まこの時間

毎日の生活の中の小さな癒しと、笑いを求めて。

雨の白山

2020-07-12 | 白山
待ちに待った白山登山。予定を立ててみんなでケビンですき焼きをするため、牛肉を買い、卵を割れないケースに入れるため「ひらおか」まで買いに行き、すき焼き係の準備万端。


しかし、当日曇っている。スマホの気象レーダーは、石川には雨雲がかかっていない。
みんなの意見は覆しにくい。
いっそ雨が降っていれば反対できるのだが、明日の午前までは大丈夫?という、自分たちに有利な判断で登る。
わたしもシュラフも買ったし・・・と、さすがにアイゼンはいらない。
新しいザックは思いのほか入るので、お茶やカメラも入れて量ると7キロになった。



7月5
日朝出発、夏のぎらぎら炎天下より登りやすいが、景色がなあ・・。
それでも、花が道のわきに咲いていて可愛い。
ササユリが濡れていて可哀そう。寒さで疲れた感じに見える。
自分自身を見るようだ。サユリ頑張れ。




甚之助小屋で休憩。いつもなら周りの山々が見えるのに。
雲の中。霧にけむるかんじだ。
南竜ケ馬場までもう一息だ。
4時間から5時間の登山は平気になってきて、甚之助小屋までも近く感じた。



しかし、ケビンに到着して、いつもより疲れた。雨に濡れたせいか、朝からお腹の調子が良くないのであまり食べなかったので、いわゆるシャリばてか。


だが、すき焼きでよみがえる。



この後は、シュラフで寝たがケビンに簡易の畳があり、敷いて寢ることが出来て良かった。床の上とは大違いだ。
山というのは過酷なのだ。
ケビンに畳に、外とはいえトイレが整備されているのはありがたい。けれど、トイレへいくたびカッパを着て行かなくてはならないのと、真っ暗でヘッドライトを点けても、つい足元のくぼみにはまって転んでしまった。濡れただけで済んだが。


翌日朝、雨がひどくならないうちにテント場横の雪渓を横切って帰る。
こんな雨の日に、晴れ間があったとはいえ登る人の気が知れないと、日頃は思う。
しかし、みんなで予定を立てて、楽しい宴の準備をして冷凍した数々の品を思うと中止を言い出せなくなる。誰かが止めようと言うのを待つ状態になるのだ。
そして、誰も止めようと言い出さない。
ひとりだと誰も登らないと思うが、仲間の力はある意味危険でもある。
それでも、仲間の「気を付けて」の声掛けでみんな無事で下りたが、雨でぐっしょり。
帰りの温泉で着替えて、蕎麦と熱いお茶でほっこりした。


何日もかけてパッキングしたものを、荷ほどきしてすべてを洗濯機に入れて、ザックを干す。
晴れた日を選んで干したいがこの梅雨では・・・。
お疲れ登山。反省登山。

最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (モッコウバラ)
2020-07-15 23:22:25
そうですか、雨の白山でしたか、、、でも楽に甚之助まで行けてうらやましいな!南竜のハクサンコザクラとか見てみたいです。災害にも役立つかと私もシュラフ買おうかと考え中です。お疲れ様でした!
返信する
ありがとう (まこ)
2020-07-16 14:24:04
モッコウバラさん
楽に行けないけれど、初めての時より近く感じました。でも、帰りは、甚之助小屋から下が長かった・・・・。
返信する

コメントを投稿