まこの時間

毎日の生活の中の小さな癒しと、笑いを求めて。

従妹に会いに

2022-04-07 | 山歩き
越前市(今立)の由緒ある紙屋さんへ嫁いだ従妹の家へ行く。

以前、義父の木彫り展に従妹夫婦がそろって来てくれて、弓引きの木彫りと、小さな鹿の木彫りを展示後に持っていく約束をしていたのに、コロナ禍になり、落ち着くまでと言っていたら、私の父も亡くなったり、互いの都合がつかず、今年こそは!!と、実現した。
弟夫婦を誘ってにぎやかな道中となった。
桜も咲いていて車中から花見もできた。


「さくらおおはし」


和紙の里で昼食を終え,紙漉きの見学もした。

和紙は魅力的だ。布のような柔らかさが出ている。


さて、約束の時間に間に合うように向かう。大滝神社の辺り細い道に迷い込んだ。従妹の家は道路から歩いて、大門があり、そこから玄関まで遠い。
道路から何軒も家が建つくらい広いのだ。
わたしたちは歓声をあげながら進んだ。


国指定の庭園がある。まず庭園拝見。桜が満開だ。ここでも歓声。




庭の見える奥の間で、いつも一緒に遊んでいた昔話に花が咲き、3年前に皆で寄ってバーベキューをしたことなど話が尽きない。

その後、文化財を見せてもらう。
御用札には葵の御紋があり、紙を運ぶための行李も、竹で編んで柿渋が塗られているという。徳川家御用達の大事な紙屋さんなのである。
パンフレットにも紹介されている文化財だ。
笠や鎧のようなものもあり、これまた歴史の話となると興味深く、もっと話が聴きたくて家へ帰れなくなりそうだ。
トイレを借りたが、奥の間に戻れなくなるほど広い。
家の中で迷いそうだった。





貴重な一日となった。
またゆっくりお庭を眺めて、小さい頃の思い出話に花を咲かせたい。
楽しい時間は、あっという間に過ぎるのである。