簾 満月「バスの助手席」

歩き旅や鉄道旅行のこと
そして遊び、生活のこと
見たまま、聞いたまま、
食べたまま、書いてます。

民宿・いさりび(四国遍路)

2011-05-25 | Weblog
 岬から乗り込んだバスは、皮肉にも西海岸を土佐清水の町に向かい町を一巡、そこから
足摺半島を横切り、以布利から宿毛に向かう。



 以布利でバスを降り、民宿に預けておいた荷物を持って打ち戻りの道を歩き始める。
コース変更に伴い、当初予定していた土佐清水の宿をキャンセル、女将さんの勧めもあり
久百々の民宿を新たに予約した。

 再び大岐海岸の砂浜を歩き、国道321号に出て、久百々まで戻る。



そこまでは、8キロ足らずだから、2時過ぎには宿に着いてしまった。
チェックインにはまだ間が有ったが、無理を言って部屋に入れて貰う。
 そろそろ疲れも溜まってきており、足の裏にもマメが出来始めた時期でもあったので少
し体を休めるには丁度良かったのかも知れない。
 早々と檜造りの浴槽にゆっくりと浸かり、疲れを癒すことにした。



 夕食に思いがけないものが出た。
“サバの刺身”で有る。



高知の宿では、当たり前のようにカツオが出されていたからこれは意外であった。
脂がのり引き締まった身は、こりこりとした触感が堪らなく、ことの他美味しかった。

 土佐清水で水揚げされる瀬付きのゴマサバを“清水サバ”としてブランド化に取り組ん
でいるものらしい。
 「値は高いけど、お客さんが喜んでくれるので」と鉄工業から転身したご主人。

 「檜の大きな風呂にも入って欲しかったけど、今日はお客さんが少ないので小さい方で
申し訳ない・・・」 「こだわりの有る宿をやりたかった」との一言に、土佐のいごっそう
の心意気を見た思いがした。(続)


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