青春18切符の有効期間もあと二日となるのに残る切符は二枚。さてさて数年前は2セット使い切ったというのに諸事多忙のせいか歳のせいか今年は不甲斐なさばかり目立ちます。 思い切って汽車に乗ろうと決めたのは数日前、結果的に米沢からの米坂線走破をメインテーマとしました。
上野から赤羽まで工事運休と知らずに上野に出たのが大失敗。早い電車で出るつもりが、結局後発の湘南新宿ラインに赤羽で乗るという結果に。「早起きは十文の損」になったみたいです。(^0^;)
その後は延着もなく順調に推移し、黒磯では相席となった鉄子さんらしき女性と歓談、松島まで各駅停車の旅とのことでした。落ちついた感じに社会人と思ったらなんと学生さんでした。更なる高度な分野へのステップアップ中とのことでこれからの健闘を祈ります。いい旅出来ましたか?
福島からは奥羽本線・米沢行き乗車、ここでもお仲間と相席となりましたが、友人を訪ねて東京から各駅を乗り継ぎ横手までとか途中の峠駅で買った「峠の力餅」を昼食代わりに食べつつこの方へもお裾分け。友人の待つ横手まではまだまだですが、米沢でお別れしました。
さて米沢、上杉の城下町なのでさぞやと期待に胸ふくらみます。加藤・細川の熊本、前田の金澤、伊達の仙臺とまではいかずとも中堅どころの都市なので川越或いは会津をイメージしておりましたが、どうもいけません。アーケード街は残念ながら壊滅、地元の人はじわりじわりとくる変化に気が付いたらもう遅かったという現実かも知れません。日曜日というのに誰も歩いていません。この通りの向い側のデパートには人がチラホラ。郊外の大規模店が吸い取ってしまったようです。観光客を歩かせるしか無いと感じます。が、店もない。と云う悪循環に街案内の看板の二次元バーコードが空しく見えました。(^0^;)
新幹線がありNHKのドラマもあり、上杉家という資産に置賜地方の産物のコラボ、それに山形大工学部には城戸先生という有機デバイスの大家も・・・(ゴルフはやりませんが(^0^))
これらの一つ一つ採り上げれば羨ましい限りの街が死んでいるというのが私の感想です。喜び勇んで回り始めたもののうーんと唸りました。
これらのものを組み合わせての活性化が必須だろうと我が故郷佐賀県武雄市の最近の動きを重ね合わせてため息が出ました。
もっと活性化へ市長以下は走り回らねば税金ドロボーと云われかねません。鷹山公の教へをのある町であれば尚更です。思い過ごしであればいいのですけど。(^0^;)
駅近くは寺町なんですね。曹洞宗のお寺が並び同じ宗派として親しみを感じましたが、がらんとした風景を何とかならないものでしょうかと他人事ながら考えました。街の中心部が駅から離れているからと云う声も聞きましたが、これは城下町であれば良くある話で驚くには当たりません。殿様の居場所に煙を出す化け物は近づけられぬと云う噂があるようですね。熊本などは南瓜の名産地であった春日地区に駅が出来ています。
NHKドラマで盛り上がった時に面として手を打ってなかった様な気がします。 と生まれ故郷の市と対比しながら考えておりました。上杉謙信の街がこれでは可哀想と真剣に思います。観光バスは城跡近くに来て城内のみを案内し去って行くパターンです。
食べたい郷土料理屋も見つからず、高級米沢牛の店ばかり、これも嫌なな雰囲気で結局駅近くの定食屋で牛鍋と餃子でお仕舞いです。このお店でいろいろ聞くことが出来ました。おしょーしな。(^0^;) 芋煮には時期が早いそうでまだなし、この繰り言は食べ物の恨みかも知れません。(^0^)
誤解しているかも知れませんが、早く着いて3時間以上歩き通しでお城前面地帯は頑張って殆ど回ったので様子は何となく理解したつもりです。
立派な駅でありましたなぁー。
あ、今回は米沢ぶらりで終わってしまったようです。走り書きになったのでまた見直します。
米坂線は次の回です。