鹿児島中央駅、つい最近まで“西鹿児島”と呼ばれた駅である。
九州の南の拠点駅で、鹿児島本線、日豊本線、指宿枕崎線の結節点であり、今では
九州新幹線・鹿児島ルートの終着駅でもある。


かつて本州から西に向かう特急や寝台列車など、長距離の優等列車の多くがこの
駅を目指して走っていた時代が有った。
鹿児島が九州の南の果てにあり、更に枕に付いた“西”が尚更一層に、旅路の果て
の淋しさを彷彿させる独特の郷愁を加えていた。
だからそんな駅名からは、なんとなく懐かしい響きが感じられた。
しかし今、”鹿児島中央駅”と呼ぶ駅名からは、そんな寂しさは微塵も感じられず、
むしろモダンな感じさえする。

新しい駅は在来線の地上駅の上に、T字のように行き止まる形で新幹線の高架駅が
造られていて3階がそのホームに成っている。
2階に降りると明るく広い開放的なコンコースが有り、土産物売り場や飲食店などが
軒を連ね多くの人で賑わっている。
九州内の各駅の中でも、乗降客数や取扱収入が上位に位置する駅である事が納得で
きる人の流れを見せている。

中央の大階段を降りると、左手に「アミュプラザ鹿児島」と言う商業施設が建ち、
その最上階には「アミュラン」と言う赤い大観覧車が廻っている。
始めてこの駅を訪ねたのは、今からもう40年以上も前の事である。
当時の駅が、そして駅前がどんな様子で有ったのか、今思いだそうとしても思い
出す事も出来ないほど遠い遠い昔の事だ。(続)

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九州の南の拠点駅で、鹿児島本線、日豊本線、指宿枕崎線の結節点であり、今では
九州新幹線・鹿児島ルートの終着駅でもある。


かつて本州から西に向かう特急や寝台列車など、長距離の優等列車の多くがこの
駅を目指して走っていた時代が有った。
鹿児島が九州の南の果てにあり、更に枕に付いた“西”が尚更一層に、旅路の果て
の淋しさを彷彿させる独特の郷愁を加えていた。
だからそんな駅名からは、なんとなく懐かしい響きが感じられた。
しかし今、”鹿児島中央駅”と呼ぶ駅名からは、そんな寂しさは微塵も感じられず、
むしろモダンな感じさえする。

新しい駅は在来線の地上駅の上に、T字のように行き止まる形で新幹線の高架駅が
造られていて3階がそのホームに成っている。
2階に降りると明るく広い開放的なコンコースが有り、土産物売り場や飲食店などが
軒を連ね多くの人で賑わっている。
九州内の各駅の中でも、乗降客数や取扱収入が上位に位置する駅である事が納得で
きる人の流れを見せている。

中央の大階段を降りると、左手に「アミュプラザ鹿児島」と言う商業施設が建ち、
その最上階には「アミュラン」と言う赤い大観覧車が廻っている。
始めてこの駅を訪ねたのは、今からもう40年以上も前の事である。
当時の駅が、そして駅前がどんな様子で有ったのか、今思いだそうとしても思い
出す事も出来ないほど遠い遠い昔の事だ。(続)


