簾 満月「バスの助手席」

歩き旅や鉄道旅行のこと
そして遊び、生活のこと
見たまま、聞いたまま、
食べたまま、書いてます。

今どきの新刊本と古本

2012-03-02 | Weblog
 国道沿いに有る、大型の古本チェーン店に行ってみる。
広い駐車場を構え、ガラス張りの店舗は明るくて開放的で気持ち良い。
店内は、広々としたスペースに、書棚も整然と並べられている。



 書棚に収まりきれない本や、紐で結わえた全集等を床に平積みし、狭い通路を
雑然とさせ、湿気の籠った匂いが如何にもと言った感の嘗て町中に有った古本屋の
イメージとはまるで違う。



 書棚には、つい最近有名な文学賞を受賞した作品や、話題に成った文芸書、
タレント本、テレビや映画の原作本など、まだ記憶に残る馴染みのあるものも
並べられているので、古本と言う気がしない。
それに最近の古本には、変色し染みが付いてカビ臭いと言うイメージは全くない。

 聞けば新刊を買っても、読み終わればすぐに古本屋に売り飛ばす者も多いと言う。
それどころか、古書店で買った本さえも、再び古書店に売り捌くことも有るようだ。
 高く売るためには大事に扱い、汚さないようにと心がけているのであろうから、
今までのイメージとは違い、どれも古本に回されても綺麗なのだ。



 文庫本やマンガ本なんかは、店で側面を薄く削っているらしい、廃品回収の本も古書店
に回っているらしいなど纏わる話を誰かに聞いたことがあるが、真偽の程はよく知らない。

 折角手に入れた本、お気に入りの本は「財産」として、何時までも大切に手元に残して
おきたいとの思いはあるが、昨今の書籍事情は、本も読み捨て、電子書籍の時代に成り、
「蔵書」と言う程の大仰なものでも無いが、紙の本を大切に「所蔵」するなんて言うことは、
もう流行らなく成っているのかとさえ思うのである。(続)
(写真は、本文とは無関係)


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