カレーなる日々 / शानदार दिन

インドの日常を中心に日々を綴っています。

【インドの教会】 ~ ボム・ジェズス教会 ~(オールドゴア)

2012年05月04日 23時05分00秒 | 南インド / SOUTH INDIA
善きイエスの教会という名前で、
日本でも有名なフランシスコ・ザビエルの遺体が安置されている。

教会の建設は1594年に始まり、1605年に完成した。
外観は正面のみバロック的に装飾されている。



小さな円窓が多数あけられている側壁と鐘楼は、ほかの聖堂と異なり、
塗装のないラテライトの肌で仕上げられた。
内部はシンプルな単廊式の礼拝室で、ルネサンス様式の名残も随所に認められる。
最も華やかに装飾された内陣には、
木彫に金箔をかぶせた豪華な祭壇衝立が設置された。

地の果てまで―
聖フランシスコ・ザビエルの生涯
やなぎや けいこ
ドンボスコ社


フランシスコ・デ・ザビエル(1506年頃4月7日~1552年12月3日)は、
スペイン・ナバラ生まれのカトリック教会の司祭、宣教師。
イエズス会の創設メンバーの1人。バスク人。

ポルトガル王ジョアン3世の依頼でインドのゴアに派遣され、
その後1549年に日本に初めてキリスト教を伝えたと教科書に載っている。
日本での2年間の布教活動の後1552年2月15日ゴアに戻った。
そして同年9月に中国へ向かった際46歳で病死した。

遺骸は石灰を詰めて納棺し海岸に埋葬されたが、
その後、マラッカを経由してゴアへ移送された。
長年、なんら腐敗の兆候を示さなかったという。
1554年3月16日から3日間、
聖パウロ聖堂にて棺から出され一般に拝観が許された。

そのとき参観者の1人の婦人が右足の指2本を噛み切って逃走した。
そのため一般公開が10年に1度になってしまったのだ。
なお、その2本の足の指は、彼女の死後聖堂に返された。

ザビエルの聖名を記念する祝日は12月3日と制定された。
何百本もの蝋燭 (ろうそく) が灯され、
その光が堂内の金銀細工の装飾をいちだんと輝かせる。



遺体は10年に1度一般公開され、次回は2014年である。
ミイラ・ファンの私としては、是非とも行ってみたいものだ・・・。

 

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