どうやら天気予報が当たりそうだ。
翌朝空は厚い雲に覆われ、今にも雨が落ちてきそうな雲行きで有る。
予定では、これから2キロ余り先の39番札所・延光寺を打って、その先8キロ程の宿毛まで歩き、
そこから昼前後の電車で帰ることにしていた。
しかし、これだと雨に降られてしまいそうだ。
ここまで来て叉雨に濡れるのも嫌だと二人の思いは一致、決断は早かった。
相談の結果、今回はこのお寺を打ったらそのまま帰る事にした。
宿に荷物を預け空身でお寺に向かう。
荷物が無いのがこんなにも楽なものかと改めて思う。
宿を出て左折、車の往来の激しい国道56号を歩いていたら、「この道が近い」とゴミ出し中の
ご婦人が教えてくれた。
教えられた道を20分ほど歩くと、静かな佇まいを見せる寺の山門が見えて来た。
山号は赤亀山、39番札所・延光寺である。
山門を入ると、その由来となった梵鐘を甲羅の上に乗せた亀の像が迎えてくれる。
境内には、大師縁の井戸も有る。
今は、「目洗いの井戸」として眼病の霊験があらたかとして信仰されていると言う。
納経を済ませた。
これで土佐16ケ寺が終わり、阿波と合わせ二国のお参りが済んだ事に成る。
土佐路のことさら長かった札所間の労苦を思うと一入感慨が深い。
雲行きが益々怪しく成って来た。
ゆっくりとしてはいられない、参拝を終え急いで宿に戻る。
預けた荷物を持って、無人の平田の駅に着いた時、予報よりも早く空からポツリポツリと
雨が落ちて来た。(四国遍路・完)
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翌朝空は厚い雲に覆われ、今にも雨が落ちてきそうな雲行きで有る。
予定では、これから2キロ余り先の39番札所・延光寺を打って、その先8キロ程の宿毛まで歩き、
そこから昼前後の電車で帰ることにしていた。
しかし、これだと雨に降られてしまいそうだ。
ここまで来て叉雨に濡れるのも嫌だと二人の思いは一致、決断は早かった。
相談の結果、今回はこのお寺を打ったらそのまま帰る事にした。
宿に荷物を預け空身でお寺に向かう。
荷物が無いのがこんなにも楽なものかと改めて思う。
宿を出て左折、車の往来の激しい国道56号を歩いていたら、「この道が近い」とゴミ出し中の
ご婦人が教えてくれた。
教えられた道を20分ほど歩くと、静かな佇まいを見せる寺の山門が見えて来た。
山号は赤亀山、39番札所・延光寺である。
山門を入ると、その由来となった梵鐘を甲羅の上に乗せた亀の像が迎えてくれる。
境内には、大師縁の井戸も有る。
今は、「目洗いの井戸」として眼病の霊験があらたかとして信仰されていると言う。
納経を済ませた。
これで土佐16ケ寺が終わり、阿波と合わせ二国のお参りが済んだ事に成る。
土佐路のことさら長かった札所間の労苦を思うと一入感慨が深い。
雲行きが益々怪しく成って来た。
ゆっくりとしてはいられない、参拝を終え急いで宿に戻る。
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雨が落ちて来た。(四国遍路・完)
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