集落周辺の山や樹木は取引価値が無いに等しい。
だからと言って「他人の土地の樹木を勝手に伐採してはならない」ことは言うまでもない。
就農して間もない頃、農道に張り出して通行の妨げとなってたいた杉の「枝打ち」をして、
所有者からお叱りを頂戴したことがあったぐらいだ。

今日の目撃した山林伐採はスケールが違っていた。
栗等の大木が多数倒されていて、伐採者は「誰の山かは知らないが、支障木なので・・・」
と口を濁したが、それは言い訳でしかなく、人目に付かない場所を「これ幸いに」と考えた
意図的行為であることは明白だった。
田畑に人が出ていない時期を狙ったようだが、チェンソウの音を鳴り響かせていたのでは
隠しようがない。
何も知らないでいる所有者に知らせたら、直ぐに飛んで来て現場を確認していた。
そんな事件の現場に立ち会ったこともあり、自分の仕事はあまり進まなかった。