線乗車の記録はこれでお終いです。長々読んでいただきありがとうございます。