ニザムッディーン・アウリヤ(1238~1325年)はイスラム教の聖者。
スーフィー(イスラム神秘主義)の中で最も有名な聖者の一人。
デリーの東にあるニザムッディーン地区にその墓がある。
世界遺産フマユーン廟の向い側。
ここはかなりなご利益がある事で知られており、
絶対にイスラム教のモスクや施設に近づかないヒンドゥー教徒でも、
ご利益に預からんと訪れる。
特に政治家が選挙の際に当選を祈願しに訪れる事で有名である。
北側からはこの門から入り、井戸を右手に眺めながら、
回廊を進むと廟の前に出る。
西側からは廟に備える供物や土産物屋の並ぶ狭い路地を通って行くことになる。
いずれの場合も、門の前か途中で履物を預ける。
本来は無料だが、帰りに10Rs(約15円)程度の付け届けをする。
ニザムッディン廟の中には女性は入場できないので、
外側に設けられた女性用のスペースから透かし窓越しに中を覗き見る。
隣には弟子であった詩人のアミール・クスローの墓もある。