簾 満月「バスの助手席」

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豪雨の被害 (井原鉄道沿線の旅)

2018-09-07 | Weblog

 5日から7日にかけて降り続いた梅雨前線・線上降水帯による豪雨は、
岡山や広島・愛媛など中四国地方を中心に甚大な被害をもたらした。
岡山県災害本部の8月3日迄のまとめによると住宅の全壊4063棟、半壊
1662棟、一部損壊483棟、床上・床下浸水約1万620棟、死者は61人、
行方不明3人と言う。



 旭川水系砂川の堤防が決壊した岡山市東区平島地区等での浸水範囲は、
南北に6.5Km、東西に3.5Km 、凡そ750ヘクタールにも及び、住宅浸水は
2230棟、浸水は最大で約1.5メートルと推測されている。
大きな被害が出ていながらこの地域での人的被害が無かった事は幸いで、
その為かマスコミからは殆ど注目される事も無かった。



 これを上回る甚大な被害が出たのが倉敷市真備町周辺域である。
高梁川やその水系の小田川や高馬川、尾坂川、高屋川等が十数カ所
で決壊した。それにより地区面積の4分の1以上が水没し、5000棟
近くが床上・床下浸水した。



 かつては暴れ川として知られた高梁川を治水し、今では倉敷市の
ベッドタウンとして発展を続ける町で、普段は静かな田畑の広がる
風景が一夜で一変した。



 豪雨による県内の死者・行方不明者は64名と報道されているが、
ここでは幼い子供を含め、51名が亡くなっている。多くは自宅で
逃げそびれた高齢者であった。



 報道写真によれば、川と町の境は無く、赤茶けた泥の海が一面に広がり、
そんな中にカラフルな建物が無残にもその屋根だけを見せている。
町中を貫く一筋の線は井原鉄道井原線の高架線である。濁流はその線路下
まで来たといい、浸水は最大で深さ5.4メートルに達していたと記録され
ている。(写真:岡山市東区と山陽自動車道下り線の様子)(続)





「はれのくに おかやま」観光情報はこちら 

西日本豪雨の被害復旧に向け、岡山は元気です。ぜひお越しを。




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