安心、安全と美味しさへのこだわり
そんな「こだわりの農業ブログ」を毎日更新
主役の妻は生産部長、夫は営業部長兼雑用係
市野々に続き後山の畑を掘り起こした。
大豆収穫後の雑草がそのまま枯草状態で立っている畑なので草がロータリーに巻き付いてくる。
それに湿地の泥が加わりロータリーは徐々に芋虫状態となり重くなる。
それを防止するためロータリーには二本のワイヤーが横に張ってあるのが一般的だが、荒地状態の
畑を耕すと木の根や石でワイヤが切れてしまうことが多かったため今は外したままになっている。
その分、作業後に洗車機で泥を落としてから巻き付いた草を長い鎌を使って取り除く作業が必要と
なっている。
後山の畑は昨日の市野々の畑よりも酷い湿地状態の畑もあった。
このままだと小麦の播種は諦めざるを得ないかもしれない。
堆肥チラシを終えた市野々の畑を掘った。
昨夜、結構な雨が降ったので苦戦が予想されたが、意外にも前半戦は好調でスイスイと作業が
進んだ。
しかし、後半戦に残していた畑の南半分は叔母宅のエグネが日差しを遮っているため湿田状態
に近く難儀し時間も燃料も浪費した。
支障木がこれほどワルサをしているとは思っていなかった。
市野々のエグネは来春までに業者が伐採する予定になっているが、我が家周辺にも同様の条件の
田畑があるので伐採を検討すべきかもしれない。
写真の大根は漬物用の干し大根にするもの。
二週間ほど前の写真で既に大根は干し上がっている。
最低気温が0℃に近い場合は毛布等で凍結防止措置が必要となるが、今年の秋は暖かい日が続き
その必要性は無かった。
11月に入ると天気が不安定になるだけでなく雨が降った後の田畑は乾きにくくなる。
そんな自然の営みを踏まえ「播種適期は10月下旬」と指導されている。
それが分かっていながら今年も「麦蒔き」が遅くなった。
遅くなった原因は稲刈りに日数がかかり過ぎたことだが、更にその先の原因を追及すると「溝切り」
の手抜きが大きくクローズアップされてくる。
結果論でしかないが悔やんでも悔やみきれない。
写真のような一部水が浮いているような畑では発芽率が悪いどころか発芽しないことも想定される。
しかし、そんな心配を嘲笑うかのように夕方からまた雨が降り出した。
最後となった市野々での堆肥チラシが今日で終わった。
先週の土曜に一日中降った雨の影響が未だ残っていてスプレッダーが動けなくなるトラブルが
数度発生した。
小麦の播種適期はとうに過ぎていることから多少のトラブルは覚悟の上だったので、その都度
バックホーの救助を仰いで凌いだ。
何はともあれ堆肥チラシを終えたので明日以降の播種作業を急ぎたい。
昨夜の7時から放送されたBS1スペシャル「戦争を継ぐ ~山田洋次、84歳の挑戦~」を録画で観た。
山田洋次監督が自ら「ほとんど最後の作品」と語る新作「母と暮らせば」に 挑んだドキュメンタリー番組。
一つ台詞、一つのシーンに山田監督の熱い思いが込められていることを知ることが出来るいい番組に仕上がって
いた。
二人の娘がマスコミ関係の仕事に従事しているが、この種の仕事は「人も仕事も消耗品ではないか」と少し疑問を
抱いていたが、この番組を観て認識を改めた。