カレーなる日々 / शानदार दिन

インドの日常を中心に日々を綴っています。

東洋太平洋ウェルター級王座決定戦

2013年12月10日 22時34分59秒 | スポーツ / SPORTS
IBFウェルター級12位        OPBFウェルター級1位
元日本スーパーライト級王者    PABAウェルター級チャンピオン  
   亀海 喜寛(帝拳)        ティム・ハント(豪州)
   22勝(19KO)1敗1分          16勝(6KO)3敗

                 

写真右側:茶色のトランクスが亀海選手。
写真左側:青と白色のトランクスがハント選手。

ボクシング観戦を始めてから10年近くになるのだが、
なんと亀海選手の試合を生で見るのは初めてだったので、
自分でもビックリ。



入場してきたハンド選手はシャドウを見る限りでは、
スピードはあるが腕が細い印象・・・パンチはないか



ガウンをまとわずに入場してきた亀海選手の身体が、
ウェルター級仕様になり厚みが増して大きくなっていた。

          

1ラウンド:亀海選手はガードを固めて前進。
ハント選手はスピードのあるジャブを放ちながら、
多彩なパンチを出してフットワークよく回る。
亀海選手のスタイルは、前日に観た村田選手同様
これが重量級の世界標準のスタイルなのか。
  (亀海選手:9-10:ハント選手)

2ラウンド:ハント選手がスピーディに動きながら、
ジャブから連打。亀海選手は若干ガードを下げつつ、
重いパンチを上下に打ち分ける。
  (亀海選手:10-9:ハント選手)

3ラウンド:亀海選手は左右のボディから強打を見舞う。
  (亀海選手:10-9:ハント選手)

4ラウンド:ハント選手は顔面中心に攻める。
亀海選手は左ボディを十分に効かせてから、
上に返してワンツーでダウンを奪うが、ラウンド終了。
  (亀海選手:10-8:ハント選手)

オープンスコアリングシステム、38-37ハント、
38-37×2者で亀海、2-1で亀海リード。

東洋太平洋タイトルマッチのジャッジ構成は、
対戦する選手の国から1名、中両国から1名の計3名なので、
判定にもつれた場合、だいたいは2-1のスコアになる。
ハント選手の優勢としたジャッジはオーストラリア人だろうが、
ダウンを喫したラウンド以外はハント選手に付けてるという事だ。

ちなみに私の採点は、39-36で亀海選手。
途中採点を聞いた知人は、
亀海選手がKOすれば関係ないと言ったが・・・。
全くその通りで、もう時間の問題だと思った。

5ラウンド:亀海選手は左ボディから顔面に綺麗に返し、
ハント選手はダウン、失神。
レフェリーはノーカウントで試合を止めた。
0:53秒、亀海選手のTKO勝利。



亀海選手が見事に再起戦を飾り、東洋太平洋王者となった。
身体も戦い方もモデルチェンジした亀海選手は、
私の知っている亀海選手とは全くの別人になっていた。
スピードによるキレと華麗さはなくなったが、
凄みは増していた・・・。

これが世界標準か、と改めて思った。



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コメント
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