マハートマ(偉大なる魂)と呼ばれたガンディーの本名は、
モハンダス・カラムチャンド・ガンディーである。
1869年10月2日、グジャラート州の海岸に面した町ポルバンダルで生まれた。
今日はその日から150周年である。
20世紀になって独立運動にかかわるようになるまでは、
少年時代も青年時代も優等生ではなかったようだが、
いつしか独立のカリスマとなり、マハトマと呼ばれるようになった。
ガンディーはインド独立の父として知られており、
恐らく世界で一番有名なインド人だと思う。
ガンディーは非暴力によりイギリスから独立しようとしたのだが、
この「非暴力・不服従」は「無抵抗主義」ではない。
これは私の知人でアーメダバードにあるガンディーの大学で、
長期に渡りガンディーを研究していた偉大なる変態のKさんに聞いた話であるが、
ガンディーは抵抗するなとは言っていないんだ。
例えば殴られた時に抵抗せずただ殴られ続けろ、とは言っていない。
無抵抗でやられ続けるのではない。全力で抵抗して良いのだ、と。
1947年8月15日インドは独立したが、ガンディーの望んだ
「ヒンドゥーとイスラムが融合したインド」にはならなかった。
そしてヒンドゥー教徒でありながらイスラム教徒の肩を持ちすぎると言う理由で、
1948年1月30日、デリーのビルラー邸の庭で礼拝に向かう途中、
ヒンドゥー至上主義者のナトラム・ヴィナヤック・ゴドセによって射殺された。
もう一つ偉大なる変態のKさんが話してた事で印象的な事がある。
ガンディーは頑固で偏屈なただの爺さんだ。と。
ははは・・・・やっぱりそうだったか。と安心した。
モハンダス・カラムチャンド・ガンディーが独立の際に思い描いたインドとは、
今もかけ離れている。ガンディーはそう嘆いているように思う。
偉大なる魂よ、永遠に。