まこの時間

毎日の生活の中の小さな癒しと、笑いを求めて。

レッド・クリフ 吹き替え版

2008-11-20 | 映画
三国志は面白い。
いろいろな故事がここから出ているというくらい学ぶものも多いようだ。
時間の都合で吹き替え版を観たけれど、かえって良かったように思える。
耳で聞き、目は画面に釘付け。字幕スーパーを読んでいると、小さな表情を見逃すだろう場面に遭遇した。

孫権が知将である周瑜に、戦いを決断して剣を渡す場面がある。
ここで孫権が瞬きをした。
ここでは、目をつぶって欲しくない所だ。というような、字幕を観ていたら気づかない小さなことに気づいた。
気づいたからといって、別にどうということは全くないが。

実家の父が映画好きなので是非にと電話する。
「なに?れどくりーむ?」
「赤あかレッド・・赤い壁 せきへき」
「なんじゃい。赤壁の戦いやろ。知っとるわい。」
「それそれ、面白かったわ。前に観たヒーローより良かったよ」「年寄りの心をかき乱すな・・」と、言ってさんざ話した後、座席は通路へ(トイレに立たなくてはならないので)と、アドバイスすると
「そんなもん。承知の助や」と、言っていたが、果たして行ったのだろうか。

耳は遠くなる、トイレは近くなる。なかなか大変だ。
パートⅡが、来年にあるというと
「それまで命があるかわからん」と、力んでいた。
だんだんその冗談が冗談に聞こえなくなってきた。
齢83である。
お大事に。