築24年になって、食洗器やIHが痛んできた。
キッチンの改装をするために見積もりを出してもらった。
婆様に「替えようと思う」とメモに書いて渡した。
この頃は、補聴器でも殆ど聞こえないので、手話のように話しながら伝えるが、返事がとんちんかんなので紙に書いて話す。
すると、すかさず「あら~、わての部屋もリフォームしてほしいわ~~」
と、返ってきた。
95歳である。
リフォームの前にいらないものを捨ててほしいと、はっきり言ったが、全く聞こえていない。
うちは、正面玄関に大きな下駄箱があり、さらに勝手口にも十分な下駄箱が据え付けられているが、昨年婆様が靴箱一杯になったので20足くらいを一度に処分した。
足は一つしかないのに、よくもこんなにもあるものだと思った。
もちろん、残りの靴はまだまだある。
わたしたちは、靴を履きつぶしたり古いのを捨てて新しく買い替えるが、婆様は足が浮腫んで入らなくなり、新しいのを買っては、また新しいのを買ってはで増える部分もある。
さて、リフォーム問題は完全に無視したが、たぶん大工さんが入ったら直談判しするのではないかと思うと怖いのである。
ひたすら、わたしが婆さんより先に逝かないよう祈るばかりだ。
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