出典・新党憲法9条
天木直人のブログ
緊急提言!グーグル検索を新党憲法9条で埋め尽くそう!
きょう5月11日、ついに自公両党が安保法制の案文について最終的に合意する。
一年あまり続けられた自民党と公明党の茶番劇、八百長劇の終わりだ。
安倍政権はそれを14日に閣議決定し、集団的自衛権行使容認を含む10本の法案を「平和安全法制整備法案」として一本化し、新法「国際平和支援法案」とともに国会で同時審議して成立を目指す。
とんでもない言葉のごまかしだ。
この安倍政権の暴挙をきょう5月11日の東京新聞がこう書いている。
安倍首相は米国で約束した「今夏までの成立」を達成するため国会審議を短縮しようとしていると。
すなわち法案をまとめて審議し、問題点を見えづらくして、最後は強行突破だ。
憲法9条が完全に破棄されることになる。
そして野党はこれを防ぐことはできない。
絶望的な政治状況だ。
いまこそ新党憲法9条の出番ではないか。
しかし、新党憲法9条は選挙が行われるまで現実のものとはならない。
新党憲法9条ができる前に憲法9条が否定される。
どうすればいいのか。
私は考えた。
これが、これから書く緊急提言である。
安倍首相に憲法9条を否定させるものか。
こう考えて新党憲法9条の結党に賛同する同志たちよ。
インターネットという最強の武器を使って我々が政治を動すんだ、と考える同志たちよ。
いまこそ一人一人が新党憲法9条をネット上に立ち上げて、グーグル検索を新党憲法9条で埋め尽くそう。
グーグル検索を新党憲法9条で占拠しよう。
具体的にはこうするのだ。
みずからのブログやツィッターで毎日配信している同志たちは、それぞれ新党憲法9条を立ち上げるのだ。
新党憲法9条という文字を使った名前のネット上の言動を展開するのだ。
その名前は「新党憲法9条を応援する」でも「新党憲法9条で安倍改憲を阻止する」でも「新党憲法9条で世界を平和にしよう」でも何でもいい。
もちろん「新党憲法9条で安倍政権を倒す」でもいい。
何でもいいから「新党憲法9条」という言葉を使ったブログやツィッターを各人がそれぞれ作っていますぐ発信するのだ。
そして安保法制が国会で審議されている間中、発信し続けるのだ。
書くことがなければ、私の新党憲法9条のHPに書かれている私の考えやブログの内容をそのまま勝手に引用してもらってもいい。
そこに投稿される支援者の声をそのまま使ってもいい。
私の著作権はすべて皆のものだ。
皆がそれぞれ勝手に新党憲法9条を立ち上げたら、世の中はどうなるか。
グーグルの検索に、ある日突然無数の新党憲法9条が立ち現れることになる。
それぞれが安倍政権がやろうとしている安保法制に反対し、日米同盟の従属性に怒り、世界の平和の敵だという言葉がネット上にあふれ返る。
これはインターネット上のひとつの社会現象となる。
新党憲法9条とは何か、それを動かしているのは何者か、ということに皆が騒ぎ出す。
まさしくインターネット上に革命が起きるのである。
それこそが、私が狙っていたインターネット政党なのである。
そして、そのことは、来年夏の参院選に向けたインターネット政党立ち上げの最大の宣伝になる。
一石二鳥だ。
新党憲法9条に賛同を寄せる皆の中には、どうすれば参加できるのか、どうすれば役に立てるのか、という問い合わせが寄せられる。
もしあなたがブログやツィッターを通じて毎日発信しているのなら、直ちに新党憲法9条を自分で立ち上げて発信を始めてもらいたい。
そこで書くことはなんでもいい。
それらが集まって最後は新党憲法9条に結集することになればいいのだ。
私はそのきっかけを提供したのだ。
まさしく私はあなたであり、あなたが私だというわけだ。
さあ、きょうからどんどんと色々な人が新党憲法9条を叫ぼう。
新党憲法9条でグーグル検索を占拠しよう。
それがインターネット上の話題になって、必ず安倍首相の暴政をストップすることになる(了)
ケリー米国務長官に相手にされていない岸田首相
安倍首相の訪米に同行していたはずの岸田外相がまったく報道に登場しない。
そう思っていたら、きょう発売の週刊現代(5月23日号)の「霞が関24時」というコラムが書いていた。
ケリー米国務長官は岸田外相に不満を募らせているという。
「会談の時にずっと紙を見つめて読むだけなのはやめてほしい。政治家なのに自分の言葉を持たないのか」
そうかねてから日本側に伝えてきたという。
ケリー氏はまた安倍首相の言動が中韓との関係に悪影響を与える事を懸念し、安倍首相の言動を止められない岸田外相にも不満を持っているという。
ケリー国務長官ならずとも、日本国民は誰でもそう思って居るに違いない。
私がその週刊現代の記事で注目したのは次のように書かれていたことだ。
「外務官僚は岸田氏にケリー氏の不満を伝えていない。岸田氏が自分の言葉で語り始めると、外務省の思い通りに進まないからだ」(政府関係者)
「9月に行われる自民党総裁選後の内閣改造が噂される中、外務省内からはやくも岸田文雄外相の続投を要望する声が上がっている。『これほど扱いやすい外相は珍しい』(外務官僚)からだ・・・」
外務官僚にここまでなめられていては何をかいわんやだ。
岸田外相は国民にとって役立たずの外相、いや政治家であるということである(了)
メルケル首相と安倍首相のかくも大きな器量の違い
一国の指導者として、ここまで器量が違うものか。
メルケル独首相とロシア訪問のニュースを聞いて思った。
過去の歴史認識の違いの事を言っているのではない。
対ロシア外交の戦略の差について言っているのだ。
きょう5月11日の各紙が一斉に報じていた。
メルケル独首相が訪ロしてプーチン大統領と会談したという。
ウクライナ問題について話し合ったという。
その事を報じる記事の中で私が注目したのは次のくだりだ。
すなわちメルケル首相はロシアが開いた戦勝70周年記念式典には先 進7か国(G-7)首脳と共に欠席したが、一日ずらしてモスクワを訪れ、露兵士の墓に献花し、プーチン大統領と会って首脳会談を行ったというのだ。
この手があったのだ。
なぜ安倍首相はこの手に気づかなかったのか。
あれほどプーチン大統領との関係を重視してきたはずなのに。
本来はこれこそが安倍首相が行うべき外交だったのだ。
メルケル首相は語ったと言う。
「ロシアとの意見の相違は深いが、戦没者を共に追悼することは重要だ」と。
米国もドイツ国民も、この言葉に反対できるものはいないだろう。
プーチン大統領はさぞかし喜んだだろう。
安倍首相も少しはメルケル首相にならって気の利いた外交をしてみろと言いたくなる見事なメルケル首相の外交である(了)
Posted on 2015年5月12日
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