フリーゲージトレイン(軌間可変電車)とは軌道幅に合わせ車輪の間隔を
変換する機能を持ち、新幹線と在来線を相互乗入れする列車の事である。
近年何かと話題で、九州新幹線の長崎ルートや、ここ伯備線などでも導入
の検討が進んでいるようだ。
しかし導入には幾多の問題もあり、その開発には非常に困難な課題も多い
とされている。
同線沿線の岡山県や鳥取県・島根県などの共同調査でも、解決すべき多く
の問題が見つかっり頭を悩ませている。
新大阪から「のぞみ」で岡山に向かい、そこで伯備線の「やくも」に乗り換
え出雲市に向かう場合と、新大阪からそのままフリーゲージトレインで出雲
市に向かう場合の検討結果が近頃報告され話題になっている。
それによると、フリーゲージトレインは車両性能上新幹線区間では23分ほ
ど遅くなる。しかし在来線区間では現行よりも速く走れる事で15分ほど短縮
できるものの、これでは導入の効果が得られない。
岡山での乗り換え時間を9分と想定しても、新幹線から在来線への軌道変
換では低速走行が必要になるため、この時間は相殺されると言う。
伯備線は岡山県北から県境を越え鳥取県に入る辺りでは、高梁川水系や
日野川水系の川と絡み合うように進むため、その車窓に四季折々の美しい
景観を提供してくれる。
しかし蛇行する流れに沿う線路はカーブが多く、その数は150か所近くに
も上り、高速走行上何かと問題も多く、実現に向けては景観を取るか時間
をとるかの選択を迫られることになる。
当然カーブや踏切や橋など、少なからず沿線の改良工事も伴う。
これら工費も含め、解決すべき問題も多く、現状では導入はかなりの困難が
伴うと報告されている。(続)
にほんブログ村
変換する機能を持ち、新幹線と在来線を相互乗入れする列車の事である。
近年何かと話題で、九州新幹線の長崎ルートや、ここ伯備線などでも導入
の検討が進んでいるようだ。
しかし導入には幾多の問題もあり、その開発には非常に困難な課題も多い
とされている。
同線沿線の岡山県や鳥取県・島根県などの共同調査でも、解決すべき多く
の問題が見つかっり頭を悩ませている。
新大阪から「のぞみ」で岡山に向かい、そこで伯備線の「やくも」に乗り換
え出雲市に向かう場合と、新大阪からそのままフリーゲージトレインで出雲
市に向かう場合の検討結果が近頃報告され話題になっている。
それによると、フリーゲージトレインは車両性能上新幹線区間では23分ほ
ど遅くなる。しかし在来線区間では現行よりも速く走れる事で15分ほど短縮
できるものの、これでは導入の効果が得られない。
岡山での乗り換え時間を9分と想定しても、新幹線から在来線への軌道変
換では低速走行が必要になるため、この時間は相殺されると言う。
伯備線は岡山県北から県境を越え鳥取県に入る辺りでは、高梁川水系や
日野川水系の川と絡み合うように進むため、その車窓に四季折々の美しい
景観を提供してくれる。
しかし蛇行する流れに沿う線路はカーブが多く、その数は150か所近くに
も上り、高速走行上何かと問題も多く、実現に向けては景観を取るか時間
をとるかの選択を迫られることになる。
当然カーブや踏切や橋など、少なからず沿線の改良工事も伴う。
これら工費も含め、解決すべき問題も多く、現状では導入はかなりの困難が
伴うと報告されている。(続)
にほんブログ村