まこの時間

毎日の生活の中の小さな癒しと、笑いを求めて。

指導員検定

2010-12-20 | 弓道

すでに先輩方は、上級指導者の資格を持っている。

誰かに強要されたわけではないけれど、遅ればせながら講習会へ出た。初めての講習の日は、猛暑の中で着物を着て汗を流し、その後、5回の講習を終え、半年間の総仕上げを迎えた。

称号をもっていたら、指導ができるという時代は終わり、全国体育協会での決め事を弓道もということになった。スポーツ指導員の資格がないと、国体の監督になれないとか、学校で教えられないとかというような制約が出来てきた。

通信教育と、各種のレポートと、学科試験と、論文と実技。とはいえ、出題する先生方は、丁寧に教えてくださり、頭が下がる。ここが出ますよーとまで言ってくれているのにね。と、高校の先生の○野さん。「生徒の気持ちが分かります」

受講のためにお金と時間を使い、合格の際に手続きと登録料を支払い、4年ごとに更新料を支払いということを聞いたら、なんだか、大きな力に巻き込まれていくような気がした。

それにしても、最後の実技は汗だくになった。冷や汗だらけ。4人一つ的をしたが、乙矢のときに進んでいったら的まで足りなくて、顔の向きを変えたらビニールカーテンが目の前にあった。県武に始めて冬場のビニールが張られた訳だが、これが災いし、誤魔化しがきかなくなった。だいたい、アバウトにやっていることが悪いのだが、歩数を数えていたにも関わらず、小足になったせいか(緊張すると足が前へ出ないかんじ)完全に足らなかった。

穴がない。ぎゃーと、思って見ると、的が分からなくなった。持ち的の続きなので、的は4つかけたままだった。前から数えて、もう一歩出直した。ここからが、悲劇の始まりだった。枝雀の落語じゃないが、頭に血が上り、心臓がどっくどっく状態。なんと、小心者なのだ。

自身の動作に自信がなくなってくる。これでは、次の目標には程遠い・・と、実感した。

湯せん卵状態は、まだまだ続く。