新ゴーゴー・インド蔵前 仁一旅行人このアイテムの詳細を見る |
バックパッカーの教祖のような人が蔵前仁一氏である、
いわずと知れた「旅行人」の編集長である。
いろいろな旅関係の本を執筆されているので、
名前くらいは聞いたことがあるかもしれない。
さてそもそも1986年に初版が発売されており、
私もこの本を読んで初めてインドへ旅立ったのだ。
ゴーゴー・インド蔵前 仁一凱風社このアイテムの詳細を見る |
インドも昔より変化が加速していているため、
2001年にリニュアールされた。
これには付録としてCDがついており、
デリーのメインバザールの雑踏の音が収録されている。
旅行者に付きまとう客引きの声、
インドが恋しくなったら聞けばいい。
私が初めてデリー行った1997年は、
いろんな本で読んだとおりのインドであった。
しかし2度目に訪れた2003年には、
たった6年とは思えないほど変わっていた事に驚いた。
メトロが一部区間で開通したり、
市の中心部から牛がいなくなったり、
路上生活者が見えなくなったり。
インドにも近代化する権利はある。
変わらないでいて欲しいと思うのは、
私達のような旅人のわがままだ。
古いインドが良ければ都市部を離れて、
地方の田舎で暮らすしかなさそうだ。
かのガンディーも
「本当のインドは田舎にある。」と言っていたし。