河童が覗いたインド (新潮文庫)妹尾 河童新潮社このアイテムの詳細を見る |
この「河童が覗いた~」シリーズには、
ヨーロッパ、ニッポン、トイレまんだら、仕事場、
50人の仕事場、 仕事師12人、がある。
残念ながら他のは読んだ事がないので、
インド版について紹介したい。
渡印されたのは、1978年と1983年で、
この2回の旅で観た事を描いている。
まず、表紙はインドで一番有名な建物「タージマハル」である。
この絵からわかるように・・・
とても綿密に観察されており、何よりとても綺麗だ。
ページをめくると、1ページ又は見開きの2ページを使って、
いろんな物が描かれている。それは建物だけではない。
風景や動物、人々、全てが丁寧であり、
モデルに対して愛情を持って描かれているのが解る。
そしてその繊細な仕事ぶりに感心してしまう。
ホテルの部屋を天井から見下ろしたように描いた絵と、
列車の中の絵は特に私のお気に入りだ。
列車の内部は・・・シートやテーブルのサイズまで記入されている。
こりゃぁ・・・鉄ちゃんや道子ちゃん(鉄道マニアの通称)が
見たら大喜びだろう。
その飽くなき探究心に対して感心すると同時に、
巻尺で計っている姿を想像すると、
思わず笑ってしまう・・・。
≪ 関連記事 ≫
インドへ
ゴーゴー・インド