簾 満月「バスの助手席」

歩き旅や鉄道旅行のこと
そして遊び、生活のこと
見たまま、聞いたまま、
食べたまま、書いてます。

東洋のナポリ (JR乗り潰しの旅)

2012-04-18 | Weblog
 鹿児島駅前のお菓子屋さんでお土産を購入、自宅に発送する手筈を終え、少し時間
が余ったので思い付いてアミュラン(観覧車)に乗ってみる。
大人一人500円、15分ほどの空中散歩が楽しめる。



 「シースルーゴンドラなら10分待ちです」と言われ、「普通ので・・・、一人で乗るのは
侘しいけど・・」と返すと、「大勢いらっしゃいますよ」などと慰められ、すぐに乗れる普通
の白いゴンドラに乗り込む。





 ユックリユックリ廻るゴンドラは、凡そ7分で91メートルの最高地点に到達する。
駅前で視界を遮るスーパーやホテルの建物も、ここまで上がればもう関係ない。

 人口が60万人余り、”東洋のナポリ”と言われる市街地の向こうに、昨日は見えな
かった桜島が錦江湾に浮かぶように聳え、頂上付近からは白い煙が上がるのがはっ
きりと見える。



 振り返ると、銀色に輝く巨大な駅舎の先から新幹線の真新しい軌道敷きが西に
向かって延び、更に北に目を転じると、城山の緑の小山が見える。
 眼下には高層ビルも立ち並び、そのナポリ通りの並木道、緑化された市内電車の
軌道敷きの芝の帯が伸びている。



 40年余り前、初めて鹿児島を訪ねた当時は“磯庭園”と呼んでいた“仙巌園”も
その辺りに有るようだ。あの日も桜島は良く見えた。



 当時の写真(上の写真)と見比べると、市街地の高層建築の数に圧倒的な違い
があることが解る。また、駅前から続くナポリ通りの並木もまだ小さくて今ほど
は伸びてはいない。(続)


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コメント
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