古書店で買った本を読んでいたら、本の間からハラリと新聞の切り抜きが落ちて来た。
随分と古い新聞のようで、すでに変色し、渋紙を薄めたような色をしている。
もしかしたら切り抜いた新聞を“しおり”代わりにでも使っていたのであろうか、綺麗
に三つ折りにして本の間に挟み込まれていた。
そっと手にして、記事を開いて見ると、いかにも昔の新聞と言う感じがする。
一段に15文字、現在の新聞の段組みよりも二文字ほど多い。
当然のことながら文字のポイントも小さく、行間も詰まっているので、紙面にギッシリ
と文字が詰まっているようような感じだ。
漢字の使用も今の新聞よりも多いように感じられるので、読みやすさから言えば、
格段に今頃の紙面に軍配が上がる。
昔はこんなだったのか・・・と改めて感慨に耽りながら、その記事に眼を通す。
一面からの続き記事で、時の大平総理が一週間ほど前に病気で緊急入院し、その
病状が狭心症を思わせるもので有った事、今では順調に回復が進み、復帰のための
運動量を増やしつつある事、目下の関心事は、二十日後に迫ったサミットに出席出来
る程回復が進むのかと言った事等が書かれているが、その先で記事は切れている。
したがってどうやら切り抜きの目的記事はこの面ではなさそうだ。
日付の欄を見ると1980年(昭和55年)6月8日(日曜日)内政 14版(2)とある。
第68代の内閣総理大臣を務めた大平正芳氏は、その年の6月12日に心筋梗塞による
心不全で急死しているので、その直前の新聞と言うことに成る。(続)
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随分と古い新聞のようで、すでに変色し、渋紙を薄めたような色をしている。
もしかしたら切り抜いた新聞を“しおり”代わりにでも使っていたのであろうか、綺麗
に三つ折りにして本の間に挟み込まれていた。
そっと手にして、記事を開いて見ると、いかにも昔の新聞と言う感じがする。
一段に15文字、現在の新聞の段組みよりも二文字ほど多い。
当然のことながら文字のポイントも小さく、行間も詰まっているので、紙面にギッシリ
と文字が詰まっているようような感じだ。
漢字の使用も今の新聞よりも多いように感じられるので、読みやすさから言えば、
格段に今頃の紙面に軍配が上がる。
昔はこんなだったのか・・・と改めて感慨に耽りながら、その記事に眼を通す。
一面からの続き記事で、時の大平総理が一週間ほど前に病気で緊急入院し、その
病状が狭心症を思わせるもので有った事、今では順調に回復が進み、復帰のための
運動量を増やしつつある事、目下の関心事は、二十日後に迫ったサミットに出席出来
る程回復が進むのかと言った事等が書かれているが、その先で記事は切れている。
したがってどうやら切り抜きの目的記事はこの面ではなさそうだ。
日付の欄を見ると1980年(昭和55年)6月8日(日曜日)内政 14版(2)とある。
第68代の内閣総理大臣を務めた大平正芳氏は、その年の6月12日に心筋梗塞による
心不全で急死しているので、その直前の新聞と言うことに成る。(続)
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