一般的にはアゼヌリと称するのかも知れないが当地では「クロヌリ」が標準語。
秋から冬の間に出来た畦の割れ目や穴を防ぎ田んぼの水持ちを良くするのが狙いだ。
クロヌリを春一番の田んぼ仕事としている農家も多い。
我が家にも以前から畦塗り機があったが、一度も使ったことが無かった。
多少水持ちが悪くとも「堤から補給すればいい」と考えたからだった。
しかし、ここ数年雨不足が続いていたことから昨年初めて挑戦してみた。
残念ながらその効果は期待したほどではなかったので、今年は省略することも
考えたが「一年だけで結論を出すのは如何なものか」と思い直し、水不足が気に
なる田んぼだけに絞って実施することにした。
(田植え同様に真直ぐに進むには技術を必要とする。 上手なクロヌリをするには経験を積むしかない)
我が家の田んぼの水源は全て天水(雨)頼みなので雨不足はモロに影響を受ける。
クロヌリだけでそのハンディを克服するのは難しい面がある。
減反目標以上に転作田が多いのはそんな背景もある。