安心、安全と美味しさへのこだわり
そんな「こだわりの農業ブログ」を毎日更新
主役の妻は生産部長、夫は営業部長兼雑用係
枝豆の収獲、販売に明け暮れている内に田んぼは黄金色に変わり、あと一週間もすると
「稲刈り」が始まる。
「泥の海の稲刈り」となった昨年の二の舞を避けようと排水対策は早々に手を打った
つもりだが、先日の大雨等で「田んぼの乾き」が遅いのがやや気がかり。

秋を迎え日が落ちるのも早くなって来た。
枝豆の収獲もまだまだ続くので、稲刈担当と枝豆担当の二つの身体欲しい毎日を迎える。
枝豆の美味しさの秘訣は「品種」「鮮度」「収穫適期」の三つだと思っている。
しかし、適期に収獲するのは簡単なことではない。
早過ぎると「実入り」がイマイチで、遅くなって実がパンパンになると「甘味」がなくなる。
生協の枝豆売り場に「すべて収穫適期の枝豆」というPOPが掲示されているのもそのためかと思われる。

(収獲した枝豆は運搬車で軽トラまで運ぶ)
適期の収獲を目指し播種時期を少しずつズラスようにしているが、天候によって適期が左右される
こともあって収獲期後半になると適期を過ぎてしまうことも少なくない。
今年は順調に推移していて、今収穫している「庄内五号」の二枚目の畑(写真)も明日で収獲を終え最後の
「三枚目」に移る見込みとなった。
適期を過ぎた場合は「大豆」にするが、今年は「茶豆大豆」を見ずに済むかもしれない。
多賀城の叔父が市野々の叔母宅に泊まりながら12日まで農作業を手伝ってくれている。
80歳目前ながら「肉体労働から器用さを求められる細かい作業まで」何でもそつなくこなし、しかも
「仕事を選ばない」叔父の応援は大助かりとなっていることは言うまでもない。
昨日は暗くなった畑で初めての「枝豆抜き」を体験し、今日は雨模様の中で「二度目」を頑張ってくれた。
どちらも大変な作業だったことは間違いない。

(畑で作業中の叔父を撮ろうと思っていながら忘れてしまった)
豆を引きながら「農業は大変な仕事が多いけど、お前は幸せ者だ」と叔父が語りかけた。
「何故?」と問い返したら「産直に行く際は『行ってらっしゃい。気を付けて』、そして帰って
来ると『お帰りなさい』と優しく声掛けしてくれる。そんな奥さんを持っているだけでも幸せ
なこと」と説明してくれた。
些細なことながら叔父から指摘されて初めてその「幸せ」に気付くようでは未だ「修業が足りない」
と反省させられた。
それでも、最近になって妻の「優しい人柄」を再確認させられる機会が多くなって来ていること
だけは確かで、それは「妻の変化」ではなく「自分の変化」にあるような気がしている。
民事裁判では証人尋問が一番神経と頭を使う仕事で「弁護士の腕の見せ所」らしい。
プロの弁護士でも半日でヘトヘトになるという証人尋問モドキを一日掛かりで行った。
数日前からの寝不足もあって終わった後はドッと疲れが出てしまった。
しかし、疲れで身体が眠りを要求しているにも関らず眠れない夜となったのは不本意な
結果に終わったショックが尾をひいているためかもしれない。

(応援に来た姉夫婦がトマトを収獲)
スポーツの世界では「試合に勝って勝負に負けた」という言葉があるが、今日は「試合
でも勝負でも負けた」と思えるぐらいの落ち込みとなっている。
「試合と勝負に負けても人生では勝ってやる」と負け犬の遠吠えで自分を慰めるしかない。
それにしても民事訴訟の世界では「証人はウソを言うのが当たり前」
で、事前の宣誓などは「絵空事でしかない」というのには驚いた。
意外なところで「正直者が馬鹿を見る」世界を見てしまった。
朝から夜まで多忙な一日だったがそれが明日も続く。
疲労も蓄積しているが今弱音を吐く訳には行かない。

(姉夫婦と実家の墓参り。父の眠るお墓に我が家から持参の百日草が映えていた。9.8写真挿入)
諸般の事情により日程が重なったのが原因だが、明日を乗り切れば
「一山超えた」心境になれるような気がする。