意外な結果
スランプを脱出すべく、日夜の努力をしても、そう簡単に結果は出ないものだ。
しかし、試合というのは、自分を試すということなので、
とにかく、人前に晒さなくては、実力は分からない。
このところ、練習では8射5から6中のペースだ。
完璧でなくても、日ごろの力が出ればよいと思う。結果。5中だった。
入賞こそ果たせなかったが、「どん底」から「そこそこ」(底々?)へ。
帰ろうとすると、まだ帰っちゃいかん。射詰めがあるという。
(サッカーでいうサドンデスみたいなもの)1射しては、戻り
中(あ)たり続けたものが勝つのだが、北信越選手権選考も兼ねていて、その候補に残っているという。
試合前に、万が一中って後で後悔しないように、
とりあえずエントリーはしていたが、上から数えたら入賞に入らないので主人と帰る準備をしていたのを呼ばれた。
ばたばたと用意し、入場しようとするが、誰と競射するのか
直前までわからなかった。対戦相手は女性だと思っていたから
女性が見当たらなかったからだ。
すると、称号の部というのがあって、それは男女関係なく選ぶということ。
そんな訳で、前に立つのは全日本選手権で優秀な成績をあげたことのあるS君。後ろには、石川国体で頑張っていて、安定した射のO君。
どちらも、若くして称号を取ったふたりだ。
その間に挟まっての射詰め。
主人は、そそくさと帰り支度をして出て行ったので
こりゃ、さっさと済ませて行かなくては、短い首を長くして待っているに違いない。と、いらぬことを考えていた。
この時点で、自分が一番先に抜けるであろうと思っていたし、
太刀打ちできないと、彼らの数々の栄光と、この頃のわたしのスランプと比較していて勝ち目はないと思った。
この時点でメンタル面では負けなんだそうだ。
前のS君が抜いたときに、珍しいな、彼も調子の悪いときあるんだ・・
わたしも楽に抜けるわ。と、思ったので変に力も入らず、
離れたときにはボンと、よい所に中っていた。
その後、続くO君も珍しく抜けて、勝負は一発で決まった。
かくして、北信越選手権の選手に選ばれてしまった。
無欲の勝利かもしれないし、神様のいたずらかもしれない。
意外な結末だった。
それに付け加えなくてはならないのは、
優勝者が、選手権の日に出席できないため辞退したことと、実力者がエントリーしていなかったということもあり、お鉢が回ってきたのである。
チャンスというのは、用意周到、自信満々でなくても、ひょいとあるものだなあと思った。
この万が一と思ったことが、万が一だった。
長くやっていると、面白いこともあるものです。
選出メンバーは、1m80ある青年と、後輩のがっしりた体格のK君で、
ちびな私は、まわりの仲間に「超でこぼこメンバー」といわれ、
漫才のような組み合わせとなりました。
では、11月11日乞うご期待。
スランプを脱出すべく、日夜の努力をしても、そう簡単に結果は出ないものだ。
しかし、試合というのは、自分を試すということなので、
とにかく、人前に晒さなくては、実力は分からない。
このところ、練習では8射5から6中のペースだ。
完璧でなくても、日ごろの力が出ればよいと思う。結果。5中だった。
入賞こそ果たせなかったが、「どん底」から「そこそこ」(底々?)へ。
帰ろうとすると、まだ帰っちゃいかん。射詰めがあるという。
(サッカーでいうサドンデスみたいなもの)1射しては、戻り
中(あ)たり続けたものが勝つのだが、北信越選手権選考も兼ねていて、その候補に残っているという。
試合前に、万が一中って後で後悔しないように、
とりあえずエントリーはしていたが、上から数えたら入賞に入らないので主人と帰る準備をしていたのを呼ばれた。
ばたばたと用意し、入場しようとするが、誰と競射するのか
直前までわからなかった。対戦相手は女性だと思っていたから
女性が見当たらなかったからだ。
すると、称号の部というのがあって、それは男女関係なく選ぶということ。
そんな訳で、前に立つのは全日本選手権で優秀な成績をあげたことのあるS君。後ろには、石川国体で頑張っていて、安定した射のO君。
どちらも、若くして称号を取ったふたりだ。
その間に挟まっての射詰め。
主人は、そそくさと帰り支度をして出て行ったので
こりゃ、さっさと済ませて行かなくては、短い首を長くして待っているに違いない。と、いらぬことを考えていた。
この時点で、自分が一番先に抜けるであろうと思っていたし、
太刀打ちできないと、彼らの数々の栄光と、この頃のわたしのスランプと比較していて勝ち目はないと思った。
この時点でメンタル面では負けなんだそうだ。
前のS君が抜いたときに、珍しいな、彼も調子の悪いときあるんだ・・
わたしも楽に抜けるわ。と、思ったので変に力も入らず、
離れたときにはボンと、よい所に中っていた。
その後、続くO君も珍しく抜けて、勝負は一発で決まった。
かくして、北信越選手権の選手に選ばれてしまった。
無欲の勝利かもしれないし、神様のいたずらかもしれない。
意外な結末だった。
それに付け加えなくてはならないのは、
優勝者が、選手権の日に出席できないため辞退したことと、実力者がエントリーしていなかったということもあり、お鉢が回ってきたのである。
チャンスというのは、用意周到、自信満々でなくても、ひょいとあるものだなあと思った。
この万が一と思ったことが、万が一だった。
長くやっていると、面白いこともあるものです。
選出メンバーは、1m80ある青年と、後輩のがっしりた体格のK君で、
ちびな私は、まわりの仲間に「超でこぼこメンバー」といわれ、
漫才のような組み合わせとなりました。
では、11月11日乞うご期待。