まこの時間

毎日の生活の中の小さな癒しと、笑いを求めて。

インビクタス

2010-02-21 | 映画
先日、娘と3D「アバター」を観て、わくわくした。
先住民の住んでいるところに、欲しいものがあるというだけのことで、戦いが起きるのだが、映画の中のことと笑えない。
実際、石油がほしくて戦争が起きたり、宗教が違う、肌の色が違うと言うことで戦いが起きるのだ。
そんなことも、考えさせられた。
また、この映画を作る創造力にも脱帽。
3Dのわくわく感。ほんとに目の前にドアがある。人の手がある。

しかし、残念ながら、私の中では、「モーガンフリーマン」登場の「インビクタス」は、アバターを超えた。
こちらは実話。南アフリカ大統領ネルソン・マンデラをモーガンフリーマンが演じるとなれば、うかうかしてはいられない。
ちょうど金沢で県連の競技部の会合(正式には懇親会)があるので、早めに行って旦那と観ることにした。
仕事の決断は躊躇するが、遊びの段取りと決断は早い。

期待を裏切らない。
マンデラが暗殺されるのではないかと、終始緊張が走る。
アパルトヘイトの南アフリカ。遠い国の無関係な出来事がスクリーンの中で身近になる。
刑務所からでてきたマンデラが、大統領に就任し、彼を支えた言葉がラグビーチーム主将フランソワ・ピナール(マット・デイモン)の気持ちを動かす。
スポーツが政治を動かす。
途中何回も、涙がじわっと出た。
また、後半のラグビーの試合は圧巻だ。
ラグビーをよく知らなくても手に汗を握るし、実況中継をはらはらして観ている南アの人と同じ気持ちになっていく。
やはり、映画館のスクリーンで観るべきものと思う。

(実際のネルソン・マンデラ大統領と、モーガンフリーマンは、そっくり。)