![]() | カタカリ万華鏡 |
河野 亮仙 | |
平河出版社 |

コーチンと言えば「カタカリ」である。

南インドのケララ州で16世紀ころから行われている舞踊劇である。
演者は全て男性で女性の役を演じる女形がいる事から、
日本の歌舞伎と似ていると言われている。
演目は「ラーマーヤナ」や「マハーバーラタ」の物語。
2000年にコバーラム・ビーチに行った時、
カタカリを観たいと思い探したのだがやってなかった。
それもそのはず・・・カタカリと言えばコーチンが本場なのであった。

カタカリを見る事が出来る。
本来は神事であったため元々はヒンドゥー教の寺院で行われていたが、
現在では劇場で演じられている。
私が行ったのはフォート・コーチンにある、
コーチン・カルチャー・センターである。

17時からだったが場所を確認するために16時前に行った所、
チケットを買うようにとの事。300Rs(約580円)。

予約表には座席番号が書いてなかったので17時少し前に行った。
5人ほど待っていたが、まぁこんな物だろうと思っていたら、
開始時刻過ぎてみれば(インドなので当然)、
200席ほどある劇場がほぼ満席でほとんどが欧米系の観光客だった。
私は一人だったのが良かったのか最前列に座らせてもらった。
上演に先立って歌舞伎の隈取のようなメイクをする所から見せてくれる。

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