「全国の百貨店の8月の売上高(新店や閉店の影響を除く)は前年同月比3.2%減となり、30カ月連続で前年実績を下回った。日本百貨店協会が17日発表した。猛暑の影響で、8月中旬から本格的に販売し始めた秋物衣料品が低調だったという。 夏向けの衣料やサングラスなど小物類は売れたが、セールで単価が下がっており、全体の売上高を押し上げるまでには至らなかった。株安で富裕層の購買意欲が伸び悩んでおり、美術・宝飾・貴金属は7.1%減と落ち込みが目立った。 夏物衣料が好調だった7月は、前年同月比の売上高の減少幅が2008年3月以来の1%台まで縮小したが、8月は再び拡大した。9月に入っても気温が高い日は続いており、飯岡瀬一専務理事は「秋物が売れないまま、冬物のシーズンに移行してしまうことが懸念材料」と話した。(新店や閉店の影響を除く)は前年同月比3.2%減となり、30カ月連続で前年実績を下回った。日本百貨店協会が17日発表した。猛暑の影響で、8月中旬から本格的に販売し始めた秋物衣料品が低調だったという。 夏向けの衣料やサングラスなど小物類は売れたが、セールで単価が下がっており、全体の売上高を押し上げるまでには至らなかった。株安で富裕層の購買意欲が伸び悩んでおり、美術・宝飾・貴金属は7.1%減と落ち込みが目立った。 夏物衣料が好調だった7月は、前年同月比の売上高の減少幅が2008年3月以来の1%台まで縮小したが、8月は再び拡大した。9月に入っても気温が高い日は続いており、飯岡瀬一専務理事は「秋物が売れないまま、冬物のシーズンに移行してしまうことが懸念材料」と話した。 2010年9月17日19時38分アサヒコム
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はやぶさ(第20号科学衛星MUSES-C)は、2003年5月9日13時29分25秒(日本標準時、以下同様)に宇宙科学研究所(ISAS:現在は宇宙航空研究開発機構 (JAXA) の下部組織)が打ち上げた小惑星探査機である。イオンエンジンの実証試験を行いながら2005年夏にアポロ群の小惑星 (25143) イトカワに到達し、その表面を詳しく観測してサンプル採集を試みた後、2010年6月13日22時51分、60億kmの旅を終え、地球に大気圏再突入した。サンプル容器が収められたカプセルはオーストラリアのウーメラ立入制限区域内にパラシュートを展開して降下、翌14日16時8分、無事に回収された。カプセルは18日に日本に到着し、内容物の調査が進められている。
イトカワ探査の終了後、JAXAでははやぶさ2をミッションとして立案しており、応援を呼びかけている。
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概要
はやぶさは内之浦宇宙空間観測所よりM-Vロケット5号機で打ち上げられ、太陽周回軌道(他の惑星と同様に太陽を公転する軌道)に投入された。その後、搭載する電気推進(イオンエンジン)で加速し、2004年5月に地球によるスイングバイを行って、2005年夏に「イトカワ」にランデブーする(EDVEGA参照)。
約5ヶ月の小惑星付近滞在中、カメラやレーダーなどによる科学観測を行い、小型ジャンプ・ロボット「ミネルヴァ」を投下し表面上を移動しながらの探査を行う予定であったが、これは失敗に終わっている。次に本体が降下して、接地後直ちに小惑星表面に重さ数グラムの金属球を発射し、その衝撃で発生する破片をサンプラー・ホーン(採取機)で捕まえる。この間の操作は、片道の通信時間が数十分にもなるため、すべて探査機の自律的な制御により行われる。
その後地球への帰還軌道に乗り、2007年夏に試料カプセルの大気圏再突入操作を行ってパラシュートで降下させる計画であったが、2005年12月のトラブルにより、帰還は2010年に延期された。
小惑星からのサンプルリターン計画は国際的にも例が無く、成功が期待される。もっとも、この計画は工学試験のためのミッションであり、次のような各段階ごとに実験の成果が認められるものである。
- イオンエンジンによる推進実験
- イオンエンジンの長期連続稼動実験
- イオンエンジンを併用しての地球スイングバイ
- 微小な重力しか発生しない小惑星への自律的な接近飛行制御
- 小惑星の科学観測
- 小惑星からのサンプル採取
- 小惑星への突入、および離脱
- 大気圏再突入・回収
- 小惑星のサンプル入手
当初の計画通りなら、再突入の約10時間前に月軌道程度の距離で試料カプセルを分離[5]した後、はやぶさ本体は突入軌道から離脱して別の目標へ向かうことも可能だった。しかし化学スラスタが使えなくなって急激な軌道変更が不可能になり、また精密な姿勢制御に困難を伴うようになったことで、カプセルが市街地に落下する心配も生じた。このため、地球になるべく近付いてからカプセルを切り離す計画に変更され、結果として当初のような延長ミッションは断念された。その代わり、2009年には本体の大気圏再突入の際のデータを、地球に衝突する小惑星の軌道予測のためのシステム開発に役立てるという新たなミッションが加えられた。
なお、探査機との通信は臼田宇宙空間観測所の64mパラボラアンテナを用いて行われたが、2009年11月より64mアンテナが改修工事に入ったため、工事終了までは内之浦の34mアンテナが使われた。
ミッション背景
計画承認までの経緯
後に「はやぶさ」に至る小惑星サンプルリターン計画の検討は、日本で初めて惑星間空間に到達することになった「さきがけ」の打ち上げが成功裏に行われ、「すいせい」の打ち上げを控えた1985年6月、ISAS教授(当時)鶴田浩一郎が主催する「小惑星サンプルリターン小研究会」として始まった[6]。その成果として翌1986年には1990年代を想定し、化学推進を用いてアモール群に分類される小惑星である「アンテロス」を対象とするサンプルリターン構想がまとまる。しかし、要求を満たす