簾 満月「バスの助手席」

歩き旅や鉄道旅行のこと
そして遊び、生活のこと
見たまま、聞いたまま、
食べたまま、書いてます。

喜びも悲しみも幾歳月 (JR全線乗潰しの旅)

2013-07-19 | Weblog
 拉致被害者・曽我ひとみさんのご主人で、元アメリカ軍兵士のジェンキンスさんだ。
帰国後に曽我さんの故郷佐渡に永住され、職に就かれている事は、報道で見聞きし
知っていたが、まさかこの施設の売店とは思いもよらなかった。
 口数は少ないがお元気そうで、お土産を勧め、記念の写真にも快く応じてくれた。



 車を走らせていたら、アルコール共和国の看板が目に留まり、立ち寄ってみる。
島内には酒蔵が七つ有るそうで、その内の三つが集まる真野地区が「アルコール共
和国」を宣言し、蔵元の一般公開を始め、見学や試飲に応じている。



 再び島内を走る国道350号線に出て、東の内海府と呼ばれる海岸線の道を北上、
佐渡北端の弾埼を目指す。



 海岸に近い道路は、所々狭い道や工事中のところも有るが、対向する車も少なく
走り易い。穏やかの海の景色も素晴らしい。



 両津からは30キロ余りで、佐渡北端に到達する。
ここには明媚な風光を生かした「はじき野フィールドパーク」があり、観光の一大拠点
と成っている。



 見晴らし台への標識に導かれ、オートキャンプ場の中の道を暫く歩くと、緑の木立の
向こうに、白い灯台が見えてくる。その灯台を望む展望所に、一つの像が建っている。





 佐田啓二と高峰秀子の演じる、灯台守夫婦の苦難の生きざまを描いた映画の撮影
を記念した像で、お互いがいたわり合うように寄り添い穏やかに海を見つめている姿が、
曽我ひとみさんとジェンキンスさん夫婦と重なって見えてしまう。

 

 像に近寄ると、懐かしい歌手・若山彰が歌う主題歌の「喜びも悲しみも幾歳月」が、
力強く聞こえて来る。(続)




にほんブログ村 旅行ブログへにほんブログ村

トリップアドバイザー伊万里観光ホテル口コミ情報 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする