まこの時間

毎日の生活の中の小さな癒しと、笑いを求めて。

手紙

2007-10-30 | 暮らし
若い頃、よく手紙を書いた。書くことは好きだった。
遠く離れた友達に、何枚も手紙を書いたし、友達からの手紙も待ち遠しかった。
書き始めると、なかなか止まらなくて、短い文章にまとめることの難しさも知った。
けれど、いつの間にか、メールなどですましてしまい、礼状までも書くことが少ない。
ポストはコンビニにもあるのに、手紙を書かなくなった。
そういえば、先月、弟のところへ行った写真もできたし、
お礼の手紙も書くはずだったのに、季節の挨拶さえもふさわしい言葉が浮かばない。
日曜も月曜も暑くて、11月になろうというのに、
「晩秋の候」でもなく、「秋冷の候」という肌寒いかんじがない。
「天高く馬肥ゆる好季節・・」と、いうのもぴんとこない。

「実り多き秋、メタボの季節がやってきました」ちがう
「便座の温みが恋しい季節となりました」ちがう

そうこうしているうちに、秋の夜長というのに、ちっとも長くはない。
あっというまに時が過ぎ、今日は明日に変わる。
なんと気ぜわしい今日この頃ではありませんか。
明日こそ、手紙を書こう。今日はこれで風呂入って寝る。
嫁であり、母であり、妻であるものの夜長などはないのだっ。