持つべきものは友。
「ネットに出ていたよ」とのこと。
「コトバンク」によると、妻手「つまて」
直角をだすための木工用の道具を古く中国では矩(く)といい,帯状の薄い金属板を直角に曲げた形に作ってあり,これに目盛をつけたものであり,かねざし,曲り尺ともいい,矩尺,鉄尺などとも書いた。長短2本の枝から成り,1尺2寸ないし1尺6寸程度の長さの長枝(ちようし)(長手(ながて))とその半分程度の長さの短枝(妻手(つまで))とから成る。と、言うことだ。
つまり、短い方が妻手なので、弓で引くところの曲がっている方を、妻手といい。呼び名は、馬手と同じにしたのだろうか。
AmebaブログのKenさんが、分かりやすく説明している。(抜粋)
妻手の他に、勝手の説明。
勝手は「箙から矢を刈る右手を刈手(かって)と呼びます。貞丈雑記巻之十一一〔武蕊之部〉 蔵王町刈田郡は「かりたぐん」とは言わず「かった」と呼び刈田岳は「かっただけ」です。
この刈手を勝手と表記するようになったのは,武士にとって勝利は重要で勝ち虫や勝栗のように縁起を担いだものと考えます。
この刈手を勝手と表記するようになったのは,武士にとって勝利は重要で勝ち虫や勝栗のように縁起を担いだものと考えます。
その他、大変蘊蓄のあることが載っているので、興味のある方はそちらへ訪問ください。
妻手と勝手の謎解きが出来たので、箙なるものを探した。
載っているのは、なんと「福武 古語辞典」だ。
何とも、殆ど使った様子のない辞典である。娘が置いて行ったものと思う。
当然のことながら、昔の装束や、武具、馬具が載っている。
この箙には、ちゃんと弦巻がぶら下がっている。
余談だけれど、昔は戦闘で弓返りをさせないようにしていた。
回っていたら、次の矢を番える間にやられてしまう。だからと言って、時々向こう弦になるのをよしとするわけではないが、弓が返らないと昇段審査に受からないとすると、弓道の目的は何だろうと思ってしまう。
手の内が出来ていないという証が弓返りなのだけど、そこを習うのも教えるのも難しい。
だから、長く続けられるのかもしれない。
不器用な人ほど、長く続けられるのだと言われたことがある。
不細工と言われたら嫌だけど、不器用はそう悪くない。