簾 満月「バスの助手席」

歩き旅や鉄道旅行のこと
そして遊び、生活のこと
見たまま、聞いたまま、
食べたまま、書いてます。

安らぎの“和”テイスト

2012-03-19 | Weblog
 そして何よりも目を引くのは、各車両のシート地の多彩なことである。
黒っぽいワインレッドの本革(だと思うが・・)があれば、西陣織の市松模様もあり、
少し派手すぎるのでは・・と思える程鮮やかなアイビー柄もある。
 無柄のシートもそれぞれ色が違い飽きさせない工夫と、2列×2列シートで快適な
客室空間を醸し出す演出がなされている。





 窓のブラインドも、その下のテーブルも、ひじ掛けも、そこに収納されているテーブル
も全て木製だ。更にデッキも面白い。
 手摺や握り棒も木製、洗面室には縄のれんがかけられていて、落ち着いた和室に
いるような雰囲気を感じる。



 トイレに立った帰り、デッキでワゴンを押す客室乗務員と目が有った。
『きれいな車両ですね』と声を掛けると、『金箔も使われているのですよ』と客室ドアを
指さし教えてくれる。
車両内部の所謂妻壁の部分には金箔がはられ、アクセントにディスプレイ額が掛けら
れていて、窓から差し込む光で鮮やかに、そして煌びやかに輝いている。





 そんな車内を見て回り、写真を撮っているうちにも列車は熊本に到着する。
ここまで僅か40分ほどだ。

 かつて九州を貫いていた鹿児島本線の内、八代と川内の間が新幹線開業により
第三セクター化され、JRの路線が無く成った事への罪滅ぼしか、ここから終点の鹿児島
中央駅まではどの列車も各駅に停車する。
 それでもこの間は1時間程の所要だから、さすがに新幹線は速い。(続)


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コメント (1)
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